わたしはかもめ2005年鴎の便り(12月)

便

12月23日

渡辺俊7900万円増!さらば2LDK[報知]

◇1億4000万円1発サイン

今季15勝を挙げ、日本一の原動力となったロッテ・渡辺俊介投手(29)が23日、千葉マリンで契約更改交渉を行い、7900万円増の1億4000万円プラス出来高1000万円で1発更改した。7900万円のアップ額は、99年オフの黒木(8000万円)に続き、球団史上2番目。現在、家賃12万円の賃貸マンションで暮らす渡辺俊は「引っ越そうと思います」とマイホーム購入を決めた。

すっきり判を押すと、新居で幸せに暮らす一家の様子が浮かんできた。「今の家が狭くなってきたので、引っ越そうと思います」数年前から思案してきたマイホーム購入。1億円の大台に到達したことで、堅実派のサブマリンがついに決断した。

WBCでは王監督からエースに指名された渡辺俊だが、現在の住居は至って庶民派。都内23区内の2LDKマンションは、寝室6畳、子供部屋6畳(和室)、リビング&キッチン12畳で、家賃12万円というお得物件だ。長男に続き、今月8日には第二子となる長女が誕生。家族が4人に増え、荷物の収納スペースにも限界がきていた。

明子夫人(30)と新居購入時期を見計らってきた渡辺俊は「嫁と子供2人と住めるちょうどいいところに引っ越します」と宣言。「今住んでいるあたりは住みやすいので」と現住居の近隣に新居を構えるつもりだ。

夢がかなう喜びで、サブマリンの表情は終始緩みっぱなし。報道陣に「今年、自分で1番評価したい点は?」と問われても、「子供が元気に育っていること。母子共に健康です」と心は完全にマイホームパパ。一流選手の仲間入りを果たし、「日本のエース」の看板に恥じない豪邸を手に入れる。

地価の高い都内だけに、一軒家となれば土地・住宅合わせて1億円は下らない人生最大の買い物となる。マウンド同様に慎重な渡辺俊は「実家が建築業なので、相談しないと」と父・秀夫さん(58)にも協力を依頼予定。信頼する父の助言があれば、耐震性もバッチリの“渡辺家”が完成するはず。06年、サブマリンはマイホームから世界に羽ばたいていく。

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ロッテ・渡辺俊1億4000万円!憧れの清原との対戦熱望[サンスポ]

ロッテ・渡辺俊介投手(29)が23日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、7900万円アップの1億4000万円プラス出来高払い1000万円でサインした。31年ぶりの日本一の原動力となった右腕に、球団も最大限の評価。サブマリンは、オリックス入りが決まった清原との対戦を熱望した。

納得の1発サイン。自然と笑みがこぼれる。チームを日本一に導いた渡辺俊が、サブマリンもビックリの7900万円、ドカ〜ンと大浮上。ウハウハ更改となった。

渡辺俊
「全てを評価してもらったし、満足している。今年は怖いくらいにうまくいった1年でした。」

しかし、嬉しいことは、お金だけではない。憧れていた清原のオリックス入団が決定。同じパ・リーグとあって“初対戦”の可能性が高まってきた。

渡辺俊
「すごい楽しみ。まさか、同じリーグでやれるとは…。交流戦でも夢はかないませんでしたから。」

渡辺俊にとって清原は憧れの人。新日鉄君津時代の平成12年、巨人の春季キャンプに参加した際に「おまえとは、いつか対戦するだろうから頑張れ」と声を掛けられた。その言葉がプロ入りへのきっかけとなった“歴史”がある。

2軍では対戦があるものの、1軍での対戦はない。今季の交流戦でも巨人戦の登板機会がなく、両者が選出された球宴でも対戦は実現せず。不思議と運命の糸はつながらなかった。

渡辺俊
「何も考えず、純粋に楽しみたいですね。」

あれから6年…。ついに夢がかなう。渡辺俊は早くもオリックス戦に、胸をときめかせている。

◇マイホーム購入!?

渡辺俊は大幅アップした年俸の使い道について、マイホーム購入を検討中。今月に第二子が誕生したこともあり「家が狭くなってきたので、そろそろ引っ越そうかと。実家が建築業なので相談したい」。これを機に、マンションから一戸建てへの移転を考えている。ただし「あんまり大きいと掃除が大変ですしね…」。大豪邸にはなりそうもない。

◇サブロー倍増8500万円

サブローが契約更改交渉に臨み、4300万円アップの8500万円でサインした。8月中旬から4番を務め、日本一に貢献。ゴールデングラブ賞受賞の好守も評価され、倍増以上のアップとなった。「守備の面も高く評価してもらったので、サインしました」とサブロー。交渉の席では球場スタンドの白い壁について「青く塗って欲しい。デーゲームでは光って見づらいので」と要望も出した。

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渡辺俊“最高アップ”!家建てる[スポニチ]

ロッテの渡辺俊介投手(29)が23日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、7900万円増の年俸1億4000万円プラス出来高払い1000万円でサインした。今季、チーム最多の15勝を挙げたサブマリンは、出来高を加えると球団史上“最高アップ額”となった。また、サブロー外野手(29)も年俸8500万円で更改。チームを31年ぶりの日本一に導いたエースと4番が揃って大幅昇給を勝ち取った。

会見の席に着いた瞬間からサブマリンの顔は笑っていた。「サインはしました。額ですか?ん〜小宮山さんぐらいですかね」。不惑を迎えた大先輩の背番号14をたとえに出して喜びを表した。

今季の年俸6100万円から7900万円増となる年俸1億4000万円。これに出来高1000万円を加えると、昇給額では00年黒木の8000万円増(1億円→1億8000万円)の球団記録を更新。プロ入り以来、5年連続となる1発サインに「家も狭くなってきましたからね。引っ越しするか、かみさん(明子夫人)と相談します」とご機嫌だ。

今月8日に待望の長女が誕生。来年2月で2歳となる長男・向輝くんと合わせた4人で、現在は都内で2LDKの賃貸マンションに住んでいる。「(マリンまで車で30分と)便利だし、今の場所は気に入っている。近所の人もいい人ばかりですしね」と“ホームタウン”こそ変えるつもりはないが、1億円超えの“ご褒美”として、月10数万円の賃貸マンションからの脱出を狙っている。

栃木の実家は建築業を営んでいることもあり「親にも相談してみたい」と“サブマリン御殿”となる一戸建ての購入も検討。11月20日のファンフェストでは「マリーンズ年間MVP」の副賞としてBMWの四駆車もゲット。スポーツカータイプの米国産車と合わせて、2台の駐車スペースを確保する必要にも迫られている。

それでも新日鉄君津でサラリーマン経験のある庶民派右腕は「庭付きは東京だと難しいかな」とマンション購入という現実路線も視野に。「野球選手の人生は長くない。子供2人分、しっかりと働きたい」。マイホーム購入という新たな目標へ向かって、サブマリンは来季も全力投球する。

◇サブローは8500万円

“つなぎの4番”としてブレークしたサブローは8500万円でサイン。「日本一が初めてだったので、どれくらい上がるかが想像できなかった」と笑った。25日の有馬記念ではプレゼンターを務める。「来季の目標より、今は有馬を当てることの方が大事。当日は“サブロー馬券”来ますよ」と3番・ゼンノロブロイと6番・ディープインパクトの堅い決着を予想していた。

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渡辺俊、ロッテ史上最大増8900万円急浮上[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(29)が“ジョニー超え”を達成した。23日、千葉マリンで契約更改交渉を行い、6100万円から7900万円増の年俸1億4000万円でサインした。勝率による出来高1000万円を加えると、99年に黒木がマークした8000万円増を抜く球団史上最高額アップになる。「今年は全てを評価してもらったし、満足している」と満面の笑みを浮かべた。

今季は15勝4敗と文句なしの活躍で、チームを31年ぶりの優勝に導いた。日本シリーズでも完封勝利を挙げるなど大活躍。「怖いぐらいいいことが続いた」と大満足の1年だった。今月8日には第二子の女の子が誕生。「子供の荷物が多くなったし、そろそろ引っ越そうかな」と2LDKのマンションから、マイホーム購入プランも飛び出した。

来年3月開幕のWBCでは、王監督から直々に「日本のエース」の指名を受けている。契約交渉後も早速ウエートトレーニング場にこもった。26日からは本格的な自主トレを開始する予定だ。例年より早い始動だが「ほんの3年前までは1、2軍を行ったり来たりしていたので、2月1日に最高のパフォーマンスを首脳陣に見せてきた」と不安はない。

オリックスへの移籍が決まった、憧れの清原との対決も熱望した。今季は交流戦でも対戦がなかったが「ファームで対戦したときは興奮して球速が4、5キロ上がったのを覚えている」と話す。来季の目標には最高勝率と、今季チームが唯一逃したシーズン優勝を掲げた。「今年は勢いで勝ったと言われているし、心に秘めたものがある」とさらなる飛躍を誓った。

渡辺俊
「目標にしていた額よりも少し下でしたが、簡単な出来高を付けてもらいました。評価には満足しています。評価してもらえた点は、15という勝ち数と負け数が少なかったところ、それにポストシーズンでのピッチング内容ですね。レギュラーシーズンで1位になれなかったこと以外は、怖いぐらい上手く行った1年でした。ただ、1位になれなかったことはファンも納得していないと思うし、勢いだと言われた部分もあったので悔しい。そう言われて、心に秘めたものもあります。個人的に嬉しかったことは、アジアシリーズのマウンドに立てたことです。来年は今年以上の成績を残さないと…。V2の目標はもちろんですが、個人的には最高勝率のタイトルですね。」

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渡辺俊、7900万円UPで大台突破[デイリー]

サブマリンが大台を突破した。ロッテの渡辺俊介投手(29)が23日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、今季年俸の7900万増の1億4000万円プラス出来高で1発サインした。球団史上最高アップ額の8000万(00年・黒木)には、わずか100万届かなかったが、出来高の1000万円の満額を手にすれば、大幅に記録更新となる。

まさに、エースへの評価だった。チームトップの15勝、防御率もリーグ2位の2.17。ポストシーズンでも好投し、31年ぶりの日本一に貢献した。7900万増の1億4000万円プラス出来高という評価に、「負けの少なさを評価してもらった。来季は今季できんかったレギュラーシーズンの1位通過、個人的には最高勝率を取れるように頑張る」と白い歯がこぼれっぱなしだった。

これまでの球団史上最高アップ額は00年の黒木で8000万増(1億↓1億8000万円)。それに次ぐ7900万増の高い評価に加え、勝率などを加味した1000万円の出来高を満額手にすれば、記録更新となる。

一昨年には「3年計画で大台突破」が目標だった。次の目標を問われると「3年計画で倍を目指したい」と3億円突破を誓った。手塚運営部長も「投手陣では、だれが見ても査定ポイントは1番。文句なしだよ」と最高の評価を与えた。

来年3月に開催予定のWBCでは、日本代表の王監督から直々にエースに指名されている。「来年3月には万全の状態に仕上げる」とはやる気持ちを抑え切れない様子。さらに交流戦でも対戦を熱望していた清原がオリックス入り。「同じリーグでやれると思ってなかった。引退していたら夢がなくなっていた」と素直に喜んだ。

ロッテのエースとして、王JAPANのエースとして。不沈のサブマリンは、今年以上の輝きを放つはずだ。

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サブロー、4番より有馬記念!?[デイリー]

ロッテのサブロー外野手(29)が23日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、4300万増の8500万円でサインした。「来季の目標は4番か?」との問いに、「いや、25日の有馬記念を的中させることです」と断言した。

日本一球団の4番を張る勝負師の目は違った。球界でも随一の競馬好きで知られるサブローは、有馬記念のプレゼンターも務める予定で「トロフィーは(ゼンノロブロイに騎乗する)デザーモに渡す!」と宣言。本命を(3)番枠のゼンノロブロイ、対抗を(6)番枠のディープインパクトと予想し、「サブロー(3−6)馬券でいいじゃないすか」とノリノリだ。

8月から4番に座り、規定打席には達しなかったものの打率.313をマークした。「来季はとにかくV2を目標に頑張る」と胸を張った。

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小坂、二塁も三塁も「準備します」[スポニチ]

ロッテから巨人に移籍した小坂が本職の遊撃手だけでなく、二塁や三塁にも挑戦する。23日、ジャイアンツ球場を訪れた篠塚内野守備走塁コーチが「ショートができればセカンドもできる。問題は併殺プレーだけ。サード?ないとは言えない」と複数ポジションを任せる考えを明かした。小坂は遊撃手として4度のゴールデングラブ賞に輝くなど、フィールディングは球界屈指。プロの1軍では二塁も三塁も守った経験はないが、小久保の右ひざへの不安や、新外国人の守備力が未知数であることなどから、首脳陣は“保険”をかけたい考えだ。この日、地元・宮城県仙台市で行われた野球教室に参加した小坂は「行けと言われれば行きます」と意欲的。来年2月の宮崎キャンプには遊撃用のグラブだけを持ち込むつもりだが「不都合が生じれば(三塁用に)大きなものも準備します」と、内野のオールマイティーを目指す。

◇史上初セパ盗塁王に意欲

小坂が史上初の両リーグ盗塁王に意欲を見せた。「タイトル云々言ってられないけど、もらえるものならもらいたい」。98、00年にタイトルを獲得したが、セでの最大のライバルは今季60盗塁の赤星(阪神)。「(今季も)彼の映像は見ていた。参考になる練習など直接聞きたい」と、5年連続盗塁王の技を盗む考え。通算300盗塁にもあと35に迫っており、アクセル全開で走りまくる。

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「小坂1番」で巨人篠塚コーチ指名[ニッカン]

「1番小坂」で巨人を変える。ロッテからトレードで移籍した小坂誠内野手(32)が23日、仙台市内で行われた野球教室に参加した。「僕の役割は、積極的に走ること。結果アウト、セーフは分かりませんが」と話し、最大の武器を発揮する構えを見せた。この日川崎市のジャイアンツ球場を訪れた篠塚内野守備走塁コーチも「ウチは今、はっきりした1番がいない。強いチームはしっかりした1番と4番がいるもの」と持論を展開。核弾頭の有力候補に指名した。

98、00年に盗塁王を獲得した小坂は、現在通算265盗塁。それでも「数字は目標にしてません。チームですから、僕自身のことは、何も言うことはありません」と興味はない。しかし、常に次の塁を狙う「ボビーイズム」は体に染み付いている。ロッテは今季、元盗塁王の西村、高橋両コーチを一、三塁べースコーチに配置。チャンスがあればいつでも走る準備を徹底していたという。

ロッテの今季チーム盗塁数はリーグ断然トップの101。巨人は5位の38に終わった。アジア王者の走塁意識がチームに浸透すれば、原監督が掲げる「スモールベースボール」の実現がぐっと近づく。

◇まだロッテ?

小坂はこの日、仙台市内の東北福祉大で、ロッテ井上、ヤクルト高井らと少年野球教室に参加し、約300人の児童に指導した。移籍が決まったばかりで、巨人のユニホームが用意できず、ロッテのユニホームだった。「最後のユニホーム?そうですね」と、愛着をにじませた。

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渡辺俊が130%増1.4億円[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(29)が23日、千葉マリンで契約更改交渉を行い7900万円増の1億4000万円プラス出来高でサインした。今季はチーム1となる15勝(4敗)を挙げるなど、31年ぶりの日本一に貢献。「今年は全てを評価してもらって満足している。来年はシーズンも1位通過したい」と笑顔。8月から4番を務めたサブロー外野手(29)は、4300万円増の8500万円でサインした。(金額は推定)

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サブロー倍増「有馬」当てる

8月からプロ入り初の4番を務めたサブローが、4300万円増の8500万円でサインした。今季は初のゴールデングラブ賞にも輝き「チーム防御率が良かったのは野手の力もあったと自負している。守備面も評価してもらった」と満足顔。契約交渉では、千葉マリンネット裏スタンドの白い部部に色を付けることも要望。「去年から言っているけど、デーゲームでは光って見にくい時がある」と訴えた。来季の目標には、競馬通らしく「来年よりも、今度の有馬記念を当てたい」と爆笑を誘った。

サブロー
「優勝が初めてなので、どのくらい上がるのかが分からなかったですから。金額を見て、こんなものだと思いました。4番を1番評価してもらいました。自分で評価できるところですか?全てです。嘘です(笑)。守備ですかね。補殺で少しは貢献できたかなとは思います。ピッチャーの防御率の良さは守備の良さも少なからずあったと思うので、嬉しいですね。来シーズンの自分のこだわりはありません。V2しかない。プラスバッティング、走塁、守備と全ての面で勝利に貢献できればと思います。目標ですか?それよりも有馬記念のことで頭がいっぱい(笑)。大役(プレゼンター)を仰せつかっていますからね。サブロー馬券が出ますよ。」

◇清水地元餅つき

ロッテの清水直行投手(30)が23日、実家がある西宮市高須町の少年野球チーム「武庫川イーグルス」の「もちつき大会」に参加した。清水は同チーム出身で、約70人の“後輩”に囲まれ、即席サイン会も開くなど大サービス。「餅つきがあると聞いたんで急遽、決めた。雪の影響で大阪に着いたのは午前2時。ちょっと疲れたけd、ここは僕の原点だし、子供達が喜んでくれるなら無理した甲斐がありました」と笑顔だった。

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「12球団選抜」対WBC日本代表、練習試合日程発表

来年3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)に向けた日本代表の練習試合日程が23日、大会事務局から発表された。24日にキャンプ地福岡の福岡ドームで行われる「12球団選抜」戦を皮切りに、ロッテ、巨人と計4試合対戦する。

同事務局は12球団選抜のメンバー構成について「まだ決まっていません。(選手編成は)これからで、監督も含めて後日発表する」とした。アジア1次リーグは3日に開幕。開始時間が第1試合が午前11時、第2試合が午後6時と、それぞれ1時間早いプレーボールに変更された。

WBCアジア1次リーグとエキジビション試合の日程
月日対戦カード(会場)開始
エキシビション02-24日本−12球団選抜(福岡ドーム)19:00
02-25日本−12球団選抜(福岡ドーム)19:00
02-26日本−ロッテ(福岡ドーム)19:00
02-28台湾−ロッテ(東京ドーム)12:00
02-28中国−巨人(東京ドーム)19:00
03-01韓国−ロッテ(東京ドーム)12:00
03-01日本−巨人(東京ドーム)19:00
1次リーグ03-03韓国−台湾(東京ドーム)11:00
03-03日本−中国(東京ドーム)18:00
03-04韓国−中号(東京ドーム)11:00
03-04日本−台湾(東京ドーム)18:00
03-05台湾−中国(東京ドーム)11:00
03-05日本−韓国(東京ドーム)18:00

全13試合とも先攻・後攻は未定。

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ホスト役に徹したボビー[朝日新聞・千葉]

南の島でのバレンタイン監督はいつも以上に陽気だった。12月13日から4泊6日の日程で行われた千葉ロッテマリーンズのハワイ・オアフ島での優勝旅行。自宅のあるアメリカ本土からチームより1日早く、ハワイ入りしていた指揮官は、選手、スタッフ、そしてその家族合わせて130人にも及んだ大団体の到着を宿泊ホテルのロビーで待ち、両手を挙げて1ヶ月ぶりの再会を喜んだ。

「アメリカには優勝旅行というイベントは存在しない。しかし、これはとても素晴らしい発想だと思う。メジャーにはなくて日本にある良い文化。非常に喜ばしいことだ」。日本の文化を尊重する彼は、優勝旅行というメジャーでは聞き慣れない行事に関しての意見を球団関係者から問われた時、そう答えた。そして自らの出席を即決。よりよいものにするため積極的に意見を述べた。

バレンタイン監督にとっての優勝旅行というイベントの意義。それは長いシーズンを影で支えた裏方への慰労、そして選手を含めたチーム全員の家族に対する感謝の気持ちを表すことだった。だからこそ、バレンタイン監督はいつも以上に陽気な姿勢に徹していた。そこには「この旅行の期間は1年間頑張ってくれた部下達のために尽くそう」という気持ちが込められていた。初日に行われたパーティーでは、20以上あった、全てのテーブルを回り、全員に声をかけて回った。

「貴女の夫はよく頑張ってくれた。だから、今年は優勝できた。本当に最高の仕事をしてくれた」。選手の家族には最高の賛辞を送った。この言葉で長いシーズン、家を守ったその妻、そして子供達も報われた気がしたはずだ。写真撮影を頼まれれば気安く応じた。また、自らが、ステージに上がり、踊ることで場を盛り上げた。そこにはホスト役に徹しようと必死になる日本一監督のけなげな姿があった。

旅行の最終日。指揮官はもう1泊する日程だったにもかかわらず、早朝のロビーに姿を現した。そして「楽しんでくれたかい?また来年、頼むね。また、みんなで旅行に行こう」と1人1人に声をかけてまわった。そしてバスの出発を見守り、手を振り別れを惜しんだ。

このバレンタイン監督の姿勢に誰もが感動を覚え、この人のために来年も尽くそうと改めて心に誓ったはずだ。短い優勝旅行だったが、12球団屈指の団結力を誇るとされる千葉ロッテマリーンズはさらに、その家族をも含め、強く結束した。みんなの思いは1つ。来年も、またボビーを胴上げしよう、だ。

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