わたしはかもめ2006年鴎の便り(1月)

便

1月11日

ロッテ主力バッテリー陣が分離キャンプ[ニッカン]

ロッテが、世界一奪取のため主力バッテリー陣の“分離キャンプ”を認めた。「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)日本代表に選出されたロッテの5投手が、今春のオーストラリア・ジーロングキャンプに帯同せず、当初から第2次キャンプ地の鹿児島で調整することが11日、分かった。温暖なオーストラリアではなく、戦いの地となる日本で調整しスムーズに2月20日からの日本代表合宿に合流するため。この日契約を更改した里崎智也捕手(29)も5投手と同行することを希望した。連覇を目指すチームへの影響は避けられないが、バレンタイン監督、球団側は最大限WBCに協力する構えだ。

意外な言葉が、里崎の口から飛び出した。千葉マリンでの契約更改交渉後の会見。「(WBC日本代表の)ピッチャー5人は鹿児島で調整するということなので、僕も鹿児島に残りたいという話をしました」。瀬戸山球団代表も「移動のこともあるし、早くピークに持っていくためにも、彼らにとって1番いい調整をした方がいい」と明言。既にバレンタイン監督にも相談し、了承を得ている。王監督から「日本のエース」と指名された渡辺俊、清水、小林宏、藤田、薮田の5投手が、そっくりそのまま1軍キャンプを離れることになった。

1、2軍の振り分けがこれからだが、鹿児島は1軍の第2次キャンプ地で、2月前半は2軍だけが行う予定だった。しかし、初のオーストラリア1軍キャンプも、日本代表選手には“問題”だった。2月15日にメルボルンから鹿児島に移動し、20日には日本代表合宿がスタートする。日程的な問題に加え、気候の違いに戸惑う選手も少なくなかった。温暖なオーストラリアから寒さの残る鹿児島に移動することで、特に投手にとって調整は難しく、小林宏は「暖かいところで体をつくって、寒いところに行くとまた違う。慣れているところでやった方がいいというのはありますよね」と話した。

今江、西岡、里崎の野手3人はオーストラリアに行く予定だったが、この日、里崎も鹿児島行きを強く希望した。「代表合宿では上原さん(巨人)や松坂(西武)のボールを受けなくちゃいけない。それまでにうちのピッチャーのことは100%分かっていたい」と説明。「シーズンは負けても明日があるけど、WBCは1発勝負。不安要素はできる限りなくしたい」と、正捕手候補としての自覚を見せた。球団側は里崎についてもすぐにバレンタイン監督に打診し、現在はその返事を待っている状態だ。

今江、西岡はオーストラリアに帯同する予定だが、バッテリー陣がチームに合流するのは、2月15日から19日までの僅かな時間になる。WBC決勝(米サンディエゴ)は3月20日(日本時間21日)で、日本が勝ち進めば、次に合流するのはシーズン開幕(3月25日)の直前になる。連覇を目指すロッテにとってサインプレーなど不安を残すが、瀬戸山球団代表は「日本球界のためなら何でもやりますよ。彼らにとってもいい経験になる」と全面バックアップを約束した。日本代表に最多8人を送り出したロッテは、初代世界王者に向けての対応も、どこより本気だ。

ロッテの今春スケジュール
月日豪州組鹿児島組WBC組
01-28成田出発
01-29豪州到着
01-30鹿児島入り
02-01キャンプ開始
02-13豪州選抜戦
02-14豪州選抜戦
02-15鹿児島へ移動。全員集合
02-19優勝パレード
02-20すぐお別れ→代表合宿開始
02-25ロッテ−楽天(鹿児島)
02-26日本−ロッテ(福岡ドーム)。仲間と対戦
02-28台湾−ロッテ(東京ドーム)
03-01韓国−ロッテ(東京ドーム)巨人戦

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ロッテ5投手、WBC用分離キャンプ[スポニチ]

来年3月の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に出場するロッテの清水直行(30)渡辺俊介(29)小林宏之(27)藤田宗一(33)薮田安彦(32)の5投手がオーストラリアでの春季キャンプに参加せず、2軍と共に鹿児島で“分離キャンプ”を行うことが11日分かった。

この日契約更改した里崎の会見で5人のジャパン戦士の豪州キャンプ辞退が判明した。「5人が鹿児島で調整するので僕もオーストラリアに行ってる場合じゃない!」。球団初のオーストラリア・キャンプ。だがシドニーでは1日に史上最高の44度を計測するなど記録的な猛暑に襲われている。2月15日から鹿児島に場所を移すが、激しい温度差が予想されるため投手の調整は困難。そのため5投手が揃って球団側に参加辞退の意向を伝え、バレンタイン監督も了承した。

それに敏感に反応したのが捕手の里崎。「ロッテの投手を完璧にリードするのが最低限の役割。不安要素は少しでも減らしたい」と、この日の交渉で球団側に参加辞退を訴えたのだ。代表練習は2月20日から。他球団の投手の投球を多く受け、慣れることが必要なだけに、それまでにチームメートの状態を把握していなければいけない。

指揮官の意向で野手に関しては強制参加だが、里崎の辞退は了承される見通し。だが投手陣に関しては調整面から強制参加ではなく、5投手以外にも辞退する選手が出ることも予想される。

◇里崎2.5倍増

里崎は2.5倍アップの5500万円で1発サイン。昨季出場数は橋本との併用で94試合ながら打率.303、10本塁打、52打点をマーク。ポストシーズンでの3本塁打も高く評価された。テレビ出演など多忙のために年が明けてからの初交渉となったが「総合的に評価してもらった」と笑顔。今季目標には規定打席到達を掲げ「もっと試合に出してもらえれば成績を残せます」と語った。

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ロッテ・里崎が2軍C参加を志願!WBC5投手の豪州C不参加で[サンスポ]

ワタシを2軍キャンプに連れていって!ロッテ・里崎智也捕手(29)が11日、千葉マリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、3300万円増の5500万円でサインした。交渉では鹿児島での2軍キャンプ(1月30−2月13日)参加を志願。実はこの日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に選ばれた5投手の豪州キャンプ(1月28−2月14日)不参加が決定。日本代表の正捕手候補として投手陣の状況を把握しておきたいこともあり、正妻としては異例の2軍志願となった。

全ては日本代表のために−。里崎は約2時間の交渉の大半の時間を使って、WBCに対する熱い気持ちをぶつけた。

里崎
「(集合する)20日までに、少なからず自分のチームの投手は把握しないと。ボビーに聞いてもらうよう球団にお願いしました。」

最多の8選手が代表に選出されたロッテ。1軍は1次キャンプを豪州・ジーロング、2次キャンプを鹿児島で行うが、平均気温が20度以上も違い、移動時間も負担がかかるため、WBC出場選手からは調整の難しさが指摘されていた。

その結果、バレンタイン監督は、5投手の鹿児島キャンプを容認。野手は連係プレーなどもあり、1軍キャンプに参加するよう指示した。

しかし、バッテリーを組む以上、投手の状態は把握しておきたい正妻の里崎。代表の合流は2月20日。24日からは練習試合などが組まれており「練習時間が少ないのに、ウチの投手(の球)だけを受けている場合ではない」。球団は早速、米国に滞在中の監督に連絡。近日中には結論が出る。

「考えは伝えたので、あとは監督の判断に任せます」。中途半端なことはしたくない。“日本一の女房”が、世界一奪取に向けて本気モードだ。

◇負担軽減のため

WBCに出場する清水、渡辺俊、小林宏、藤田、薮田は鹿児島2軍キャンプでスタート。自主トレ中の小林宏は「みんなの意見です。暖かいところで肩をつくって、寒いところに戻ってくるのは、どうなんでしょう」と豪州キャンプ不参加について説明。1軍キャンプは2月14日に打ち上げ、15日に鹿児島入りするため、そこでチームと合流する。

5投手の要望を受け入れたロッテ・瀬戸山球団代表
「調整の難しい選手の気持ちは分かる。彼らにとっていい経験になる大会。日本球界のためにも貢献できれば。」

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ロッテ・WBC5投手2軍スタート[報知]

◇猛暑豪州イヤ、鹿児島で調整

ロッテから「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)に選ばれた5投手が、2月の春季キャンプは1軍の豪州ではなく、2軍の鹿児島からスタートすることが11日、分かった。

瀬戸山球団代表によると渡辺俊、清水、小林宏、薮田、藤田の5人ほぼ全員が、契約更改交渉で「WBC用に早めに肩をつくりたい。暖かい豪州でゆっくり調整するより、寒い鹿児島でみっちりやった方がいい」と希望。球団が理解を示し、米国のバレンタイン監督に伝えたところ、「投手陣に関しては、彼らにとって1番いい調整法でやってくれたらいい」と了承したため、異例の主力投手“2軍スタート”が決まった。

豪州は、シドニーで元日に観測史上最高の気温44.2度を記録するなど、猛暑が続いている。手塚運営部長は「(ボビーが)ニュースを見て驚いたようだ」と、豪州の異常気象も背景にあることを指摘した。

野手でWBCに選ばれた西岡、今江は豪州に行くが、王監督から正捕手として期待されている里崎は「2月20日から代表合宿(福岡ヤフードーム)が始まってしまう。使用球も変わるし、それまでにせめてロッテ5投手の状態は完璧に把握しておかないと」と鹿児島スタートを志願。ボビーの判断を仰ぐことになった。

初の試みとなる豪州キャンプには、小林雅が鹿児島との温度差を理由に「来年はチームが豪州に行っても、僕は『やめておきます』と言うかも」と話すなど、選手から不安の声も上がっていた。

◇里崎5千500万円1発サイン、パ最高年俸捕手に

ロッテの里崎智也捕手(29)が11日、千葉マリン球場内で契約更改交渉に臨み、3300万円アップの5500万円(推定)でサイン。昨年末はテレビ出演などで忙しく、未交渉のまま越年し、この日が初交渉。「出場試合数が少ない中で打率や打点、盗塁阻止率で結果を出したことを評価してもらった」と笑顔。

城島のマリナーズ移籍で、パ・リーグ捕手の最高年俸となった。昨年は橋本との併用で、規定打席には届かなかったが自己最多の94試合に出場、90安打、10本塁打、52打点をマークし、盗塁阻止率4割はパ・リーグトップ。「フル出場しても活躍できる。今年は規定打席にこだわりたいし、ベストナインやゴールデングラブ賞など、捕手関連のタイトルは全部取るつもりなので、試合に出して欲しい」と全試合フル出場を希望した。

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里崎5500万円で1発サイン[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(29)が11日、千葉マリンで契約更改交渉を行い、3300万円増の5500万円で1発サインした。

昨季は94試合に出場し、規定打席には届かなかったものの3割3厘、10本塁打、52打点と活躍。31年ぶりの日本一に貢献し、WBC日本代表にも選出された。「評価はしていただきました」と話した。今季の目標には規定打席到達とV2を掲げ「去年は勢いで勝ったと言われているし、2年連続だったら誰も文句は言わないでしょう」と意欲を見せた。(金額は推定)

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里崎1発サイン

ロッテ里崎は11日、千葉マリンで契約更改交渉を行い、3300万円で1発サインした。今季は橋本との併用で94試合に出場。規定打席には到達しなかったが打率3割3厘、10本塁打、52打点をマーク。ポストシーズンでも3本塁打を放つなど、31年ぶりの日本一に貢献した。「今年は規定打席にこだわっていきたい。一野球人として常に全部出たいと思うのは当然」とフル出場を目標に掲げた。この日も交渉予定時間の20分前まで練習。「城島も抜けたし、ベストナインやゴールデングラブ賞、キャチャーに関するものは全部取りたい」と意欲を燃やした。

里崎
「サインしました。1年間通して先発で70試合、途中出場で90試合。打率、打点とそこそこ数字を残せました。プレーオフ、日本シリーズも評価してもらいました。規定打席には届きませんでしたが、高い評価をしてもらえたと思います。(契約が遅れたのは)12月は忙しく、年末年始も実家に帰っていたので、スケジュールが合いませんでした。WBCは一流選手のチームの中でできる訳ですから幸せですね。でも、特別な調整はしません。ただ、ピッチャー5人は鹿児島の2軍キャンプに参加するので、日本代表が集合する20日までに5人のボールを把握したいですね。20日以降は他球団のピッチャーのボールを受けないといけないので自分も鹿児島でとお願いしました。1発勝負なので不安は一掃したいですね。でも、監督が決めることなので決定には従います。今年は文句を言われないように、全て1並びで揃えたい。勢いと言われるのは納得できないですから。V2すれば文句も言われないでしょう。」

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