わたしはかもめ2006年鴎の便り(1月)

便

1月17日

ロッテ空席ANA埋め、当日オンラインシステム導入[夕刊フジ]

昨季は31年ぶりの日本一に輝いたロッテ。営業サイドも健闘し、例年30億円にのぼる赤字を、「10億円は圧縮できた」(球団関係者)。“ボビーマジック”の快進撃に乗って入場料や広告収入が伸びたことが理由。これを一時の勢いとせず、ビジネスモデルに確立させる第1歩として、入場券のオンライン購入システムの導入を推進中だ。

ロッテは昨年11月に大手航空会社のANAと業務提携。開催試合の入場回数をANAマイレージクラブへのマイルポイントに加算できるサービスを発表済みだが、ANAの持つチケット販売システムに注目した。

空の便で出張が多いサラリーマン諸氏はご存じだろうが、空港で自動チケット購入機を利用した際、画面で座席を指定できるサービスがある。このノウハウを導入。球団HPなどにアクセスすると、全開催日の千葉マリンの空席状況がチェック可能。試合当日の空席状況も一目瞭然だ。

このシステム、球界では初の試み。「当日券をどうさばくかがこれまでの悩みのタネ。お客さんから『今日、席が空いてますか』と問い合わせも多い」(同関係者)。

曖昧だった当日券と空席状況の改善が、営業強化につながると期待をかけている。

今季からロッテは、千葉マリンの自主運営ができるようになった。球場の入場料、飲食売り上げ、広告収入などがすべて球団の懐に入る。その一環として当日券問題の改善策としての今回の新企画は、経営安定化への第一手でもあるのだ。

「努力次第で3年で黒字化できる」とは球団関係者。ビジネスモデルとして成功して欲しいものだ。

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ボビー想定外の“日本一”[報知]

◇ロッテに「ライブドアスポーツ大賞」

渦中のライブドアから「想定外」の知らせが届いた。ロッテが堀江貴文社長(33)率いるライブドア選定の「2005年ライブドアスポーツ大賞」を受賞することが17日、分かった。この日、同社関係者がロッテに選出決定を内々に通知。球団は快諾する方針だが、ライブドアは証券取引法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けたばかり。栄えある「大賞」とはいえ、何とも複雑な受賞となった。

球団関係者の電話が鳴ったのは、この日の午後。ライブドア株の売り注文が飛び交う中、同社の担当者から「ぜひ受賞していただきたい」との打診を受けた。今回が第1回となる「ライブドアスポーツ大賞」は「05年に最も輝いたスポーツ人やチームに贈られる賞」(同社関係者)。昨年末からユーザーに投票してもらい、31年ぶりの日本一を達成したロッテの受賞が決定した。

一昨年、球界参入を目指していたライブドア。一連の球界再編の流れの中、ロッテも一時はダイエー(当時。現ソフトバンク)との合併を画策したこともあり、決して無関係ではない。まして、ライブドアに司法のメスが入った直後の知らせ。球団関係者は一瞬、戸惑ったものの、「光栄なことですし、謹んでお受けさせていただきます」と受賞を決めた。

授賞式は26日、千葉マリンで開催される。キャンプ前の多忙な時期のため、式典は簡素に行う予定だ。ホリエモンこと堀江社長の出席予定はないという。昨年の快進撃で数々の賞を受賞してきたロッテ。渦中のホリエモンからの表彰も、連覇への活力にするつもりだ。

◇李のロッテ退団正式決定

ロッテ・李承Y内野手(29)の退団が17日、正式決定した。既に球団からは自由契約の届け出がコミッショナー事務局に出され、公示されていたが、李の代理人を務める水戸弁護士からこの日、「交渉を打ち切らせていただきます」とメールが球団に届いた。

瀬戸山代表は「これまで誠意を持って交渉して来ましたが、仕方ありません」と沈痛の表情。バレンタイン監督は李に代わる助っ人として投手の補強を希望しており、今後、中継ぎ経験のある投手の調査に入る。李側は入団を熱望する巨人との交渉を開始する方針で、巨人入団に向けて、一気に動きそうだ。

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ロッテがライブドア大賞受賞[デイリー]

強制捜査で揺れるインターネット大手のライブドア社が選定した「第1回ライブドアスポーツ大賞」に17日、ロッテが選出された。

この賞はライブドア社が、2005年に活躍したアスリート、チームを表彰するもので、今回が第1回目。ライブドアのユーザーIDを持つ会員が39候補の中から投票(総数768票)し、昨季、31年ぶりの日本一、初代アジア王者など6冠を達成したロッテが大賞に選ばれた。同社は「パ・リーグを熱くした功績は計り知れず、ロッテ関連の記事へのアクセスは膨大な数字となった」と選考理由を説明している。

ロッテ側は今回の受賞について「大変、光栄なことなので謹んでお受けしたい」とコメントを発表。千葉県民栄誉賞や、日本プロスポーツ殊勲賞など、昨年から各賞を総ナメにしてきたが、また新たな1冠が加わることになった。26日に千葉マリンスタジアムで授賞式が行われる予定だが、渦中の堀江社長は出席しないという。

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ロッテえっ、ライブドア第1回スポーツ大賞[ニッカン]

えっ、何でこんなタイミングで連絡が…。ロッテもびっくり仰天の「吉報」が舞い込んだ。31年ぶりの日本一に輝いたロッテに、渦中のライブドアから第1回スポーツ大賞内定の一報が関係者を通じて17日に届いた。この日夜には同社のホームページ上でも発表。同賞は野球、サッカー、ゴルフなどの6部門から、それぞれの候補をピックアップし、その中から同社のユーザー投票で大賞を決定するもの。計39候補の中で、13%の支持を集めたという。

ロッテはここまで「ボビーマジック」が流行語大賞でトップ10入りしたことをはじめ、各報道機関などが選定する賞を総なめにしてきた。受賞ラッシュの大トリとして、価値ある初代大賞に輝いたのだ。

昨季のロッテ旋風を考えると、ここまでは「想定内」だったが、ライブドアは16日夜からこの日の未明にかけて証券取引法違反容疑で強制捜査されたばかり。多数の捜査員が六本木ヒルズに入り込む姿は、繰り返しテレビ放送もされていた。ロッテにとって喜ばしい受賞だが、微妙な立場にある会社から、絶妙のタイミングでの連絡だった。受賞辞退か…とも思われたが、球団関係者は「光栄ですし、もちろんお受けします」と前向きに話した。

本来は表彰式を行う予定だったが、現在はキャンプ前とあって、千葉マリンで選手代表が賞を受け取ることになりそうだ。26日予定の表彰式には堀江社長は出席しないという。もちろんスポーツとは無関係なことは承知の上だが「ライブドア騒動」に巻き込まれかねない。ただこれも優勝景気。ありがたく受賞!?して、連覇への弾みにする。

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「李巨人」決定的、ロッテ退団[ニッカン]

ロッテ李承Y内野手(29)の退団が17日、決まった。これで李が熱望する巨人移籍が決定的となった。この日、李の代理人を務める水戸弁護士から球団へ、交渉打ち切りの決別メールが届いた。瀬戸山球団代表は「交渉を打ち切らせていただきたいというものだった」と内容を明かした。同代表は新外国人選手の補強については、あらためて投手獲得を希望し「監督とも中継ぎができる投手がもう1枚いればいいと話をしている」と説明した。

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ポストシーズン9連勝をギネス申請へ[スポニチ]

ロッテが昨年、初代アジア王者に輝いた際に記録したポストシーズン9連勝をギネスブック申請する方針であることが17日、分かった。ソフトバンクとのプレーオフ第2ステージ第5戦からアジアシリーズ決勝までの9連勝はメジャー記録の8連勝を更新する“世界記録”。実現すればタイトル総ナメにした05年の栄光が“世界一の記録本”に記されることになる。

アジア一では物足りない。ロッテが“世界一”の称号を目標に定めた。あらゆる世界一記録を網羅するギネスブック。同書には王貞治の868号、88歳で明大ラグビー部を指揮した故北島忠治氏は世界最高齢監督、サッカー、磐田・中山雅史の4戦連続ハットトリックなどスポーツはもちろんのこと、早食い、耳毛の長さ、円周率の暗唱といった珍記録の世界一が認定されている。

今回、球団が申請を検討しているのは昨年記録したポストシーズン連勝記録だ。昨年10月17日、31年ぶりのリーグ制覇を決めたソフトバンクとのプレーオフ第2ステージ第5戦から、阪神との日本シリーズ、そしてサムスン(韓国)とのアジアシリーズ決勝まで土つかずの9連勝。これは04年のレッドソックス、05年のホワイトソックスが記録したメジャー記録の8連勝を更新する世界記録となる。球団では「新設されたばかりのアジアシリーズがどう判断されるか分からないが、調べてみたい」(球団関係者)として昨年末、英国のギネス・ワールド・レコーズ社に問い合わせのメールを送信。現在は返事待ちの状態となっている。

最近の日本球界では、巨人・川相(現中日)が03年に犠打の世界新記録をマーク。シーズン後に球団が申請して認定された例がある。また、今季開幕直後に連続試合フルイニング出場の記録更新が濃厚な阪神・金本も球団がギネス申請を検討している。 バレンタイン監督は「リアル・ワールドシリーズ」の実現を提唱し、真の世界一決定戦開催を臨んでいる。悲願達成のその前に。まずはギネス認定でロッテが世界タイトル獲得を目指す。

◇李、ロッテ退団が決定

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表(52)は17日、巨人入りが決定的となっている李承Yの代理人・水戸重之弁護士(48)から契約交渉打ち切りを求める電子メールが届いたことを明らかにした。瀬戸山代表は「仕方ない。バレンタイン監督は“残念だが若手にチャンスが与えられる”と言っていた。私もそれでいいと思う」と話した。また「代わりは中継ぎのできる投手がいい。うちには1人ぐらい韓国選手がいてもいい」と韓国球界も視野に入れ、外国人選手獲得を目指す方針だ。

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「フレッシュリーグ」設立提案…イースタン・リーグ会議[サンスポ]

イースタン・リーグ7球団による運営委員・監督合同会議が17日、都内のホテルで開かれた。席上、巨人から1、2軍の公式戦とは別の「フレッシュリーグ(仮称)」創設の提案があった。今季からの育成選手制度導入に伴い、選手増を想定。出場機会に恵まれない選手を救済する。来季からの導入予定で、スポンサーの冠を付けて採算が取れる運営を目指す。

巨人の提案では、現在96試合のイースタン・リーグ公式戦を12試合減らし84試合にして24試合をフレッシュリーグに振り分ける。チームは1軍若手に加え、現在、2軍公式戦出場が5人限定の育成選手、公式戦出場が認められていない研修生で構成するという。

◇有識者会議

根来コミッショナー主催の諮問機関で政財界、法曹界などの関係者で構成されている有識者会議が都内で開催された。出席者からは、市場調査の実施やプロ・アマの関係改善策などの意見が出された。

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「フレッシュリーグ」構想を提案[スポニチ]

イースタン・リーグ運営委員・監督合同会議が17日、東京・高輪プリンスホテルで開かれ、巨人が2軍非公式戦を制度化し、12球団の新人や若手主体によるリーグ戦の構想を提案した。

昨年12月導入の選手育成制度に伴う構想で、新加入する育成選手や研修生にも実戦機会を与えるもので来年からの導入を目指す。提案書によると現在96試合の2軍公式戦を84試合として、非公式戦24試合を「フレッシュリーグ」(仮称)として新設する。育成選手や現行規定で2軍公式戦に出場できない研修生も出場できる。冠スポンサーを募って、採算性も視野に入れる。

巨人・清武英利球団代表は「反対意見はなかった。将来は育成選手と研修生だけのリーグ戦を想定している」として今後はウエスタン・リーグにも働きかけ、実行委員会での決議を目指す。

育成選手は昨年12月1日に初開催した2次ドラフトで広島・中谷翼(四国リーグ・愛媛)や巨人・山口鉄也(横浜商高卒)ら、4球団が6選手を指名。テストなどで入団する研修生は採用していない。

◇2軍戦の「先発予告」の廃止訴え

楽天・松井2軍監督がイースタン・リーグ運営委員・監督合同会議で、2軍戦の「先発予告」の廃止を訴えた。関係者によると同監督は「翌日の先発投手を教え合うのが慣例となっているが、相手先発を読んだり、考えたりするのも野球」と提案。ヤクルト、阪神時代も側面で支えていた野村監督と同様の主張を展開した格好。また、一部にあった先発予告ルール化は見送られた。

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出番ない2軍に新リーグ設立を

イースタン・リーグ運営委員会、監督会議が17日、都内のホテルで行われ、巨人から出場機会に恵まれない2軍選手や育成選手、研修生を対象とした「フレッシュ・リーグ(仮称)」が提案された。現96試合のイースタン公式戦を84試合に減らし、代わりに24試合を非公式戦として新たなリーグ戦と開催するもの。運営委員長を務める巨人清武代表は「2軍の公式戦を増やしても出場するのは2軍でも1軍に近い選手ばかり。1軍が遠い2軍選手や育成選手、研修生に出場機会を与えるには、新たな試合をつくった方がいい」と説明した。ビジネスとして成立させるため冠スポンサーをつけたいという。

この日は提案だけだったが、清武代表は「反対はなかったように思う。今後はウエスタン・リーグとも話を詰めるなど具体化させてから実行委員会に上げたい」と話した。昨オフに始まった育成選手は1球団5人以内に限り2軍公式戦に出場できる。研修生は出場できない規則になっている。

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プロアマを検討

プロ野球の有識者会議が17日、都内のホテルで行われ、プロ・アマ問題について検討された。日本学生野球協会の内藤雅之事務局長を招き、過去の歴史から現状まで両者の関係について説明を受けた。梶原拓座長(元全国知事会会長)は「プロ・アマは一体となって発展していくべき。関係を改善するためにも、何か問題が起きたときにプロとアマが合同で審査委員会などを結成する仕組みが必要ではないか。根来コミッショナーも賛同してくれた」と語った。また、プロ野球全体の市場調査を行うよう実行委員会に提案することも決まった。

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