中国の北京で08年に行われる五輪野球のアジア予選が、07年に台湾で開かれることが28日、分かった。このほど台湾を訪れた松田昌士全日本アマチュア野球連盟会長に、台湾側が予定通りの開催を伝えた。アジア予選は1996年アトランタ五輪が日本で、00年シドニー五輪は韓国、04年アテネ五輪は日本で開かれ、北京五輪は台湾で行われる予定だった。日本のプロ野球側は日本はプロ野球選手が出場しやすい環境を整えるため、台湾開催が最終確認された。
バラ色の1年の締めくくりは、4150万円増で1発サインだ。ロッテ今江敏晃内野手(22)が28日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、今季1350万円から307%アップの5500万円で更改した。31年ぶりに日本一に輝いたチームの中で、現在、最高の年俸アップ率だ。今季はチーム最多の132試合に出場、日本シリーズではMVPを獲得した。10月には第一子となる長男も誕生、充実した最高の1年を送った。新しい「ロッテの顔」として、来シーズンはさらなる飛躍を期す。
今江の今季シンデレラストリーが、現状でチーム最高アップ率という4150万円増でフィナーレを迎えた。シーズン前は新人の久保より低い年俸だったが、4年目の今季はチーム最多の132試合に出場し、3割1分、8本塁打、71打点をマーク。日本シリーズでは8打席連続安打の日本記録を樹立し、MVPを獲得。さらにベストナイン、ゴールデングラブ賞…。実力で大幅アップを勝ち取った。「これからはロッテの顔としてしっかりやってくれと言われた。思っていた以上に上げていただいた」と、納得の1発サインだ。
昨年10月に幸子夫人(31)と入籍し、日本シリーズ直前の10月に長男陸斗くんが生まれた。12月には結婚披露宴も行った。「結婚して子供も生まれて、食事面も嫁がサポートしてくれた。そこが大きい」と家族への感謝を口にした。瀬戸山球団代表は「野手の中で1番の評価。背番号も8になったし、新しいロッテの顔として、ますます活躍して欲しい」と話した。
そんな今江に、取材や出演依頼が相次いでいる。若者向けファッション誌「MEN'S NON−NO」の3月号(2月10日発売)にはロッテ選手として初めて登場し、私服姿を披露する。同編集部は「20代前半が読者層なので、若いし、今年の活躍プラス、ビジュアルも格好いい」と、起用理由を説明した。多忙なオフだが「時間がないので、練習したいという気持ちが大きくなる。例年より充実した練習ができている」と、来季へ抜かりはない。
大幅年俸アップに「お小遣いもアップしてもらわなくちゃ困る」と笑った。体の不自由な方を球場に招待するプランも明かした。シーズン前、全国的には無名だった男が、1年で一躍スターダムにのし上がった。来季は、当然相手のマークが厳しくなるが「1番チームに貢献できる打点で、早く100打点をクリアしたい」と目標を掲げた。「これからがスタート。いいスタート地点に立てたなという感じです」。さらなる飛躍に、立ち止まることはない。
今江が307%アップの5500万円で更改した。ロッテの球団史上、昇給率では95年榎投手の377%(440万円→2100万円)に及ばなかったが、野手では破格の扱いとなった。以前と貨幣価値が違うので一概に比較はできないが、落合が初めて3冠王を獲得した82年オフの238%(1600万円→5400万円)や、小坂が新人王に輝いた97年オフの220%(1000万円→3200万円)を大きく上回っている。
ロッテは28日、元ロッテ捕手で四国アイランドリーグ・徳島でコーチを務めていた定詰雅彦氏(39)が27日付で編成部スカウトに就任したと発表した。
1月4日午前10時から、千葉マリンでロッテが新春初売りを行う。同球場内のバレンタイン神社で初詣でを兼ねて、先着2000名に1万円の福袋を販売する。球団関係者は「日本一勝負運の強い神社で初詣でをしよう」とアピール。福袋の中身はアジアチャンピオングッズなど、球団関連ものが多数。買った人にはバレンタイン監督にちなんだビール「BOBEER(ボビール)」もプレゼントする。
楽天は28日、元ロッテで今季マイナー3A首位打者のリック・ショート内野手(33=ナショナルズ)と来季契約が完了したことを発表した。
ショートは183センチ、89キロ、右投げ右打ちで外野もこなせる器用な選手。03年にロッテで127試合に出場し、打率3割3厘、12本塁打、58打点をマーク。今季はナ軍傘下3Aニューオーリンズで打率3割8分3厘と活躍したが、来季もマイナー残留が濃厚のため、日本復帰を希望していた。「日本で再びプレーするチャンスに恵まれてエキサイティングな気持ちです。実績ある野村監督のもとでプレーできるのも名誉なこと。勝利に貢献したい」とコメントした。今年6月に32歳でメジャー初昇格した苦労人。外国人打者では、前西武フェルナンデスに続くクリーンアップ候補が誕生した。
ボビーにあやかり、2006年の運気をアップさせまショー!ロッテが新年4日、千葉マリンにバレンタイン神社を設置。「初詣で&初売り」を行うことが28日、分かった。今季のプレーオフ直前、同神社を設けてポストシーズンの快進撃を生むなど、御利益には定評がある。球団は公式戦並みの3万人の人出を予測している。
ボビー神社が初詣での新名所としてデビューする。年明け4日、御利益満点の「バレンタイン神社」が千葉マリンに出現。当日は賽銭箱や絵馬を準備して、参拝を受け付ける。2005年を席巻したバレンタイン監督の強運にあやかったロッテの新春初イベント。1日限りのボビー神社参拝に、球団は3万人の人出を見込んでいる。
弱小軍団をアジア王者に導いた勝ち運にあやからない手はない。天性の強運と、カリスマ的人気。商品企画グループの北村昌昭ディレクター(38)は「ファンの方々にはもちろん、受験生にも参拝していただきたいですね」と期待する。
御利益は折り紙付きだ。監督復帰直後の04年に建立後、JR海浜幕張駅前の商用ビル「プレナ幕張」に展示していた。手を握るとボビーが声を出して反応するユニークな設定が受け、一躍人気スポットになった。同年4月、10連敗とチームが停滞した際、風水的見地から神社の向きを変え、直後に4連勝。今年のプレーオフ直前に千葉マリンに移転すると、西武とのプレーオフ第1ステージから日本シリーズ、アジアシリーズまで、13勝2敗という驚異的な快進撃で駆け抜けた。
「バレンタイン神社は1番の勝負運を持っているんですよ」と北村ディレクター。引っ張りだこのボビー神社は現在、地元テレビ局の年末特番のため、一時的にレンタルされている。ファンの声に応え、球団は神社の千葉マリン常設も検討している。
当日は初詣でと並行して初売りを実施する。アジア王者記念グッズなど非売品を盛り込んだ福袋を2000袋(1万円)販売。日本酒も振る舞われるなど、サービス抜群だ。賽銭は全額、来季のファンサービスに還元されるため、損にはならない一石二鳥の初詣で。ボビーの神通力にあやかって、06年も“勝ち組”になる。
28日、契約更改交渉に臨んだ今江敏晃内野手(22)は今更改では球団最高となる約4倍増(307%)、5500万円でサインした。
充実の1年を納得の1発サインで締めくくった。チーム最多132試合に出場し、日本シリーズMVPに輝いた今江が、今季球団最高となる約4倍増の5500万円で更改。「子供も生まれ、野球も私生活も最高の1年でした」とスマイル全開で振り返った。
急成長を遂げた背番号8を、球団は「ミスター・ロッテ」に認定した。交渉の席上、瀬戸山球団代表は「来年は新しいロッテの顔として活躍して欲しい」と依頼。初芝の引退後の看板選手に今江を指名した。
日本一を達成した今オフは、テレビ、雑誌から出演依頼が殺到。渡辺俊と並び、約1ヶ月で約30件の仕事をこなした。嫌な顔1つせずオファーに応えた今江に対し、球団は100万円を“ミスター・ロッテ査定”としてプラス。今江は「本当にいい評価をしていただいた」と喜んだ。
「忙しくなって、逆に練習したいと思えるようになった」と多忙なスケジュールの逆効果で、意欲を駆り立てることにも成功。「100打点をクリアしたい」と大目標を掲げた。「実質、今年が1年目。ここがスタートです」。今季、一気にスターダムにのし上がった22歳はおごることなく、さらなる上を見据えた。
野球の2008年北京五輪アジア予選が07年11月、台湾で行われることが決まった。これを受けて日本は、予選開催時期を06年秋に変更することを求める方針を固めた。日本プロ野球組織(NPB)は、プロ主体のチームを編成する以上、来秋の開催を熱望。来年1月下旬、韓国で開かれるアジア野球連盟常任幹事会で、全日本アマチュア野球連盟・松田昌士会長らが日本側の方針を伝える。
アジア予選を巡っては、開催地に決まっていた台湾が一時、日本に開催権を譲る姿勢を見せていた。しかし、28日までに台湾開催が決定。日本開催となれば、開催国権限で時期を1年、早めることは可能だったが、対応を迫られる状況となった。
長谷川一雄コミッショナー事務局長は「アジア予選で五輪切符を取れればいいが、もし(負けて)、08年3月開催の最終予選に行った場合、日本はチーム編成など極めて困難になるので、1年前倒しで、と全日本アマチュア野球連盟にお願いしている」と説明した。07年11月開催のアジア予選で2位、あるいは3位になった場合、わずか4ヶ月後の最終予選に臨むことになる。代表となるプロ選手にはオフがなくなり、負担増が予想される。チーム編成にも支障を来たす可能性があるだけに、開催時期は重要な問題だ。
最終予選の開催地は来年3月、正式決定する見通しだが、米大陸やオセアニア、アフリカ勢も参加するため、開催地が遠方になる可能性もある。プロ選手主体のチームを編成する以上、アジア予選の来秋開催は何としても譲れないところだ。
本大会には8チームが出場。各地区の1次予選と世界最終予選の2段階方式で行われる。アジアの出場枠は1で、アジア予選で1位になれば無条件で出場。2位と3位は08年3月に開催される最終予選(開催地未定)で米大陸の3、4位、欧州の2、3位、オセアニア、アフリカの1位と残りの3枠を争う。
ロッテ・今江敏晃内野手(22)が28日、千葉マリンスタジアム内で契約更改交渉を行い、今季年俸1350万円からチームトップの307%アップ、年俸5500万円でサインした。今オフは、取材が30件以上殺到するチームの“顔”に成長。WBCでも、出場を辞退した“ゴジラ”松井秀に代わって“ゴリ”が主役を務める。
最高の1年を、1発サインで締めくくった。今江がトレードマークの笑顔を浮かべながら、会見の席についた。
「野手で1番の評価ということでした。思っていた以上。充実した1年でした」。今季はレギュラーに定着し、チームトップの132試合出場。打率.310もチーム1で、日本シリーズMVPにも選ばれた。家庭でも結婚式に第一子の誕生と順風満帆。瀬戸山球団代表が「ウチの新しい顔。今年だけと言われないように頑張って欲しい」と話すように、期待は増すばかりだ。
当然、今オフの取材も30件以上で『メンズノンノ』などファッション雑誌にも登場予定。WBCの出場辞退を表明したヤンキース・松井秀に代わって、主役を務める意欲も見せる。
「日本の野球のレベルの高さを世界にアピールしたい」。もはや“ゴリ”を超えて“キング・コング”。今江が世界の大舞台でもスターになる。
2度目の契約更改交渉に臨んだ藤田だったが、前回と同じ提示額に保留。「自分の思っているものとはまだ差がある。納得いかなかった」と説明した。球団は4000万円増の1億2000万円を提示。しかし、中継ぎの評価を巡って、意見が折り合わなかった。「もう来年ですね」と越年決定に『YFK』の左腕は表情を曇らせていた。
ロッテは、元ロッテ捕手で四国アイランドリーグ徳島のコーチだった定詰雅彦氏(39)が27日付で編成部スカウトに就任したと発表した。また、服部大輔氏(35)をファームトレーナーとして、前楽天通訳の楠貴彦氏(28)をファームコンディショニングコーディネーターとして採用した。
31年ぶりの日本一に貢献したロッテの今江敏晃内野手(22)が28日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、4150万円増の年俸5500万円で1発サインした。307%アップは83年の落合博満(現中日監督=238%アップ)を超え、野手としては球団史上最大の昇給率となった。また球団からは「チームの顔」に指名された。
こぼれる笑みをこらえきれなかった。契約更改を終え、会見の席についた今江は顔を紅潮させながら喜びを口にした。
今季はチーム最多となる132試合に出場。日本シリーズでは開幕から8打席連続安打し、MVPにも選ばれた。その貢献度が認められ、球団からは307%アップの年俸5500万円を提示された。307%アップは、82年に1度目の3冠王に輝いた落合の238%を抜き、球団野手史上最大の昇給率。「(落合が)活躍していたのは僕が子供の頃なのでよく分からない」と言いながらも表情は満足そうだった。
交渉の席では瀬戸山代表から「ロッテの新しい顔として活躍して欲しい」と激励された。もちろん、その期待に応えようと「チームの顔」としての自覚も芽生えている。今季15勝をマークした渡辺俊と並び、今オフは各方面から仕事の依頼が多数舞い込んだ。新聞、テレビ、ラジオ、雑誌のメディアだけでも30件以上。それでも「これからもできる限りは受けていきたい。それが球団のイメージアップにもなりますから」と今後も積極的に露出していくつもりだ。
さらに来年2月10日発売のファッション雑誌「MEN'S NON−NO3月号」(集英社)で“モデルデビュー”することも決定。「ゴリ」の愛称で親しまれている野性的な顔と屈強な体で、普段着の姿を写真に収めた。
このオフは取材が忙しかったからこそ、逆に練習したい意欲がわいてくる」。本業でも既に今月中旬から千葉マリンを中心に、ウエートトレーニングを開始するなど抜かりはない。「来季は打点にこだわっていきたい」と今江。名実ともに“チームの顔”となった22歳はさらなるステップアップを誓っていた。
2度目の契約更改交渉に臨んだロッテ藤田宗一投手(33)は、前回提示と同じ4000万円増の1億2000万円を保留した。次回交渉は年明けとなり、越年決定第1号となった。15分ほどで交渉を終え「納得いかなかったのでサインはしていないです」と厳しい表情を見せた。
プロ入りから8年間、中継ぎの仕事をこなしてきた自負がある。26日にはロッテ救援陣「YFK」の一角、薮田が5000万円アップで1発サインした。「比べるとかじゃなくて、プライドを持って8年間やってきた。その8年間を見てもらいたい」と主張。徹底抗戦の構えを見せた。WBC日本代表に選出されており、交渉前にはグラウンドでキャッチボール。来季への準備は着々と進めているが、契約はまとまる気配がない。「評価を見直して欲しい」と再考を訴えた。
08年北京五輪の野球のアジア予選が、07年に当初の予定通り台湾で開かれることが28日、分かった。今月中旬に台湾を訪れた全日本アマ野球連盟・松田昌士会長(69)に、台湾側が開催を伝えた。
アジア予選は96年(アトランタ)が日本、00年(シドニー)が韓国、04年(アテネ)は日本で開かれ、北京は台湾開催で話が進んでいた。日本はプロ選手が出場しやすい環境を整えるため、日本開催を水面下で打診していたが、台湾で最終確認された。
今後の焦点は開催時期。現状では1次予選は07年11月だが、五輪本番まで調整期間が短いことなどから、日本は来年1月予定のアジア各国会議などで1年開催を早めるよう働き掛けていくことになりそうだ。
日本プロ野球組織(NPB)は、五輪アジア予選の時期を早める要望を出す。07年11月に1次予選、08年3月に最終予選の日程では、プロ選手を短期間に2度召集しなければならないため、日本野球連盟を通じて1次予選を06年11月に早めるよう働き掛けていく。長谷川コミッショナー事務局長は「1次予選が早まれば、余裕を持って対応できる。プロ参加は五輪の方針でもあり、最強チームで臨みやすい環境を求めたい」と話した。