わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月18日

壮行試合、日本vsロッテ

王ジャパンが世界一へ、ボビーとタッグ結成だ。来年3月開催の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で日本代表監督を務めるソフトバンク王貞治監督(65)が、今季アジアNO.1に輝いたロッテとの壮行試合を経て、アジア予選に臨むことを明らかにした。

王監督
「バレンタイン監督は今回のWBCにも非常に協力的。3月のアジア予選の直前にも東京ドームでロッテが(壮行試合の)相手をしてくれる。普通であれば、代表に8人も選手が選ばれれば『どうして8人も?』と言いそうだが『名誉なこと』と言ってくれている。野球界のプラスになればということで、とらえてくれている。」

王監督とバレンタイン監督は「クラブチーム世界一決定戦構想」でも考えを同じにしている。前夜(現地16日)も名球会に“飛び入り”参加したバレンタイン監督と、がっちり握手を交わした。「練習試合を多くしたかったし、感謝している」と王監督。さらに「そのころになると、色々と聞きたい情報もあるだろうし、何かあれば聞こうと思っている」とメッツ監督経験のあるバレンタイン監督の頭脳も生かすつもりだ。

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黒木グラブ20万円

◇ジョニークラブ54

31年ぶり日本一の勢いは、まだ続いていた。ロッテ黒木知宏投手(32)の私設応援団「ジョニークラブ54」が18日、千葉市内のホテルでオークションパーティーを開いた。ロッテ選手のサイン入り野球用具など約30点がオークションにかけられ、黒木モデルの新品グラブがこの日最高の20万円で落札。総額約120万円を集め、5度目のこのイベントでは過去最高額になった。黒木はオークションを終えた後、壇上で「びっくり。気が引けるほどの勢いがあった。僕がこの元気を頂いて、来年はスタジアムで見せたい」と話した。売り上げは、日本赤十字社などに寄付される。

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8人代表ロッテ、査定援護

ロッテが「WBC査定」を導入する。18日、優勝旅行先ハワイから帰国。WBC日本代表に最多8人を送り込むことが決定しているが、瀬戸山球団代表は「(査定に)入れなきゃいけないでしょう。今後の球界のためにも」と明言した。

ロッテは以前から重光オーナー代行、瀬戸山代表、バレンタイン監督らが、野球の国際化を推し進めている。WBCにも積極的な姿勢を持ち続け、今回の8人選出も、選手派遣にも最大限の協力をしてきた結果だった。今季アジアシリーズは対戦国の実力が未知数なこともあり査定外だったが、世界一を争うWBCとなれば話は別。米国、ドミニカ共和国などの強豪国相手に戦う選手を最大限にサポートする考えだ。

バレンタイン監督もハワイで行われた名球会の表彰式で王監督と会談。「8人の選手は責任を持って、調整して欲しい」と後押しする考えを示した。シーズン開幕前の大事な時期、主力選手が大量にチームを離れることになるが「逆にオープン戦では若い力をふんだんに使える」とプラスにとらえ、チームの底上げに期待した。

◇V旅行130人帰国

優勝旅行先ハワイからこの日、帰国した。選手14人に関係者、家族も合わせて約130人が夜の便で成田空港に到着。西岡、サブロー、福浦らが4泊6日の行程で、英気を養った様子だった。なお、バレンタイン監督はハワイから、直接、米国本土に戻る予定だ。

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WBCは豪華リレー渡辺俊、松坂、上原[ニッカン]

渡辺俊、松坂、上原の豪華リレーで世界を制する。来年3月に開催される野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」について日本代表の武田一浩投手コーチ(40=元巨人)は、川崎市のジャイアンツ球場で少年野球教室を行った後「先発もリリーフはあるよ。俊介も松坂も」と、先発投手陣を中継ぎに回す可能性が十分あることを示唆した。球数制限なども設けられる方向を踏まえ、全投手がフル回転して頂点を目指す作戦だ。

武田投手コーチはWBCでの投手起用プランについて「先発もリリーフはあるよ。俊介も松坂も。もちろん使い方は『この回から行くよ』という感じになるけど。(そうしないと)回っていかないから」と話した。ロッテ渡辺俊、西武松坂、巨人上原ら、先発陣が豪華リレーする可能性が出てきた。

規制の産物だ。米国サイドは選手にかける保険などの関係から、先発は60〜70球、リリーフは40〜50球の制限を設ける方針を示している。2次リーグでは、やや球数制限が緩和される可能性もあるが、先発が完投することは難しい。いずれにしろ継投策を取らざるを得ない。球数の多い投手なら5回に達しない可能性もある。

さらに連投を制限する可能性も取りざたされている。その場合は、やはり先発陣がリリーフにも回らなければ、組み立てができない。武田コーチは先発陣が中継ぎする場合には、きちんと予定を組んだ上でイニングの先頭からになることを示した。球宴でしかみられないほどの豪華リレーが現実味を帯びてくる。

夢は広がる。世界一低い位置から投げる渡辺俊が、90キロ台の変化球で翻弄する。そして150キロ超の真っ直ぐで松坂がねじ伏せる。それだけでも60キロの緩急が自然発生する。相手の打撃を完全に崩した後に、上原が自在のフォークで締める−。日本の投手陣が誇る投球術が、世界を翻弄するに違いない。

◇代表チームに主将導入せず

王監督はWBCの日本代表チームにキャプテンを導入しない方針を口にした。昨夏アテネ五輪ではヤクルト宮元がキャプテンとしてチームをまとめたが、王監督は「みんな同じぐらいの力を持った選手が揃う。こちらが誰を指名するより、そういう選手は自然発生的に出てくるもの」と、選手各自を尊重する。また、アテネ五輪では銅メダルとあり、あらためて「今回は銅メダル以上のものを求められる。真剣にやらないといけない」と、表情を引き締め直していた。

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ロッテ「WBC」も査定評価します[デイリー]

国際大会もきっちり評価します!ロッテが来季の査定に、国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やアジアシリーズなど、国際大会の結果も盛り込む方針であることが18日、分かった。

ロッテはWBC日本代表に12球団最多の8人を送り出すが、代表選手は早い時期からの調整を強いられる上、故障のリスクも背負う。それを球団は考慮し、査定でプラス評価する考えだ。

バレンタイン監督は日本シリーズ勝者とワールド・シリーズ勝者が戦う「リアル・ワールドシリーズ」を提唱しており、球団も野球の国際化に積極的。それが、掛け声だけではなく年俸に反映するとなれば、選手もやる気になる。瀬戸山代表は「世界を目指すチームだから、(査定を)考えない訳にはいかないでしょう」と明言。今季は査定ポイントに入れなかったアジアシリーズも、来季は評価の対象とすることを検討しているという。

この日、チームは4泊6日のハワイ優勝旅行を終え、成田着の航空機で帰国した。日の丸に貢献した上での連覇−。来季のロッテの目標は固まった。

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李“折れて”残留合意[デイリー]

来季の去就が注目されていたロッテ・李(29)が、ロッテとの1年契約に合意したことが18日、分かった。優勝旅行から韓国に帰国した李が韓国メディアに語ったもので、来年1年はロッテでプレーし、07年の米大リーグ入りを目指す。

ロッテは早くから李に契約延長を打診していたが、李はDHではなく守備での出場機会を増やすことを求め、交渉は難航。ロッテ側は守備機会の保証はせず、最終的には李が折れる形で残留で合意した。

李は「1年間、ロッテで精一杯やって、再来年はメジャーでプレーしたい。来オフにメジャーからオファーがなければ、大リーグ移籍は厳しいと思う」と語った。守備機会については「打撃が好調なら、守備のチャンスももらえると思う」とした。年俸などは今後、決まる。

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モリケン球団“臨時コーチ”にボビー[デイリー]

タレントの森田健作氏が総監督を務める野球クラブチーム「熱血MAKING」のトライアウトが18日、千葉・大谷津球場で行われた。本拠地・千葉県内を中心に107人が集まり、32人が合格。有望な選手を集めた森田総監督は、今後の、バレンタイン監督の“臨時コーチ”招聘など、ロッテとの交流構想を明らかにした。2月には宮崎県内でキャンプを行う予定で、プレーイングマネジャーの若生智男氏も「若い選手に負けないよ」と発奮。千葉から、ロッテに負けない野球熱を吹かせる。

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世界一へ王監督とバレンタイン監督タッグ[ニッカン]

王ジャパンが世界一へ、ボビーとタッグ結成だ。来年3月開催の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で日本代表監督を務めるソフトバンク王貞治監督(65)が、今季アジアNO.1に輝いたロッテとの壮行試合を経て、アジア予選に臨むことを明らかにした。

王監督
「バレンタイン監督は今回のWBCにも非常に協力的。3月のアジア予選の直前にも東京ドームでロッテが(壮行試合の)相手をしてくれる。普通であれば、代表に8人も選手が選ばれれば『どうして8人も?』と言いそうだが『名誉なこと』と言ってくれている。野球界のプラスになればということで、とらえてくれている。」

王監督とバレンタイン監督は「クラブチーム世界一決定戦構想」でも考えを同じにしている。前夜(現地16日)も名球会に“飛び入り”参加したバレンタイン監督と、がっちり握手を交わした。「練習試合を多くしたかったし、感謝している」と王監督。さらに「そのころになると、色々と聞きたい情報もあるだろうし、何かあれば聞こうと思っている」とメッツ監督経験のあるバレンタイン監督の頭脳も生かすつもりだ。

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「日本vsロッテ」ボビーの胸借り王道1直線[報知]

「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」日本代表が来年3月3日の開幕直前に、初代アジア王者のロッテと練習試合を行うことが分かった。名球会イベントのため、ハワイに滞在中の日本代表監督のソフトバンク・王貞治GM兼監督(65)が明らかにしたもので、当日は実戦の中でロッテ・バレンタイン監督から米国戦などメジャー相手の試合に向けて積極的なアドバイスを求めていく。

王JAPANがアジア王者のボビー・ロッテの力を借りて、栄光への道筋を照らし出す。前夜のゴルフコンペの表彰式では、飛び入り参加のバレンタイン監督と“世界一”を合言葉にタッグを組んだ王監督。「ロッテが練習試合で相手をしてくれることになったよ」3月3日の1次リーグ開幕を前に、初代アジア王者と相まみえることを明らかにした。

本番までの青写真は既に描かれている。1月の自主トレ、2月のキャンプと、実戦から遠ざかるため「練習試合はなるべく多くやりたいと思っている。試合の感覚を早く取り戻してもらいたい」と指揮官。8選手が日本代表に選ばれているとはいえ、相手が強力打線を擁するロッテならば、本番前に最高の“叩き台”が踏めそうだ。

目的は戦うだけではない。「アメリカの情報なんかは、バレンタインに聞きたいことも出てくるでしょう」。1985年に35歳の若さでレンジャーズの監督に就任後、00年にはメッツを率いてワールドシリーズに出場するなどメジャー、マイナーの監督を歴任した実績は十分。現在もメジャー球界に太いパイプを持つボビーは、米国が誇るスーパースターの“傾向と対策”は熟知している。バレンタイン監督からアドバイスを引き出し、覇権を争う上でのライバルとなる米国らを丸裸にしてしまう考えだ。

既にバレンタイン監督も「もし聞かれれば、WBCのためのアドバイスはするよ」と話している。日本代表への協力を惜しまないボビーに、代表監督の口からは感謝の言葉ばかりが並べられる。「今大会も8人の代表選手を出してくれた。普通なら『えっ、8人も?』と嫌がるものだけど、彼は喜んで、名誉なことだよと言ってくれた。(受諾の)返事もロッテが1番早かった」とうなずいた。

絶対に負けられない。だからこそ、助言を求め、協力を仰ぐ。初代・世界王者の栄冠のためならば「世界の王」もなりふり構わずに突き進む。

◇王監督「主将、先発決めない」

王監督はチーム編成について、2月20〜28日の日本代表合宿(福岡ドーム)まで主将と打順を決めないことを明言した。「今、決めることじゃない。集まれば自然発生的に出てくるものだよ」と話した。先発メンバーについても「調整具合を見てから決める。今、言っちゃうと他の(先発以外の)人間に失礼」と直前まで全選手のモチベーション維持させるつもり。またアジア地区の1次リーグから全力で挑む覚悟を示した。「簡単に(2次リーグに)いける手応えなんてない。選手にはそういう話はしている」と捨て試合なしの姿勢をみせた。

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王監督、世界制覇へボビーとタッグ[スポニチ]

来年3月の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の日本代表を指揮するソフトバンクの王貞治監督(65)がロッテのボビー・バレンタイン監督(55)をアドバイザー役に指名した。メジャーを熟知したボビーに米国代表などの戦力分析を依頼するもので、日本代表とロッテの練習試合も決定。パ・リーグを沸かせた両指揮官が「世界一」を合言葉に強力タッグを組む。

名球会のテレビ収録を終え、ホノルルにある別荘に戻った王監督はいつにも増して雄弁だった。悲願の世界一に向けて、これ以上ない相談役を手に入れたからだった。

「3月にロッテが(日本代表と)対戦してくれることになったし、その時期になったらバレンタイン監督にアメリカの情報で色々と聞きたいことも出てくるだろうね」。前夜の名球会パーティーでバレンタイン監督と会談。一夜明けて王ジャパンへの全面協力を約束してもらい、2月下旬からヤフードームで行う代表合宿中にロッテとの練習試合を組んだことも明かした。ロッテから最多の8人が選出されたが「1番最初に返事をもらった。本当は8人も、となるけど彼は喜んで送り出してくれた上に“名誉な話だ”と言ってくれた」。プレーオフ第2ステージでは激闘を繰り広げた両雄だが、クラブチームの世界一決定戦を揃って提唱するなど“世界舞台”では強力タッグを組むのだ。

何よりレンジャーズ、メッツで指揮を執ったボビーのメジャー情報は大きな武器になる。王監督は予選リーグで米国を中心にスコアラーを派遣する一方、分析力にもたけたボビーからメジャーで活躍するドミニカ共和国、プエルトリコ勢ら代表選手の特徴や弱点を入手し、攻略の糸口をつかむ。

なお、日本代表の主将については「今は決めない。集まってから自然発生的に出てくるだろう」と選手同士の和を重んじる姿勢を明かした。「日の丸を背負っている以上最高のもの、金メダルを期待されている。威信を懸けてやる」。王監督は初代世界一へ、あらためて決意をみせた。

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WBCに8人派遣、ロッテ若手で乗り切る[ニッカン]

王ジャパンに8選手を送り込むバレンタイン監督が、主力不在となる来春のオープン戦は若手起用で乗り切る方針を明かした。「若い選手を起用できる。チームにとってプラスだし、選手層に厚みが出る」。ピンチをチャンスに替えるのがボビーマジックだ。西岡、今江らの台頭で日本一に輝いた今季に続き、来春は“新ボビーチルドレン”発掘のチャンスと考えている。

今季はシーズン中に出番のなかった早坂、渡辺正、塀内が、ポストシーズンで右大腿部を痛めた小坂、左足首を捻挫した堀の穴を埋めた。候補はズラリと並んでいる。球団側はWBC出場選手に対し「もちろん査定に入れる」(瀬戸山球団代表)と来オフの年俸に反映させる方針。出場選手のモチベーションも維持できる。「開幕へ向けての問題はない」とボビー。究極のプラス思考で“主力不在”を歓迎していた。

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李、ロッテ残留で合意[ニッカン]

韓国の聯合ニュースによると、今季で2年契約が切れたロッテの李承Y内野手(29)が18日、帰国した仁川国際空港で「ロッテに残留することで合意した」と来季もロッテでプレーすると語った。ただ「1年後には米大リーグに行きたい」と発言。米大リーグ挑戦を視野に今オフ、代理人契約を結んだが、球団側にもっと守備機会を増やすよう要求したことも明らかにした。

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李承Yがロッテ残留を明言…「1年後には大リーグに行きたい」[サンスポ]

韓国の聯合ニュースによると、今季で2年契約が切れたプロ野球ロッテの李承Y内野手が18日、「ロッテに残留することで合意した」と語り、来季もロッテでプレーすることを明らかにした。仁川国際空港に帰国した同内野手は韓国記者団に「1年後には米大リーグに行きたい」と明言。米大リーグ挑戦に向け、もっと守備機会を増やすよう球団側に要求したことも明らかにした。

◇WBC対策万全

バレンタイン監督が“第2の今江、西岡作り”を宣言した。キャンプ後半からのWBCの招集でロッテは12球団最大の8選手が抜けるが、その間は「若い選手を使う」と説明。若手が経験を積むことで、好調な選手も平気で休ませて日本一を勝ち取った今季。ボビー自慢の“日替わり打線”のメニューが、いっそう増えそうだ。

◇ハワイV旅行から帰国

31年ぶりに日本一に輝いたロッテが、成田空港着の航空機でハワイの優勝旅行から帰国した。

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黒木、先発で1年フル回転だ[スポニチ]

ロッテの黒木知宏投手(32)が18日、千葉・幕張市内のホテルで行われた自身の後援会「ジョニークラブ54」に参加。12年目の来季は先発ローテーションでのフル回転を誓った。

地元・千葉県出身のバンド「えちうら」が初参加するなど華やかな雰囲気とは対照的に黒木は「競争は激しいと思うけど何とか先発ローテーションを勝ち取りたい」と悲壮感さえ漂わせていた。今季も慢性的な右肩、ひじ痛に悩まされたが、8月28日のオリックス戦で452日ぶりの白星。ポストシーズンもベンチ入りした。だが目標は1年を通しての活躍だ。セラフィニの退団も確実とあり「チャンスが増えると思う」と目を輝かせた。

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ロッテ、WBCも査定対象[報知]

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表(52)は18日、WBCの成績について「もちろん査定に入れないといけない。ぜひ頑張って欲しい」と査定評価の対象とする方針を明言した。王ジャパンに8選手を送り込んでいるだけに、査定対象とすれば球団の支出は大幅に増加するが「ウチの球団は野球の国際化を進めているから」と年俸アップに結びつける考えを示した。

バレンタイン監督も国際化の風潮に同調。開幕前の重要な時期に主力を放出するデメリットを逆手にとる。「有能な若手を積極的に起用していくいい機会」とオープン戦を若手のサバイバルの場とすることで、チームの活性化に結びつけるつもりだ。

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「所沢ライオンズ」誕生へ[報知]

「所沢ライオンズ」誕生へ−。西武の本拠地、埼玉・所沢市議会が、19日に開かれる議会で、球団名に「所沢」を冠するよう求める請願を、全会一致で採択する見込みであることが18日、分かった。

「プロ野球球団ライオンズの球団名に地元『所沢』の名前を冠するように推進して頂きたき件」と題する請願書は、所沢商工会議所・山田裕通会頭が代表となり、同市内の野球チームや商店街などの代表18人の連名で、所沢市議会に提出されていた。請願が採択されれば、所沢市が正式に西武鉄道と球団に対し「所沢」という地域名を入れるよう働きかけることになる。

これには西武側も前向きだ。西武グループの中核である西武鉄道・後藤高志社長(56)が11月18日、日テレの番組で「例えば埼玉ライオンズとか所沢ライオンズなどの名前で、地元にチームをアピールしていきたい考えはある」と発言。今回の請願書は、この発言を受けて提出されたもので、星野球団社長も「色々再編を進めている中で、そういう話も出ていたことはある。話が(鉄道から)下りてくれば考えることになるでしょう」と検討を示唆。経営再建中のグループにとって、球団はそのシンボル的存在であるだけに、地域密着を前面に押し出して集客力を向上させる方針だ。

松坂も「(チーム名を)公募したらいいんじゃないですか。ファンの意見も分かりますし」と、関心を寄せている。呼称に「西武」を残すかどうかは今後の検討となるが、市議会での採択をきっかけに「所沢(西武)ライオンズ」誕生と、その後の地域密着プランが一気に加速しそうだ。

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試合時間短縮案明文化、制度化を検討[スポニチ]

プロ野球の実行委員会は19日、今年最後の会合を開く。議題の1つは試合時間短縮。今年7月の12球団監督会議で提案されたスピードアップ案について明文・制度化する方策を検討する。ロッテ・バレンタイン監督は次打者席の位置を打席に近づけたり、選手交代の制限時間を定め「残り○秒」とスコアボードに表示する…などと提案していた。また「東京」を組み入れるヤクルトの球団呼称変更、今月発足した野球協約改定委員会の報告と委員長選出、ポスティング・システム(入札制度)の再考などが話題に上るとみられる。

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