わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月22日

引退も考えた、小宮山サイン

ベテラン小宮山が2度目の契約更改交渉に臨み、前回提示と同額の年俸3500万円でサインした。未勝利ながら15年ぶりのセーブを挙げた今季は23試合に登板。ただ、その多くがリードされた場面での中継ぎだった。「今年で、もういいのかなという思いもあったし、そんなに我慢する必要があるのかとも思った」と、引退も考えたことを示唆。それでも99年にロッテを自由契約になった際に、亡くなった仰木さん(オリックス)に誘われたことを明かし「野球人としてああいう姿を見習って、少しでも野球界の力になれれば」と話した。来季は41歳のシーズン。「1度しかない人生。悔いは残したくない」と気持ちを込めた。

選手名年俸前年比
小宮山3500±0
山ア3200△1000
小宮山
「サインしました。来年も同じ起用で我慢してやれるかどうかでしたが、チームのマイナスにならないようにしたいと、意見を出し合ってユニホームを着ることで合意しました。来年もユニホームを着ることを前提にした話し合いでしたが、今年でいいかなという思いもどこかにありました。でも、着たくても着れない人が多い中で、オファーをもらって結構ですというのもいかがなものかと…。来年も気持ち良く投げられる状況ではないでしょうが、その先に少しは希望を見出せるような話し合いにはなりました。(さらに新しいボールはと聞かれ)もう手詰まり。後は左手で投げるしかないかな(笑)。」
山ア
「最多の40試合登板は満足だけれど、最後の1番おいしいところにいなかったことは悔しいですね。来年はおいしいところにいたいです。金額に対しては満足。文句言える立場でもないですし。右肩は11月16日に手術しました。一昨日退院して、今はリハビリを始めた段階。経過は良好ですが、復帰は中盤以降になるかも知れないですね。とにかく、1日でも早く復帰出来るように、焦らず、焦りながら復帰を目指します(笑)。」

◇採用

ロッテは前サーパス神戸外野守備走塁コーチの山森雅文氏を編成部調査担当として採用した。

◇スポーツマン賞、ボビーを選出

日本外国人スポーツ記者協会(FSAJ)は22日、05年のスポーツマン賞に、ロッテ・バレンタイン監督と、フィギュアスケートの浅田真央(グランプリ東海ク)を選出したと発表した。

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大学、社会人、プロで野球天皇杯

◇野球連盟会長構想

日本野球連盟の松田昌士会長(69)が野球版「天皇杯」構想を明らかにした。22日、都内で行われた社会人ベストナイン表彰式に出席。企業チームの休廃部など暗い話題が多い社会人球界の立て直しについて触れ、大学、社会人、プロが参加するサッカー天皇杯のようなトーナメント開催を口にした。「年明けにもプロ側と学生野球協会に話を持ち掛けたい。古い型にはまらないで、違った楽しみ方を提案したい」と話した。

また、茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督(64)が来年から「欽ちゃんマッチ」を開催したい意向だが「日本野球連盟が公認してもいいんじゃないかな。アマ野球の普及に一役買っているからね」と前向き。JRの民営化など思い切った改革で成功を収めてきた松田会長が、今度は社会人球界を変えるつもりだ。

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ロッテ次期監督は小宮山、ボビー野球の継承者[報知]

◇「トータル・ベースボール」深く理解、野球理論高評価

ロッテがボビー・バレンタイン監督(55)の次期監督候補を、小宮山悟投手(40)に1本化したことが22日、明らかになった。既に球団は本人にその意向を伝えている。バレンタイン監督は今オフ、新たに3年契約を結ぶなど長期政権を視野に入れているが、球団は小宮山の野球理論を高く評価。バレンタイン監督の掲げる野球理論も熟知していることから、早くも次期監督として擁立する方針を固めた。

頭脳派で知られる右腕が、ボビー野球の継承者に決まった。重光オーナー代行、瀬戸山球団代表らは、バレンタイン監督の次期監督候補に小宮山を擁立する方針を固めた。現役にして評論家活動を行うなど、卓越した野球理論を高く評価。球団幹部はすでに、小宮山に対して「将来的には指導者になって欲しい」と次期監督就任の意向を伝えた。

黄金時代をつくるため、ロッテは長期的な見地から後継者問題に着手。11月にはバレンタイン監督が、3年総額12億円で契約を延長。球団首脳は「3年と言わず、できるだけ長くやって欲しい」と長期政権を希望するが、同監督は今オフも去就問題が浮上したように、メジャーから引く手あまたの状況。ボビー退任後は、小宮山を監督に据える方向で球団内の意見は一致した。

小宮山は1995年ロッテ、2002年メッツ、そして04年からの2年間をバレンタイン監督の元でプレー。ボビーの掲げる「トータル・ベースボール」を深く理解しており、後任候補としては最適の人材といえる。

この日は千葉マリンで2度目の契約更改交渉を行い、現状維持の3500万円でサイン。現役続行を改めて明言した。来季も敗戦処理の役割を担うことになるが、瀬戸山代表は「ブルペンでは若手の指導的役割を担って欲しい」と事実上のコーチ役にも任命。この日は具体的に将来の監督就任に関する話題は出なかったものの、同代表は「小宮山君も、あうんの呼吸で分かっているはず」と話した。

小宮山は先日他界したオリックス・仰木前監督に触れ、「野球人としてああいう姿を見習いたい」と“生涯プロ野球人”として生きる決意をにじませた。あくまでボビー退任後の就任となるが、近い将来、40代の「小宮山監督」が誕生することになる。

小宮山悟(こみやま・さとる)
1965年9月15日、千葉・柏市生まれ。40歳。芝工大柏高から2浪して早大へ。89年、ドラフト1位でロッテに入団。97年、最優秀防御率(2.49)のタイトルを獲得した。2000年、横浜に移籍。02年にはFAで米大リーグ、メッツに移籍したが、1勝も挙げられずに帰国。04年、ロッテに復帰。今季は主に中継ぎでチームの日本一に貢献した。183センチ、83キロ。右投右打。家族は妻と1男2女。

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WBC日本代表エースのロッテ・渡辺俊が26日に始動[サンスポ]

WBC日本代表のエースに指名されたロッテ・渡辺俊が22日、26日に始動することを明かした。国学院大時代からトレーニングメニューを作ってもらっている平岩時雄氏と個人契約。「昨年より1ヶ月近く早いけど、WBCがあるので。2段モーションではないけど1度止まったようになるので、止まらずに投げられるようにするためのトレーニングをします」と意欲的だった。

◇編成部調査担当に元サーパスコーチ・山森氏

ロッテは、元サーパスコーチの山森雅文氏(45)が編成部調査担当に就任したと発表した。

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渡辺俊23日交渉、大幅アップ狙う[ニッカン]

渡辺俊が、23日に注目の契約交渉に臨む。今季は15勝4敗の好成績を収め、初代アジア王者に貢献。年俸6100万円からの大幅アップを狙う。この日は、「報知プロスポーツ大賞」授賞式に出席。来季から初めてトレーニングコーチと専属契約を結ぶことを明かした。国学大2年時に出会った平岩時雄氏で「この人との出会いがなかったら今の自分はない」と全幅の信頼を置く人物だ。来年3月開幕のWBCに合わせて、昨年より約1ヵ月早めて今月26日から同コーチと本格的な練習を再開。「軸やバランスを強化したい」と意欲を見せた。

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巨人、集客術ロッテに学べ![スポニチ]

日本一ロッテに学べ!巨人は22日、東京・大手町の球団事務所にロッテの荒木重雄事業部長らを招き、ファンサービスなどロッテ流の改革を学ぶ勉強会を行った。約2時間の会にはほとんどの球団職員が出席。ビデオを見ながら今季ロッテが打ち出した様々な企画などの説明を受けた。

「講演というか意見交換。非常に有意義でした」と荒木部長。一方の巨人・上田ファンサービス部長は「本当に色々なことをやっているという印象。大いに参考になった」。さらに「うちも(新入団発表を)東京ドームでやろうか」と、すっかり感化された様子だ。

かつてロッテの本拠地・川崎球場は常に閑古鳥が鳴く状態だった。春季キャンプ地の鹿児島で何とか巨人とのオープン戦を行おうと、関係者が何度も巨人側に陳情したこともある。それが今や、すっかり立場は逆転。人気低迷にあえぐ盟主の危機感が、異例の勉強会開催につながった。

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野球も「天皇杯」を[報知]

◇アマ連盟・松田会長構想披露

全日本アマチュア野球連盟の松田昌士会長(69)が野球版の“天皇杯”構想を掲げた。22日、都内ホテルで行われた社会人ベストナイン表彰式に出席した同会長は「来年早々にもプロと学生野球協会に話していきたい」と明言。プロ、社会人、学生全てがオープン参加する方式の大会実現を目指していく。

松田会長は今月14日から3日間、台湾を訪問。現地の野球協会と交流した。国際化を目指す中、日本ではプロ、アマ間に垣根があり、それを取り払う必要性があることを痛感。そこで、現在サッカーで行われている天皇杯形式の大会を開き、交流を進めたい考えだ。

「野球界活性化のため、来年は殻を破っていきたい」と松田会長。社会人野球でも11月の日本選手権を各大会の優勝チームを集めた“チャンピオンシップ”にする考えを示すなど、様々なアイデアを持っているようだ。プロ、アマ交流、それが野球界発展につながると信じて、改革を進めていく。

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野球版「天皇杯」構想に意欲[スポニチ]

日本野球連盟の松田昌士会長(69)が野球版「天皇杯」構想を掲げた。社会人ベストナインの表彰式に出席した松田会長は「来年は殻を破って(アマ野球を)活性化させたい」とプロと大学、社会人が戦う大会の創設を目指す考えを明かした。またスポニチ大会、都市対抗、全日本クラブ野球選手権の優勝チームに日本選手権出場枠を与える改革案も披露。茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督が掲げる“欽ちゃんカップ構想”にも「何でも公認しちゃう」と理解を見せ、改革に強い意思を示した。

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小宮山更改「希望見いだせた」[ニッカン]

ロッテ小宮山悟投手(40)が22日、千葉マリンで2度目の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸3500万円でサインした。今季は23試合に登板し、未勝利ながら15年ぶりのセーブをマーク。敗戦処理の場面での登板が多く「来シーズンも同じような起用法の中で我慢してやれるかどうかを話し合った。希望を見いだせるような話ができた」と意欲を見せた。(金額は推定)

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