わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月10日

“ロッテ代表”がプレWBC[デイリー]

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表(52)が10日、来年2月の豪州・ジーロングでの春季キャンプ中に、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)豪州代表チームとの交流試合を実施する計画を披露した。日本代表にロッテは12球団最多の8人が選出されており、“本番”に向けての試金石となりそうだ。

初開催されるプロ野球の国別対抗戦を前に、“日本代表”が貴重な腕試しの舞台を手に入れることになった。

栃木県でのプロ野球現役選手によるシンポジウムに参加した瀬戸山球団代表は、来春の豪州キャンプで、WBC豪州代表との交流試合について「豪州代表から申し込みがきており、ボビーも前向きに考えてくれている」と話した。実施時期も2月中旬で固まるなど、計画は最終段階まで進んでいる。

元々は、チームのキャンプ総仕上げとして計画されていた豪州代表との1戦だったが、前日発表されたWBC日本代表29選手でロッテからは12球団最多の8選手が選出された。それだけにロッテVS豪州代表戦は、“WBCの前哨戦”という位置づけになりそうだ。

しかも、豪州代表は、04年のアテネ五輪の準決勝で日本が苦杯をなめさせられた相手。当時、日の丸を背負った小林雅は「あの時は、ほとんど相手を知らなかった」と情報不足が敗因につながったことを認める。WBCでは、決勝進出しなければ豪州代表との対戦はないが、他国の代表チームのレベルを肌で感じることは、日本代表にとっても重要な経験となる。

代表に選出された西岡は「来年はWBC用に早く仕上げる。(アジアラウンド開始の)3月3日には完璧な状態で動けるようにしたい。その時期に試合ができるのはいいこと」と豪州戦に意欲的。アジア王者のロッテが、王JAPANの世界一奪取へ、弾みをつける。

ページトップ

中山競馬場でロッテ戦中継!?[スポニチ]

千葉マリンを本拠地とするロッテが、同じ千葉県内のJRA・中山競馬場(船橋市)と協力関係を強化していくことが10日、分かった。イベントの相互交流などを増やしていく方針で、この日は諸積、橋本が同競馬場内でトークショー、野球教室に参加。メーンレース後は勝利騎手へのプレゼンターも務め、同競馬場関係者は「将来は千葉マリンで競馬中継、競馬場でロッテの中継ができたらいい」と説明。11日にも福浦、大塚がイベントに参加する。

今年3月に同競馬場が球団にタイアップイベントの開催を要請。6月22日には千葉マリンでの日本ハム戦でJRA所属の田中勝春騎手が始球式を行った。ディープインパクトが出走する25日の有馬記念では清水、サブローが勝利騎手へのプレゼンターを務める予定で、同関係者は「来年も面白いことを企画したい」と意気込んでいた。

ページトップ

サッカーW杯よりお先に!ロッテvs豪州[報知]

来年3月に開催される野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を前に、日本代表に8人を輩出したロッテが、豪州代表と親善試合を行う方針を固めたことが10日、明らかになった。ロッテは来年1月下旬から豪州・ジーロングで春季キャンプを行うため、キャンプ終盤の2月中旬に当地で開催する方向で調整中。アテネ五輪準決勝で長嶋ジャパンが敗れた豪州を相手に、“ロッテ・ジャパン”が事実上のWBC前哨戦を戦う。

8人の代表戦士を擁するロッテが、敵地で因縁の相手に挑む。豪州・ジーロングで春季キャンプを開催するロッテに対して、既に豪州代表チームが親善試合の開催を申請。球団幹部は「やりたいと思っている。バレンタイン監督とも話をしています」と本格的に検討していることを明かした。

実現すれば、事実上のWBC前哨戦となる。10日に発表された日本代表メンバー29人中、8選手がロッテ勢。2月中旬に予定される親善試合には、3月のWBCに向けて早めに仕上げる代表メンバーが出場する可能性が高い。王監督から日本のエースに指名された渡辺俊や司令塔となる里崎ら、代表戦士が豪州と相まみえることになる。

悪夢を払拭するチャンスだ。豪州は04年アテネ五輪で日本が連敗した相手。1次リーグでは清水が3回1/3を3失点KOされ、4−9で敗戦。準決勝も0−1で敗れ、長嶋ジャパンは銅メダルに終わった。WBCで豪州と激突するとすれば3月20日の決勝戦となるが、本大会直前に叩く意味は大きい。

通常はオープン戦も行われない2月中旬。豪州の“挑戦状”を受け入れた背景には、野球の国際化を目指す球団の方針がある。選手選考に際しても、各球団に温度差がある中で8人の選出を容認。球団幹部は「ロッテが野球の国際化の先導役でありたいから」と話した。

バレンタイン監督と球団の考えは選手にも浸透。WBCで先発起用が濃厚な西岡は「日の丸を背負って戦いたかった。(初戦の)3月3日には完璧な状態にしたい」と意気込み、豪州戦についても「WBCのために早く仕上げるから大丈夫です」と全力投球を誓った。

くしくもこの日、サッカー日本代表もW杯1次リーグ初戦(6月12日)で豪州との対戦が決定。サッカーも野球も、世界の頂点を目指して戦う2006年。まずは“ロッテ・ジャパン”が「打倒・豪州」を実現する。

ページトップ

西岡WBC意欲

WBCの日本代表に選出されたロッテ西岡が、レギュラー取りに意欲を見せた。シンポジウム出席後に「出るからにはスタメンで出たいし、試合に出なくても学ぶことはある」と話した。また、WBC開催が決まった直後から出場意欲が強く「日の丸を背負って戦いたいと思っていた。王監督にも選んでいただいてありがとうございますって挨拶したい」と、あらめて感謝の気持ちを口にした。

ページトップ

契約更改

選手名年俸前年比
川井3600▼1000
川井
「気持ち良くサインしました。言うことは何もない。成績がこれでは何も言えないですから。球団からは『色々なところをやってもらわないと困る。中継ぎでも、ロング、セットアッパーとやってもらわないと』言われました。その期待料でダウン幅を考えてもらいました。個人的に今年は悪かったので、あとは良くするだけ。体を動かし始めています。来年はキャンプから積極的にアピールできるように体を作ります。」

◇瑞季と契約

ロッテが前ソフトバンクの田中瑞季内野手(25)と年俸800万円で正式契約を交わした。登録名は「瑞季」で背番号69。

ページトップ

フランコ49歳までメジャー!!

前人未到の鉄人伝説をつくる。ロッテでもプレーしたフリオ・フランコ内野手(47=ブレーブスからFA)が9日、2年契約でメッツ移籍を決断。49歳までの現役続行が決まった。

「50歳までプレーする」と豪語したフランコの夢が、現実味を帯びた。現役最年長選手に驚きの複数年オファー。メジャー契約で総額220万ドル(約2億6400万円)にも及ぶ破格待遇に、決して話題性ではないメ軍の本気度がうかがえる。ミナヤGMは「私がこのチームにいる限り、フランコにもずっといて欲しい」と、将来の監督手形を含めた「終身雇用」すら約束した。

今季はブ軍で108試合に出場。満塁本塁打、1試合2盗塁など数々の最年長記録をマークし、9本塁打、42打点と貴重なベンチ要員を務めた。1本出れば最年長本塁打も塗り替える。来季は新加入デルガド一塁手の控え要員、また右の代打の切り札を任される。

鋼のように鍛え上げた筋肉はロッテ時代から変わらない。日本で学んだ心血管運動やヨガが、選手寿命を延ばすことに役立っているという。「野球選手だからトレーニングをしている訳じゃない。人生を生きるためだ」。47歳で戦力として開幕を迎えられる野手は、長い歴史を誇るメジャーでも例がない。「年なんて関係ない。大切なのは、プレーできるかできないかだけだ」。07年にプロ30年目を迎える大ベテランは、老いてますます意気軒高だった。

フリオ・フランコ
1958年8月23日、ドミニカ共和国生まれ。78年フィリーズ入り。82年にメジャー初昇格。インディアンス、レンジャーズ時代は二塁、遊撃手。レ軍時代の91年に首位打者、球宴出場3回。89年球宴ではMVPに輝いた。ロッテでも2シーズンプレー。メジャー宇都さんは2377試合に出場し打率2割9分9厘、170本塁打、1152打点。2521安打はドミニカ共和国出身選手では史上最多。186センチ、85キロ。右投げ右打ち。

ページトップ