わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月4日

小林雅、ポストシーズン査定の見直し訴え[スポニチ]

千葉市内で開催された少年野球教室に参加したロッテ・小林雅英投手(31)が4日、来季からのポストシーズン査定の見直しを球団側に訴えることを明言した。

今季は31年ぶりの日本一になると同時に、初代アジア王者にも輝いた。しかし4戦全勝で制したアジアシリーズは「中国がどんなレベルかも分からないので査定するのは難しかった」(球団首脳)と契約更改交渉でポイントにならないという。選手会には日本シリーズ後にバレンタイン監督を通じて通告された。

小林雅は「今年は仕方ない」としながら「こういうことは前もって話し合っていかないと駄目。来年もアジアシリーズに出場したらどうするのか、球団に聞いてみたい」と選手会長として方針をを問いただすつもりだ。

◇清水、来季のメジャー移籍の可否見解求める

今季10勝をマークした清水が昨オフから希望していたポスティング・システム(入札制度)でのメジャー移籍が来季は可能か否か、球団に見解を求める。「昨年も話したけど、結局どっちつかずだった。イエスかノーか、はっきりしてもらいたい」。ハワイ優勝旅行(13〜18日)後にも行われる契約更改交渉で徹底的に話し合う。「日本で最後のシーズンになるかもしれない」と清水。連覇と、エースとして確かな結果を残して渡米したい意向だ。

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ロッテ『FK』と虎『FK』が共闘!リリーフ陣の評価向上へ[サンスポ]

ロッテの藤田宗一投手(32)と小林雅英投手(30)が4日、千葉市内で行われた野球教室に参加した。日本シリーズでは阪神の「JFK」に対抗して、「YFK」と呼ばれたトリオの2人。契約更改交渉は今月中に行われる予定だが、阪神の“FとK”は既に保留。ロッテの“FK”も、リリーフ陣の評価が低ければ徹底抗戦の構え。そう、プロ野球改革元年、ライバルと共闘してオフも“交流戦”だあぁぁ〜っ!!

ロッテの勝利の方程式といえば『YFK』。藤田、薮田とつなぎ、最後は小林雅が締める。このパターンで、31年ぶりの日本一を手にした。リリーフ陣の貢献度は大きい。しかし、日本シリーズで戦った阪神のFKは、先日の契約更改交渉であまりの低評価に怒りの保留となった。

藤田
「阪神?そうですね…。今年は成績を残したので、納得できるところまでやりますよ。」

中継ぎで45試合に登板した藤田は、8000万円からの大幅アップを期待している。一方、29セーブで初のタイトルを獲得した小林雅も「まだ何を話すか決めていないけど、(希望金額などは)きちんというつもりです」。早くも“銭闘態勢”だ。

阪神のFKで明らかになった、球界全般のリリーフ陣への低評価。もし『YFK』もそうなら、球団、リーグの枠を超えて共闘する覚悟。ロッテの『FK』が阪神の『FK』と合体してバージョンアップ。つまり、オフも“交流戦”って訳だ。

球団関係者は「普通に考えれば上がるでしょ。ダウンじゃ怒られる」と強調したが、問題は上がり幅。阪神と変わらないようなら…。シーズン中の交流戦で優勝したロッテ。勝利の方程式はオフも崩さない。

阪神の“FとK”
11月28日、契約更改交渉に臨んだ藤川は、4800万円増となる7000万円の球団提示を保留。最低希望額の9000万円とは大きな開きがあり、「この額で中継ぎ投手はできない」と“中継ぎ放棄”を宣言した。一方、久保田は12月1日の契約更改交渉で、2800万円増の6000万円の提示に「この成績(5勝4敗27セーブ)を残してこれだけかと思った」。阪神の“FとK”は怒りの保留となった。

◇野球教室に子供300人

藤田、小林雅に加え、里崎、今江ら選手8人が参加したロッテの野球教室には、約300人の子供が参加。質問コーナーで「勉強は大切ですか?」と尋ねられた小林雅は、里崎と目を合わせ「大切です。勉強しないと、僕らみたいになっちゃうよ」とニガ笑い。里崎が「一緒にしないでくださいよ」と反論し、笑いを誘っていた。

◇村田兆治氏の集いに小宮山らがお祝い

『村田兆治氏の野球殿堂入りをお祝いする集い』が都内のホテルで開かれ、小宮山ら3選手も出席。スピーチでは金田正一氏が「なぜ、29は永久欠番ではないのか?」と球団に直談判することを約束した。現在、小野が29番をつけており、村田氏は「後継者がいますから」と遠慮したが「私が交渉しよう」と力説していた。

◇清水が米移籍を視野に球団と話し合い

来オフ以降のメジャー移籍を視野に入れる清水が、契約更改交渉の席でポスティングシステム(入札制度)について、球団に意見を求める考えがあることを明かした。移籍の可否について「去年、(球団は)否定はしなかったけど、どっちつかずだった。イエスかノーか、はっきりさせたい」。今年はしっかりと話し合うつもりだ。

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「YFK」銭闘態勢!狙う総額6億円[報知]

◇「JFK」に負けん

ロッテの「YFK」が3人総額2億円超の昇給を目指し、銭闘態勢に入った。チームの快進撃を支えた薮田、藤田、小林雅の救援陣は、阪神の「JFK」を超える1人平均7000万円のアップを狙う。

4日、千葉市内で野球教室に参加した藤田は「JFK」同様、強気で交渉に臨む決意を見せた。今季は防御率2.56と過去最高成績を収めた。「阪神は阪神だけど、今年は成績を残せたからね」と8000万円から1億5000万円へのアップを視野に入れ、金額で折り合わない場合は複数年契約の要求も考えている。

最多セーブの守護神は2億3000万円から3億円の大台突破だけでなく、国際化に対応した査定を求める。「五輪、WBC、アジアシリーズと国際化の流れになっているから」と小林雅。今年のアジアシリーズは査定対象外だったこともあり、新たな査定法を要求する。

球団側も「YFK」の貢献度は評価しており、交渉役の手塚運営部長は「普通に考えて、3人ともアップは確実でしょう」と断言。複数年契約を要求された場合についても「これから考えます」と柔軟に対応する方針を示した。

1人平均7000万円の増額が実現すれば、3人の年俸総額は約6億円。名実共に、最強のリリーフ陣が誕生する。

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村田さん祝殿堂[報知]

元ロッテ投手の村田兆治氏(56)の野球殿堂入りを祝うパーティーが4日、都内のホテルで行われ、現役選手、OBや各界の著名人ら約450人が出席した。壇上では、31年前の優勝監督の金田正一氏(72)が現役時代に村田氏がつけていた背番号29の永久欠番化を提案した。「それこそが今日の祭りのお祝いなのです」と力説したが、当の村田氏は「(現在29番の)小野晋吾という後継者がいるんで、私は満足です」と言い返して、場内は笑いに包まれた。なお、巨人を自由契約となった清原も出席したが、移籍先に関する報道陣の質問には無言を貫き、乾杯だけで会場を後にした。

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西武球場前を“縁日化”[報知]

◇来季集客アップへマリーンズを見習います

マリーンズに学べ!西武が、来季からインボイス西武前の広場を“縁日化”するプランが4日、浮上した。千葉マリンが成功した例に倣い、焼きそば、フランクフルトや金魚すくいなど、子供の喜ぶものを計画中。この日、所沢シティマラソンで同球場を訪れた斉藤博・所沢市長(66)もバックアップを約束。集客アップへ本腰を入れる準備は整った。

「インボイス西武は現状では野球だけしかない。せっかく西武球場前の駅前にスペースがあるし、縁日のようにして盛り上げたい」と営業担当者。既にロッテの営業担当者を球団に呼んでノウハウを伝授されており、瀬戸山代表からもアドバイスを受けている。障害となるのは、保健所など行政からの許可や、球場内テナントとのバランスの問題だが、斉藤市長は「球団サイドだけではなく、色んな意見を採り入れるべき。もちろんバックアップは約束します」と全面的に協力する意向だ。

パ・リーグの盟主と呼ばれている西武だが、興行面では05年の観客動員が約110万人でリーグ5位に低迷。昨年比の下がり幅は、リーグ最悪の33%減と危機的状況になっている。ナインからも人気面を危惧する声が出ている現状を考えれば、人気復興へ向け、なりふり構ってはいられない。

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高野連がNPB育成選手制度について協議へ[サンスポ]

日本高野連の脇村春夫会長(73)は4日、今オフ導入されたNPBの育成選手制度について今後、高野連の見解をまとめる意向を明かした。NPBは来季から高校生も対象に加えることを想定している。

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プロ・アマ交流シンポジウムに計6選手参加[報知]

プロ野球現役選手による高校球界との交流シンポジウム「夢の向こうに」が4日、宮城・仙台市内で行われ、日本プロ野球組織(NPB)の根来泰周コミッショナー(73)らが初視察に訪れた。

プロ・アマの交流目的に2003年から始まり、今年で3年目となるシンポジウムには横浜から斎藤、吉見、石井、種田、楽天から有銘、藤井の計6選手が参加。県内73校、計1456人の生徒、職員が体験談、技術講義に耳を傾けた。

根来コミッショナーは「プロ・アマ間には色々な問題もあったが、技術的(なもの)はもちろん、意識的な溝も埋められていくのはいいこと」と話していた。

◇「選手育成制度」巨人平岡例に論議 

シンポジウムには日本高野連の脇村春夫会長(71)も参加。1日からは現役のプロ選手が母校で練習することも解禁され、プロ・アマ間の距離がさらに近づくが「あくまで選手の練習が目的」と話した。また、今オフから導入された「選手育成制度」について、巨人を自由契約になり育成選手として再契約された平岡政樹投手のケースを指し「(そういう契約が)いいのかどうか分からないので、よく聞いてみないと」と話していた。

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宮本選手会長らが母校トレ積極参加へ…高校野球シンポ[サンスポ]

労働組合・日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(35)=ヤクルト=ら幹部の多くが、今月1日に解禁された出身高校での自主トレに積極的に参加する予定であることが4日、分かった。選手会の松原事務局長がこの日、高校野球シンポジウム「夢の向こうへ」が開催された仙台市内で明らかにした。

同事務局長によれば「宮本会長はじめ、幹部のうち8割近くが参加する意向」で、ソフトバンク・松中が近く母校の秀岳館高(旧八代一)で自主トレを行う。宮本新会長のPL学園での自主トレが実現するのは年明けになりそうだ。

母校ではプロ選手の「練習」が許可されており、合同練習での軽いアドバイスは許されるが、ミーティングやノックなどの「指導」はできない。選手会幹部の積極的な参加で、さらに“雪解け”を加速させることが期待される。

◇斎藤隆が苦言

杜の都・仙台でのシンポジウムにはパネリストで横浜と楽天の選手が7人参加したが、最後に地元出身で横浜からメジャー移籍を目指す斎藤隆が苦言。「ズボンはずり落ち、ネクタイは緩んでいる。野球人として恥ずかしくない制服をして欲しい」。眉毛を剃っていた高校生達は神妙に聞き入っていた。

◇根来コミッショナーが初参加

根来コミッショナーがシンポジウム「夢の向こうに」に初参加した。今オフで3年目を迎えた「夢の向こうに」の開催で両者の関係改善が進み、この日は約1500人が参加。根来コミッショナーは「こういう機会で(両者の)溝がだんだん縮まってきた」と意義を強調した。

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7選手が高校生ら1500人を指導[スポニチ]

高校野球部員らを対象に開催された現役プロ選手によるシンポジウム「夢の向こうに」が4日、宮城県仙台市内で行われた。横浜、楽天の計7選手が宮城県内73校から集まった約1500人の参加者に技術指導やアドバイスを送り、根来泰周コミッショナー(73)も初めて出席した。

◇斎藤「金八先生」並み熱血指導

地元・仙台で横浜最後のユニホーム姿を披露した斎藤が、同郷の後輩達に「金八先生」並みの熱血指導を行った。シンポジウムの閉会宣言後、自発的にマイクをとり生徒の乱れた制服姿を指摘。「制服は君達にとってユニホームと同じ。きちっとしてください。こんなだらしない姿で甲子園で歩いて欲しくない」と説教した。これには生徒もびっくり。大先輩の忠告にすぐさま身なりを整えていた。

◇コミッショナー、初参加で絶賛

根来コミッショナーがシンポジウムに初参加し、あらためて開催の意義を強調した。選手らの熱心な姿勢に「プロとアマに今まで間があったが、こういう機会でどんどん溝が縮まった」と絶賛。また高野連・脇村春夫会長は今後6年間で全都道府県でこのシンポジウムを開催する計画を披露し「長い間、鉄のカーテンがあったが、プロ、アマに雪解けが出てきた」と満足していた。

◇6日は女性ファン拡大へ女性記者と座談会

「夢の向こうに」を主催した日本プロ野球選手会は、6日に都内で「LOVE BASEBALL! FESTA 2005」が行われる。ヤクルト・古田前会長、巨人・工藤ら21選手が参加。イベント前には女性記者とロッテ・清水、ソフトバンク・川崎が座談会を行う。女性ファン拡大のための意見交換を行う予定で、選手会関係者は「新しい切り口でファンを増やしていきたい」と話した。

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清水、入札再要求

清水がポスティングでのメジャー移籍を再び訴える。昨年の契約更改で、初めて公の場でメジャー希望を表明し「昨年は否定はされなかったけど、どっちつかずだった。YESかNOか、はっきりして欲しい」と希望した。「来年が日本最後の年になるかも知れない。そうなったら全身全霊をかけて投げる」と決意を込めた。

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都内で殿堂入り祝賀会、村田氏を祝福

通算215勝を挙げた元ロッテ村田兆治氏の野球殿堂入り祝賀会が4日、都内のホテルで行われた。巨人工藤、ヤクルト若松前監督、清原ら約500人の関係者が集まり、ロッテ戦手会長の小林雅が乾杯の挨拶。31年前の優勝メンバーも駆け付けて祝福した。

壇上では31年前に監督を務めた金田正一氏から、村田氏の背番号「29」を永久欠番にするプランが飛び出した。現在は小野がつけている番号で、村田氏は「後継者がいるから私は十分」と遠慮したが、金田氏の勢いは止まらない。隣にいた濱本球団社長にも直接訴えかけ「何故29番を永久欠番にしないのか不思議だった。私が交渉する」と会場を沸かせた。

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契約更改

選手名年俸前年比
高木2100±0
井上2600▼500
垣内2100▼500
渡辺正2000▼100
平下1850▼350
高木
「今シーズンはチームも強く先発陣も良かったので、早い回から崩れたりした時に出て行く自分としては、投げるチャンスが少なく、アピールの機会が少なかったですね。それでも、数字のプラスは少なかったですけれど、ブルペンで準備をしているなど、目に見えない評価はしてもらえました。(来季は20年目)何年目とか関係なく、例年と同じ気持ちで自分の仕事をして、アピールしていきたいですね。」
垣内
「球団からの提示額そのままにサインしました。(成績は)何も言うことはできないし、来年も野球ができることが嬉しいですからね。球団からは『ベテランとして驕ることなく来年も頑張って欲しい』と言われました。来年も優勝に貢献できるように頑張るだけです。」
渡辺正
「ダウンでサインしました。日本シリーズとアジアシリーズしかないですから。でも、自分はもっと落ちると思っていたので…。日本シリーズの初戦でヒットというのが大きかったですね。日本シリーズがなかったらと思うとゾッとします(笑)。とにかく、セカンドでもショートでもレギュラー目指して頑張るだけです。」

◇野球教室に8選手が参加

4日、ロッテ商事主催の野球教室が千葉市内の室内練習場で行われた。参加したのは、藤田、清水直、小林雅、里崎、西岡、今江、サブロー、大塚の8選手。参加した子供達は4組に分かれ、ピッチング、バッティング、守備、そしてサイン・質問とローテーション。藤田、清水直がピッチング、サブローと西岡がバッティング、大塚と今江が守備、小林雅と里崎がサイン、質疑応答を担当した。

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