1月18日1月18日ボビー・チルドレンがWBC日本代表の「翼」となる。ロッテの若手内野手コンビ、今江敏晃（22）と西岡剛（21）が18日、WBC日本代表ユニホームの発表会にモデルとして参加し、世界へ羽ばたく「翼」をイメージした新生「JAPAN」に袖を通した。起用法次第では王ジャパンの戦術を大きく左右するキーマン2人が、早くも「世界」を挑発した。
スピード感をイメージした「JAPAN」の胸の文字が、このコンビニにはよく似合う。壇上に立った2人は、早くも闘争心いっぱいに口を開いた。
まだ1軍に定着して実質2年目のコンビだが、王ジャパンにおける存在価値は大きい。守備における「翼」になるのが今江だ。代表には三塁を本職する選手が多い一方で、二遊間はやや手薄。今江も本職は三塁だが、高校時代までは遊撃手。しかも昨年、ソフトバンクとのプレーオフ第2ステージ第5戦で二塁起用されて万能ぶりを印象付けている。「（王監督は）僕が二塁を守れると思っているでしょう。正直、あまり練習してないから怖い」としたが、打撃重視型布陣なら起用もあり得る。「やれといわれたらどこでも守る」と全位置対応を志願した。
一方、チーム最年少の西岡は物おじしない。昨季盗塁王の実績で、こちらは走における「翼」をイメージする。「（メジャー投手は）大胆なフォームで投げる印象が強い」とし、「走りやすい？そうなるでしょうね」と盗塁量産を予告した。また自信たっぷりに、「ノーサインの方が走りやすい。ロッテでもノーサインが基本だったから」と王監督にリクエストした。
二塁、遊撃とどちらも守れる西岡は、見たい選手に「ポジションがかぶるからジーター（ヤンキース）」を挙げた。だが「メジャーで成功する日本人プレーヤーも多い。見て、そんなにビックリするようなことはないでしょう」とも。強豪国との対戦を前に、アジアNO.1コンビが大胆に挑発した。
WBC新ユニホームの会見に出席したロッテの西岡、今江もジャパンのユニホームに袖を通し、気持ちを引き締めた。
昨年のパ・リーグ盗塁王（41個）の西岡は「（メジャーの投手は）日本より大胆な投球フォームで投げている。“走れ”のサインが出たら100％成功させたい」と頼もしい。
ロッテでは慎重に攻撃する場面だけ「走るな」のサインが出るようで、原則的に西岡任せ。日本が誇るスピードスターは「ノーサインの方がスタートが切りやすい」とジャパンでも積極的に盗塁を狙うつもりだ。
勝負強さが売りの今江は、先発出場、守備固め、代打など、様々な役割を任されそうだが、2番打者については1番のイチローを意識。「初回にイチローさんが出塁したら、ランナーを進めるために右打ちしたり、盗塁を助けたりしなければならない。正直ちょっと…」と早くも緊張に身を固くしていた。
ロッテの里崎がセルフプロデュースで規定打席到達を目指す。昨季は打率.303、10本塁打もプロ7年間で規定打席到達はない。今季も橋本との併用策が予想されるが「世間にロッテ＝里崎のイメージができあがれば、ボビーももっと使ってくれるはず。新聞やテレビに自分をどんどん売り込みたい」とメディアを巻き込んでバレンタイン監督の心をキャッチする。
ロッテを退団した李承燁内野手（30）が19日に来日、巨人と契約することが分かった。18日、複数の韓国紙が報じた。それによると李はこの日、韓国国内でのマネジメント会社を通じて「19日に日本へ向けて出発し、読売の球団事務所で入団契約書に正式にサインする予定」と明らかにした。李は、17日に代理人を通じてロッテに契約交渉の打ち切りを通告し、希望していた巨人入りが確実になっていた。
ロッテを退団した李承燁内野手（29）の巨人入団が18日、決定し、19日に正式発表されることになった。関係者によると、李は19日に来日し、会見に臨むという。
李はロッテとの交渉が不調に終わり、13日に自由契約となった。一方、巨人はFAで獲得した豊田の人的補償で江藤が西武に移籍。また今オフに高橋由が右足首の手術を受けたこともあり、一塁と外野をこなせる李の獲得に動いていた。原監督も「（一塁と外野の）2つのポジションを守ることができる。そういう選手は願ったりかなったりですね」と話していた。
李に近い関係者によると、巨人と李は18日に契約することで合意。19日に李は韓国から来日し、正式に契約、会見を行うという。