わたしはかもめ2006年鴎の便り(1月)

便

1月5日

ロッテ・渡辺俊がWBCへ向け大リーグ使用球でキャッチボール[サンスポ]

WBCで日本代表のエースを任されるロッテ・渡辺俊が5日、同僚の手嶌を伴って社会人時代に鍛えた新日鉄君津の施設で自主トレを開始。軽快にランニングなどをこなした。初投げはキャッチボールで約60球。WBC対策に用意された米大リーグの使用球の感触や球筋を確認して「球の皮の質が少し違うが、フォーム的に不安なく投げられている」と笑顔。「WBCのおかげで例年より(この時期の)モチベーションが上がった」。キャンプインまでに体を仕上げ、新球の習得にも励む。

◇瀬戸山代表が“地域密着”テーマに

ロッテの球団事務所で仕事始めが行われ、瀬戸山球団代表が“地域密着”をテーマに掲げた。「今年は、ふるさと球団として地元に根ざした活動をしたい」。千葉大やJリーグ・ジェフ千葉との交流を積極的にしていく。「入学式を千葉マリンでやるのもいいですね」とアイデアを披露していた。

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セ、パ両リーグ事務局が仕事始め…改革2年目スタート[サンスポ]

コミッショナー、セ、パの3事務局が5日、今年の業務を開始した。今年は野球協約の改定への動きが加速し、3局の統合へ向けた議論も活発化する。パ・小池会長は「昨年は交流戦が実現し、ロッテの日本一などパが元気だった。今年も鐘を鳴らし続けよう」と挨拶。セ・豊蔵会長は「景気回復で個人の消費支出も伸びる。野球ファンが球場に足を運んでくれる雰囲気作りを」と職員に訴えた。

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渡辺俊、43人の報道陣の前で初投げ[スポニチ]

ロッテの渡辺俊が、社会人時代に在籍した新日鉄君津で06年の初投げを行った。WBCの公認球で同僚の手嶌を相手に60球。「シーズンが長かったので投球感覚が残っている。ボールは革質が違い、少し滑るけれど大丈夫」と話した。昨年の始動は、報道陣は僅か1人だったが、初代アジア王者の立役者となった今季はテレビカメラ5台を含めて43人が集結。「嬉しいけれど、何か恥ずかしい」と日本一のサブマリンは照れていた。

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ロッテがV2へ06年仕事始め[ニッカン]

V2を狙うロッテが5日、千葉市内の球団事務所で球団開きを行った。冒頭に瀬戸山球団代表が「どこのチームも我々をターゲットにしているけど、それを乗り越えてV2を目指す」と挨拶。さらに今季を「ふるさと球団元年」と位置付け、今まで以上に地元密着する考えを示した。

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渡辺俊、原点回帰で世界一[報知]

世界の頂点を目指す旅路が始まった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のエースを担うロッテ・渡辺俊介投手(29)が5日、千葉・君津市の新日鉄君津球場で本格的な自主トレを開始した。「プロ入り前の気持ちを思い出したい」と今後は母校の国学大、国学院栃木高を行脚。“原点回帰巡業”でハングリー精神を磨き、世界一への力にする。

右手には、WBCで使用するメジャー公認球が握られていた。同僚の手嶌を相手に、約40メートルの距離から60球の初投げ。「今年は、まずWBC。ペナントは何年かやってますし、WBCが終わってから考えます」。王監督からエースに指名された男は、早速WBC対策に乗り出した。

プロを夢見て汗を流した社会人時代の球場での始動。「去年優勝して満足した気持ちがあった」と吐露する渡辺俊は、原点回帰の旅を決断した。8日には「社会人で野球を続けるために必死だった」と振り返る国学大での練習。9日は幼少時代に猛練習に励んだ地元の栃木・都賀町で野球教室に参加し、童心を取り戻す。同日午後には国学院栃木高で自主トレ。「その時、その時の気持ちを思い出したい」と母校行脚を行う。

モチベーションを高めるだけではない。国学大での練習にはWBCでバッテリーを組む可能性のある中日・谷繁が参加し、大会へ向けた意見交換をする予定だ。

先発は最大の敵となる準決勝・米国戦が有力。「言われれば、そこに合わせます。(ペナントの)開幕にこだわりはありません」と日の丸への強い思いをにじませた。学生時代に1度も背番号1を手に入れられなかったサブマリンは、今や日本のエース。若かりし日々のどん欲さを胸に刻み、世界一をつかみ取る。

◇10年先見据えたトレで世界一のサブマリンへ

サブマリン投法は40歳で完成する?「チームでWBCを勝つだけでなく、(個人としても)世界一のアンダーハンドになりたい」という渡辺俊のため、今年から個人契約した平岩トレーニングコーチは10年先を見据えた練習メニューを作成している。「口では言いにくいけど、常に進化を続けるためのメニューです」と渡辺俊。今季は新球習得にも挑戦する意向で、「今年で30歳ですけど、気持ちは20代前半です」と意欲十分だった。

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国際球で俊介初投げ

ロッテ渡辺俊が06年の初投げを行った。社会人時代を過ごした新日鉄君津球場で始動。WBCで使用する「国際球」で60球のキャッチボール。その後、室内でも約1時間投げた。国内で使用する球に比べ「若干重く感じる」と話すが、「砂対策」にも万全を期した。日米野球に出場した時に審判がボールに砂を付ける習慣に、指のかかりが悪くなった経験があり、ボールに砂を付けて砂対策を行った。

渡辺俊
「ここに戻るとプロ入り前の原点に戻った感じがします。WBCがあるので、今までよりも少し早めに仕上げないといけないです。でも、去年はのんびりしていましたが、一昨年まではキャンプ初日に合わせていたので、その感じで仕上げればいいですから。それに、WBCがあるから、いつもよりも気持ちが高まっていますね。(シーズンに向けては)いくつか試したいボールがあります。内容は企業秘密。まあ、シーズンに入ってからでも身に付けられればいいですから。個人的には最高勝率のタイトルを狙いたいですね。まずは、自主トレでしっかり体を作って、フォームも固めていかないといけないです。」

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地域密着案、マリン千葉大入学式

千葉マリンで入学式?5日、ロッテが球団開きを行い、瀬戸山球団代表がV2を狙う今季を「ふるさと球団元年」と位置づけた。「千葉大やジェフ千葉と協力して、地元に根差した活動をやっていきたい」とさらなる地域密着活動を行っていく考えを示した。

地域性を重んじてきたロッテだが、大学との関係を築くのは初。同代表は「入学式や、それに代わるものをマリンスタジアムでやってもらったり、学生の皆さんにファンクラブに入ってもらうとか」とアイデアを披露。インターンシップで学生を球団に受け入れることも視野に入れている。今季から千葉マリンは指定管理者制度が適用され、より球団が球場管理にもかかわっていく。「千葉にあるものを有効に使って、もっと皆さんに喜んでもらいたい」と話した。

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小宮山志願!?代走やります

15年目の小宮山は代走もいとわない。球場開きとなった浦和球場に1番乗りで姿を現し、始動。ランニングや筋力トレに汗を流した。今季について「チームが(シーズン)1位で突破すること1点。ソフトバンクの強さを知ってますから」と話した。日本一に輝いた昨季は点差の開いた場面などでの中継ぎが多かったが「極論を言えば、ゲーム終盤の代走でも準備できるようにつくっていかないと」と、完全優勝のために任された仕事を全うする構えを見せた。

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サブロー残るは「9」

ロッテ・バレンタイン監督の日替わりオーダーが今年、珍しい記録をつくろうとしている。サブロー外野手(29=大村三郎)が史上7人目の「全打順本塁打」に迫っている。9番で打てば記録達成。

昨年のサブローは、1、2番を除く7つの打順を任された。うち3、4、5、6、8番と5つの打順で14本の本塁打を放った。打順のなかった1番の本塁打は00年、02年に7本。2番は一昨年までに6本。7番も同じく10本塁打している。9番だけが1本もない。

指名打者導入(75年)後に達成者が出てきた記録だ。投手が打順に入らないことが大きいようで、過去6人はパの選手ばかり。第1号は、古屋英夫(日本ハム)。89年5月5日のオリックス戦(東京ドーム)で今井から本塁打して達成した。サブローと同じ9番が最後だった。現役では、田中幸雄(日本ハム)と堀幸一(ロッテ)が記録している。

ちなみにサブローは、昨年9番で4試合に出場し、本塁打0ながら11打数4安打。赤マル9上昇中?ただ、バレンタイン監督に「残るは9番」を理解してもらわないと、達成は難しい。

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根来コミッショナー、協約改正を!!

根来泰周コミッショナー(73)が、協約改正に向けて12球団の協力を呼びかけた。5日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で仕事始めに臨み、報道陣の取材に応じた。年末年始の休み中は「他に考えるべきことも多いのに、協約改正ばかり考えていた」と明かした。ただ、具体化への道を考えるほどに「実行に移すとなると難しい点が多いと感じた」と不安も見せた。改正委員会の委員長としてリーダーシップは取っていく覚悟だが、12球団の協力は欠かせない。「私は改正しなければ球界が先細りになってしまうと感じるが、これまで通りでも構わないという人もいるだろう。そういう人が多ければ(協約改正は)私の独り芝居になってしまう」。改正が可能な点から着手し、1年間かけて根本的改正を目指す。

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