わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月19日

橋本「マジック」査定

◇捕手史上最高5000万円

「バレンタイン査定」の恩恵に授かった。ロッテ橋本将捕手(29)が19日、捕手としてはチーム史上最高年俸となる5000万円で1発更改した。ボビーマジックの象徴だった捕手併用制の一翼を担い日本一に貢献。出場試合、打数など主要成績は昨年よりダウンしたが、貢献度はライバル里崎に匹敵するものだった。

橋本は「見えない部分で評価してもらった」と感謝した。立場的には捕手NO.2。だが出塁率(3割9分8厘)先発マスクをかぶった試合での勝率(6割6分1厘)防御率(2.95)とも里崎を上回った。2100万円アップ査定の内訳は個人成績よりチームへの貢献度が大半を占める。「来年もサト(里崎)がメーンになる」と、19日しか誕生日が違わないライバルの実力を認めつつも「いつか立場を逆転できるように」と“正妻”奪取のチャンスをうかがった。

橋本
「(提示に)納得できたのでサインしました。自分の予想とほぼ同じ金額でした。ゲーム数が少ないのはマイナスでしたが、見えないところ、出塁率や自分がマスクをかぶった時の防御率、勝率など、表に出にくいところを評価してもらい、話の中で上積みしてもらえました。(里崎との併用について)起用は監督が決めること。来シーズンも里崎捕手が中心になると思うけれど、自分がプレッシャーをかけていきます。年内は普段通りのトレーニング。来年のことはあまり考えず、年が明けてから考えながらやっていきます。しっかり体をいじめて、ライバルに負けない強い体を作ります。」

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アジア版ウインターミーティング構想

ロッテの瀬戸山球団代表はこの日、来年11月に実施される第2回アジアシリーズの期間中に「アジア版ウインターミーティング」を開催したいとの構想を明らかにした。米大リーグ恒例のウインターミーティングは、球界首脳や各球団の編成担当者らが集まり、トレードなどの交渉を行う。同代表の構想は初代アジア王者となったロッテが事務局を務め、アジアの野球関係者を集めて編成に関する交渉を行う。また、同代表はロッテとWBC日本代表との練習試合は2試合と明らかにした。

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ロッテ「アジア版Wミーティング」構想[スポニチ]

実行委員会でユニホーム右袖に「初代アジア王者」を記念するワッペンを付けることが承認されたロッテが「アジア版ウインターミーティング」開催の構想を明かした。来年11月の第2回アジアシリーズ期間中に幕張メッセでの開催をにらむ。瀬戸山球団代表は大リーグ恒例のウインターミーティングを手本に「ロッテが事務局となり、アジア諸国の球界関係者を一同に集め、編成や諸問題を話し合う会議ができれば」と話した。

◇今江、イチローの弟子入り希望

千葉・市原市内で行われたゴルフコンペに参加したロッテの今江が、世界のイチローへの弟子入りを希望した。WBCの日本代表に選出され、チームメートとなるイチローについて「チャンスなので、色々話を聞きたい」と話した。今オフは多忙を極めているが、来年3月の開幕に向け「実戦感覚を失いたくない」と年内もボールを使用して自主トレを行っていく。

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李承Y単年で合意[報知]

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表(52)が19日、李承Y内野手(29)と1年契約で合意したことを明かした。球団側は永続的な残留を求めて複数年契約を提示していたが、李の大リーグ挑戦の意志が固いため単年契約になった。既に2億円を提示してある年俸について、詳細を煮詰めるだけとなった。「本人には夢や目標もあるようだから。あとは金銭面でちょっとだけ」と同代表。李の代理人である水戸弁護士とこの日も、条件について交渉を続けた。

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「有馬記念は何がくる?」ロッテ・サブローが福永騎手と対談[サンスポ]

競馬好きのロッテ・サブローが、福永祐一騎手と都内のホテルで対談した。「将来は馬主になりたい」という夢を持つほどの競馬ファン。今年の国内GI5勝ジョッキーとの初対面に感激していた。「顔を見ただけで馬の名前がわかる?」「落馬って痛いの?」「有馬記念は何がくる?」と興味津々。最後にはサイン入りのムチをプレゼントされご機嫌だった。この対談は1月10、16日発売の週刊『Gallop』に2週にわたって掲載される。

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ボビー全面協力!王JAPANに情報提供[デイリー]

アジア王者が、韓国、台湾の実力を測る!来年3月に開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のアジアラウンド(3月3日から東京ドーム)を前に、ロッテが台湾代表、韓国代表と練習試合を行うことが19日、分かった。日本代表のライバル達をロッテが丸裸にする。

2月26日に、福岡ドームで日本代表と壮行試合を行うロッテが、その後に日本代表チームの有力ライバル達と練習試合を行うことになった。球団関係者によると、2月28日に台湾代表と、3月1日には韓国代表と、それぞれ東京ドームで練習試合が組まれているという。

練習試合とはいえ、アジアラウンド本番直前。台湾、韓国両チームにとっては貴重な最終調整の場だ。ロッテは日本代表に代わって、ライバルチームの実力を測り、貴重な情報を得る“大役”を担うことになる。

瀬戸山球団代表は常々「世界への先導役を務めたい」という球団の方針を示している。また、バレンタイン監督も優勝旅行先のハワイで、日本代表監督を務めるソフトバンク・王監督に、WBCへの全面協力を約束。米国チームの情報提供にも協力する意向を示している。台湾、韓国代表の生きた情報の提供という協力は十分に可能だろう。

ロッテ球団にとっても、ロッテ本社のアジア戦略上、韓国代表、台湾代表との試合は大いにメリットがある。アジアシリーズの際には、重光昭雄オーナー代行も「グループの威信をかけた戦いになる」と、その重要性を強調していたほどだ。

日本代表のアジアラウンド突破へ−。アジア王者がライバルチームを丸裸にし、王JAPANの道標となる。

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試合時間スピードアップへ「イニング・インターバル」を導入[サンスポ]

プロ野球の実行委員会が19日、都内で開かれ、試合のスピードアップのために来季から「イニング・インターバル」を導入することを決めた。攻守交代を2分15秒、イニング途中の投手交代も2分45秒以内として、テレビの中継局も協力する。試合時間も3時間以内を具体的目標として決議した。またヤクルトが球団呼称を「東京ヤクルトスワローズ」に変更することなども承認された。

試合時間短縮はこれまでファン離れ、テレビ中継の打ち切りなどの問題もあり、抜本的な対応策が必要とされていた。

セ、パ両連盟が攻守交代に要する時間を計測した結果、2分20−30秒だったという。この日の実行委では、その時間を来季から2分15秒以内、またイニング途中の投手交代は2分45秒以内とすることに決めた。投手は規定時間の15秒前に投球できるように備え、打者は足場慣らしなどを完了しておく。テレビ中継ではプレーの尻切れや頭切れをなくす。NPBでは審判団に合図する中継担当者を置くことなども各局と協議するという。

米国のプロスポーツなどではテレビ向けのインターバルは一般的だが、主に視聴者のニーズに合わせたもの。だが、今回の導入は「試合時間が長すぎると、テレビ中継してくれなくなる」という危機感がある。試験的に実施したアジアシリーズでは「(球場観戦の)お客さんを待たせることはほとんどなかった」とコミッショナー事務局の長谷川事務局長。

実行委では、試合時間を3時間以内とする努力目標も決議。来年1月25日の12球団監督会議で了承を得る。インターバルが規定の時間を超えた場合、実施1年目となる来季は罰則を定めないだけに選手側の自覚も必要となりそうだ。

◇燕・古田、試合に出たら「選手」

実行委に先立って開かれたセ・リーグ理事会では、ヤクルトの古田選手兼任監督がマウンドに行ける回数について話し合われた。現在は

(1)
アグリーメントで捕手は1試合(9イニング)に3回投手のところ行ける
(2)
野球規則で監督が1イニングに同一投手のもとに2度行けば自動的に交代する

が併用されている。この日は古田が試合に出場している場合は選手扱いとし、ヘッドコーチを“代理監督”として(2)を適用するとの意見が出た。1月の理事会で再び検討される。

◇ヤクルトに「東京」承認

ヤクルトが申請した「東京」を加えた球団呼称変更がこの日、承認された。ただオーナー会議の承認が必要な審議事項のため、各代表が球団に持ち帰ってオーナーに意見を求め、年内中に書面で最終回答することになった。事実上、承認を得た格好のヤクルトの倉島球団専務は「各オーナーの賛同を得た時点で『東京』を横文字にするか漢字にするか、ユニホームのどこにつけるかなどを決めたい」と話した。

◇その他の審議事項

(1)国内レンタル移籍、ポスティング制度の見直し、外国人の契約問題
レンタルは楽天から「他リーグのみの実施にする」、ポスティングは巨人から「廃止する」、外国人はオリックスから「国内球団移籍を制限する」、との私案がそれぞれ提出され、1月16日に選手関係・国際合同委員会を開いて審議
(2)野球協約改定委員会
根来泰周コミッショナーの委員長就任を承認
(3)オリックスの専用球場変更
大阪ドームから神戸市のスカイマークスタジアムに変更することを承認。ただオリックスは来季もスカイマークと大阪ドームで主催34試合ずつを予定している。
(4)球団呼称
ヤクルトから「東京ヤクルトスワローズ」、オリックス2軍をサーパス神戸から「サーパス」への変更を承認。

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攻守交代は2分15秒以内[ニッカン]

◇実行委でスピードアップ具体案

実行委員会が19日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、試合時間の短縮に向けた具体案が示された。「イニング・インターバル制度」をとり、イニング間の攻守交代は2分15秒に制限。さらにイニング途中の投手交代は交代がアナウンスされてから2分45秒に制限する。いずれも足場をならすなど準備段階は含まれない。守られなかった場合の罰則規定は決めていないものの、審判が注意しても改善されない場合は違反者リストを作成して、あらためるよう促していく。

イニング・インターバル制度は中継テレビ局のCM時間とも関連させ、テレビ視聴者にも配慮していく。会見に出席した長谷川コミッショナー事務局長は「来季の目標として3時間以内で終わらせようと決議しました。野球は時間制の競技でなく、実際には超えるケースも出るでしょう。しかし、常に念頭に置いてプレーすることが大切と考えました」と説明した。

試合時間の短縮については7月23日の12球団監督会議で議題に上り、より具体的に決まり事をつくる方針を固めていた。来年1月25日に行われる監督会議で説明して徹底を図る。また、今後も加えて具体案を検討していく。平均試合時間は昨年がセが3時間20分、パが3時間29分で、共に過去最長だった。今年はセが3時間16分、パが3時間20分と、やや短縮されていた。

◇レンタル、入札、外国人、制度問題も整理

実行委員会では来季に向けて、制度上の問題点を整理した。レンタル移籍制度の導入については楽天が、ポスティングシステムの在り方については巨人が、外国人選手との契約についてはオリックスが、それぞれ中心となって改善点を述べた。レンタル制度では楽天が「期間は1年以内」「1球団3人以内」「プロテクト選手は20人程度」などと記した具体案を10枚の紙にまとめて提出し、個々の球団の意見を出し合った。今後、レンタルについては選手関係委員会で、ポスティングと外国人選手については国際関係委員会で議論していく。

◇その他の審議事項

(1)
野球協約改定委員会の委員長を根来コミッショナーに決定
(2)
ヤクルト球団の呼称を来季から「東京ヤクルトスワローズ」に変更することを承認
(3)
サーパス神戸の呼称を来季からサーパスに変更することを承認
(4)
ロッテがユニホームの右肩にアジアチャンピオンのロゴを入れることを承認

(2)と(3)についてはオーナー会議の承認も必要だが、会議を待たず文書で承認を得る。

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「時間制限」制度導入へ[デイリー]

プロ野球実行委員会が19日、東京都内で行われ、試合のスピードアップの一環として攻守交代は2分15秒以内、イニング途中の投手交代は2分45秒以内とする「時間制限」を初めて導入することを決めた。来年1月25日の監督会議の了承を経て、正式決定する。また外国人選手の契約制限問題、ポスティング(入札制度)の見直し、国内レンタル移籍導入も議論された。

球界が試合のスピードアップ化のために、攻守交代時などに「時間制限」を初めて導入する。攻守交代では投手が投球体勢を整えるまでを2分15秒以内とし、イニング途中の投手交代は交代のアナウンスがあってから投球体勢を整えるまでを2分45秒以内に収める。

セ、パ両リーグの調べによると、攻守交代の平均時間は2分20〜30秒。だが、現場サイドの意識が高まれば、2分15秒以内も可能と判断した。また時間制限を活用すれば「CM明けにイニング途中から中継が入ることも避けられる」(長谷川コミッショナー事務局長)と、テレビ中継上のメリットもあるとみている。実行委ではこうした取り組みを含めて、来季の試合時間を「3時間以内」とすることも申し合わせた。

また外国人選手の契約のあり方も議論された。オリックスは、外国人選手は数年間プレーしなければ他球団には移籍不可能とする提案を行ったが、「縛りを付ければ、初めから長期契約になって年俸も高騰する」(巨人・清武代表)など反対意見が続出した。ポスティングの見直し、来季からの導入を目指す国内レンタル制度を含めて、小委員会で叩き台を作成することになった。

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レンタル移籍導入検討[報知]

プロ野球実行委員会が19日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、レンタル移籍制度の導入をめぐる議題などが取り上げられ、今後さらに選手関係委員会(委員長=阪神・野崎連盟担当)や来年1月25日の次回実行委員会で議論されていくことになった。

この日話し合われたレンタル移籍は国内限定で、会議では制度そのものの問題点などを整理。導入すれば2軍でくすぶる選手の活躍の場を広げ、球界の活性化、選手のレベルアップにつながるという見方がある一方で、移籍先で選手が怪我をした場合の補償や、シーズン途中の移籍は情報漏えいにつながり、公正な試合確保ができなくなる、などの意見も出された。

実行委員会ではこのほか、試合のスピードアップに向けて、来季は試合時間3時間以内を目指すことを各球団が確認。イニングインターバルを2分15秒以内とし、テレビ局などの協力も得て、その時間内にCMも放送。イニングの第3アウトから、投手は2分以内にマウンドに上がって15秒以内で投球動作に入り、打者は2分15秒以内に打撃の構えに入ることを徹底。投手交代は、名前を告げてから投手が投球動作に入るまでを2分45秒以内とし、控えの審判員がタイムを図って試合時間の短縮を目指していくことになった。

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セ理事会がプレーオフ議論…交流戦の試合数削減案も検討[サンスポ]

セ・リーグの理事会が19日、都内で開かれ、平成19年度から導入をめざしているプレーオフについて議論した。実務レベルでの検討委員会が公式戦3位まで、東西などの2地区制、前後期制などの案を提出し、理事会が問題点を協議した。

プレーオフを導入した場合、現行146試合のレギュラーシーズン試合数の削減は不可避。だがドル箱の巨人戦や阪神戦が減ることに反対が出る可能性もあり、巨人・清武球団代表は「減らしても5、6試合まで」と語った。

そこで交流戦を現行の各カード6試合から5試合に減らし、36試合から30試合への削減も検討。主催3試合と2試合をセ・パで交代制とするか、セ側が主催試合を減らすかも検討されている。来年1月の理事会までに各球団が意見をまとめることになった。

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橋本2100万円増で1発更改[ニッカン]

ロッテ橋本将捕手(29)が19日、2100万円アップの5000万円で1発更改した。昨季より出場試合数は減ったが、出塁率、先発マスクをかぶった試合での勝率、防御率ともライバル里崎を上回った。日本一の陰のMVPとして、ボビーマジックの象徴だった捕手併用の一翼を担った。里崎について「向こうが上。来年もサトがメインになる」と認めつつも「プレッシャーをかけながら、立場が逆になるように頑張る」と、自身最高年俸に気持ちを新たにした。(金額は推定)

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