わたしはかもめ2006年鴎の便り(1月)

便

1月20日

ロッテ渡辺俊「緩いシンカー」習得へ[ニッカン]

「日本のエース」ロッテ渡辺俊介投手(29)が、新球マスターに取り組んでいることが20日、分かった。これまでのシンカーとは別に、左打者の外に逃げる緩いシンカーの習得を目指している。この日、対談したソフトボールアテネ五輪日本代表の高山樹里投手(29)からもヒントをもらった。新球は「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)用ではなく、シーズンを見据えてのもの。「日本のエース」は世界一奪取に加え、V2に向けても着々と準備を進めている。

日本のサブマリンがさらなる進化を目指して「緩いシンカー」のマスターに乗り出している。これまで渡辺俊が得意としていたシンカーは「速くてちっちゃく落ちる感じ」と説明。「高津さんや、潮崎さんみたいに、左バッターに対してスピードが抜けて外に逃げていくボール。緩急がつく遅いシンカーをマスターしたい」と話した。

昨季の成績を見ると、対右打者の被打率は2割1分4厘なのに対して、左打者には2割3分8厘と、若干ではあるが打ち込まれている。「右打者には遅いボールがあるんだけど」と、左打者対策を課題に挙げていた。昨季もシーズン中に試したことがあったが「使える状態ではない」と判断。多投することはなかった。「投げたいとは毎年思っていたし、難しいボール」と習得が困難なことも明かした。

そこへこの日、頼もしい援軍が現れた。ソフトボール日本代表の高山と雑誌の“サブマリン対談”でヒントを得た。「握りを見せてもらったら、こういう握りもあるのかと思った。ソフトボールのトッププレーヤーと話す機会なんてそうないですから」と話す。球界広しとも、ソフトボールからヒントを得られるのは渡辺俊ぐらい。「今までのイメージにないボール。シンカーやチェンジアップ系」と説明。早速ブルペンにこもり、捕手を座らせて今オフ最多となる約75球の投球練習を行った。新しい握りも試し「将来的には面白いボールになる」と手応えを口にした。

もちろん完全習得までには時間がかかるため、これらのボールはシーズンを見据えてのものになる。日本代表の王監督から「日本のエース」の指名を受けたWBCでは、初対戦の打者が多く、以前から「今までのスタイルで戦う」と繰り返してきた。ニューボールはあくまでV2を目指すシーズン仕様。初代世界王者を目指した後には、すぐに日本一を目指す戦いが始まる。日本のサブマリンは、どん欲な姿勢で進化を続けていく。

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豪州キャンプに新人柳田ら[デイリー]

ロッテは20日、春季キャンプのメンバーを発表した。オーストラリアで始動する1軍には黒木ら投手16人と今江、西岡ら野手25人が参加し、新人では高校生ドラフト1巡目指名の柳田(青森・青森山田高)だけが選ばれた。2月15日に帰国し、25日まで鹿児島市でキャンプを張る。

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ボビーPCキャンプ[報知]

2006年最初のマジックは“Web管理”だ。ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が、インターネットを駆使してWBC出場メンバーの状態把握を行う。渡辺俊、里崎ら日本代表6選手は、豪州の1軍本隊を離れ、鹿児島での調整が決定済み。遠く離れた豪州から、メールや動画で日の丸戦士を徹底管理する。

8000キロの距離の壁を打ち破る。この日、ロッテは1、2軍の振り分けを発表した。渡辺俊、清水、小林宏、藤田、薮田の5投手と里崎の計6選手は予定通り2軍キャンプに合流。バレンタイン監督は情報収集目的を兼ねたノートパソコンを携え、豪州入りする。

まずは毎日のメール交換。英語が堪能な古賀2軍監督とのホットラインで、練習メニューや疲労度を把握する。選手は日々の状態を申告することになるが、小林宏は「全然問題ないです」と好意的な構えを見せた。

文字情報で足りない部分は目で確かめる。鹿児島にはビデオカメラを持ち込み、投球練習の様子を撮影。「容量を小さくすれば、Webでも送ることはできる」(球団関係者)ため、豪州で即日チェックできるという。捕手の里崎も「聞かれれば、投手5人の状態はすべて伝えますよ」と情報収集役を買って出ており、準備は万全だ。

昨年12月、日本代表・王監督に「ロッテの代表選手は責任を持って調整させます」と宣言したバレンタイン監督。分離キャンプを成功に導き、尊敬する王監督との約束を守る。

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渡辺俊がWBCへ75球!“ソフト魔神”高山から新球のヒントも[サンスポ]

ロッテ・渡辺俊介投手(29)が20日、千葉マリンのブルペンで75球の本格投球。3月開催の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に向けてハイピッチ調整を披露した。練習前には、雑誌の企画でソフトボール・元日本代表の高山樹里選手(29)と対談し、新球のアイデアをゲット。打倒・米国のヒントを得た!?

工事中の千葉マリンに笑い声が響く。渡辺俊はキャッチボールやノックなどで軽快な動きを見せると、早速ブルペン入り。捕手を座らせると、WBC1次リーグの球数制限の65球を上回る75球を投げ込んだ。

渡辺俊
「球数は今オフで最多。変化球も一通り投げました。順調です。」

世界一に向けて、仕上がりは順調。しかし、自信の笑顔を浮かべる理由はそれだけではない。この日、雑誌の企画で、ソフトボール元日本代表の高山と対談。これまでにない軌道で変化する“新兵器”のヒントを得た。

高山といえば、シドニー五輪で無敵の米国代表に土をつけるなど“ソフト魔神”として、世界を席巻した投手。対談では「こんな握りもあるんだ」と感心することばかりで「僕のリリースはソフトボールに近い」とも実感した。習った握りをブルペンで実践すると「左打者から大きく離れていく。シンカーに近い」と手応え十分。受けた松井ブルペン捕手も「(この変化球は)将来性を感じる」と太鼓判を押した。

本番で使えるかどうかは微妙だが少なくとも新しい引き出しを持っていく心のゆとりにはある。国際経験豊かな“師匠”から五輪魂も注入されたサブマリン。WBCに向けて、また一回り大きくなった。

◇イチローがデータ収集を課題に

WBC日本代表に選ばれたマリナーズ・イチローが、3月3日(東京ドーム)から始まる1次リーグA組突破に言及した。約1時間のフリー打撃を行うなど急ピッチで調整を続けた自主トレ後、「台湾、中国、韓国は知らない。ピッチャーや野手の肩の強さとか選手が持っている純粋な能力は欲しい」とデータ収集を課題に挙げた。

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相原“上下2投流”で1軍目指す[スポニチ]

ロッテの新人合同自主トレが20日、さいたま市のロッテ浦和球場で行われ、大学・社会人ドラフト6巡目の相原勝幸投手(22=富士大)が“2投流”で開幕1軍を目指す。北東北大学リーグでマークした16勝は上手投げで9勝、下手投げで7勝という異色右腕。上手で黒木知宏投手(32)、下手で渡辺俊介投手(29)の新旧エースをお手本として存在感をアピールしていく。

ある時は最速148キロを誇る本格派。そしてまたある時はサブマリン。相原が“2投流”宣言だ。「上と下の両方で投げられればと思っています。上なら黒木さん、下なら(渡辺)俊介さんのような投手になりたい」。

富士大ではリーグ通算16勝。その内訳は下手投げだった2年秋から3年秋まで7勝。上手投げに変身した4年春秋は計9勝だ。沖縄水産時代から超がつくほどの制球難。大学2年の春に下手投げにフォーム改造し、それを克服すると再び上手投げに戻した異色の経歴を持つ。極端に違う2種類のフォームから投球されれば、打者はタイミングが取れなくなる。相原にとって大きな武器になるのは間違いない。

オーバースローとスリークオーターやサイドスローを使い分ける投手は過去にもいた。しかしオーバースローと渡辺俊ばりの完全なアンダースローを使い分ける投手は例がない。担当の井辺スカウトから「キャッチボールの時に、下手からも投げておいた方がいい」とのアドバイスを受けており、10日からの合同自主トレで実践中だ。

2月1日からは鹿児島での2軍キャンプスタートが決定したが、渡辺俊らWBC日本代表の主力5投手とともに練習が可能。「(渡辺俊の)下半身の使い方を見てみたい。食事しながら話も聞いてみたい」と日本を代表するサブマリンにアドバイスを受けたい考えだ。

ロッテの新人では高校生ドラフト1巡目の柳田(青森山田)が投手と野手の二刀流で話題を呼んでいるが、相原の“2投流”を侮ってはいけない。

◇黒木、1軍キャンプ行き

1、2軍のキャンプメンバー振り分けが発表され、昨年、右肩と右ひじ痛から復活して2勝を挙げた黒木がオーストラリア1軍キャンプ行きを決めた。昨年は95年のルーキー以来となる2軍スタート。今年は故障個所に不安のないことから「初日からブルペン投球ができるようにしておく」とローテーション復帰へ意欲的だった。また、新人で唯一、柳田が1軍メンバーに選ばれた。

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ロッテ・エルフちゃんの背番が『261』に…里崎の自主トレに参加[サンスポ]

今季からロッテのベースボール犬を務めるエルフちゃんの背番号が『261』に決まった。これはファンのための欠番『26』に『1(ワン)』を加えたもの。1月中旬には、里崎の自主トレに参加し、練習の成果を披露。里崎は「これなら大丈夫」と太鼓判を押した。しかし、ノックしたボールを持ってくる技では、渡さずに通過する場面もあり「キャンプまでに練習しておいてね」。この模様は2月3日放送のテレビ東京系『ペット大集合!ポチたま』で放送される。

◇韓国ロッテの選手が豪州キャンプ参加

韓国ロッテの朴東洙コーチ(45)と張元準投手(21)ら4選手が、ロッテの1軍キャンプ(豪州・ジーロング、鹿児島)に参加する。

◇登録名『バーン』に…背番号は『42』

ロッテに入団した前オリックスのケビン・バーン投手(32)の登録名が『バーン』に決定。また、背番号は『42』に決まった。

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キューバWBC出場決定[ニッカン]

キューバのWBC参加が認められた。米財務省がキューバのWBC参加を認める免許を発行したと、AP通信が20日の緊急ニュースとして報じた。同省は先月、キューバに対して経済制裁を行っていることを理由に、キューバのWBCへのチーム派遣を認めないという決定を大リーグ機構に伝えていた。キューバはこの決定を受け、WBC参加によって受け取る分配金をハリケーン被害者に寄付する意向を表明。大リーグ機構も改めて、キューバのWBC参加を認めるように米政府に働き掛けていた。

WBCはこれで、3月の第1回大会開催に向けて残っていた最後の関門を乗り越えた。国際野球連盟は、キューバがWBC参加を認められなかった場合、大会そのものの認可を取り消す意向を表明。1次と2次リーグの開催地の1つだったプエルトリコも、WBC開催を返上する可能性があった。アマ野球王者のキューバを迎えることで、WBCは16ヶ国で争われる世界大会の体裁をようやく整えたことになる。

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キューバがWBC出場へ[ニッカン]

野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)にキューバが出場できる見通しとなった。米政府関係者によれば、同国への経済制裁に関連し、受け入れに難色を示していた米財務省が20日、キューバ参加の許可を出した。国際野球連盟はキューバ不参加の場合はWBCの公認を取り消すとの考えを示していた。

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キューバ、WBC参加へ[スポニチ]

3月開催のWBCにキューバの参加が認められることになった。20日、米政府と大リーグ機構の関係者が明かしたところによると、米財務省はキューバに対する経済制裁に関連し、一時は参加を認めない方針を示していたが、方針を転換することを決定したという。大リーグ機構は2度キューバ参加を求める要望書を米政府に提出。キューバも大会の分配金を大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者に寄付することを表明していた。アテネ五輪金メダルチームの参加で出場16チームがようやく出揃った。

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北京五輪の日本代表はプロ・アマ合同[スポニチ]

日本プロ野球組織(NPB)の根来泰周コミッショナー(73)が20日、08年北京五輪の日本代表がプロ・アマ合同チームとなる可能性を示した。千葉市・幕張メッセで行われたアマ野球指導者講習会に出席した同コミッショナーは五輪代表について「プロとアマが融合していくのが大事。協議していかないといけない。全日本アマチュア野球連盟主導でやることだが我々も最大限の協力をする」とした。

五輪日本代表は96年アトランタまでアマのみ。00年シドニーで初の混成チームを結成、04年アテネはオールプロで臨んだ。シドニーではプロ側の足並みが揃わず、アテネでは1球団2人以内の制約があるなど結果的に“ドリームチーム”にはならなかった。昨年12月には日本代表編成委員会・長船騏郎委員長が「オールスターにならないのなら(北京五輪は)アマを入れてもいいと思う」と発言。全日本アマチュア野球連盟・松田昌士会長も同様の見解を示していた。

根来コミッショナーは「アマと協力して話し合っていかないと」と強調。プロアマのトップの意見が一致したことで、北京は合同チームで臨む可能性が一気に高まった。

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ロッテ豪州キャンプに新人柳田ら[ニッカン]

ロッテは20日、春季キャンプのメンバーを発表した。オーストラリアで始動する1軍には黒木ら投手16人と今江、西岡ら野手25人が参加し、新人では高校生ドラフト1巡目の柳田将利投手(18=青森・青森山田)だけが選ばれた。2月15日に帰国し、25日まで鹿児島市でキャンプを張る。

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豪キャンプ、新人唯一柳田行く

オーストラリア・ジーロングで行われる1軍キャンプに参加するメンバー41人が発表された。投手陣は黒木、小宮山らに加えて、新人では唯一、高校生ドラフト1巡目の柳田将利(18=青森山田)が帯同する。鹿児島で行われる2軍キャンプにはWBC日本代表の5投手と里崎が参加。野手は計6人と小規模になった。

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背番号

ロッテはオリックスから獲得したケビン・バーン投手(32)の背番号が「42」に決まったと発表。登録名は「バーン」。

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キャンプ参加

ロッテの1軍キャンプに韓国ロッテジャイアンツの朴東洙コーチ(45)、張元準投手(21)、金秀和投手(21)、崔大成投手(21)、全盛煥野手(23)が参加する。2月1〜24日まで。

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