わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月1日

契約更改

選手名年俸前年比
黒木4000▼1000
加藤2300±0
手嶌1500±0
神田750±0
川井保留
1000▼200
塀内700△150
黒木
「この世界は結果を残さないといけないですからね。残していない選手は球団の条件を呑まないと…。(復帰戦は)あれだけのお客さんの中で、勝てて良かったです。来季につながる1勝でした。アジアSが終わってから休まず体を動かしています。強力な投手陣に食い込めるように頑張ります。」
加藤
「自分では今年1年転機になる1年だったと思っています。成績に関しては何も言えないです。でも、思い上がっている訳ではないのですが、自分が上を刺激したことが少なからず優勝につながったと思っています。評価としては2勝3敗だったのですが、中継ぎとしての登板を加味してもらいました。監督初め期待している。来年は1軍で活躍して欲しいと言われました。」
手嶌
「1軍で結果を残せなかったので、ダウンだと思っていたのですが、期待料ということで維持でした。アップしたような感じです。初めての契約更改で緊張しました。今年はファームでしたが、夏場に尻すぼみしたような結果になったので、来年は1軍で、年間を通して投げられるように頑張ります。」
神田
「現状維持でサインしました。6試合しか投げていないので、言える材料はないのですが…。1軍にいられたことと、シーズン最後に好投できたことを評価してもらいました。今年は少しは貢献できたと思ったのですが、来季はもっと貢献できるように頑張らないといけないですね。」
川井
「限度額いっぱい(25%)のダウンでした。話し合いの中で、金額の話しは最後の最後。最後に提示された金額が考えていた幅以上だったので、正直ビックリしました。成績は悪いので、ダウンは仕方がないと思っていたのですが…。1回自分で考えてみようということです。」
塀内
「勝ち越し打を評価してもらいました。球団からは『期待は大きい」と言われました。今年はプロに入ってから1番良かったですね。来季はもっとヒット、打席、試合を増やしていきたいです。日本シリーズに出場して自信にもなりました。来季は1年間1軍が目標。パワーアップも目指します。」

◇李2時間交渉、合意には至らず

ロッテ瀬戸山球団代表は1日、今季で2年契約が切れる李承Y内野手(29)の代理人と都内で第1回交渉を行った。約2時間、会談を行ったが、サインには至らなかった。瀬戸山代表は「ぜひ残って欲しいと伝えた」と話した。李に対して既に条件提示は行っており「条件面に不満はないけど、試合にたくさん出たがっている」と同代表。他球団からのオファーは話題に上がらなかったというが「もう少し状況を見たいんじゃないかな」と李側に配慮。次回交渉は未定だ。

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ボビー、Xマスにブッシュ大統領と再会[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)がホワイトハウスのクリスマスパーティーで、ブッシュ大統領と再会する。1日、成田空港から米国に帰国した。空港で取材に応じ、かねて提唱するアジア王者と米国王者による「リアルワールドシリーズ」の実現を訴える考えを示した。

「彼は大統領だし野球以外のことで忙しいけど、将来的には野球のことを考えてくれるかもしれない」と期待。89〜92年には大リーグ・レンジャーズのオーナーと監督の関係で、先日ブッシュ大統領が来日した際には大阪・伊丹空港まで出迎えに行った。

飛行機に乗り込む際には両手に優勝した時の写真を抱え込むなど、終始上機嫌。「様々な成功を収めてエキサイティングな1年だった。2週間はゆっくりして、来季に向けて動きだしたい」と笑顔で日本を後にした。

◇バレンタイン監督一問一答

≫今年を改めて振り返って。
バレンタイン監督
「今年は興奮した、素晴らしいシーズンだった。様々なことに成功し、非常に満足している。」
≫大きな荷物だが。
バレンタイン監督
「優勝して写真やお祝いの品物をたくさん頂いたので荷物が多くなった。この荷物の量が去年と違うところ。」
≫帰ってからの予定は?
バレンタイン監督
「2週間リラックスして、その後は来年に向けて動き出したい。」
≫外国人選手については?
バレンタイン監督
「ベニー以外は全員他のオファーに耳を傾けるだろう。いずれにしても、来年もいいチームになる。」
≫来春にはWBCも開催されるが。
バレンタイン監督
「MLBの上の人達も各地から集まるので、提案出きるチャンスがあれば、色々提案してみたい。」

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ボビー今度こそブッシュ大統領に直訴[報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が1日、成田空港発の日航機で米国に帰国した。米国滞在中には12月中に行われるホワイトハウスのクリスマスパーティーに出席予定。野球に造けいの深いブッシュ米大統領に、アジアと北米のNO.1クラブチームによる「世界一決定戦構想」の開催を訴える方針を示した。

夢に突き進むボビーにオフはない。バレンタイン監督は、12月中旬に開かれるホワイトハウスのクリスマスパーティーに出席する意向を示した。当日はブッシュ大統領とも対面予定。「世界一決定戦?大統領も忙しいとは思うけど、話をすることになるだろう」と直談判を宣言した。

千載一遇の好機を逃す訳にはいかない。レンジャーズの監督時代、共同オーナーを務めていたブッシュ大統領。2人は同じコネティカット州出身で、1985年から良好な関係を保ってきた間柄だ。クラブチームによる世界一決定戦の具体的議論が交わされていない今、持論をぶつける対象として、ブッシュ大統領は最適な人物といえる。

バレンタイン監督は11月15日、日米首脳会談で来日した大統領を出迎えるため、大阪空港を電撃訪問。当時はアジアシリーズ制覇直後という絶好のタイミング。夢の構想を披露するプランもあったが、短時間の対面だったこともあり、実現しなかった。

しかし、試合同様、バレンタイン監督は策士だった。空振りしたかに見えた15日の直談判だったが、「米国での再会を約束したんだ」とボビー。既にクリスマスパーティーの招待状は届いており、「出席する予定だ」と明言した。

構想の骨格は固まっている。開催地は中間地点のハワイとし、利益配分の問題を避けるため、チャリティーマッチとする方針。直談判で熱意を伝えることで「先々は(世界一決定戦を)考えてもらえるはず」と自信を持つ。米国の総帥からクリスマスプレゼントは届くのか。今オフ最大の挑戦に胸を躍らせながら、ボビーが太平洋を渡った。

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ボビー、大統領に世界一決定戦直訴へ[スポニチ]

ロッテを31年ぶりの日本一に導いたボビー・バレンタイン監督(55)が1日、成田発の日航機で米ニューヨークに帰国した。指揮官は今月中旬に開催されるホワイトハウスでのクリスマスパーティーに出席予定で、ジョージ・ブッシュ大統領(59)とも対面。その席で自らが提唱する「リアル・ワールドシリーズ」の実現を直談判するつもりだ。

激動のシーズンを終え帰国の途についたバレンタイン監督が、今度は米本土で「リアル・ワールドシリーズ」開催へ向け動きだすと明かした。しかもプレミアム人脈を味方につけての直談判に打って出る。昨年に続き、ブッシュ大統領主催の「クリスマスパーティー」の招待状を受け取った指揮官は、この席で壮大な夢を語るつもりだ。

「もちろん野球(リアル・ワールドシリーズ)の話はする。大統領だから、野球以外のことで忙しいのは承知している。それでも将来的に野球のことを考えてもらえるかもしれないからね」と日本で訴え続けたチャリティー方式やハワイを開催地にするアイデアなどを披露する。

85〜92年にレンジャーズを指揮していたバレンタイン監督にとって、ブッシュ大統領は91年から同球団の共同オーナーを務めていた間柄。同じコネティカット州出身でもある。その親密さは、11月15日に日米首脳会談で来日したブッシュ大統領を出迎えるため、千葉から大阪空港まで足を運んだことでも分かる。大人数で同空港がごった返す中、バレンタイン監督と久々に対面したブッシュ大統領はわざわざ足を止めて談笑すると、最後は抱き合って再会を約束したシーンもあった。

とはいえ、自らの夢が簡単に実現するとは思っていない。「来春にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開催される。その際にはMLBや様々な野球関係者が集まるだろう。そこで新たな意見を持ち寄ることになればいい」と日米野球機構の新たな行動にも期待を寄せる。

それでも立ち止まっている訳にはいかない。「2週間ぐらい休んで、また来年の準備をしたい」。ロッテを31年ぶりの日本一に導いた55歳。連覇と世界一という夢を持つボビーの休息は故郷でもしばらくはなさそうだ。

◇流行語大賞に「ボビーマジック」

「2005ユーキャン新語・流行語大賞」の発表、表彰式が1日、都内のホテルで行われ、「ボビーマジック」がトップ10入りした。

弱小球団を31年ぶりの日本一に導いたバレンタイン監督の“魔術”ともいえる選手起用が評価されたもので、受賞者は“ボビー・チルドレン”の代表格である今江とサブロー。壇上に立った今江は「流行語に選ばれるなんてメチャメチャ嬉しい。ボビーに感謝です。選手を決してけなさないし、落ち込んでいる時とかにパンチをお腹に入れられたり、そういうコミュニケーションがありがたかった」とニッコリ。2日は昨年、婚姻届を出した幸子夫人(31)との結婚式で、「今年は喜びがたくさんあり過ぎて怖いぐらい。今日は色々と式の準備も残っていたんですけど、嫁さんに“頼むから行かせてくれ”と言ってここに来ました」とバラ色のオフに声を弾ませた。

また、サブローも「マジックを掛けられた方は何が何だか分からないまま、日本一になってしまいました」と相好を崩していた。

◇李承Y代理人と交渉

瀬戸山球団代表は今季で2年契約が切れる李承Yの代理人と都内で交渉したが、サインには至らなかった。11月中に「年俸2億円の据え置きで複数年契約」を提示している瀬戸山代表は「条件面に不満はないと聞いているとのことだった。他球団から誘いがあるかは話さなかったが、もう少し状況を見たいのでは。焦らずやります」と話した。

◇黒木が1000万円減で更改

黒木が1000万円減となる年俸4000万円で更改した。8月28日のオリックス戦(千葉マリン)で452日ぶりに復活勝利を挙げるなど2勝をマークしたが「仕方ない。頑張ればまた上がりますからね」と前向き。アジアシリーズ以降も千葉マリンで6勤1休のペースでランニング、ウエートトレーニングに取り組んでおり「来年は先発ローテーション。今年投げられなかった日本シリーズで投げたい」と巻き返しを誓っていた。

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李、他球団からオファー[デイリー]

来季の去就が注目されているロッテ・李と球団側の第1回交渉が1日、東京都内で行われたが、物別れに終わった。李側は依然として守備に就きたいという要望を出しており、他球団からのオファーをにおわせるなど、長期化の様相を呈してきた。また楽天の山下大輔編成本部長(53)は、ウエーバーで獲得を発表した前巨人のブライアン・シコースキー投手(31)との契約交渉が難航していることを明らかにした。最悪、入団が白紙になる可能性も出てきた。

お互いの溝は1度の交渉では埋まらなかった。瀬戸山代表は「午前中に都内で2時間ほど、(代理人の)水戸弁護士と話し合ったがサインには至らなかった」。深い溝の中心にあるのは、守備の問題だった。

条件は申し分ない。年俸こそ現状維持だが、契約年数は李側が自由に決めていいという破格待遇。「李もロッテに恩義を感じているし、条件に関して不満はないと、水戸先生から伝えられた」という。

だが、李の要求の軸は、守備での出場機会の確約だ。しかしそれは、チームに不和を生みかねない。瀬戸山代表は「実力主義というプロ野球の構造上、それを確約することはできない」と要求に応じるつもりはない。

李側も文言での確約などは求めない方針だが、「来て欲しいというところがあるという風の噂を聞いている」と、他球団からのオファーの存在もにおわせた。

今後は電話で話し合いを続け、次回交渉を迎えることになる。この日、米国に帰国したバレンタイン監督も「李に残ってもらえればありがたい」と残留を望んでいる。アジアの大砲の来季は、まだ見えない。

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李、残留濃厚も妥協せず[報知]

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表は1日、李承Y内野手(29)の代理人・水戸重之弁護士(48)と都内で第1回交渉を行った。ロッテ側は年俸2億円の複数年契約を用意。契約年数は李サイドの希望に応じるというVIP待遇を提示したが、契約には至らなかった。 李は将来のメジャー挑戦を見据え、守備位置の確約を要求。ロッテと最初に交渉してから他球団の動向を待つ方針のため、早期のサインを見送った。守備位置や出場試合数の確約について、瀬戸山代表は従来の方針通り「認められない」と話した。

水戸弁護士は交渉の席で他球団からのオファーの存在をちらつかせたが、ロッテ以上の条件提示は考えにくく、現時点で残留が濃厚。瀬戸山代表は「ウチとしては残って欲しい。それを前提に保留者名簿にも載せていない」と粘り強く交渉していく構えを見せた。

◇黒木肉体改造で先発ローテ狙う

黒木がマッスル化して先発ローテーション入りを目指す。契約更改交渉では、1000万円減の4000万円で1発サイン。2年連続で合計1000万円以上を球団側に“返納”していたが、今季は提示額をそのまま受け入れた。「来年はプレーオフ、日本シリーズで投げるのが目標」と黒木。既に6勤1休でウエート中心のメニューを消化しており、「来年はみんな(先発陣)と勝負できる。かじりついてでもやっていく」と気合をみなぎらせていた。

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ロッテが李承Yと1回目の交渉も合意には至らず[サンスポ]

ロッテと今季で2年契約が切れる李承Yとの、1回目の代理人交渉が1日行われたが、合意には至らなかった。瀬戸山球団代表と代理人を務める水戸弁護士が2時間にわたって交渉。球団は現状維持の年俸2億円、複数年契約を提示したが「(李は)条件に不満はない」と前置きした上で「(他にも)欲しがっている球団があると、かぜの噂で聞いている」と態度を保留した。

◇黒木が20%減の4000万円で契約更改

“ジョニー”黒木が20%減の4000万円で契約更改。今季2勝に留まった元エースは「結果を出してないんだから仕方ない」とさっぱりしていた。今季、千葉マリンで1545日ぶりの勝利を挙げ来季への手応えは十分。「プレーオフ、日本シリーズで投げることが目標。(年俸も)頑張ればあがるでしょう」。来オフ大幅アップを狙う。

◇バレンタイン監督が帰国

1月に来日してから11ヶ月。“6冠”を手にしたバレンタイン監督が帰国した。今季は31年ぶりの日本一に輝くなど最高の1年で「様々な成功を遂げ、非常に満足している。素晴らしいシーズンだった」と振り返った。米国では、ホワイトハウスで開かれるクリスマスパーティーに出席予定。親交の深いブッシュ米大統領との再会を心待ちにしていた。

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黒木1000万円減も熱意は減らず[ニッカン]

黒木知宏投手(31)が1日、千葉マリンで契約交渉を行い、1000万円ダウンの推定4000万円(金額は推定)でサインした。

過去2年間、金額に見合った活躍をしていないと、球団提示額に自ら減額を申し出た。03年は235万円、04年は1000万円を返金したが、今季はなし。春先からファームでローテーションを守り、8月には千葉マリンで復活勝利を飾るなど2勝を挙げた。「聖地であるマリンのマウンドに立てた。来季につながる1勝」と振り返った。

昨年10月に手術した右ひじも快方に向かい「1年投げてきたけど痛み、違和感はなかった」と話す。来季の1軍ローテ復帰を目指し、アジアシリーズ終了直後からパワーアップのために激しい筋力トレーニングを続けている。「来年はプレーオフや、日本シリーズで投げたい」。00年には自己最高の1億8000万円あった年俸は4分の1以下に減ったが、熱い思いは失っていない。

黒木の年俸推移
年度年俸勝敗
951200205-73.71
962400288-73.58
9740003212-152.99
9865003113-93.29
99100002914-102.50
00180002610-125.18
01162001711-43.02
02175001軍登板なし
03135001軍登板なし
04800071-34.41
05500032-14.58
064000

[注]金額は推定(万円)、98年は最多勝利。

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黒木は4000万円で契約更改[ニッカン]

右ひじ手術で出遅れ、今季3試合で2勝1敗に終わったロッテの黒木知宏投手(31)が1日、1000万円減4000万円で契約を更改した。黒木は「今季は2軍で調整したけど、素晴らしい投手陣に割って入るのは難しかった。来季はプレーオフ、日本シリーズで投げることを目標に頑張る」と話した。(金額は推定)

◇李、サインに至らず

ロッテの瀬戸山球団代表は1日、今季で2年契約が切れる李承Y内野手(29)の代理人と都内で交渉したが、サインには至らなかった。11月中に「年俸2億円の据え置きで複数年契約」を提示している瀬戸山代表は「条件面に不満はないと聞いているとのことだった。他球団から誘いがあるかは話さなかったが、もう少し状況を見たいのでは。焦らずやります」と話した。(金額は推定)

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バレンタイン監督が帰国「今年は満足」[ニッカン]

ロッテを31年ぶりの日本一や初代アジア王者に導いたバレンタイン監督が1日、成田発の日航機で米国に帰国した。続投が決まっている同監督は、外国人選手について「ベニー以外は他球団のオファーがあれば、耳を傾ける状況になっている」と残留が流動的なことを明かしたが、既に代わりの選手をリストアップしているとし「どんな選手が来てもいいチームになる」と自信を見せた。優勝の記念品やパネル写真などを携えた同監督は「今年は様々な成功を収めて満足。少しリラックスしてから来季に向けて動きたい」と話した。

◇流行語大賞トップテンに「ボビーマジック」

1日、今年のユーキャン新語・流行語大賞が発表され、チームを日本一に導いたバレンタイン監督の采配を表した、「ボビーマジック」がトップテン入りを果たした。1日に行われた表彰式では、大賞を受賞した「小泉劇場」の武部勤自由民主党幹事長、「想定内(外)」のライブドア堀江貴文社長らと共に、サブローと今江が受賞のステージに上がり、記念写真に納まった。

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森田健作氏クラブチームに沢井、本西が入団[報知]

元衆院議員でタレントの森田健作氏(55)が総監督を務める千葉の社会人クラブチームに、元ロッテの沢井良輔内野手(27)と元ロッテの本西厚博氏(43)が入団することが1日、明らかになった。沢井は銚子商で甲子園に出場、その後ロッテに入団し今季で退団するまで10年間在籍。地元密着を掲げるチームにはうってつけの選手になる。本西氏はコーチ兼選手になる予定だ。また、タレントの小野真弓さんをマネジャーとして登録。公式戦でもベンチに入る予定になっている。チーム名も「千葉熱血MAKING」に決定。5日に千葉マリンで設立記者会見を行う。

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福岡でNPBジュニア大会を開催…12球団が推薦、編成[サンスポ]

12球団が推薦、編成した小学生の軟式野球チームによる「NPB12球団ジュニアトーナメント」が12月27〜29日に、ヤフードームで開催されることが1日、発表された。巨人ジュニアは篠塚和典守備走塁コーチ(48)が監督を務めるなど、各球団のコーチや2軍監督らが指揮を執る。

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ポスティング制度、撤廃も視野に[デイリー]

プロ野球実行委員会が1日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、巨人・清武英利球団代表(55)がポスティング(入札)制度の見直しを提案した。同制度によるメジャー挑戦を希望する選手が後を絶たない現状を踏まえて、「撤廃」も視野に入れて再検討すべきとの考えを表明。19日の実行委員会で協議することになった。

これまでイチロー、石井一、大塚らがメジャー移籍を実現するために活用したポスティング制度が「廃止」される可能性が出てきた。「うちを含めて、ヤクルトや複数球団がない方がいいと言っている。一体、何のための制度かと思う」。実行委員会で巨人・清武代表が、全面的な制度見直しを提案した。

FA取得前に海を渡ることができる同制度に、「夢」を託す選手は後を絶たない。だが、球団側にもやすやすと移籍を認める訳にはいかない事情がある。「このままいけばプロ野球が崩壊し、FAが形骸化する」と清武代表。もし今後、ポスティングを容認する球団が増えれば、FA制度が機能せず、また球界の地盤沈下を招きかねない。そんな危機感が、見直し提案の根底にあった。清武代表は「超有名な2人の選手が相次いで、というようなことになれば(球界の)命取りになる」とも語った。

一方で、来オフから制度廃止という流れになれば、大リーグ移籍を希望する選手には大きな打撃だ。今オフのポスティングを希望しながら球団に残留を求められている阪神・井川、西武・松坂、ヤクルト・石井や、将来的な入札挑戦に含みを持たす巨人・上原…。希望を託す「ハシゴ」が外されることにもなりかねない。

19日の実行委員会で各球団がポスティングに関する考えを持ち寄ることになったが、簡単には廃止にできないという現実もある。NPB関係者は制度見直しには「MLBの了承が必要」と言う。日本側だけの意向では決められないだけに、今後の議論の行く末が注目される。

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清武代表、ポスティング撤廃訴え[スポニチ]

次回の実行委員会から、ポスティング・システム(入札制度)の見直し作業に着手することになった。清武球団代表は「由々しき問題。このまま続けばプロ野球の崩壊につながるし、FA自体も形骸化する」と強調。現状では自球団の上原に西武・松坂、ヤクルト・石井ら、本人が入札を希望しながら球団側が認めないケースが相次いでいる。清武代表は「ウチを含めてヤクルトとか、複数球団がない方がいいと言っている。(契約更改交渉でも)混乱を招くし、何のための制度か」と“不要論”を展開。将来的な廃止も視野に入れながら、次回の実行委員会から検討されることになった。

◇新プレーオフ日程が承認

パ・リーグ理事会では、新方式のプレーオフ日程を承認。レギュラーシーズン2、3位による第1ステージは10月7日から3日間、2位球団の本拠地で。1位球団に無条件で1勝が与えられる第2ステージは10月11、12日は1位球団の本拠地、14、15日は第1ステージ勝者の本拠地で開催。来年の理事長は日本ハム・小嶋武士オーナー代行に、オーナー懇談会の座長は大社啓二オーナーに決定した。

◇横浜オーナー、コミッショナーに説明要請

横浜の若林貴世志オーナー(63)が1日、TBS・楽天問題について「(前回オーナー会議の)11月4日からうやむやになっている。直接コミッショナーに聞いている訳ではないので、球団を通じて事務局に聞いてもらおうと思っている」と根来コミッショナーの見解を求める考えを示した。30日にTBS本社は楽天との和解交渉入りに合意。ただ同オーナーは楽天がTBS株を今後も10%未満保有することが野球協約第183条に違反しているとの認識から「なるべく早くやってもらわないとね」と次回のオーナー会議に諮りたい意向も示した。

◇楽天説明に不満

経営統合提案をめぐり、11月30日にTBSと覚書を締結した楽天は理事会、実行委員会で状況説明を行った。井上球団取締役は「株式の持ち株比率などについて、3月末まで議論することで了承を得た」と説明。それに対し、横浜の田中連盟担当は「オーナー会議に上げて、協約改正の小委員会を実施するということで戻ってきている。状況が変わっていないから、今さら議論するのはおかしい」と納得のいかない様子だった。

◇村上ファンド問題、着地点見えず

阪神電鉄の筆頭株主である村上ファンドの株式をオリックス本社が保有している問題で、オリックス・小泉球団社長が意見書を配布した。宮内オーナーの主張通りに「資産運用に関与しないのがファンドというもの」という内容だったが、阪神・野崎取締役連盟担当は「今日は説明をお受けした。納得したということではない」。これ以上の議論は行われず、着地点は見えていないのが現状だ。

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プレーオフ第2Sは10月11日から[ニッカン]

パ・リーグは1日、都内で理事会を開き、来季のプレーオフ第2ステージ第1、2戦を10月11、12日、第3、4戦を同14、15日に開催することを決めた。来季からレギュラーシーズン1位チームに無条件で1勝のアドバンテージが与えられるため、第2ステージは最大で4試合。また、1位が独占していた興行権の第3、4戦分は第1ステージを勝ち上がったチームに与えられる。

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闘魂継承、宮本選手会会長就任[スポニチ]

労組・日本プロ野球選手会は1日、大阪市のホテルで定期大会を開き、監督兼選手となり退任する古田敦也会長(40=ヤクルト)に代わり、6代目となる宮本慎也新会長(35=ヤクルト)を選出した。宮本新会長は古田前会長から「闘う姿勢」を継承し「まずはドラフト改革」と所信表明を行った。

闘魂伝承。宮本会長は古田前会長へ花束と有志のサインボールを手渡し、第6代労組・選手会会長として所信表明を行った。「覚悟を決めて決断しました。僕が中心となって、たくさんの問題に1つ1つキッチリ真剣に対応していきたい」と、昨年の球界再編問題で奔走した古田前会長の姿勢を引き継ぐ方針を示した。

構造改革の照準をまずドラフト制度に定めている。「1年かけてドラフトがちょっと変わっただけ。そのドラフトも妥協の産物と言われ、2年暫定のもの。しっかりした形にしないといけない。ドラフト(改革)をやっていけば、全てにリンクする」。選手会案をとりまとめ、来年1月下旬に予定される労使交渉の場に提出。ポスティング・システム(入札制度)もフリーエージェント(FA)権取得年数短縮を含め変更案を検討する。

日本プロ野球組織(NPB)には今後、改革への迅速な対応も求める。NPBが緩和、もしくは撤廃を求めていた年俸減額制限について、この日の総会で年俸1億円以上の場合は現行の30%から40%に緩和することを決定。「向こう(NPB)が決めたことにはスピーディーに対応している。向こうにも期待したい」と構造改革の円滑化を図る意向だ。

「古田監督が(選手会に)残ってくれるのは心強いが、頼ってばかりも良くない。自分の意思をしっかり持ってやっていきたい」。激動の時代にバトンを受け取った新会長が構造改革に挑む。

◇古田「1番の思い出はストライキ」

会長職を退いた古田は「1番の思い出はストライキ。たくさんのファンに迷惑を掛けた。今後はヒラの一選手会員として問題解決に向かいたい」と側面支援を誓った。選手兼任とはいえ、監督が労働組合に所属するのは初めて。選手会を労組と認定した東京都労働委員会は「監督権限の程度による。労使紛争の際には再び資格を審査する可能性もある」。事情を承知する古田は「迷惑を掛けたくない。問題があれば(組合員を)外れます」と話した。

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選手会総会、宮本新会長も闘う

労組日本プロ野球選手会の総会が1日、大阪市内で行われ、ヤクルト宮本慎也内野手(35)が第6代会長に選出された。7年務めた古田敦也選手会長(40)の後任として推薦を受け、他に立候補もいなかったことから無投票で決定した。チームの監督でもある「闘う選手会長」からバトンを託された新会長は「たくさんの問題を抱えていると思いますが、僕が中心となって選手全員で力を合わせて、1つ1つ真剣に対応していきたい」と緊張気味に心構えを語った。

就任の日から早速諸問題に着手した。総会では年俸の減額制限について話し合い、1億円以上の選手は30%から40%に拡大、1億円未満の選手は現在と同じ25%とする意見で固まった。昨年の労使交渉の際に経営者側と合意していた点の具体化で、今オフから早速適用される。「向こう(経営者側)が要求したことをこちらはスピーディーに対応している。向こうにもそうあって欲しい」。改革に伴う「痛み」を素早く受け入れる代わりに、ドラフト改革やFA短縮などで強く主張していく意欲を示した。

来年の1月後半には構造改革協議会が行われる。そこに「前会長」の古田は出席せず、宮本新会長が12球団全選手のリーダーとして本格的に動き始めることになる。「なるまでは(古田会長に)相談もしたけど、頼ってばかりもよくない。自分の意思をしっかりもってやっていきたい」。世代交代と共に、球界がまた未来へ動き始めた。

労組日本プロ野球選手会新役員
会長宮本ヤクルト
副会長小久保巨人
和田西武
川越オリックス
小笠原日本ハム
松中ソフトバンク
礒部楽天
黒田広島
高橋由巨人
赤星阪神
井端中日
運営委員石井琢横浜
黒木ロッテ
松原事務局長
山崎弁護士
石渡弁護士
会計新井広島
川アソフトバンク

◇前会長「頑張れ!!」後輩にエール送る

副会長で6年、会長で7年と13年にわたって選手会役員を務めてきた古田会長は「これでヒラの会員に戻ります」と、“卒業”を宣言した。「色んな問題が残っている中で宮本会長に渡さなくてはならないのは心苦しいですが、ファンの方も注目していますし、選手1人1人が真剣に考えて頑張って欲しい」。兼任監督のため、監督が選手会に所属する特殊なケースになるが「もし問題があれば(選手会を)外れます」と配慮も示した。会長を務めた7年間について「1番の思い出はやはり昨年のストライキ。高野連の方々と少しずつ雪解けができたことも、この40年(の断絶)を考えれば非常に意義のあることだった」と振り返った。

◇選手会理事長小久保が就任

巨人小久保裕紀内野手(34)が1日、社団法人・選手会の理事長に就任した。大阪市内で行われた選手会定期大会で役員改選があり、中日立浪和義内野手(36)に代わり新理事長になった。小久保は「社団法人・選手会は野球の裾野を広げていく団体。(労組・選手会の)宮本会長とタッグを組んで、精一杯やらせていただきます」。

◇その他の審議事項

(1)
WBCへの積極的参加の確認
(2)
来年度以降の「育成選手選択会議」で支配下選手に不利にならないよう配慮することを経営者側に要請する
(3)
ポスティングシステム(入札制度)の見直し
(4)
選手会主催の感謝祭を毎年12月第1日曜日に開催する
(5)
認可された母校での自主トレーニングに関して前向きに参加することを呼びかけた

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WBCに協力確認

選手会総会でWBCのメンバー選出に際し阪神と中日から「辞退者が続出している」と批判した巨人清武代表の発言が話題に上った。出場については選手の自由意志によるとし、また非公開のはずの情報を話したことを問題視。松原事務局長は「内部で批判するのはいいがマスコミを通して話さないで欲しい。(辞退者は)どうしても出られない事情がある」と話した。阪神の赤星選手会長は「選手会は協力しようと確認した。僕が知っている範囲でも(阪神の参加可能選手は)1人だけじゃない」と断言した。

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巨人清武代表が入札見直し訴え

巨人清武英利球団代表が1日、実行委員会でポスティングシステム(入札制度)の撤廃を含めた見直しを訴えた。阪神井川、西武松坂、ヤクルト石井らが希望し、各球団が対応に苦慮していることを憂慮。巨人は制度行使を認めていないこともあり「うちを含めて複数のところがない方がいい、と。僕もそう思います。ない方がいいと思ってますから」と語ったもの。

数年後のメジャー移籍を前提にした入団交渉が行われているという球団があるとされており、同代表はその点を指摘。「早期に使わせてあげるといったようなスカウト活動とか、入団交渉なんかが行われているという噂もある」と、違反行為に言及し、さらに「日本のプロ野球の崩壊につながって、FA制度の形骸化につながっている」と、現状を嘆いた。今後も有力選手の流出の可能性すらある。「超有名な選手が2人同じ年となると命取りになる」と語り、今後は実行委員会レベルで議論される。

◇外国人FA制限、小泉社長が提案

オリックス小泉隆司球団社長は外国人選手の契約にあるFA権について、制限するよう提案した。「FA権を認めているのが年俸の高騰につながっている。(会義で)私から言い、協調してくれる球団もあったので次の実行委員会で検討することになりました」。オリックスはJP投手との再契約を結ぶ意向だったが、まとめきれずに保留者名捕から外した。小泉社長は「11月いっぱいに(契約が)まとまらなければFAになるという契約条項が慣例化している」と現状を問題視していた。

◇楽天株問題議論されず

この日の実行委員会では楽天のTBS株取得による野球協約違反の問題は話し合われなかった。出席した横浜田中常務は「会議で楽天から紙が出されただけ。全く議論はされませんでした」と語った。また「前々回の実行委員会で結論は出ている」と楽天の野球協約違反をあらためて指摘した。

◇1億円以上に限り、減額制限引き上げ

実行委員会で、選手の参稼報酬の減額制限が1億円超で30%から40%に引き上げることが決まった。かねて選手会と事務折衝を重ねて話し合ってきた。この日、同時進行していた選手総会で承認されると松原選手会事務局長からNPBに連絡が入った。長谷川コミッショナー事務局長は「その承認を受け、実行委員会でも正式に承認しました」と説明した。

◇レンタル制度、楽天が責任者

楽天が「レンタル移籍制度」構築の責任者となった。草案づくりから着手し、早ければ来季開幕からの導入を目指す。井上取締役は「レンタルに1番興味を持っている楽天が担当することになりました」と説明。育成選手選択会議導入に積極的だった広島が中心に議論を進めたように、必要性に応じて楽天が選ばれたようだ。

◇その他の審議事項

(1)
協約改正の基本方針を確認
(2)
中古ボールを5ダース1パックとして高野連に寄付する
(3)
来年の高校生ドラフトが9月25日に決まった
(4)
次回19日の実行委員会では試合のスピードアップ、ポスティングシステムのあり方、外国人選手の契約について議論する

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渡辺会長、フジサンケイ「恥を知れ」

巨人渡辺恒雄球団会長(79)が1日、都内でヤクルト、横浜の球団株を保有するフジサンケイグループに対して「恥を知れと言いたいね」と痛烈に批判した。前日11月30日、楽天、TBSの経営統合問題が、ひとまず和解。しかし同会長は「問題だね」と野球協約に抵触する問題点は改善されていないことを指摘。さらにTBSから連絡が入ったとした上で「(両者の協議が)3月までだから、まあ簡単に言えば見逃してくれ、ということだよ」と明かした。

しかし「その前にサンケイの問題があるだろう。ちゃんと処理してもらわないといかんね」と矛先を転換。先日、両球団どちらかの株を手放すことを根来コミッショナーが要求したにもかかわらず、継続保有の姿勢を示したフジテレビを牽制した。さらに不満を募らせていたのか、「散々ホリエモン退治やってだね。フジサンケイグループのために一生懸命やったんだよ。マスコミの仲間として守るためだろう」と険しい表情のまま車に乗り込んだ。

◇若林オーナー要求、オーナー会議早く

横浜若林貴世志オーナーが1日、前日にTBSと楽天の両者が業務・資本提携の覚書を交わしたことを受け、早急に臨時オーナー会議を開催することを求めた。同オーナーは、楽天が現在も親会社のTBS株を所有している状況に「変化はない」とし「野球協約は野球協約である訳だから、12球団でしっかり守るべき。早期にオーナー会議をやってもらいたい」と、2日にも横浜球団から、コミッショナー事務局にオーナー会議の開催を求める意向を示した。

前回11月4日に行われたオーナー会議では、両者の経営統合問題の行方が決着した後に、再びオーナー会議を招集することが確認されていた。

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