わたしはかもめ2005年鴎の便り(11月)

便

11月28日

俊介、ロッテで世界一に!米移籍しない[ニッカン]

サブマリン渡辺俊介投手(29)が28日、千葉県内のロッテ皆吉台CCで行われた選手会主催コンペに参加。条件付きながら“生涯ロッテ”を宣言した。

渡辺俊は低めから浮き上がる直球と、ブレーキ鋭いカーブ、シンカーを武器に、04年は12勝。今季も15勝を挙げた。地面を手でこするほど低い位置からリリースする独特のフォームもあって、世界でも通用すると言われる数少ない日本人投手の1人だ。

大リーグ、日本プロ野球と膨大な数の投手を分析してきたロッテの統計担当・プポ氏は、初めて投球を見たときから米国でも通用すると思ったという。「独特の投げ方で、緩急もうまく使える。大リーグで投げるところを見てみたい。100%通用する」と語る。

渡辺俊本人も、シドニー五輪や04年日米野球を経験。世界を相手に戦うことにはこだわりを持っている。だが、その上で「ウチは良いチームだし、そんな(大リーグ移籍の)気持ちはありません」。今後もポスティングなどを要求することなく、ロッテでプレーし続けることを望んだ。

もっとも条件はある。「ぜひクラブ選手権(バレンタイン監督が提唱するアジア王者対北米王者の世界一決定戦)を実現して欲しい。大リーガー達とガチンコで勝負したいですから」。来年3月のワールドベースボールクラシックでも代表入りが予想される渡辺俊の目標は「ロッテで世界一になること」。日本最高のアンダースローの海外流出を防ぐには、真のワールドシリーズ実現が不可欠だ。

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ロッテがANAと提携[報知]

◇球場を機体に見立て「エアライン化」計画

ロッテが、顧客サービスに優れた航空会社に倣い、球団の「エアライン化」を目指す方針を固めたことが28日、分かった。プロ野球球団と航空会社のビジネスモデルが酷似していることに着目し、この日、全日空(ANA)との業務提携に合意。試合観戦でマイルがたまるほか、今後も客室乗務員に倣った「スタジアム・アテンダント」の導入を進めるなど、サービスの充実に努めていく。

究極のファンサービスを実現すべく、ロッテが動いた。この日、ANAとの業務提携が成立。ファンクラブ会員は来場時にポイントがたまり、ANAマイルへの交換が可能となった。さらに「航空会社に見習うところは多い」と球団幹部。極上のサービス提供を目指し、水面下で「マリーンズ エアライン化」を推進する方針を固めていた。

「航空会社とプロ野球のビジネスモデルは酷似している」と球団幹部。限られた席数の中で売り上げを伸ばす航空会社に倣い、サービス向上を図る。その第1弾として実現したのが“マイレージ制度”だ。「マリーンズカード」を無料発行し、Edy機能を搭載する。来場、グッズ購入時などに「Mポイント」が付与され、ANAマイルへの変換も可能。何度も球場に足を運べば、無料航空券が手に入る仕組みだ。

メリットはほかにもある。来場者個人を把握不可能だった状態から、航空会社同様の顧客管理が実現。「例えば、渡辺俊が投げる試合を頻繁に観戦するファンには、先発前日にメールでお知らせしたりできる」と期待する。

「球場を機体に見立てる」という発想のもと、場内も変わる。航空機の席種にランクがあるように、球場でも席種により、入場口や飲食物の提供などでサービスの差別化を検討。キャビン・アテンダント(客室乗務員)を「スタジアム・アテンダント」として場内に配置する計画もある。

今季、日本一に輝いてファンを拡大させたが、球団は勝敗に依存しない経営を理想に掲げる。「ボールパーク化」と並行して進める「エアライン化」構想。ロッテは来季もファンのハートをつかんで離さない。

◇長蛇の列解消

チケット販売方法も「エアライン化」される。航空業界で主流となった「チケットレス」を来季から導入予定。関係者は「これまでのように、球場の窓口に長蛇の列ができることはなくなると思います」と話した。また、従来の前売り制度にとどまらず、航空券のように「ネット割引」「早割」などの充実も目指している。

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腕は従来通り、審判団が譲歩[報知]

◇2段モーション最終見解

日本プロ野球組織(NPB)の規則委員会が28日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で、12球団の投手コーチに来季の違反投球取り締まりについてセ・パ両リーグの最終的な見解を説明した。

打者に対して踏み出す足の上下動は違反とされ、10年間容認されてきた「2段モーション」は全面的に禁止となった。走者がいない場合は1ボール、いる場合はボークとなる。

当初は「投球動作に入ったら途中で止めない」という公認野球規則の記述に従い、振りかぶった際に頭の上で手を止める行為や、胸の前で手を止める行為も違反としていたが、現場から不満が噴出。審判団から秋季練習の報告を集め、21日の審判会議で「足の動きに集中して腕は従来通り」と規制緩和を決めた。明らかに止めたり、注意→警告を無視すると、最悪の場合は退場処分となる。

今後は来年3月の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)でMLBの審判に注意されれば改めて修正する。

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「2段」規制緩和、手と腕は従来通りに[ニッカン]

野球規則委員会は28日、東京・内幸町のコミッショナー事務局に12球団の投手コーチを招き、来季から禁止する2段モーションの詳細を説明した。

秋季キャンプでは足の静止や上下動だけでなく、ワインドアップポジションで振り上げた腕が止まった際も違反とする方針を示し、現場の混乱を招いていた。規則委員会ではキャンプに参加した審判員の意見を聞くなどして検討し、足は厳格に取るものの、腕は従来通りとする方針を決め、各球団コーチに伝えた。コーチからの了承も得た。

丸山規則委員は、今回の基準を定めた理由について「秋季キャンプは現場に酷なほど厳しく規則通りにした。しかし、その反応を聞いて常識の範囲内で適用することにしました」と説明した。腕については、審判員が著しく静止したと判断したときに注意する。それでも繰り返し行われる場合は警告、退場などの処分とする。

違反か否かを、常識の範囲内という抽象的な言葉で線引きすることになるが、同規則委員は「何秒止まったか時計で計るものでもなく、プロの審判員が判断するものですから、あえて抽象的な言葉を使った」と話した。今後、腕の静止も禁止となる可能性については「よほど悪質なものが出てこない限り、現状のままでいくと思う」と否定した。

2段モーションについてはアマチュア側から禁止を求める声が強くなり、4月の実行委員会で06年からの禁止を決めた。禁止理由は「国際大会、アマチュアへの影響」を挙げている。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表投手のモーションについて、米国審判の見解を聞くなどの対応もしていく。

◇もっと説明を

21日に決定した2段モーションの基準が各球団の投手コーチに通達されたが、ロッテ小林雅はさらなる説明の必要性を訴えた。この日、選手会長として参加したロッテ選手会主催コンペ後「何の基準に合わせようとしているのか。判断基準も判断する人間によって変わってしまうかもしれないし、もっと説明を聞いてみないと」と話した。

◇野球規則抜粋

8・01(a)1.には「打者への投球に関連する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない」と明記されている。ここにある「中途で止めたり」とは「投手板上の投手が打者への投球を始め、上げた自由な足(軸足でない足)を完全に停止し、その後、自由な足を踏み出して投球する」ことを指す。また「変更したり」とは「投手板上の投手が打者への投球を始め、上げた自由な足をいったん下ろした後、再び上げてから投球する、あるいは途中でブラブラさせる」ことを指す。

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2段モーション、松坂、上原はセーフ[スポニチ]

上原、松坂セーフ、三浦、岩隈、藤川アウト−。混乱を招いている投手の2段モーション厳禁に関して、日本プロ野球組織(NPB)の野球規則委員会は28日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で12球団投手コーチへの説明会を開き、足の上下動や停止などを違反とする基準を伝えた。各球団で混乱を招いていた手に関しては変更はなく、了承された。

規則委員会が示した基準を今季の投手に照らせば、手が止まる上原(巨人)、松坂(西武)はOKで、足が止まったり、上下に動く三浦(横浜)、岩隈(楽天)、藤川(阪神)はNGとなる。

松坂も完全OKではない。説明会では両リーグ審判部長に西武・荒木投手コーチが「松坂はどうですか?」と確認を求めた。ワインドアップで振りかぶり、両手を頭の後方に持っていく。この時「止めるのはいいが、ぶらぶら揺らすのは駄目」と説明を受けた。「キャンプ中は驚きの連続だったが、これなら対応できる」と息をついた。

選手会ゴルフ会場の箱根で基準を伝え聞いた松坂は「駄目な点は直すしかない」と話した。「キャッチボールでも、そういった(止めない)投げ方でやっています。他の人に比べて苦しまないと思う」。既にフォーム修正に着手している。

大リーグ移籍希望を抱く松坂にとっては大リーグ基準への対応は重要な問題。「メジャーでは僕の投げ方はボークになると知り合いの人から聞いています。そういった意味でも新しい投げ方を早くものにしたい。12月から投げ始めるのもその1つです」。来月に自主トレ始動するのは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参加に加え、大リーグ移籍に備えての思いもあった。

一方、足の2段モーションの「代表」といえる三浦も同じく箱根で連絡を受けた。今月5日のベストプレーヤーマッチ(札幌ドーム)で1段の修正フォームを披露している。「決められたルールの範囲内でやっていく。隙間をかいくぐる気はない。来年のキャンプやオープン戦で試し、調整していく」。修正に前向きな姿勢を示した。

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WBC派遣消極的球団にペナルティーも[スポニチ]

巨人・清武球団代表は28日、WBCへの選手派遣に消極的な球団について「阪神、中日は1人でしょ、出すと言っているのは。最強チームをつくることを全会一致で実行委員会で決めた。従わないでペナントレースを戦おうなんてのは姑息だ」と痛烈に批判した。

巨人の候補選手が8人と認めた上で各球団に最低4人以上候補者がいると明言。その中で中日、阪神の2球団から辞退者が続出していることを非難。中日は谷繁の代表入りは確実だが「王(監督)さんも怒りを抑えて編成している。プロ野球界の将来をどう思っているのか」とまくし立てた。

さらに「そういう球団とはオープン戦をしないといっているところ(球団)もある」と12月1日に開催される実行委員会で何らかのペナルティーを科す考えまで示した。

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ANAと千葉ロッテマリーンズが業務提携[プレスリリース]

◇プロ野球界初!航空会社のマイレージプログラムを導入!

全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山元峯生、以下ANA)と、株式会社千葉ロッテマリーンズ(本社:千葉県千葉市、取締役社長:濱本英輔、以下マリーンズ)は、本日11月28日(月)、ANAマイレージクラブ(以下AMC)※1ならびに千葉ロッテマリーンズファンクラブ“TEAM 26”におけるポイントのマイル交換サービス、ANAマイレージクラブ マリーンズカードの新規発行などの業務提携に合意いたしました。

今回の提携は、航空業界とエンターテイメント業界の中でも人気の高いプロ野球界との新たな提携であり、プロ野球球団が航空会社と包括的に業務提携を実施するのは今回が初めてのこととなります。今回の提携では、球団独自の新ポイント制度(Mポイント)からAMCマイルへの交換サービスやファンクラブ会員の会員証としても利用できる「ANAマイレージクラブ マリーンズカード」の新規発行に加え、千葉マリンスタジアムのチケットカウンターなどに電子マネー「Edy」決済を導入(予定)するなど、AMCマイルやMポイントを貯めやすく、かつ使いやすい環境づくりを図ります。

千葉ロッテマリーンズは、球団運営にANAの持つ顧客管理ノウハウを導入し、様々な顧客のニーズを分析して、魅力的なサービス企画や商品開発に役立てる予定です。さらに、ANAの顧客サービスノウハウを活用することにより、ファンクラブ会員や法人顧客への高品質なサービスを提供してまいります。また、日常生活でマイルが貯まるマイレージカード導入により常にマリーンズファンとの接点を保つとともに、野球観戦やチケット購入で貯めたMポイントをマイルに交換し「無料航空券」を獲得できるなど、ファンクラブ会員への更なるサービス向上を図ります。

ANAは、AMC会員基盤の拡大、維持による安定的営業基盤の確立を目標に、2004年度以降、様々な企業とのコラボレーションを積極的に展開してきました。今回、今季日本シリーズ・アジアシリーズ覇者である千葉ロッテマリーンズとの新しい提携により、新規会員の獲得とAMCプログラムの競争力強化を図り、今後他のエンターテインメント業界との連携もさらに進めていく予定です。

※1:ANAマイレージクラブ
ANAグループや提携航空会社へのご搭乗やご利用に応じて、マイルが貯まるサービス。貯まったマイルは電子マネー「Edy」や特典航空券、記念品など多彩な特典と交換可能。「マイルを貯める・換える・使う」サービスが魅力のマイレージプログラム。

◇提携の概要

(1)AMCマリーンズカードの新規発行
専用申込書をスタジアム内に設置(AMCとファンクラブ入会兼用)
マリーンズWEBページからも申込可能
入会金、発行手数料、年会費無料
ICカード(Edy機能標準搭載)
2006年2月から申込開始予定
(2)マイレージ積算・ポイント連携
球場内でEdy利用可能(予定)※200円につき1マイルが貯まる
球場内に設置される端末にカードをかざすことでMポイント付与(一般会員:50ポイント〜)
チケット、グッズ等の購入につきMポイント付与(一部会員のみ)
MポイントはAMCマイルへ交換可能(250ポイント→100マイル)

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ロッテがANAと業務提携[ニッカン]

ロッテは28日、全日本空輸(ANA)との業務提携を発表した。プロ野球球団と航空会社による初のコラボレーション企画。第1弾として、ファンクラブ会員カードとANAマイレージクラブを1枚に収めた新規カードを発行。チケットや球場内の飲食でためたポイントをANAマイレージに交換できるなど、各種サービスを展開する。また千葉マリンスタジアムの売店全てに電子マネー決済を導入し、カード1枚で購入可能にする。ANA広報室では「球場内でマイルをため、無料航空券で遠征先の応援に役立ててください」とPRした。

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ロッテ球界初マイレージ

ロッテが球界初のマイレージサービスを展開する。全日本空輸(ANA)と28日、新規カード発行を第1弾とした業務提携を発表した。ファンクラブ会員証とANAマイレージクラブを1枚に収め、会員番号を共通化。チケット、グッズ購入などでためたM(マリーンズ)ポイントをANAマイレージに交換できるサービスを始める。

プロ球団と航空業界との初の共同企画で、カードは電子マネー機能も付く。あわせて千葉マリンスタジアム内の売店に電子マネー決済を導入し、カード1枚で買い物できるようにする。電子マネー200円分で1マイルをプレゼント。同広報室では「球場でマイルをため、無料航空券で遠征先の応援に役立ててください」とPRした。

◇台湾野球人事

ロッテ荘勝雄2軍投手コーチが中信ホエールズの臨時コーチとして、台湾に派遣される。期間は12月16日から1週間。統一は大橋穣監督(前中日2軍監督)の留任を発表。打撃コーチには、山森雅文氏(前オリックス2軍外野守備走塁コーチ)が就任する。

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巨人清武代表「辞退続出中日と阪神はおかしい」

巨人清武英利球団代表が28日、WBCのメンバー選考で、派遣に消極的な動きを指摘した上で「中日と阪神に関しては、私が見ている範囲では辞退者続出というか…。おかしいと思う」と両球団を名指しで痛烈に批判した。

両球団は少なくとも4人以上は候補者がいたが、特に中日は谷繁以外、辞退の動き。「王さんはすごく怒ってらっしゃる。人格者なので何も言わないけど」と語り「最強チームを出すと言ったのに、たった1人しか出さないってのは…。日本のプロ野球の将来をどう考えているのか」と、非協力的な球団を槍玉に挙げた。巨人は8人程度の候補選手がいることを明かし、ソフトバンク、ロッテなども多数抱えているという。12球団で60人程度から30人ほどに候補は絞られたが、辞退者続出の動きに怒りをあらわにした。

同代表によれば、NPB内でも疑問の声が上がっており、12月1日実行委員会で再度検討される。

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所沢市が所沢ライオンズ要請

西武鉄道の後藤高志社長がチーム名変更を検討していることを受け、地元の所沢市議会が「所沢ライオンズ」とするよう働き掛けることが28日、明らかになった。既に商工会議所など同市内の18団体が請願書を提出。30日に始まる市議会で議論され、反対意見もないことから12月19日に採択される予定だ。岡田しずか議員は「埼玉ライオンズでは地元密着にならない。ぜひ所沢の冠で、お願いします」と要望した。

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セ・ポストシーズン検討委、3月までに方向性

セ・リーグのポストシーズン検討委員会(委員長・横浜田中浩常務)が28日、神奈川・箱根町で行われ、07年からの導入を見据えた活発な議論が展開された。会議は第1回が行われた7日に続き2度目。セ6球団の実務者レベルが集まり、ポストシーズンの開催方法、開催に消極的な意見も含めて10以上の案件が出された。

田中委員長は「各球団の色々な考えがあるので膨らませるところは膨らませ、最終的に絞り込んでいきたい」と話した。協議内容は12月1日のセ理事会にも報告されるが、同17日にも3回目の検討委を開催予定。継続的に審議を行い、来年3月の開幕までに同委員会として一定の方向性を出す。

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