わたしはかもめ2005年鴎の便り(11月)

便

11月23日

今江「IN基金」構想[スポニチ]

ロッテの今江敏晃内野手(22)が23日、後輩の西岡剛内野手(21)と共に、今後はチャリティー活動に力を入れる決意を明かした。千葉・市原市内のゴルフ場主催のコンペを終えた今江は「チャリティー活動には興味がある。チャンスがあればやりたい」と語った。

西岡もシーズン中に「慈善活動に興味がある」と話しており、プロとしての自覚が芽生えた両者で、将来的に“IN基金”設立の構想もある。10月には長男・陸斗(りくと)くんも誕生し「自分はみんなに支えられている」と実感した今江。野球を通じて社会に“還元”していくつもりだ。

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ロッテ、李に2年5億円提示していた[ニッカン]

ロッテが、今月で2年契約の切れる李承Y内野手(29)に対し、既に来季以降へのオファーを出していたことが23日、分かった。これまで李の代理人である水戸重之弁護士と、ロッテ側で正式な交渉は行われていない。だが関係者によると、既に球団は李本人に対し、2年契約を打診したという。

瀬戸山球団代表はこの日、年数や金額等こそ明言しなかったが「うちとしては複数年で、と考えている」と明言した。李の今季年俸は2億円。本人が2年後のメジャー挑戦を視野に入れていることを考慮し、球団側は出来高込みで2年総額5億円程度を提示したとみられる。

今後はロッテ側が、水戸弁護士に対し正式な条件提示をすることになる。当初11月中に行う予定だった両者の話し合いは、日程の都合で、12月に入ってからとなった。ロッテ以上の金額を提示する球団は考えにくく、残留する可能性は高い。なお李は疲れのたまっていた左ひざ検査のため、24日からの韓国・済州島での納会は欠席する。

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王監督、最強日本へ松井を口説く![ニッカン]

来年3月に初開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の日本代表監督を務めるソフトバンク王貞治監督(65)が23日、ヤンキース松井秀喜外野手(31)の日本代表入りの交渉に直接出馬することを明言した。来月2日に松井と対面する予定があり、その場で直談判し、口説き落とすつもりだ。今やメジャーを代表する選手の1人となった松井が日本代表に加わるか否かは、チームの根幹にかかわる。参加が実現すれば、王監督の掲げる「最強チーム」に大きく前進する。

ドリームチーム結成へ、王監督がついに積極的に動くことを明らかにした。前日22日に球団納会を終え、今年の球団行事は全て終了した。この日、自宅のある東京へ戻る福岡空港で、視線は既に来年3月に行われる“世界一決定戦”に向けられていた。

王監督
「コミッショナーから話があると思うが、(WBCのチーム編成を)今月中にやらないと間に合わない。とにかく最強メンバーでいかないと。」

現在「王JAPAN」結成へ向け日本のプロ野球に所属する選手の人選と並行して、ヤンキース松井、マリナーズ・イチロー、ホワイトソックス井口、パドレス大塚の4選手に出場の要請を行っている。規定で日本のコミッショナー事務局から大リーグ側へと働き掛けなければならないため、思うように交渉が進んでいないのが現状だ。王監督は「井口は出たいという話を聞いている。イチロー(マリナーズ)も個人的には出てもいいと言うことを聞いた」と前置きした上で「松井とは(12月)2日に雑誌対談で会うから、そこで直接話すよ。向こう(米大リーグ側)は、自分の(ところの)チームじゃないからなかなか熱心に動いてくれない。待っている時間はないんだよ」と、松井へ直談判することを明言した。

昨夏のアテネ五輪では派遣選手に1球団2人という制限があり「長嶋JAPAN」は銅メダルに終わった。日本代表監督の要請を受けた際、王監督は「本当の意味でのベストな編成をして勝ちたい。やるからには頂点を目指す」と世界一を公言した。

約束を果たすため、今やメジャーでもスーパースターとなった松井の存在は、チームにとって、戦力的にもハングリーな国際舞台を勝ち抜く精神的柱としても必要不可欠だ。城島については、初めてのメジャーキャンプのため招集は見送る考えだが「できる限りいいメンバーを組みたい」とどん欲だ。

全てが順調に進んでいる訳ではない。シーズンを優先させたいという理由で代表入りに難色を示す選手もいる。それでも王監督は「とにかくスタートしないと始まらないんだ。まずはやってみないと。次の大会が何年先になるか分からないが、1回目がないと2回目はない」と並々ならぬ意欲を見せる。

2月20日には日本代表チームを集め、翌21日から福岡ドームで約1週間の合宿を行う。世界の王が「史上最強JAPAN」結成のため、どうしてもゴジラ松井を口説き落とすつもりだ。

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イチローWBC出場に前向き発言[スポニチ]

来年3月に行われる国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で日本代表チームを指揮するソフトバンクの王貞治監督(65)が23日、マリナーズ・イチロー外野手(32)から出場の内諾を得ていることを明かした。さらに同監督はヤンキース・松井秀喜外野手(31)も12月上旬に説得に乗り出す考え。世界に誇る両主砲の加入で、ドリームチームが結成されることになる。

最強軍団結成へ最高の戦力を得た。王監督は参加要請している大リーガーとの交渉状況について「井口は“出たい”ということを言っているみたいだし、イチローからも“出てもいい”と個人的に聞いている」と福岡空港で明かした。

井口(ホワイトソックス)は当初からWBCに出場する意向を示していたが、イチローはこれまで米メディアに対し「野球の国際化という意味ではいいこと。どの選手が参加するかなど、状況を考えてみたい」と話すにとどまっていた。そんな中、ペドロ・マルティネス(メッツ)がドミニカ共和国代表入りを熱望、マーリンズからは主砲C・デルガドがプエルトリコ代表、今季最多勝のウィリスが米国代表に内定するなど、大物大リーガーからは参加表明が相次いだ。大会価値が高まれば、イチローに拒否する理由はなくなったといえる。

さらに王監督は松井秀についても「直接交渉は駄目というけど、向こうのコミッショナーは自分のことじゃないから熱心にやってくれない。待ってる時間はない」とあらゆる手を講じて説得に乗り出す考えを示した。日本人メジャーリーガーの出場打診は日米のコミッショナーを通じて行う必要があるのを知った上で、熱意を伝えるつもりだ。

ヤンキースは当初、スタインブレナー・オーナーが選手派遣に反対していたが、キャッシュマンGMが松井の契約延長会見の際に「球団に拘束力はない。選手が決めること」と明言するなど、出場への支障はない。王監督は12月2日に松井と雑誌の対談を行う予定で、その席上で意思確認を行う。

日本人大リーガーにとっては、2月20日前後のチームのキャンプに参加後、同月下旬に帰国。1次リーグを戦い、また米国に戻る強行日程だ。それでもメジャーの先輩格であるイチローの参加で、井口だけでなく、松井秀、大塚(パドレス)もチームに加わる可能性は高い。国内組もメジャーリーガーの参戦で、士気が高まるのは間違いない。

「野球が五輪競技に復帰するためにはWBCを成功させ、野球を世界にアピールしないといけない」と王監督。1月17日には1次メンバー60人が決定する。イチロー、ゴジラに松坂…。「王JAPAN」夢の布陣へ期待は膨らむばかりだ。

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「26」とゴルフ

選手がファンと一緒にゴルフを楽しむ「マリーンズ・カップ」が千葉・皆吉台CCで行われた。日本シリーズではMVPに輝いた今江も、ゴルフでは113の大たたき。自己ベストの92に遠く及ばなかった。苦笑いの今江は「野球の練習をしなくちゃいけないから、ゴルフはもういいです。12月頭から始動したい」と、来月早々にも来季に向けて体を動かすことを宣言した。

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