わたしはかもめ2005年鴎の便り(11月)

便

11月25日

ロッテ本社マネーで暖冬[報知]

今オフの年俸高騰に備え、臨時資金の投入を検討していたロッテ本社が、球団に対して約5億円の“本社マネー”を大盤振る舞いすることが決まった。重光オーナー代行は「来年から球団の独立採算でやってくれればいいです」と明言。軒並みアップが予想される契約更改を前に、臨時資金の調達を決定した。

今季、31年ぶりのパ・リーグ優勝、日本一、アジア制覇と快進撃を続けたロッテ。投手では渡辺俊、小林宏、久保、野手では今江、西岡、サブローらが過去最高成績をマークした。1軍選手で年俸ダウンが予想される選手は皆無で、球団は本社サイドに臨時資金を要望してきた。

本社マネーの投入により、若手には大幅増が確約された。「元々年俸が高い選手は別にしても、安い選手は大きく上がることになると思う」と瀬戸山代表。今江、西岡、久保らは揃って200%から300%程度アップする見込みだ。チームが訪れている“韓国のハワイ”済州島のように、ロッテには暖冬が待っている。

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年俸も動員も!ロッテ盟主への道[ニッカン]

ロッテが“新・球界の盟主”へ突き進む。25日、韓国・済州島で納会を行い、冒頭の挨拶で重光昭夫オーナー代行が「来年は観客動員200万人を目指しましょう」と宣言。今年の130万人からの大幅アップを目標に掲げた。

31年ぶりの日本一、そして初代アジア王者となったロッテは、フィールド以外でも、様々な斬新なファンサービスを提供。その姿勢は、新時代の球界の手本と言えるものだった。重光オーナー代行はさらに次の指針で、アジアを牽引する意気込みを見せた。

(1)アジアシリーズのレベル向上
「他国にも強くなってもらってシリーズのレベルを上げて、米国を取り込んでいかないと、世界一決定戦は実現しない」。
(2)(1)のために日本球界にアジア枠を設定
外国人とは別にアジアからの選手が日本でプレーできるようにする。来季は荘投手コーチを提携する中国チャイナ・ホープスターズへ臨時派遣。有望選手をロッテの練習に参加させる。
(3)総年俸高騰は想定内
「今年、勢いで勝ったと言われますけど、そうじゃない。今後も勝てるチーム。そうなった場合、年俸総額も上がっていく」。来季は実力、人気、年俸全てがアジアトップクラスという、ロッテ黄金時代の幕開けとなる。

◇千葉マリンをロッテが管理

千葉市は25日、千葉マリンスタジアムを管理、運営する指定管理者にロッテ球団を内定した。期間は来年4月から5年間。来年2月、市議会で正式決定。同球場は現在、第3セクターが運営し、市は管理委託費など年間3億5700万円を支出。移管後は千葉県に支払う土地使用料約2500万円以外は、市の支出がなくなる。昨年度の球場の収入は約2億6500万円。ロッテ野球教室などの自主事業で収益増を目指すという。

◇俊介獲りたい

日本ハムがロッテの「俊介」獲得に独活いていることが分かった。といってもサブマリン渡辺俊介ではなく、旭川市出身の杉山俊介捕手。今季限りでロッテを自由契約になっており、2軍のチームスタッフとして招聘を打診している。杉山はこの日、スカイマークでのトライアウトを受験。今回で移籍先がなければ、日本ハム入りの可能性が高い。

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ロッテの契約更改は大幅アップ気配に…本社が3〜5億円を用意[サンスポ]

ロッテは選手、球団関係者ら約150人を集めて球団納会を開いた。帰国後は31年ぶりの日本一で大幅アップの気配が漂う契約更改交渉が行われるが、球団の“財政難”を見越して3〜5億円の“本社マネー”が投入されることが分かった。チームは26日に帰国する。

海外で行われる異例の納会。選手らはゴルフや観光で“V景気”を満喫した。しかし、日本に戻れば契約更改交渉が待っている。31年ぶりの日本一で、年俸が軒並みアップするのは確実。“銭闘”が表面化しそうな状況で、ロッテ本社がバックアップに動き出す。

重光オーナー代行は「人件費があがるのは、仕方ない。それ(年俸アップ)は想定の範囲内です」と話し、今オフの契約更改については本社が“ご褒美”で全面協力。「来季以降、(球団が)独立採算で売り上げを伸ばしていければいい」と説明した。

メディアへの露出が増えたことで、広告塔としての役割を果たした球団に、年俸アップ分として試算される3〜5億円程度を用意する構え。年間30億円以上の赤字を計上する球団をサポートする。

主力組の契約更改は来月6日前後からスタート予定。厳冬ではなく“暖冬”更改になりそうだ。

◇バレンタイン監督が「新たな1年に」乾杯

納会では今季のチームの快進撃を振り返る映像が流され、室内に優勝パレードの写真が飾られた。挨拶した重光オーナー代行は「それぞれが十分に役目を発揮してくれた1年だった」と選手らをねぎらった。バレンタイン監督は「明日から新しいページが開かれる。新たな1年のために頑張りましょう」と笑顔で乾杯の音頭をとった。

◇ベースボール犬・エルフちゃんが来春デビュー

ロッテにもベースボール犬が誕生する。ラブラドール・レトリバーのエルフちゃん(雌、5ヶ月)で、テレビ東京系「ペット大集合!ポチたま」の番組内で人気を集めている「旅犬・まさお君」の子犬。エルフちゃんは開幕までボールを運ぶ訓練を積んで、来春、千葉マリンでデビューする予定だ。

◇球団が千葉マリンスタジアムを管理

千葉市は千葉マリンスタジアムを管理、運営する指定管理者にロッテ球団を内定した。期間は来年4月から5年間。来年2月の市議会で正式決定する。球場は現在、第3セクターが運営し、市は管理委託費など年間約3億5700万円を支出。移管後は千葉県に支払う土地使用料約2500万円以外は、市の支出がなくなる。

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ロッテ年俸総額、25%大幅増額![スポニチ]

ロッテの重光昭夫オーナー代行(50)は25日、06年の球団年俸総額を大幅に増やす方針を示唆した。今季の年俸総額は約24億2000万円だが、関係者の話を総合すると約30億円まで上積みされる見込み。ロッテは今季31年ぶりの日本一に輝くと共にアジアシリーズも制覇。快挙を達成した選手に「特別ボーナス」が用意される。なおボビー・バレンタイン監督(55)ら一行は26日に帰国する。

済州島で行われている球団納会に合流した重光オーナー代行は「選手の年俸が上がることは想定範囲内のこと。(今江や西岡といった)若手も頑張ったし、いいことじゃないんですか」と明言した。球団関係者の話を総合すると選手の年俸総額の枠を昨年までより大幅に拡大。今季の約24億2000万円から、約30億円程度に上積みされる。05年のロッテの球団総年俸は12球団中9位。1位の巨人の約半分の年俸総額で日本一を達成し、アジアNO.1の座にも就いた。ロッテ本社からの協力も受け、約25%もの大幅増額に踏み切ることになりそうだ。

今季のロッテは快進撃の主催68試合で133万4014人を動員。数字上は04年比16.4%減ながら、今年から実数発表となったためで、実際には「2倍以上の動員」(球団首脳)だった。これに加え、様々なイベントを行ったことで年間赤字は04年の37億円から29億円まで削減された。

投資を惜しまず、それに見合った収益を上げるのがロッテ球団の経営哲学。重光オーナー代行も「あとは来年からの営業をもっと頑張って、売り上げを伸ばして将来、独立採算性にできるようになればいい」と話す。来季からは本拠地の千葉マリンの管理運営を行うことも確実。球場内の看板収入や、飲食代金などの収益も期待できることも選手には追い風だ。

主力級は12月6日から契約更改交渉が開始。里崎は「もらえるものはもちろん欲しい」とニンマリすれば、小林雅、藤田と「YFK」を形成したセットアッパー薮田も「何と言ってもアジアNO.1ですから」と期待した。日本一球団のナインは、日本一のオフを満喫することになりそうだ。

◇重光オーナー代行「来年も優勝して」

夜には球団関係者約150人を集めて盛大に球団納会。重光オーナー代行、濱本球団社長、瀬戸山球団代表、バレンタイン監督、小林雅選手会長、今季限りで引退した初芝の6人で鏡抜きを行った。重光オーナー代行は「周囲から勢いで優勝したと言われたりもする。来年も優勝して本当の力を見せて欲しい」と早くも新たな目標へ向けてゲキを飛ばしていた。

◇アジア交流戦構想も

重光オーナー代行がアジア交流戦構想も披露した。今年6月には韓国での公式戦開催を検討したが、採算の問題で断念。しかしアジアシリーズが成功したことで「ファンは真剣勝負が見たい。韓国や台湾とネットワークを広げて交流戦ができればいい」との持論を展開した。また提携している中国のチャイナホープスターズに来季、荘2軍投手コーチらを臨時派遣する案があることも明かした。

◇バレンタイン監督も豪快ショット

ロッテグループが経営する「スカイ・ヒル・チェジュ」ゴルフ場で親ぼくゴルフが開催された。バレンタイン監督は重光オーナー代行、瀬戸山球団代表と同じ組でプレー。「2年ぶりのラウンド」という指揮官だったが、ドラコンの懸かった6番(385ヤード)のミドルでは約300ヤードを飛ばす豪快ショット。惜しくも榎広報に抜かれたが、ホールアウト後は「誰が1番でしたか?」と質問するほどご機嫌だった。

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合同トライアウトに久慈ら48人[スポニチ]

戦力外通告を受けた選手らを対象にした12球団合同トライアウトが25日、兵庫・神戸のスカイマークスタジアムのサブ球場で行われ、48選手が参加。12球団の編成担当者のほか、大リーグのツインズ、メッツ、台湾の兄弟といった海外のチームに加え、社会人野球のクラブチーム、茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督(64)も選手に熱い視線を送った。

阪神を解雇された久慈はシート打撃で右翼線に安打を放ち、3打数1安打。守っても二遊間の強烈なゴロを回り込んでさばくなど存在感を示した。「もしかしたらこれでユニホームは最後かもしれないからね。安打?結果は出ないより出た方がいい。後は待つのみ。悔いなくできた」。36歳のベテランは満足そうな表情だった。

◇欽ちゃん、出口にラブコール

茨城ゴールデンゴールズの萩本監督が前ソフトバンクの出口をスカウトした。通路で話しかけられたという理由ですっかり気に入り、カメラの前で握手をしながら「決定しました。入団おめでとう!」。プロ残留が第1希望の出口は「ビックリしました。プロが駄目なら入団?帰ってから色々相談して」と苦笑い。また、萩本監督は新投手コーチに元西武の松沼博久氏(53)の就任を明らかにした。

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コミッショナー、フジに2重保有解消要望書[スポニチ]

根来泰周コミッショナー(73)が21日にフジテレビの村上光一社長(65)を訪ね、同社と子会社ニッポン放送がそれぞれ保有するヤクルト球団株と横浜球団株の2重保有の解消を求める要望書を渡したことが25日、分かった。村上社長が同日の定例会見で明かしたもので、これに対して同社長はヤクルト株を売却する考えはないことを明言。さらに1企業の複数球団所有を禁じた野球協約違反には当たらない見解を示した上で「しかるべき時に検討し、きちんと返事をしたい」と、横浜株売却の検討に含みを残した。

フジテレビはヤクルト株を約20%、傘下のニッポン放送が横浜株を約30%保有。4日のオーナー会議では、協約に抵触する疑いがあることから解消を文書で要請することを決めていた。要望書には球団株の売却を求めるような具体的な指示はなかったそうで、村上社長は現時点で「何も検討していないので何も決めていない」と強調。横浜買収に意欲を示している有線放送大手のUSENなどからの売却要請は「全くない」と語った。

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フジ社長がNO、横浜球団株断固売らん[ニッカン]

フジテレビの村上光一社長(65)は25日、同局の完全子会社であるニッポン放送が横浜球団株を保有している問題について、今後も継続保有する考えをあらためて示した。同局は、ヤクルト株を20%、ニッポン放送が横浜株を30.77%保有していることから、4日のオーナー会議で、協約上好ましくないと指摘されていた。

村上社長はこの日の定例会見で、21日に根来泰周コミッショナー(73)が同局を訪れ、球界の意向が記された要望書を手渡されたことを明らかにした。文書にはフジが2球団の株を保有していることから「株解消の善処方をお願いします」と記されていたという。

村上社長は、4日のオーナー会議までは不問に付されていた問題だけに「(野球協約)183条を読む限り全然違反していない。何故おかしいのか」との見解を示した。同社長は「ラジオでの野球中継が人気ソフトで、企業収益につながる」とも力説。横浜株を手放す考えはあるかという質問には「何も検討していません。(コミッショナーには)しかるべき時期にお返事はします」と、あらためて2球団の株の継続保有の姿勢を示した。

球界側は野球協約改訂委員会を発足させてこの問題を検討し、球界としての態度を明確にしていく。

◇横浜は静観

フジサンケイグループがヤクルト、横浜両球団の株式を保有している件に「問題なし」との見解を示したことについて、横浜峰岸球団社長はこの日、推移を見守る姿勢を示した。「現時点で連絡はない」とした上で「検討する、しないは株を持っている方が決めることだから」と話した。一方、楽天のTBS株取得については、あらためて別問題であると強調。仮に今後、楽天のTBS株全体に対する持ち株比率が下がったとしても「楽天が球団株を100%持っていることに変わりはない」とした。

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