ロッテの投手会コンペが22日、千葉県木更津市内で行われ、渡辺俊介投手(29)が12月の契約更改交渉でポストシーズン査定を求める方針を明らかにした。今季の年俸6100万円から150%アップとなる1億5000万円を最低ラインとする考えで「シーズン後の4試合をどう評価してくれるか」と話した。
チーム最多の15勝(4敗)に加え、10月8日のプレーオフ第1ステージ西武戦では7回1失点。同15日の第2ステージ・ソフトバンク戦も7回無失点と好投、同23日の阪神との日本シリーズで完封勝利を収めると、13日にサムスンと戦ったアジアシリーズ決勝は6回1失点で勝利投手となった。
プロ入りしてから過去4年間は全て1発サインしてきたが「1度で判を押そうと決めている訳でない」。マウンド同様“粘り”を身上に球団側と交渉する。
ロッテの渡辺俊介投手(29)が22日、千葉県内で投手会ゴルフコンペに参加後、来月の契約更改で、年俸3倍増を視野に入れた“銭闘”に入る構えを見せた。今季の年俸は6100万円(金額は推定)だが、チーム最多の15勝(4敗)を挙げただけに「シーズンの成績だけでも倍以上はいくでしょう」と、まずは大台の1億円突破を宣言。さらに「2億円?それは無理。3倍?200%アップか…どうでしょうね」とニヤリ。球界屈指のサブマリンは3倍増の1億8000万円を攻防ラインに設定しているようだ。
「ポストシーズンの成績がどれくらい評価されるのか。じっくり話し合いたい」と背番号31。日本シリーズ、アジアシリーズで1勝ずつ挙げ、プレーオフでも西武、ソフトバンクを相手に好投し、31年ぶりの日本一に貢献した。最低でも1億5000万円を突破しない場合、「今まで保留したことがない」という“記録”をストップさせても戦い抜くつもりだ。
ほかにも、千葉マリンのロッカールームなど環境面の改善も訴える。文句なしの成績を引っさげて、交渉では“下手”に出るつもりはない。
選手名 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
喜多 | 850 | ▼166 |
早坂 | 600 | △100 |
寺本 | 550 | ▼30 |
青野 | 500 | △30 |