11月15日11月15日初代アジア王者が、新人の門出に日本一のファンを招待する。ロッテが12月上旬に予定される新入団選手発表を、ファン参加型のイベントで行う方向であることが15日、分かった。規模は数百人で、参加者はホームページで公募する。
これまでロッテは、新入団発表を東京・西新宿のロッテ本社で行ってきた。しかし今季、開催の場を本拠地・千葉に変更。宮田編成部長は「チームが日本一、そしてアジア一となれたのも、ファンの後押しのおかげ。だから地元千葉でファンも一緒に新人を歓迎してもらいたい」と説明した。場所は未定だが、千葉マリンが改修工事に入るため、近隣の幕張メッセや、千葉市内のホテルが候補となる見通しだ。また、新人選手にとっては初体験となるサイン会、ファンとの写真撮影、バレンタイン監督によるビデオメッセージの上映など、多彩なファンサービスも検討されている。
今季ロッテでは、1年目の大松、竹原がイースタン・リーグで活躍。アジアシリーズで出場を果たした際には、ロッテファンから新人コンビに大きな声援が送られた。宮田編成部長は「彼ら『松竹コンビ』のように、ルーキーの初々しさをファンに味わって欲しい」と、イベントの趣旨を語った。新たなボビーチルドレンの誕生を、ロッテサポーターも一緒に祝う。
この日、バレンタイン監督も含めて編成スカウト会議を行い、18日の大学・社会人ドラフト会議では4、5人を指名する方針を確認した。既に15人の指名候補選手をリストアップしている。宮田編成部長は「（指名は）4、5人の予定です。狙い通りにいくといいですね」と話した。前日の17日に都内のホテルで再び編成スカウト会議を行い、ドラフト会議に備える。
31年ぶりに日本一に輝いたロッテの新人選手の入団発表（12月中旬予定）が、ファン参加形式で行われることになった。「26番目の戦士」として一緒に戦ったファンへの感謝を込めた球団初の試みで、場所は千葉・幕張のホテルもしくは幕張メッセを検討中。当日は高校生ドラフト1巡目指名の青森山田の柳田将利投手（18）らルーキー達がファンサービスを実施する。
この日千葉マリンで大学・社会人ドラフトに向けた編成会議が行われ、宮田編成部長は新メンバーの門出を祝う斬新な入団発表のアイデアを披露した。
「日本一、アジア一になれたのもサポーターのおかげ。入団発表は感謝を込めたイベントとして、新人選手をサポーターが出迎えてもらいたい」。これまでは東京・初台のロッテ本社で行われていたが、31年ぶりの日本一を祝して地元の千葉・幕張でファンに新しい“ボビーチルドレン”を披露する。千葉マリンは同時期に改修工事中で使用できないため幕張内のホテルを会場として検討中。だが「どれぐらいファンが来るか想像もできない」（宮田部長）ことから世界的なモーターショーが開催されたばかりの幕張メッセも視野に入れている。
内容も画期的だ。バレンタイン監督は帰国している予定だが、ビデオメッセージという形で特別参加。「ルーキーの皆さん、来年も私達と連覇しましょう」と呼び掛ける。さらに「新人達のプロとしてのモチベーションを上げるため」（宮田部長）に、集まったファンへのサイン会および記念撮影会まで予定している。ロッテはプレーオフ前夜の決起集会でも8000人が集結。今回も世界一のファンが大挙して、新しい“ボビーチルドレン”を出迎える。
ロッテのバレンタイン監督が大阪空港で、日米首脳会談のため来日した米ブッシュ大統領を出迎えた。レンジャーズ監督時代に同大統領が共同オーナーだった間柄だけに、久々の再会に上機嫌。約1分半と短い雑談だったが「チャンピオンになったことを祝福してもらった。またクリスマス休暇後に会いましょうと伝えたよ」と笑顔を見せた。この日は千葉市内での編成会議後、大阪へ向かう弾丸ツアー。午後8時の便での帰京となり指揮官も「さすがに疲れた」と苦笑いだった。
ロッテが今季の新人入団会見をファンに公開する案を検討していることが15日、分かった。実現すれば球団史上初、球界全体でも井口が入団した1996年のダイエーの例があるぐらいの異例なファン参加型の入団発表。幕張メッセ、幕張エリアのホテルを候補に開催場所の選定を行っており、12月上旬の開催を目指している。
例年は東京・西新宿のロッテ本社で会見を行ってきたが、宮田編成部長が「今年はサポーターの方々のおかげで日本一、アジア制覇とステップを上がってきた。ぜひ一緒に新入団選手を歓迎するイベントを行いたい」と発案。当日は新人選手の“初サイン会”や、バレンタイン監督のメッセージを流す企画も検討している。参加希望者は後日、球団HPを通じて募る予定。約500人の枠に数万人の応募が殺到するのは確実だ。金の卵達のお披露目も、アジアNO.1のスケールで行われる。
ロッテのマット・フランコ内野手（36）、ベニー・アグバヤニ外野手（33）、ダン・セラフィニ投手（31）、ヴァル・パスクチ外野手（26）の4外国人選手が、来季も残留することが15日、分かった。ベニーは2年契約の2年目。他の3選手も今季の貢献を評価され、契約更新が決まった。フランコは左翼、右翼、一塁をこなし、打率3割、21本塁打をマーク。セラフィニも11勝4敗、防御率2.91の好成績を残した。2軍生活が長かったパスクチも、ベニーの故障時にカバーした。
残るは他球団への移籍を視野に入れている李承燁内野手（29）の去就だが「基本線は全員の残留」と球団幹部。今後は代理人を通じて、李の引き留めに全力を挙げる。
ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が15日、日米首脳会談のため来日したブッシュ米大統領を、大阪空港で出迎えた。タラップを下りてきたブッシュ大統領に、コナミカップ・アジアシリーズ優勝や、日本シリーズ制覇を「おめでとう」と祝福されると、「NO.1」を示したのか指を1本立てたりしながら約1分半、笑顔で言葉を交わした。
「世界一決定戦構想」については、「言わなかった。みんな疲れているからね」とボビー。まずはプレーオフから続いた連戦の疲れをいやし、あらためて実現に動くつもりだ。米国での再会も、約束したという。
米大リーグ・レンジャーズの監督時代に、ブッシュ大統領がオーナーを務めていたという旧知の間柄。千葉マリンで取材などをこなした後、羽田空港から大阪へ向かう日帰りの強行軍だったが、異国での対面は最高のリフレッシュとなったようだ。
「世界の王」が“お宝ボール”を贈呈された。滑走路内でブッシュ米大統領を出迎えたソフトバンク・王監督は、通訳を買って出たバレンタイン監督を間に挟んで「大変光栄です」と挨拶。通算868本塁打の世界記録なども紹介され、笑顔で固い握手を交わした。かつてテキサス・レンジャーズのオーナーも務めていた野球好きの大統領らしく、世界の王だけに特別に手渡したのが直筆の署名入りサインボール。対面できたのは約1分半とわずかだったが「お宝が1つ増えた。家宝にします」と、興奮を隠せなかった。
社会貢献活動に熱心なプロ野球人に贈られる今年のゴールデンスピリット賞に15日、ロッテを31年ぶりの日本一に導き、アジアシリーズも制したボビー・バレンタイン監督（55）が選ばれた。同監督は今年3月に開催した新潟県中越地震やスマトラ沖地震などの復興支援チャリティー試合を提案したほか、米国を襲ったハリケーン「カトリーナ」の被災地復興への支援が評価された。同賞は平成11年から始まり、これまで巨人時代の松井秀喜外野手（現ヤンキース）、阪神・赤星憲広外野手らが選ばれている。選手以外の受賞は初めて。表彰式は21日に都内で行われる。
来年3月に行われる野球の国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本代表監督を務めるソフトバンクの王貞治監督（65）が15日、選手の供出に非協力的なチームに“直談判”する考えを明らかにした。大学・社会人ドラフト会議（18日、東京都内）の席上で、各球団の監督、首脳に訴える意向で、王監督自ら最強の“王ジャパン”結成を目指す。
こんなはずではなかった。王ジャパンのチーム編成が、暗礁に乗り上げつつある。来春開催されるWBCで日本代表を指揮する王監督が、他球団の首脳と直接交渉し、最強ジャパン結成を目指す考えを示した。
「順調？あまりそうじゃない人もいるみたい。（WBCの）開催時期の問題もあるからね。今度のドラフトのときに話をして、まとめることになるだろう」。
王監督ら日本代表首脳陣は、10月下旬に第1回のスタッフ会議を実施。その後、代表候補にリストアップした選手の所属球団に対して、コミッショナー事務局を通じて代表招集を打診した。その返事が届いてきているが、非協力的な球団、選手も多いという。
王監督の代表監督就任の条件が、「最強チームを編成するために12球団が全面協力すること」だった。アテネ五輪の長嶋ジャパンのような、1球団2人などの制限は設けず、王監督が必要な選手を自由に招集できる最強ジャパン結成のための一丸体制づくり。9月の実行委員会、その後のNPBと労働組合日本プロ野球選手会との合意でも承認されている。
ところが実際には、WBCに賛成でない監督もおり、シーズンを重視する選手からは出場に否定的な返答も届いている。これでは話が違う。そこで18日の大学生・社会人ドラフトで、王監督が自ら各球団のテーブルを回り、直々の協力要請を行うという訳だ。
メジャー組のイチロー、松井秀らに直筆の手紙を送っている王監督は「オレは渉外担当のような役割の部分もあるから」。アテネと同じテツを踏まないためにも、その発言力を最大限に生かすつもりだ。
ソフトバンクの王貞治監督（65）とロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が15日、日米首脳会談のため来日したジョージ・ブッシュ米大統領を大阪・伊丹空港で出迎えた。大統領専用機のタラップから降りてきたブッシュ大統領と滑走路上で握手、談笑を交わした。
王監督は「バレンタインが間に入ってくれて話をしてくれた。（868本の）本塁打（の世界記録）のことも言ってくれたみたいだよ」と笑顔を見せた。ブッシュ大統領から「Best Wish」と書かれたサインボールをプレゼントされた王監督は「家宝として飾っておくよ」。今回の対面は王監督と旧知のシーファー駐日大使の計らいによって実現した。
アジアシリーズでMVPに輝いたベニーがあらためて「生涯ロッテ」を宣言した。この日、ナイラ夫人、娘2人と共にハワイへ帰国。来季もロッテでのプレーを希望するか？との質問に「もちろん」と即答した。現時点でメジャー球団からの誘いがないことも明かし「来季も全力でチームに貢献したい。永久にロッテのプレーヤーで続ける？そう望むよ」と笑顔で語った。この日、宮田編成部長も「ベニーを含めて全外国人選手については残留してもらいたい」と語った。
大学・社会人ドラフトで、岩手にアンダーでもオーバースローでも指名候補になる選手がいることが15日、明らかになった。富士大の190センチの大型右腕、相原勝幸投手（4年）だ。大学2年夏に「制球難を克服するため」アンダースローに転向。4年から再びオーバースローに戻し、最速148キロをマーク。一気にプロの注目を集めた。現在ロッテ、中日がアンダースロー、ソフトバンク、巨人がオーバースローで評価している。指名された場合、プロ入り後の投げ方について相原は「こだわりはない」と柔軟な姿勢を見せた。
この日は花巻市の同大学で軽めのキャッチボールと上半身のウエートトレーニングなどで汗を流した。下から投げると、ロッテ渡辺俊のような伸び上がってくる球筋。上から投げると、豪快なソフトバンク斉藤を彷彿とさせる。9月末にリーグ戦を終え、以降は週5日、主に下半身を中心にトレーニングを行っている。18日のドラフトを前にして、穏やかな口調ながら「緊張して落ち着かない」と話した。
沖縄水産時代は公式戦で1度も投げたことがなく、使い減りもしていない。「肩、ヒジを故障したことがない」と頼もしい。温暖な沖縄から大学は岩手を選択、素質が開花した。だが投げ方が固まっていない分、未完の大器でもある。「忍耐力がついた。やってきて良かった」と大学生活を振り返った。7年間親元を離れて生活したが、両親から手紙やメールで「信じ続ければ大丈夫」と激励を受けてきた。“両投”のドラフト候補は「野球を続けていくことが、親孝行になる」とプロになる日を心待ちにしている。
ブッシュ米大統領が15日、日米首脳会談のために来日し、ロッテのボビー・バレンタイン監督とソフトバンクの王貞治監督が大阪伊丹空港で出迎えた。大統領は黒のコート、ローラ夫人はピンクのジャケット姿。大統領はバレンタイン監督と抱擁し合い王監督と3人で談笑。王監督は対面後「大変、光栄です、と話しましたよ。バレンタインが間に入って話をしたけど、本塁打のこととか言ってくれたみたい」と感激した様子。ブッシュ大統領からサインボールを手渡され「お宝が1つ増えたね。家宝にします」と喜んでいた。