わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月12日

ロッテが8選手の入団発表…初の一般公開で500人祝福[サンスポ]

ロッテの新入団発表がJR千葉駅前のコンサートホール『ぱるるプラザ』で行われた。球団初の一般公開にはファン400人、応援団100人が集まり8選手の門出を盛大に祝った。質疑応答コーナーでは各選手が珍回答を披露。高校生ドラフト1巡目指名の柳田(青森山田)は現在の体重を聞かれ、「今日計ったら107キロもありました」と豪快に答え、爆笑を誘っていた。

◇外国人選手去就リミットは15日

来季の契約が決まっていない外国人選手について、瀬戸山球団代表が15日をリミットに考えていることを明かした。セラフィニ、フランコ、李承Yには、既に条件を提示済み。「それまでに返答がない場合は条件を白紙にして、若い選手を探す」。日本一に貢献した貴重な戦力だが、マネーゲームには乗らないつもりだ。

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ロッテ新人柳田、本気で二刀流挑戦[スポニチ]

ロッテは12日、千葉市内の音楽専用ホール「ぱ・る・るプラザ千葉」で新入団選手発表会を行い、招待したファン500人に高校生ドラフト1巡目の青森山田・柳田将利投手(18)らルーキー8選手を披露した。バレンタイン監督が「投手兼打者」として育成する柳田は投手では異例のヘルメットの採寸を行い、長距離用バットも発注済み。二刀流実現に向けて早くも始動した。

千葉市管弦楽団の奏でるメロディーに乗って大物ルーキーが壇上に登った。耳をつんざくばかりの大声援。柳田は1メートル76、107キロのアンコ型の体を揺らし、手を振って応えた。

「ロッテのファンは凄く多い。そういう応援の中で活躍する選手になりたい」。最速149キロの直球に加え、高校通算36発の長打力。今夏の甲子園では2回戦・国士舘戦で完封&バックスクリーンへ特大弾という離れ業まで演じた。テレビで活躍を見届けたバレンタイン監督は、辻内を回避し柳田獲得を決断。「最高の投手で最高の打者。両方で育成したい」という指揮官の方針に沿い、この日千葉マリンでユニホームの採寸を行った柳田は宮田編成部長の指示でヘルメットの採寸まで済ませた。同部長は「DHや一塁で試合に出るかもしれないから」と説明。通常、パ・リーグの投手は投手用ヘルメットを使用するだけに“マイヘルメット”は異例中の異例だ。ましてルーキーだけに同部長も「こんなこと初めて」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

それだけではない。スポーツ用品メーカーにバットも発注。長さ84.5センチ、重さ900グラム、グリップが細く重心をヘッドに置いた長距離砲用だ。背番号は巨人・辻内と同じ15。「辻内よりも早く勝ちたい」と自ら希望した番号で、ライバルに挑戦状を叩きつけた。来季の交流戦では、辻内の剛速球を「二刀流」柳田が打ち返すシーンが見られるかもしれない。

柳田将利(やなぎだ・まさとし)
1987年(昭62)9月2日、大阪・藤井寺市生まれの18歳。小1から野球を始め、中学時代はダルビッシュ(日本ハム)と同じボーイズリーグ「全羽曳野」でプレー。青森山田では2年夏から3季連続甲子園出場。家族は両親と姉2人。1メートル76、107キロ。左投げ左打ち。

◇投打二刀流メモ

かつては藤村富(神)、関根(近)らが活躍。ドラフト制以降では68年に新人の永淵(近)が外野手として81試合に出場し打率.274の傍ら、先発1試合を含む12試合に登板。71年の外山(ヤ)は33試合で5勝を挙げ外野も21試合守った。最近では99年にペルドモ(広)が投手で1勝、野手で12試合スタメン出場した。強打の投手として知られるのは31本塁打を放った400勝投手の金田(巨)。堀内(巨)は67年にノーヒットノーラン試合で自ら3発。翌年の江夏は延長11回に自らのサヨナラ弾でノーヒッターになった。パの現役では松坂(西)が00年に代打適時打、シリーズでは7番を打つなど活躍している。

◇ファン参加入団発表に500人

球団史上初のファン参加形式。6000人の応募の中から抽選で500人が会場に集まった。挨拶した重光オーナー代行は「びっくり。緊張しました」と顔を赤らめ、米国に帰国中のバレンタイン監督もビデオメッセージで「来年一緒に頑張りましょう」と新人8選手にエールを送った。企画した宮田編成部長は「成績もファンも日本一なら入団発表も日本一」と目を潤ませていた。

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ロッテ、助っ人衆に最後通告[デイリー]

もう黙ってはいられない!ロッテの瀬戸山隆三球団代表(52)は12日、来季の去就が未定の李承Y内野手(29)と、自由契約にして交渉を続けているマット・フランコ内野手(36)、ダン・セラフィニ投手(31)の3外国人選手に対し、15日までに返答がない場合は交渉を打ち切る考えを示した。

瀬戸山代表はこの日、李の代理人である水戸弁護士と電話で交渉したが、進展はなし。セラフィニ、フランコにもオファーを出しているが、返事がないという。同代表は「ボビー(バレンタイン監督)とも話し合って、リミットを設けることにした。15日までに動きがなければ(来季は)白紙です」と話した。

自由契約としたヴァル・パスクチ外野手(27)とは再契約となりそうだが、3選手は退団の可能性も十分にある。バレンタイン監督も「代わりの外国人のリストアップはしている」と話していた。瀬戸山代表も「また安くて若い選手を連れてきますよ」と諦めムードだった。

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ロッテがセラフィニ、李らに最後通告[ニッカン]

ロッテ瀬戸山隆三球団代表が、残留交渉のまとまらない外国人選手達に最後通告を行った。12日、新入団選手発表会前に取材に応じ、ダン・セラフィニ投手(31)マット・フランコ内野手(36)李承Y内野手(29)に対して「15日をリミットにして、返事がなければ若くて安い選手を探す」と明言した。

李に関しては瀬戸山球団代表自らが、代理人の水戸弁護士と連絡を取り合っているが、他の外国人選手はバレンタイン監督が交渉の窓口になっている。「ボビーとも話し合って期限を15日にした」と話した。

特に今季11勝を挙げた貴重な左腕セラフィニには、ソフトバンク、オリックスなどが興味を示している。当初から球団側は全員の残留を希望し、今月に入っても、11月で契約が切れたセラフィニ、フランコも球団の保留者名簿に載せていた。だが、2人を担当する代理人からそれに反対する連絡が入り、今月5日に自由契約選手として公示した。瀬戸山球団代表は「既に条件提示はしている。マネーゲームはしたくない」と話した。

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李15日がロッテ残留回答期限[報知]

◇球団強硬姿勢、セラフィニ、フランコも

ロッテが残留交渉が難航する3外国人に最後通告を突きつけた。瀬戸山隆三代表は12日、ダン・セラフィニ投手(31)、マット・フランコ内野手(36)、李承Y内野手(29)との残留交渉について、12月15日を期限とする方針を明言。既に提示済みの条件に対して、残留の回答が得られない場合、退団を容認することになった。

マネーゲームに応じるつもりは全くない。31年ぶりの日本一に貢献した3外国人に対し、ロッテが強硬な姿勢を打ち出した。「どこそこの球団がいくら出すから、というような話にはしません。15日がメド。そこまでに返事がないなら、白紙に戻さざるを得ない」。既にセラフィニとフランコに、ほぼ倍増の1億2000万円を提示、李には無期限の複数年契約を約束。誠意は最大限、示している。

この日も瀬戸山代表は、李の代理人と電話で交渉したが、残留の手応えとなるような回答は得られなかったという。パクスチだけは残留が濃厚だが、最悪の場合は3選手揃っての退団どころか、他球団に横取りされる可能性もある。しかし、瀬戸山代表は「その時は若くて安い選手を探しますよ」と、強硬姿勢を崩さない。31年ぶりの日本一を支えた3外国人の流出危機。タイムリミットは目前に迫っている。

◇新人入団発表

ロッテは12日、千葉市内のコンサートホールで新人8選手の入団発表を行った。高校生ドラフトの1巡目で入団した柳田将利投手(18)は、バレンタイン監督の期待する打者との二刀流を宣言。指名打者制を採用しているパ・リーグの投手にもかかわらず、入団前のユニホーム採寸では専用ヘルメットの作製を依頼した。ファン400人が参加する異例の形式の入団発表で、会場は大いに盛り上がった。

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セラフィニ残留を断念、巨人が有力[スポニチ]

ロッテがダン・セラフィニ投手(31)の契約更新を事実上、断念した。5日に自由契約選手として公示された後も慰留に努めてきたが、瀬戸山球団代表は「15日を期限にしたい」と発言。球団が提示した倍増の1億2000万円に対し、他球団の条件が軒並み上回っている実情に「マネーゲームをする気は全くない。それ以上欲しいと言った場合は仕方ない。セラフィニより若くて安い選手を探す」と付け加えた。

宙に浮いた大型左腕の争奪戦に“1歩リード”したのが巨人だ。現地時間6日の米テキサス州ダラスでのウインターミーティングで巨人はソフトバンク、オリックス、楽天、日本ハムと共に相手側代理人に接触。ただ楽天、日本ハムは消極的で、資金力豊富なソフトバンクは前ロイヤルズのダニエル・J・カラスコ投手(28)の獲得が決定的となっている。セラフィニ自身は在京球団希望との情報もあり、巨人に有利な材料が揃っているのは確かだった。

原監督はこの日、セラフィニについて「僕は何も聞いていない。何か言えば、本気で獲りにいっている球団に迷惑が掛かる」とコメントしている。

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久保&青木にゴールデンルーキー賞[デイリー]

セ・パ両リーグ新人王に贈られる「2005ゴールデン・ルーキー賞」(協賛・佐川急便株式会社)の表彰式・懇親会が12日、東京都内で行われ、ロッテ・久保康友投手(25)、ヤクルト・青木宣親外野手(23)が受賞した。両選手には彫刻家・佐藤忠良氏製作のブロンズ作品「萌える」が贈呈された。

両選手は駆け付けた「恩師」に来季のさらなる飛躍を誓った。久保は松下電器時代に師事した北口監督に「今年はプレーオフ、日本シリーズで登板がなかったので、来年はそこで投げたい」と決意表明。青木も早大・野村前監督に「教わった1球の大切さを感じながら来年も頑張りたい」と奮闘を約束していた。

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燕・青木とロッテ・久保がゴールデンルーキー賞受賞[サンスポ]

最優秀新人賞の受賞選手を対象とした『2005 ゴールデンルーキー賞』(佐川急便株式会社協賛)の表彰式が12日、都内のホテルで開かれ、ヤクルト・青木宣親外野手(23)、ロッテ・久保康友投手(25)が出席した。今年で4度目となる同賞で、青木はヤクルトから3人目の受賞。久保は、ロッテから初受賞となった。

202安打を放ち、首位打者に輝いた青木、2ケタ勝利でチームの快進撃を支えた久保が、緊張した面持ちで表彰式に出席した。青木は「開幕したときは、この成績を残せると思わなかった。ルーキーの年しか取れない賞。嬉しく思います」。一方、久保は「この賞は、皆さんのおかげ。この恩を皆さんに返せるよう頑張りたい」と挨拶していた。

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久保、青木にゴールデン・ルーキー賞[スポニチ]

セ、パ両リーグ新人王を対象にした第4回ゴールデン・ルーキー賞(協賛・佐川急便)表彰式が12日、東京都内のパレスホテルで開かれ、ロッテ・久保康友投手(25)ヤクルト・青木宣親外野手(23)が受賞した。次代の球界を担う新人王表彰を一層輝かしいものにしようと、02年に制定された。彫刻家・佐藤忠良氏のブロンズ像を贈られた久保は「将来は球界を改革できる選手となって恩返ししたい」。青木は「開幕当初は思いもしなかった受賞」と、一生に1度の賞に喜びを新たにしていた。

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WBC投球数制限、運営側「必ず実施」[スポニチ]

来春3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で導入が検討され、日本が異議を唱えている投球数制限に関し、WBC運営会社アジア代表のジム・スモールMLBジャパン代表は12日「今大会は必ず実施する」と語った。東京・内幸町のコミッショナー事務局を訪問した際、記者団の質問に答えた。

投球数制限は近く開かれる技術委員会で決定する。準備不足の3月開催から故障予防が狙い。1次リーグでは先発75球、救援40球。2次リーグ、準決勝・決勝と緩和し、決勝では先発で100球程度となる見通しだ。

「真剣勝負の醍醐味が薄れる」など、日本が撤廃、緩和を主張している点に「75球制限でも真剣に投げる。投手交代など制限内での戦略も必要。ファンにも理解される」と語った。

「制限がなければ、キューバが若い投手を無理使いしてケガをさせるかもしれない。国旗を背負っていても無理はさせられない第2回(09年)は分からないが、今大会は実施する」。譲歩の姿勢は見えなかった。

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ロッテのファン参加型新入団発表は大盛況[ニッカン]

ロッテは12日、千葉市内の「ぱ・る・るプラザ千葉」で球団初のファン参加型での新入団選手発表を行った。ファン400人と、応援団100人が集結し、新入団選手8人に大声援を送った。観覧を求めるファンからは約6000通の応募があったという。

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初のファン参加、新入団発表

球団初のファン参加型での新入団選手発表会を行った。12日、千葉市内の「ぱ・る・るプラザ千葉」にファン400人と応援団100人が集結し、8選手に声援を送った。画期的な試みに、観覧を求めるファンから約6000通の応募があるなど大盛況。球場と同じ応援を受けた選手達が感激の面持ちでファンからの質問に答え、最後は初めてのサインボールを会場に投げ込んだ。バレンタイン監督もVTRでコメントを寄せた。

ロッテの新入団選手
氏名年齢位置出身身長体重投打契約金年俸背番
根元俊一22東北福祉大17775右左8000130032
川崎雄介23ホンダ熊本18283左左6000100049
古谷拓哉24日本通運18074左左6000100027
相原勝幸22富士大19087右左400080053
柳田将利18青森山田17699左左800070015
林啓介18福井商18478右右500060037
末永仁志18南京都18883右右400050066
細谷圭17太田商18284右右300050059
根元
「たくさんの子供達に多くの夢を与えられる選手になれるように、毎日努力していきます。」
川崎
「1日も早く1軍に上がって、皆さんの前でプレーしたいです。応援をお願いします。」
古谷
「1年目から、年間通してプレーしたいです。そして、最後には新人王を獲れる活躍をしたいです。」
柳田
「早く1軍に上がって、ファンの皆さんに応援してもらえるように頑張ります。」

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柳田が投打二刀流

高校生1巡目の柳田が、パの新人投手では異例のマイヘルメット、マイバットをオーダーした。最速149キロのストレートだけでなく、高校通算36本塁打の打撃力を生かして、入団後は投打二刀流に挑戦する。「バッティングも捨てたくなかった」とやる気十分。背番号は共に甲子園を沸かせた巨人辻内と同じ「15」に決定。「プロでは先に1勝したい」とライバル心を燃やした。新入団選手発表会ではCM共演したい人に「同じ高校の(福原)愛ちゃん」と、会場を沸かせた。

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久保、青木を表彰

両リーグの最優秀新人賞受賞者に贈られるゴールデンルーキー賞の表彰式が12日、都内のホテルで行われ、ロッテ久保康友投手(25)とヤクルト青木宣親外野手(23)が出席した。表彰式には根来コミッショナーらも出席。今季10勝3敗の久保は、元中日で通算215勝の杉下茂氏から「20勝投手は最近少ない。来年は20勝を目標にして欲しい」とハッパを掛けられ「目標とする素晴らしい数字です」と背筋を伸ばした。

青木は表彰式後、20日に第1回の契約更改交渉を行うことを明らかにした。94年に当時オリックスのイチローがシーズン210安打を放った後、800万円の年俸が10倍増となった。史上2人目の200安打を達成した青木は「それはないですよ」と冷静も「提示された金額を見て、納得できる契約更改をしたい」と話していた。

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制限でも真剣勝負

MLBジャパン代表のジム・スモール氏が12日、東京・内幸町のコミッショナー事務局を訪れ、あらためてWBCで投手に球数制限を設ける必要性を訴えた。コミッショナー事務局との打ち合わせを終えたスモール氏は報道陣の取材に応じた。球数制限がある大会が真剣勝負になるかという問いに「投手を守るために必要な制限で、故障者が出れば今後の大会継続もできなくなる」と理由を説明した上で「例えば75球でも、全てを真剣に投げれば真剣勝負になる。大会の価値を下げるものではないと思う」と語った。

「投手層の厚い日本には有利」「大会のオリジナリティー、ユニークさを持つ意味もある」「ファンは最高の選手による最高のプレーが見たいのであって、球数制限など気にしないでしょう」。スモール氏は様々な理由を並べて、ルールの正当性を主張した。近日中にもルールを決定する技術委員会が行われる予定で、日本は正式に制限をつけないよう提案する。

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