わたしはかもめ2006年鴎の便り(1月)

便

1月12日

ロッテ柳田が“夜ばい”清水直に突撃[ニッカン]

ルーキー左腕が大黒柱に“夜ばい”をかける?!ロッテの高校生ドラフト1巡目、柳田将利投手(18=青森山田)が2月の春季キャンプ中、エース清水直からアドバイスを受けたい意向を示した。12日、さいたま市の浦和球場で新人合同自主トレを行った後「色々話を聞いてみたい。(特に)清水さんですね。野球のためになることはたくさんあると思う」と話した。

WBCに出場する清水は鹿児島キャンプに参加が決まっている。柳田が豪州キャンプ参加となれば、鹿児島に合流する2月15日からの5日程度しか同じ場にいられない。それでも部屋のドアを叩きたい。質問の内容には「野球のこと、色々あるんで」とぼかしたが、チームを支えてきた大先輩の教えを、肌で感じるチャンスは滅多にない。

合同自主トレではヒヤリとする場面もあった。ダッシュメニューの途中、突然他の選手から1人外れてストレッチを始めた。「大丈夫です。ちょっと(足全体が)張っていたんで」と大事を取っただけだった。「いい練習ができると思います」と表情も明るい。ロッテの大器が、吸収できること全てを貪欲につかみ取っていく。

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ロッテ困った!豪州でハエ大量発生[デイリー]

ブン♪ブン♪ブン♪ハエが飛ぶ〜♪なんて歌っている場合ではない。ロッテが今春キャンプを張る豪州ジーロング市に、異常気象によりハエが大量発生していることが12日、分かった。12月中に現地を視察した球団関係者が目の当たりにし、対策に頭を悩ませている。施設面の整備も不十分で、連覇を目指すチームは、不安だらけのキャンプとなりそうだ。

澄んだ空、青い海、広大な土地。キャンプ地にもってこいの豪州だが、思わぬ難敵がいた。異常発生したハエだ。現地を視察した球団関係者は「とても手で払いのけれるレベルじゃない」と困り果てた表情だった。

元々夏のオーストラリアはハエが多い。加えて今年、豪州シドニーでは44度を記録するなど、異常気象に見舞われている。そのためか、ハエが例年よりも大量に発生しているという。

既に選手間にもウワサは広まっている。社会人時代に豪州旅行の経験がある久保も「僕らが行ったときも(ハエが)大量にいましたよ。でもそれ以上となると、すごいはず。口を開けたらハエが入ってくるくらいですから」と証言した。

さらに黒木も問題を提起する。「問題は気温とハエ。もしブルペンで投げているときに目の前をハエが通って力が抜けたら、(故障などの)一大事になりかねない」。肩を痛めた経験もあるだけに、表情は真剣だった。

濱本球団社長は「そういう情報は事前に調べて、対策を講じないと」と表情を曇らせた。さらにグラウンドにはデコボコがあり、土と芝生の間に段差もあるという。決して良好な環境とは言い難い。

バレンタイン監督が鹿児島の悪天候を理由に提案した豪州キャンプ。「野球は暖かいところでやるもの。十分な練習ができるだろう」と話していたが…。難題山積のキャンプとなりそうだ。

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ロッテvsハエ軍団[報知]

ロッテが第1次春季キャンプ(2月1日〜14日)を行う豪州・ジーロング市に、大量のハエが発生していることが12日、分かった。黒木知宏投手(32)が「ハエが最大の敵になりそうですね」と話すなど、投手陣は警戒を強めている。現地の高温、降雨により異常発生したハエの数は5000億匹以上と言われ、球団はユニホームにハエの嫌う黄色を緊急に使用するなど、対策に乗り出すことになった。

ロッテに“天敵”が立ちはだかった。第1次キャンプを行うジーロング市があるビクトリア州に、ハエが大量発生していることが判明。キャンプ地を視察した球団関係者も「異常に多かった。口を開けるとハエが入ってくる」と恐怖の体験を語った。

1日にシドニーで気温44度を記録するなど、異常気象が続く豪州。ハエは猛暑と降雨の影響を受けて大量発生したようだ。その数は豪州南東部だけで5000億匹以上に上ると言われている。

たかがハエ、と思うなかれ。プロ野球選手にとっては死活問題につながりかねない。右肩に故障を抱える黒木は「ハエが最大の敵になりそうですね。僕みたいな(故障持ちの)投手は、ハエが目の前を通る時、力が抜けたら一大事になりかねない」と言う。投球動作をとっさに中断することで、肩、ひじに余計な負担がかかる。このことに危機感を募らせている。「そういう情報は事前にしっかり集めて、対策を取らないといけない」と濱本球団社長。選手を守るため、早急に対策に乗り出すことになりそうだ。

殺虫剤や防虫スプレーを使用する。屋根のないブルペンには、網をかけて“敵”の進入を防ぐ方法も思案中。また、ハエは黄色を苦手としていることから、黄色の蛍光灯や防虫グッズを導入したり、黄色のアンダーシャツやTシャツを着用する可能性もある。

猛暑対策としては、日本の5倍の強さという紫外線から逃れるため、キャンプ専用の帽子を作製中だ。過去、巨人がグアムキャンプで白い帽子を使用したように、本来の黒の使用は避ける方針。Tシャツ、短パンでの練習も許可するという。球団初の連覇を目指すロッテの前に現れた最強の敵。ボビー・ロッテが、人類の知恵を絞ってハエ軍団との戦いに挑む。

◇「西遊記」ロケ、慎吾も驚いた

ハエの大量発生にはSMAP・香取慎吾(28)も閉口していた。9日の初回放送で29.2%の高視聴率を記録したフジテレビ系ドラマ「西遊記」(月曜・後9時)の豪州ロケで、孫悟空役の香取はハエに悪戦苦闘。昨年11月、砂漠地帯・ストックトン砂丘でロケに臨み、たびたび“ハエNG”もあったという。「一生忘れないくらい大変なロケ。服が黒くなるくらいハエがくっつきます」とハエの多さに驚いた様子だった。

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ロッテ豪キャンプにハエ6500億匹![スポニチ]

ロッテが2月1日からキャンプを行うオーストラリア東南部のビクトリア州ジーロング市近辺で、クロバエが異常大量発生していることが12日までに明らかになった。地元の研究機関などでは実に6500億匹以上と推測されている。元日にはシドニーで史上最高となる気温44度が記録されるなど猛暑が続いていることが原因。連覇を目指すロッテを、暑さとハエの大群が待っている。

ロッテにとって98年の米アリゾナ以来となる海外キャンプが、クロバエ禍に襲われる。時差の小ささと温暖な気候で選んだキャンプ地だったはずが、日本にも棲息する体長7〜15ミリのクロバエが異常発生。地元の研究機関やメディアでは実に6500億匹以上と推測されている。昨年12月にジーロング市を視察した球団関係者は「ミーティングをしているだけで気になるぐらいのハエは飛んでいた。2月になれば数は減ると現地の人は話していたが…」との現状を明かした。

当初はハエ取り紙を球場周辺に取り付ける策も考えられたが、あまりの数に断念。現地では予防スプレーも用意されるが、基本的にはハエを手で追い払うしかない。黒木は「ハエが最大の敵になりそう。目の前にハエが通ったときに投げて、力が抜けたら一大事になりかねない」と故障が完治したばかりの右肩、右ひじを心配した。

ビクトリア州では2年連続の猛暑と降雨による湿度の上昇で、ハエの繁殖にとって最高の環境となっている。ある研究者は「ハエの孵化と成長が非常に早くなっており、ハエを食べるクモなどの天敵の数が追いついていない」と話した。

ハエは赤痢菌、コレラ菌などの病原体をまき散らす可能性もあるが「オーストラリアで伝染病がはやっている報告は受けていない」(成田空港検疫所)ことだけが救い。しかし、大量のハエが飛ぶグラウンドでは練習に身が入る訳もない。俗説ではハエは黄色い服や一部のハーブが苦手というが、果たしてそれが功を奏するのか。ロッテ・ナインに試練の時がもうすぐやってくる。

ジーロング市
ビクトリア州都であるメルボルンから南西へ75キロ。12〜2月の平均気温は23.1度。夏は通常乾燥しており、湿度は低い。畜産、羊毛保管の羊毛産業と共に、1850年代のゴールドラッシュによって重要な港に発展。オーストラリアン・フットボール「ジーロングフットボールクラブ」の本拠地でありゴルフ、クリケット、セーリング、サーフィンなどスポーツが盛んな地域である。人口は19万人。
クロバエ
オオクロバエ、キンバエ、ヒロズキンバエ、オビキンバエ、ホホグロオビキンバエなどの総称。金緑色や青藍色の光沢のあるものが多い。生ゴミなどに産卵し、幼虫はそれらを食べて成長する。細菌やウイルスなど病原の運搬者となることもあり、衛生上問題となる種も多い。また、釣りエサとして売られている「サシ虫」はキンバエ類の幼虫。

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打席はみ出たスクイズは打者アウトに[スポニチ]

プロ・アマ合同規則委員会が12日、東京・一ツ橋の如水会館で開かれ、本年度の規則改正4項目を承認した。

最大の改正はスクイズプレーの際、打者が打席をはみ出してバントした際、従来は三塁走者アウトを打者アウトに変更した点。公認野球規則7・08(走者アウト)g項[注二]で「スクイズ…」のくだりを削除する。

反則打球の適用だが、日本では3走を生かそうとする打者の悪質な反則行為を戒める「教育的な意味」から走者アウトとしてきた。 1950年(昭25)来日の米セミプロ、ゲーブハーツ―全鐘紡戦で日米で解釈が異なった「事件」も背景にあった。

日本野球連盟の麻生紘二規則・審判専門委員長は「打者が悪質と審判が判断した場合は、走者、打者共にアウトを宣告することができる。日本独自の解釈を国際基準に合わせた。今回の改正は歴史的」と説明した。

ほかにベースコーチの「肉体的援助」(7・09i項)、アピール消滅の条件となる「プレー」「プレーの企て」(2・44、7・05g項、7・10)の解釈をプロ・アマで統一した。

◇公認野球規則を一般販売

非売品だった公認野球規則が一般に販売される。今春4月、ベースボールマガジン社を販売元に、定価1000円、約10万部を発売する。より大きなB6判で、装丁も変わる。野球規則が販売されるのは1956年(昭31)の発刊以来、51年目で初めて。日本野球連盟の麻生審判・規則委員長は「問い合わせが多かった。一般、関係者の2ルート販売で対応できる。正しい野球を普及させたい」と話した。

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反則打球は打者アウトで統一…プロアマ規則委員会[サンスポ]

プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が12日、東京都内で行われ、日米で解釈が異なったスクイズプレーの際に打者が反則打球をした場合、三塁走者ではなく打者アウトで統一することを決めた。 日本では打者がスクイズを見破られたと判断し、打席を踏み出してファウルにした場合などは「本塁での守備を妨げた」との判断で三塁走者をアウトとしていた。今後は米国に合わせて全て反則打球として打者アウトとし、野球規則7・08(g)の[注二]を修正する。

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里崎の鹿児島決定

里崎が鹿児島キャンプに帯同することが決定した。12日、WBC日本代表5投手と共に、正式に発表された。11日の契約更改交渉の席で、1軍キャンプ地のオーストラリアではなく、投手陣との連係を高めるために鹿児島行きを熱望。すぐに球団側がバレンタイン監督に打診し、この日までに了承を得た。残る代表組の今江、西岡はオーストラリアキャンプに参加することが決まった。

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日本の主張通った、球数制限“5球”緩和

◇米主導に一矢

WBCで適用される投手の球数制限が、日本の要望により緩和されることが12日、分かった。来日中の大リーグ機構、パトリック・コートニー広報担当が「MLBと異なる特別ルールについては、来週中に発表できるだろう」と見通しを語った。技術委員会に名を連ねる横浜山中専務らが、昨年末から公式、非公式を含めて何度も電話交渉を重ね「本来のルール通りにやるべき」と主張してきた。撤廃に至らなかったが、日本の意見が尊重され緩和という形で決着した。

球数は1次リーグ65球、2次リーグ80球、準決勝・決勝は95球と、12月20日の同委員会で示された数字より5球ずつ緩和される見込み。また、球数制限があるにもかかわらず、延長戦に入った場合は一定回でサスペンデッドゲームとし、翌日続きを行う方針が示されていた。延長が長引いた場合、投手が足りなくなる危険性もある矛盾したルールで、日本は反対していた。こちらは日本側の主張に理解を示した上で継続協議することになった。ほんの5球の緩和だが、日本の主張が通った意義は深い。WBCはMLB、同選手会が主導する招待大会で、大会方法から利益分配、ルールまで一方的に決められてきた。だが、真の世界大会へ成長させていくためには、こうした運営方法を見直す必要がある。まだ問題点が数多く残るが、将来的には大きな1歩となる可能性もある。

WBC技術委員の横浜山中専務
「本来、野球というのは真剣勝負の中で戦うことで面白みがあるのであり、そういう制限はあるべきではないと私はずっと主張してきた。ただ、今大会を運営していく必要がある、アメリカの要望も聞かなくてはならない。ギリギリの妥協点で、やむを得ない球数だと思います。」

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