わたしはかもめ2005年鴎の便り(11月)

便

11月27日

里崎、WBC日本代表正捕手狙う[ニッカン]

◇WBC正妻獲りへ意欲

ロッテを31年ぶりの日本一、そして初代アジア王者に導いた里崎智也捕手(29)が、来年3月に初開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で、日本代表正捕手の座に意欲を見せた。27日、千葉マリンスタジアムでのメディカルチェック後、WBCへの出場について「まだ決まっていない」と前置きした上で「正捕手?それはありますね」と、前向きな姿勢を見せた。この日、都内で日本代表の王貞治監督(65=ソフトバンク)も参加し、日本代表スタッフ会議が行われ、候補30人が選出された。

まだ候補の連絡はない。里崎は、千葉マリンでの行ったシーズン終了後恒例のメディカルチェック後、慎重に言葉を選んだ。WBCの出場について報道陣に問われ「決まってもないですから。選ばれたら考えます。正捕手で行きたい?それはありますね。色々勉強することもあるだろうし、できなかった体験もできる。勝ち負けも大事だろうけど、人生においてプラスになることがあると思う」と話した。

準備も頭に入っている。「選ばれれば、それなりの準備をしないとならない。1ヶ月ぐらい、開幕は早まる感じ」と話した。完全休養は今月中のみで、例年通り12月からは始動する予定だ。「まだ1軍に上がってきていない時のことを考えれば、2月1日が開幕みたいなものだった」と、早い段階に仕上げていく用意もできている。

正捕手の資格がある。シーズンでは橋本との併用が続いたが、94試合に出場し、チームを31年ぶりの日本一、初代アジアNO.1へと導いた。今季の盗塁阻止率は4割で、昨季まで4年連続1位の城島(マリナーズ)を抜きリーグトップ。打率も3割をマークし、短期決戦となったプレーオフ、日本シリーズでは1発を放つなど、勝負強さも十二分に見せつけた。

◇短期決戦で活躍

今季の里崎は短期決戦で勝負強さを発揮した。ソフトバンクとのパ・リーグ第2ステージ、阪神との日本シリーズで、先発出場した6試合では3本塁打、8打点。ソフトバンク杉内、和田からそれぞれ勝ち越し本塁打を放ち、リーグVを決めた第5戦では馬原から逆転二塁打。また、交流戦で打率2割9分3厘(82打数24安打)をマークし、対戦の少ない投手を苦にしなかった。

アジアシリーズを経験し、国際大会独特のプレッシャーにも「感じる必要がない」と言ってのける。大会期間中はチームを離れることになるが「新人じゃないし、空けたとしても今までやってきたこともある。不安はないですよ」と力強い。ロッテから候補に選出される可能性の高い渡辺俊や小林雅とも、バッテリーとして修羅場をくぐってきた。日本の頭脳に、十分なり得る。

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里崎「正捕手で出たい」[スポニチ]

ロッテ里崎がWBCに日本代表の正捕手として出場することに意欲を見せた。健康診断のために訪れた千葉マリンで「もし選ばれたら光栄。正捕手で出場したい」と語った。今季は橋本との併用のため94試合の出場だったが打率.303、10本、52打点。盗塁阻止率.400はリーグトップだ。マリナーズに移籍が決まった城島は不参加が確実。実績十分の中日・谷繁は出場に前向きだが、球団が選手派遣に消極的だ。日本代表のソフトバンク・王監督から正捕手に指名される可能性も十分ある。「国際試合は必ずプラスになる」。日本一、アジア王者の自負もある。12月からは“世界”を見据えて自主トレを開始する。

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里崎が代表正捕手に名乗り[報知]

ロッテ・里崎智也捕手(29)が27日、WBC日本代表の正捕手に名乗りを上げた。レギュラー最有力の城島はマリナーズ移籍に伴い、不参加の方針で「正捕手として出たい気持ちはあります」と宣言した。「代表に選ばれれば光栄なこと」と前置きした上で「今後の野球人生に大切なことが学べるはず」とレギュラーの座を熱望。「開幕を1ヶ月早める気持ちでいます」と意欲を見せた。

今季は橋本との“正捕手2人制”が採用される中、打率3割3厘、10本塁打。盗塁阻止率は、城島の3割9分7厘を上回るリーグトップの4割をマーク。この日は千葉・茂原市で小野とトークショーを行い、ファン500人が駆けつけた。「感性を磨くチャンス。代表に選ばれたら全力で臨みたい」と里崎。強肩強打に加え「野球でプレッシャーは感じない」と豪語する精神力は、国際舞台で大きな武器になりそうだ。

◇和田は出場快諾

ソフトバンク・和田がWBC代表入りの打診を快諾。超強行日程を克服して、2年連続の開幕投手を狙うことも明かした。「WBCは調整が難しいが仕方がない。開幕投手もやってみて素晴らしさが分かった。日程的には厳しいけど、どっちも諦めるつもりはない」と福岡市内で行われたトークショーで言い切った。思い描くのは、来年3月20日(日本時間21日)に米国・サンディエゴで行われるWBCの決勝戦に登板し、同25日の開幕戦、ロッテ戦(福岡ヤフードーム)での先発だ。

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王監督が候補の構成明かす、投手は13人[ニッカン]

WBCの日本代表スタッフ会議が27日、都内のホテルで行われ、代表候補30人を選出した。王監督は「まだ、こちらが選んだだけ。相手の返事待ちの状態なので、現段階で具体的な名前は出せません」と語るにとどめた。ただ「投手は13人。野手は17人で、そのうち捕手は3人になった」とメンバー構成を明かした。

最強チームを目指してスタートした「王ジャパン」だが、苦しい選手選考を強いられている。前回10月9日のスタッフ会議でも30人を選んだが、故障の治療や調整を理由に辞退者が出た。そのため、あらためて選び直す必要があった。王監督は「前回とは変わっていますけど、出場は強制できない。それぞれに事情はあるし、我々は出られる選手の中で最強チームを組めればいい」と、前向きに語ったが、現状では球団や選手により温度差がある事実は否めない。

大リーガーについては、あらためて「イチローは人づてに出ると聞いている。彼が出てくれれば大分違う。井口も出るでしょう。松井(秀喜)はまだなので、アメリカにもプッシュしたい」と期待をにじませた。日本球団に所属する選手に対しては、今後コミッショナー事務局から球団を通じて交渉していく。大会規定では来年1月17日までに60人の1次登録をすればいいが、オフの調整を円滑に進めるためにも、12月上旬には出場30人を確定させるべく交渉を急いでいく。

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「強制できない」人選は難航も…WBC日本代表スタッフ会議[サンスポ]

来年3月に開催される野球の国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表スタッフミーティングが27日、王貞治監督(65)=ソフトバンク=ら関係者が出席して都内のホテルで行われた。

今回は既に候補として参加を打診した中で出場辞退した選手の補充の人選を行ったが、王監督は「(参加を)強制はできない。行ける選手の中で最強メンバーを選びたい」と今後も難航する可能性を示唆した。

米大リーグからはマリナーズのイチロー外野手(32)、ホワイトソックスの井口資仁内野手(30)が参加の方向。マリナーズに移籍が決まった城島健司捕手(29)は含まれていない。ヤンキースの松井秀喜外野手(31)について王監督は「何とか参加してもらいたい。これから米国(大リーグ)にプッシュしたい」と話した。

候補選手は30人で投手13人、捕手3人、野手14人で構成される。

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