12月17日12月17日来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）日本代表の王貞治監督（65）が16日（日本時間17日）、名球会の表彰式に特別ゲストとして招かれたロッテのボビー・バレンタイン監督（55）との共闘体制を確認しあった。
パ・リーグの覇権を争ったツートップが、世界一の野望へ向けてタッグを組む。表彰式の円卓で、隣同士になった王監督とバレンタイン監督は、早速ヒソヒソ話を展開。
「ロッテから選んだ8選手に関しては、責任を持ってしっかり調整させる」と王監督が保証すれば、バレンタイン監督も「もし、米国と対戦する際に情報を求められれば、協力したい」と応じた。
2人の間には「日本の野球が世界に認められるように」という共通の思想がある。主力8人が、早期の調整を強いられ、公式戦への影響も考えられるが、バレンタイン監督は「王監督と話して、世界一になりたいという強い気持ちが分かった」と納得した表情で全面協力を確約した。
王ジャパンに、心強い味方が現れた。
イッショニ〜、パ・リーグを盛り上げマショ〜！！優勝旅行でハワイ・オアフ島を訪れているロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が16日（日本時間17日）、名球会の表彰式に特別ゲストとして招かれ、オリックスへの移籍が有力な元巨人・清原和博内野手（38）にラブコールを送った。これに対しパーティーに出席した清原も感謝の言葉を述べるなど、オリックス入りが近づいていることをうかがわせた。名球会メンバーはこの日、チャリティーゴルフなどを行った。
ほろ酔い気分のバレンタイン監督だが、清原に対する思いで表情は真剣だった。「彼がオリックスに入ってくれれば、たくさんのファンが球場に詰め掛ける。これはパ・リーグにとっていいことだ」。赤ら顔ながらも、その目には確かに力がこもっていた。
西武黄金時代の不動の4番を務めた清原。バレンタイン監督は95年、初めて日本で指揮を執った時、2位争いを繰り広げたライバルチームの主砲の姿は忘れられなかった。
今季は球界初の交流戦が行われ、巨人の清原とも対戦。その人気の高さを肌で感じた。「バファローズだけでなく、パの全球団の球場にファンが集まるだろう」。たった一振りで、球場全体の雰囲気を変えてしまう人材が、パにも必要だと判断し、敵将ながら異例のラブコールとなった。
渦中の清原は、この日行われた名球会チャリティーゴルフ・トーナメントをひざの故障により欠席したが、夜のレセプションパーティーにはスーツ姿で出席。オリックス入りが濃厚な状況だが、移籍先については「まだまだです。その時期が来れば、きちんとお話しします」と多くは語らなかった。
ただ、バレンタイン監督からのラブコールには「ありがとうございます」と素直に感謝の気持ちを述べた。熱心にオリックス入りを誘ってくれた前オリックス監督の仰木氏の訃報もあった。オリックス入り決断は目前と言える。
清原は17日（日本時間18日）にもハワイを立ち、日本へ帰国する。10年ぶりに、パの顔となる日は近づいている。
ボビーが名球会に“飛び入り”−。ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が優勝旅行先のハワイで行われた名球会の表彰式に出席。開始5分遅れで登場し、ボビー待ちで表彰式がスタートすると、いきなり王監督と金田会長の間の席を空けてもらい「世界の王」からビールのお酌を受けた。すかさず両氏につぎ返すなど、終始歓迎ムード。「みんな日本で殿堂入りしている選手。（リアルワールドシリーズが）もっと早くできていれば、アメリカでも殿堂入りしていた」と感激した。
ただ、今はWBCの開催が決まったばかり。「世界各国の野球機構の人達の努力で開催できることになった。邪魔をすることはしない。WBCが終わってから2年の間でやりたい」と開催に向けて動き出す具体的な期限も設けた。
WBC日本代表にはロッテから最多の8人が選出されている。大リーグで監督を務めた経験を生かし、アメリカチームの情報なども「もし求められるようだったら、王監督やコーチに伝える」と最大限の協力を惜しまない姿勢もみせた。
WBC日本代表に選出された西岡が、王監督のもとに挨拶に出向いた。優勝旅行最後の夜に名球会の表彰式に参加。「持ち味を出して頑張ってくれと言われました」と気を引き締めた。同じ関西出身の清原にも挨拶。WBC開催が決定した直後から出場願望が強く「選んでくれたお礼が言いたい」と話していた通りに実行した。
清原と共に“熱パ”を演出する。31年ぶりにロッテを日本一に導き、ハワイでの優勝旅行中のボビー・バレンタイン監督（55）がオリックス入りが決定的な清原和博内野手（38）のパ・リーグ復帰を大歓迎した。同地で行われた名球会チャリティーゴルフの表彰式に特別参加し、清原加入によるパ・リーグの人気向上に大きな期待を寄せた。
ウエルカム・キヨ、パ・リーグへようこそ。名球会のチャリティーゴルフ後に行われたパーティー形式の表彰式。バレンタイン監督はゲストとして飛び入り参加すると、金田会長ら日本が誇る名選手から温かい歓迎を受けた。そんな中、オリックス入りが決定的な清原とも挨拶を交わした。
「清原さんが来ると、これで来年はオリックスの試合にファンがたくさん来るだろう。これがパ・リーグ全体の人気に広がることになればいいね」。清原加入によるオリックスの戦力面には一切触れなかったバレンタイン監督だが、清原人気には歓迎を表した。
清原とはロッテで最初に指揮を執った95年に西武の4番として、今季も巨人との交流戦で10年ぶりに対戦。その変わらぬ人気の高さを肌で感じた。普段から「ファンを楽しませることが大事」とプロとしてのファンサービスを訴える指揮官。千葉マリンでのオリックス戦、さらにパ全体の観客動員アップに向けて「清原人気」の相乗効果に期待を寄せた。
日本一監督の歓迎ぶりを伝え聞いた清原も「ありがとうございます」と喜んだ。オリックス入り表明には「まだまだ。その時期が来たら、お話しします」と答えたが、複数の名球会メンバーには決断したことを明かし、18日に帰国する。いよいよ秒読み。来季のパはボビーvs清原で、話題を呼びそうだ。
桑田が盟友・清原にエールを送った。清原はオリックスから条件提示を受け入団が決定的だが「決断したことを見守るだけ。彼の業績を考えれば何をやっても許されますよ。応援してあげてください」と話した。またこの日、神宮球場で野球教室に参加。初対面の日本ハム・ダルビッシュには「大きいね。これからのプロ野球を背負って立つ若者だね」とオーラを感じ取っていた。
ウエルカム・バック、キヨ！！優勝旅行でハワイを訪れているロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が名球会ゴルフ表彰式を表敬訪問。オリックス入りが決定的な清原和博内野手（38）に関して「パ・リーグ全体にとって素晴らしいこと」と語った。ボビーのエールに清原は「ありがとうございます」。移籍効果による人気回復を見込んで、パ・リーグ全体が清原歓迎ムードだ。
名球会のそうそうたるメンバーとハワイで顔を合わせたバレンタイン監督。しかし、大御所がズラリ居並ぶなかでボビーの視線は1点に集中していた。もちろん、それは渦中の人・清原だ。
今季は交流戦王者、リーグ優勝、日本一、そして初代アジア王者とタイトルを総ナメ。その自信と余裕が言わせる言葉なのか。しかし、と同時にボビーにとって、今年ほどファンの後押しの大切さを身にしみて感じたシーズンはなかった。
「ロッテノファンハ、イチバンデス！！」とスタンドに向かって絶叫したことは数え切れない。今度はリーグ全体の盛り上がりのために、清原ならその大事な使命を果たしてくれるという訳だ。
名球会ゴルフの表彰式パーティーでは金田正一会長らと共にステージ最前列のテーブルに座ったボビーと、中ほどのテーブルの清原が直接会話する機会はなかったが、ボビーのエールを伝え聞き「ありがとうございます」と一瞬頬を緩めた。
オリックス入団の正式な意思表示こそ「まだです。その時期がきたらお話しします」と慎重だった清原だが、もはや移籍決定は時間の問題。“時の人”バレンタイン監督から名指しで大歓迎を受け、心は確実にパ・リーグへと向かっている。
清原にエールを送ったバレンタイン監督だが、来年3月に初開催される野球の国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では、日本代表の王監督を全面的にサポートすると宣言した。メジャーでも監督を務めた経験から、各国の選手の情報提供に協力する姿勢だ。
既に協力態勢は盤石だ、とでも強調するように胸を張った。チームとしても渡辺俊、西岡、今江ら最多の8人を代表に送り込み「この8人は私が責任を持ってWBCのために調整させる」とまで言い切った。
名球会ゴルフ表彰式パーティーでは約50分間にわたって、王監督の横に座りトップ会談。当初は挨拶のみで5分程度で退席の予定が、“強力タッグ”の結成で、早くも欧米の各国情報などの話題でもちきりだった。
V旅行に参加しているロッテ・西岡が、名球会ゴルフの表彰式に飛び入り参加。WBCの日本代表に選出されたことで、王監督に挨拶するため、会場に出向いた。「選んでくれてありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えると、王監督は「持ち味を出して頑張ってくれ」と期待。31年ぶりの日本一に貢献したリードオフマンが、指揮官に日本代表での活躍を誓っていた。
グリーン上で緊急ミーティング？名球会ゴルフではWBCの王監督、大島打撃コーチが同じ組でラウンド。コミュニケーション作りに励んだ。王監督が「幸先いいね」と話せば、大島コーチも「WBCの話は出なかったけど、いいコミュニケーションがとれたよ」と、本番に向け結束を深めていた。
ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）とソフトバンク・王貞治GM兼監督（65）が、アジアと北米のNO.1クラブチームによる「世界一決定戦」の実現に向けて、協力していく考えを示した。優勝旅行中のバレンタイン監督は、名球会ゴルフの表彰式に出席した王監督を訪問。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）での協力を王監督に約束するとともに、早ければ2年後に世界一決定戦の開催を目指す構想を披露した。また、バレンタイン監督はオリックス入りが確実な清原和博内野手（38）に対し、ラブコールを送った。
壮大な夢をかなえるため、今季、パ・リーグのペナントを激しく争った2人の名将が常夏の島で強力タッグを組んだ。オアフ島で行われた名球会ゴルフ。突き抜ける青空の下、王監督がバレンタイン監督の訴える構想に大きくうなずいた。「世界一はウチの球団も目標にしてやっている。国（WBC）だけでなく、クラブチームも世界一決定戦をやった方がいい。アイデアとしては大賛成」。
王監督から力強い援護射撃を受けたボビーは、早速動いた。この日夜、ホノルル市内で開催された名球会ゴルフの表彰式。特別ゲストとして招かれたバレンタイン監督は、王監督と金田正一・名球会会長の間に座った。大御所達との歓談を終えたボビーは「過去に世界一決定戦が実現していれば、名球会の方々は米国で殿堂入りを果たしていたはずなのに」と早期実現への思いを強めた。
王監督の協力を得るべく、バレンタイン監督はWBCに対する持論も変えた。今季中には「MLBだけが得をする大会には賛同できない」と反対論を唱えていたが、現在は推奨派。「WBC（国別対抗戦）と（クラブチーム同士の）世界一決定戦は両方存在できる」と話している。
日本代表監督を務める王監督は、WBCにロッテ勢を8人選出。ペナントへの影響も懸念されたが、この日ボビーは王監督に「ロッテの8人は責任を持って調整させます」と固く約束。「もし聞かれたらWBCのためのアドバイスもする」とメジャー出身の指揮官として、日本代表の“頭脳”となることも志願した。
バレンタイン監督は「WBCが実現して2年すれば、別のこと（世界一決定戦）ができると思う」と2年後の開催を目指す。王監督の等身大パネルを所有するほどの“王フリーク”のボビー。尊敬する世界の王と共闘して、頂点への挑戦権をつかみにいく。
球界随一の人気者に、ボビーがラブコールを送った。バレンタイン監督が、清原のオリックス入りを猛プッシュ。「人気のある選手だし、バファローズの試合にたくさんのファンがくればパ・リーグ全体にとっていいこと」とオリックス入団を歓迎した。
アジア王者に輝いた指揮官から飛び出した予想外の言葉。移籍の決意を問われた清原は「まだまだです。その時が来たらお話ししますから」と話すにとどまったが、ボビー発言を伝え聞くと「ありがとうございます」と一瞬、表情を緩めた。
「ファン第1」の考え方は2人の共通点。スタンドをいつも満員にできるカリスマ的人気は、改革の道を歩むパ・リーグにとって、必ずプラスになる。今季初めて行われた交流戦で、バレンタイン監督は清原人気の高さを実感。ライバル球団の脅威は増すが、パ復興のためには不可欠な存在と判断した。
清原は手術した左ひざの安静のため、この日の名球会ゴルフを欠席。夜の表彰式には、ダイヤのピアスを外し、黒のストライプスーツ姿で出席した。バレンタイン監督とは席が離れていたため、直接の会話はなかったが、ボビーのラブコールは確実に清原の背中を押した。
ソフトバンク王貞治監督（65）が「クラブチーム世界一決定戦」構想の実現へ、名球会イベント参加のため滞在中のハワイ・ホノルルで、あらためてロッテのボビー・バレンタイン監督55）とのタッグ結成を歓迎した。
16日（日本時間17日）、同地で優勝旅行中のバレンタイン監督が、名球会チャリティーゴルフの表彰式に“飛び入り参加”。バレンタイン監督も大リーグを含めたクラブチームによる「リアルワールドシリーズ」開催を訴えており、王監督は「ウチも世界一を目標に掲げている。クラブチーム同士でやる場があった方がいい。何かあれば協力したい」と全面協力を約束していた。
元ロッテで今季マイナー3A首位打者のリック・ショート内野手（33＝ナショナルズ）が、来季楽天でプレーすることを明言した。16日付の大リーグ公式ホームページが報じた。ショートは03年にロッテで127試合に出場し、打率3割3厘をマーク。今季はナ軍傘下3Aニューオーリンズでプレーした。