わたしはかもめ2006年鴎の便り(1月)

便

1月26日

見て伊ロッテ、パスクチ新大砲へ絶好のアピール機会[夕刊フジ]

◇WBCイタリア代表であのピアザとクリーンアップ

“ポスト李”の座を狙うロッテ・パスクチが26日に来日。昨季は日本一軍団の中で控えに甘んじたが、実はWBCイタリア代表。しかも米メジャーのスーパースター、ピアザとクリーンアップを結成するというから、今季は期待が持てそう!?

昨季は『5番目の助っ人』として僅か33試合、8本塁打に終わったパスクチだが、今季は李が巨人に移籍。「彼がいなくなった分チャンスだよね。キャンプから頑張るしかない」と、新大砲の座へ闘志満々。何よりも、絶好のアピールポイントがある。3月に開催されるWBCだ。

世界初の大会にパスクチはイタリア代表として招集された。欧州各国はサッカーに比べて野球は盛んではないが、イタリア、オランダは別。メジャーにはイタリア系選手が多く在籍する。

その筆頭は捕手として殿堂入りを狙う前メッツ・ピアザだが、「おそらくピアザとボクでクリーンアップを組むことになる。イタリアは侮れないぜ」と、パスクチはスーパースターとのタッグ結成をブチあげた。他には、昨季打率.301の好打者カタラノト(ブルージェイズ)、29本塁打のデルーチ(レンジャーズ)らも名を連ねる。

「チームにはメジャーが10人いる。ロースター(1軍枠)選手も数人いるんだ。日本代表と比べても遜色はない。監督が(イタリア系の)ボビーだったら最高だけどね」と、師匠・バレンタイン監督へ代表監督就任まで要望だ。

その指揮官も注目するWBCは絶好のアピールの場。イタリア代表として活躍できれば、本籍のロッテでのスタメンも約束されるというもの。「代表チームのスケジュールは3月1日だけど、キャンプは豪州、鹿児島でしっかりやるよ」。昨季は“ボビーファミリー”の中で不発に終わった男が、見事花を咲かせるか−。

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古巣オリ斬りへ、ロッテ・バーン燃える[報知]

ロッテの新外国人、ケビン・バーン投手(31)=前オリックス=がこの日来日し、古巣との対決に向けて「今から待ちきれない。このオフは『オリックスと戦うんだ』ということを考えて練習してきた」と、闘志をむき出しにした。

成田空港で会見したバーンは、リベンジに燃えていた。昨年は合併1年目のオリックスで、ローテの柱として期待されたが、4勝13敗と大きく負け越した。その原因として、「先発の機会が10日に1回くらいという時期があり、リズムをつかめなかった」と、不本意な起用があったことを訴えた。オフに解雇され、ロッテで昨年11勝4敗の好成績を残したセラフィニとの“不平等トレード”が決定。セラフィニとは昨年、千葉・幕張のステーキ店で食事をした仲だが、「ロッテ入団が決まってからは連絡していない。対決?あるだろうね」と不敵な笑みを浮かべた。オリックスには清原、中村の“キヨノリ砲”が加入するが、「話は聞いている。ロッテの野手は守備がいいというから、低めにボールを集めて内野ゴロを打たせる」と、スタンドどころか外野にも運ばせないつもりだ。

既に米ヒューストンで、捕手相手に投球練習も行っており、肩の調子は万全。武器である150キロ前後の速球も「投げる準備は怠らない」と宣言。「チームの連覇のためなら、先発でも中継ぎでもやるよ」。V2へ頼もしい助っ人がやってきた。

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ロッテ・右腕バーンが来日…セラフィニと対戦楽しみ[サンスポ]

ロッテの新外国人右腕のバーンが来日した。昨年までオリックスに在籍したが、ロッテからセラフィニがオリックスへ。「セラフィニとは親友で食事もするけど、今年は対戦が楽しみ。オリックス戦が待ちきれない。それを考えて練習してきた」と意欲的だった。

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バーン、古巣退治に闘志[スポニチ]

セラフィニと事実上の“1対1トレード”でロッテに加入したバーンは「オリックス戦が楽しみ」と古巣退治に闘志を見せた。昨年は4勝に終わり、オフは週3度のペースで投球練習。バレンタイン監督は中継ぎ起用を示唆しているが「チームに貢献するだけ。先発にこだわりはない」。また2年目のパスクチも来日した。

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“死に神”バーン 古巣オリ撃退だ[デイリー]

キヨでもノリでもかかって来い!ロッテの新外国人で前オリックスのケビン・バーン投手(32)が26日、成田着の航空機で来日した。解雇された古巣への対抗意識が抑えられず「(対戦が)待ち切れない。それを考えて練習してきたんだ」と、オリックスへの“リベンジ”を誓った。

清原、中村の加入で強力打線へ生まれ変わったオリックス。それでも、バーンの自信は揺るがない。「(清原の)情報は入っている。ロッテは守備が堅いから、低めに集めて打たせて取るよ」と、番長斬りへのイメージトレもバッチリだ。

入れ替わりでオリックスへの入団が決定的な親友セラフィニとも「入団が決まってからは話をしていない」という徹底ぶり。背番号は『42』に決定。大型補強で沸く古巣に、“死に神”バーンが不吉を運ぶ。

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パ・リーグ、優勝決定方法をセと統一検討[ニッカン]

パ・リーグ小池唯夫会長(73)が、リーグ優勝の決定方法をセと統一したい意向を示した。前日25日のセ理事会でポストシーズン方法が検討され、導入した場合でもリーグ優勝はシーズン1位、ポストシーズンでは日本シリーズ出場チームを決めるという方針が確認された。現在、パはプレーオフ勝者がリーグ優勝球団としている。小池会長は「まだセから報告を受けておらず、検討はこれから」と前置きしながらも「パとしては、セと同じ方法がベターという方向で話している。リーグ優勝についても協約の問題がクリアできるならば、同じ方法になるかもしれない」と語った。

野球協約の日本シリーズ規程では第1条でセ、パの選手権チームが日本シリーズを争うと明記されている。セの優勝決定方法が変われば、当然ながら協約の同部分が改正される。「まずはセの方針が決まるのを待つが、日本シリーズの価値なども検討しなければいけない」と小池会長。セでは、ポストシーズンを導入するならば上位3球団が出場するというパと類似した方法を採用すると確認している。最終的に導入が決まれば、両リーグで同じ方法を採用することになりそうだ。

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王JAPAN、渡米までホテル缶詰め[デイリー]

WBC日本代表監督を務めるソフトバンク・王貞治監督(65)は26日、来月20日の集合日から3月6日に渡米するまでの福岡、東京滞在期間中、近郊に住む代表メンバーの自宅通勤を認めない方針を打ち出した。「たった1ヶ月の間だから一緒にね。ミーティングとかもあるし」と説明。現在、NPBが手配した3人のスコアラーが他国の情報やデータを収集し、分析中。福岡、東京とも球場隣接のホテルでミーティング漬けの日々でチームの団結を図る。当然、王監督も例外ではない。「僕は1人だから」と福岡、東京の両地に自宅を持つが、帰るつもりはない。米国本土での決勝戦は3月20日。ちょうど1ヶ月間、王JAPANは完全合宿態勢でメダル獲りに挑む。

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WBC、1ヶ月間の“全体合宿”[スポニチ]

WBC日本代表を率いるソフトバンクの王監督が2月20日の集合日から1ヶ月間、ナインを“軟禁”すると公言した。「基本は合宿と考えている。福岡や都内(に自宅のある)の選手も泊まってもらうことになると思う」。チームは2月20日に福岡市内のホテルに集合し1週間の合宿をへて、1次リーグ(3月3〜5日、東京ドーム)に出場。この間、福岡、東京に自宅のある選手にも“自宅通勤”の特権は与えない。ダイエー時代から日本シリーズ期間中などは選手をホテルに宿泊させた指揮官は、急造チームの連帯感を高めるにも合宿がうってつけと考えている。

◇カストロ議長、WBC参加を正式表明

キューバのフィデル・カストロ国家評議会議長(79)が25日、3月開催のWBCに、同国代表が参加すると正式に表明した。「キューバ代表は勝敗に関係なくクリーンなプレーを見せるだろう」と語った。キューバをめぐっては、米財務省が経済制裁を理由にいったんは同大会への参加を拒否。その後、姿勢を一転して出場を認めていた。同議長は、これまで有力選手の米国への亡命が相次いだことにも触れ「(今回の代表は)ベストメンバーとは思わない。大金を使って我々から数多くの優秀な投手を取り上げてきたのだから」と大リーグへの批判も忘れなかった。

◇テシェイラ「我々が優勝候補」

WBCの米国代表候補であるデーモン(ヤンキース)とテシェイラ(レンジャーズ)が電話会見で抱負を語った。毎週水曜日に参加選手の会見を開く予定で、この日が1回目。デーモンは「若手中心のいいチーム」とし、テシェイラは「投打にオールスターをそろえた。優勝候補は我々だ」と自信をみせた。同時に会見したマルティネス監督はボンズ(ジャイアンツ)の不参加について「故障(右ひざ手術)後で、リスクが大きいと判断したのだろう」と理解を示した。

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王監督、WBCへ“禁足令”キャンプは全選手が合宿生活[サンスポ]

“禁足令”で世界一だ!3月に初開催される野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表・王貞治監督(65)が26日、合宿期間中の全選手ホテル生活を厳命した。2月20日から福岡市内、続いて東京都内で行われる代表合宿では、メンバーだけで生活し、チームの絆を強めていく。

スピード、パワー、技術に秀でた30選手を集めた。しかし、大一番で問われるのは結束力。都内の自宅前で取材に応じた王監督が、WBC期間中、コーチ、選手を1つ屋根の下で生活させる方針を明かした。

「やはり合宿という形だからね。(大会期間中は)都内に住む選手でも一緒に泊まってもらう」。国内合宿は2都市で実施される。2月20日から27日まで福岡市内で行われる直前合宿と、アジアラウンド(3月3〜5日、東京ドーム)を含めた28日から3月6日までの都内合宿だ。

ソフトバンク勢の4選手は福岡に、在京球団所属の選手は首都圏に自宅があるが、基本的に帰宅は認めない。もちろん福岡と東京に自宅のある王監督もホテル生活。コミュニケーションを率先して図っていく。

合宿中はコミッショナー事務局が選んだ3人のスコアラーが集めた他国の映像を用いて、連日ミーティングも開催。米国に渡った後の2次リーグ(3月12〜16日、アナハイム)対策にも準備を怠らない。

「たった1ヶ月の短い期間だからね」。3月20日、サンディエゴで行われる決勝まで進んでも、丸1ヶ月間の団体生活。日の丸戦士は1ヶ月限定のファミリーを作り、心技体全ての面で最強軍団になる。

◇運営委員会開催も問題山積み

ニューヨークで開催されたWBC運営委員会に出席したコミッショナー事務局の長谷川事務局長が帰国。開口一番、「何も決まりませんでした…」とため息をついた。3月3日にはアジアラウンドが始まるが、どの国の審判が何人必要なのか、また延長戦を導入するのかなどの問題は未解決。「どうしてこう何も決まらないのか。(開催が)あと1ヶ月余りに迫っているのに…。今後は電話で決めていくしかない」と、ずさんな運営に苦笑いしていた。

◇新案却下に疑問…12球団監督会議

王監督は、前日25日の12球団監督会議で阪神・岡田監督が提案した交流戦のセ主催球場でのDH使用、パ主催球場での9人制を行う案が実行委員会で却下されたことに疑問を呈した。「監督会議ではいいなと言っていたのにね。1球団でも反対したらダメなの?厳しいね」。中日などから慎重論が出たためだが、「インパクトのあるいいアイデア」とも話していただけに、首をかしげていた。

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WBC王監督、メンバー全員で合宿[ニッカン]

「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表監督を務めるソフトバンク王貞治監督(65)が26日、代表練習(福岡ドーム)が始まる2月20日から合宿スタイルを取る方針を示した。「基本的には(ホテルで)合宿しますよ。福岡に自宅がある選手も。短い期間だし、たったの1ヶ月だから一緒にね」。3月3日からの1次リーグ(東京ドーム)では都内在住の選手は自宅通勤も可能だが、王監督はチームの意思統一をグラウンド外からも図る考えだ。

合宿中は昼は練習、夜は相手国の情報分析のミーティングに費やす。既に「WBC専属スコアラーチーム」の結成を要請。「ミーティングもやるからね。現時点でも情報を集めてもらっているけど、スコアラーを3人、選んでるんじゃないかな。12球団の人だとシーズンがある。WBC専門?そうだね」と明らかにした。3月20日の決勝戦まで進出すれば、日米で1ヶ月以上の団体生活となるが「僕は独り身だからね。まずはアジア予選をどうやって突破するかですよ」。寝食を共にして王ジャパンの強化に乗り出す。

◇専用コック置かず

王監督は日本代表専属コックを採用しない考えを示した。アテネ五輪の長嶋JAPANは日本から代表チーム専属の料理人を帯同させたが「向こうにも日本食はあるし、特に連れて行くつもりはない」。2次リーグの舞台となる米国では、現地の日本食で対応するつもりだ。

◇審判問題など未決

3月開幕のWBC大会運営委員会に出席していたコミッショナー事務局の長谷川事務局長が26日、米ニューヨークから帰国し、会議の経過状況を語った。同委員会では投手の球数制限のルールなどが決まったが、延長戦と引き分け、各国から選抜される審判の配置問題などが依然として決まっていない。長谷川事務局長は「大会が残り1ヶ月に迫り、今後は運営委員会を開催する時間はない。あとは技術委員会の方で決めていくことになる」との見通しを語った。

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伊代表パスクチ

WBCイタリア代表に選出されているパスクチが来日した。「まだ正式に決まっていないけど、合宿は3月から。キャンプはオーストラリアも鹿児島もフルで参加する」と意欲を燃やす。イタリア代表ではピアザと共に、チームの中軸を任せられる予定だという。勝ち進めば、日本と対戦する可能性もある。「どっちが強い?それは分からないけど、こっちもメジャーリーガーが10人ぐらいいる」と話した。チームではライバルだった李が巨人に移籍。「彼がいなくなったのは自分にとってチャンス。彼を戦うことも楽しみにしているよ」。

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キューバ参加明言、カストロ議長「正々堂々プレー」

米政府の逆転裁定によりWBC参加を認められたキューバのフィデル・カストロ国家評議会議長(79)が25日、代表派遣への意気込みを語った。ここまでの経緯を受け「余計なことをしてビザを発給しなかったり、クレージーなことをしなければの話だが」と米政府を痛烈に皮肉りながらも、「出場する」と大会参加をあらためて明言した。

20日に大会参加が認めれれてから、カストロ議長が発言するのは初めて。「大会の勝敗に関係なく、正々堂々とプレーする」とし、今後は代表選手の人選に着手する。ただ「大金をつかまされて多くの優秀な投手を奪われた」と嘆いたように、アマ最強国もメジャー相手では苦戦が予想される。「我々がベストだと言うつもりはない」とやや弱気な1面をのぞかせた。

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