わたしはかもめ2006年鴎の便り(1月)

便

1月31日

渡辺俊分っかるかな〜、新投法にチャレンジ[夕刊フジ]

◇「プロ見ても分からない」

さて、分かるかな?V2を狙うロッテのサブマリン渡辺俊が、新投法にチャレンジしている。

渡辺俊
「マイナーチェンジです。球のスピードが5キロくらい違うかな?感覚的なものですけどね。投球の幅が広がります。」

キャンプイン直前の1月31日。渡辺俊が新たな試みを明かした。90キロのスローカーブと120キロ台の直球で昨季12勝をあげたサブマリンだが、挑戦しているのは軸となる右足からの体重移動の新しいやり方だとか。

渡辺俊
「強く投げるとき、安定した投げ方をするときの軸の位置を、意識して使い分けることができるようになった。125、6キロで待ってる打者に133、4キロの直球が来たら緩急がつくでしょ。」

チームの31年ぶりV&アジア初代王者戴冠に貢献した超技巧派も、実際は他球団のマークにマウンドでは苦投の連続。特にソフトバンク松中にはカモ状態。そのため、プレーオフではセットポジションで投げたほど。昨季と同じことをやっていたら、連覇なんておぼつかないのだ。

マイナーチェンジが可能なのは本人のたゆみない体幹トレーニングの成果だが、さて新投法、見て分かるものなの?

渡辺俊
「プロが見ても分からないでしょうね。感覚的なものだし。詳しくは企業秘密。133キロとか出たら、ああ、新投法だなって思ってください。」

試運転は3月のWBCかと思いきや、「WBCでは使いませんよ。ボクとの対戦イメージのある打者に有効ですからね」。どうやらお披露目は開幕カードのソフトバンク戦(福岡)。でも、目をこらして見ても、分かるかなあ、分かんねえだろうなあ…。

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ボビー「こけし」になる!?[報知]

◇「来年も来て」ジーロング市が計画

ボビーが「こけし」になる?来年以降のキャンプ継続開催を熱望するジーロング市関係者が、ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)を、市のシンボルとして“こけし化”するプランを明かした。

「こけしの街」として知られるジーロングには103体のこけしが存在する。「豪州、ジーロングの歴史やイベントに貢献した人が“こけし”になるのです」とは同市観光局のロジャー・グラント氏。高さは約2メートルで木製。海岸線にはジョン・ハワード豪首相らの“そっくりこけし”が並ぶ。

ジーロングは日本観光客の獲得に躍起になっている。ロッテをキャンプ誘致に成功したことで、同市が期待する経済効果は約3億円。ジーロングの知名度アップに、日本一チームは欠かせないのだ。「来年またジーロングに戻ってきてくれたら、バレンタイン監督のこけしを作りましょう」とグラント氏。継続開催が決定した場合は、指揮官のこけしをジーロング・ベースボール・センターに飾る構想を明かした。

ジーロング市関係者によると、ロッテとは既に3年契約を結ぶべく、交渉を開始している。バレンタイン監督も「ジーロングを有名にした人がこけしになるんだろう?」と既に勉強済みの様子。「ボビーこけし」が完成すれば、ジーロングの新たな観光スポットになりそうだ。

◇連覇の指針「障壁乗り越えろ」

ロッテはキャンプインを翌日に控えた31日、チーム宿舎で全体ミーティングを行い、バレンタイン監督が「今年も多くの障壁に出くわすだろうが、全て乗り越えていかなければいけない」と、連覇へ指針を示した。

昨年はキャンプイン直前、「(日本一になって臨む)アジアシリーズ前に再び全体ミーティングを行う」と宣言し、見事に実現。コードの切れたイヤホンを選手全員に配布して意識統一を図るなど、ユニークな練習法も取り入れた。今キャンプも“ボビーマジック”に注目が集まるが、「同じことを繰り返すばかりではチームは後退する」とキッパリ。新たなアイデアでチーム力のアップを図るつもりだ。

今季の目標は世界一。アジアと北米の王者によるクラブチーム世界一決定戦の実現を、指揮官は心から望んでいる。「去年はアジアNO.1になったが、世界チャンピオンになる力があった。日本を代表するチームであることを豪州で示したい」世界の頂点を目指したボビー・ロッテの挑戦が再び始まる。

◇俊介“新投法”

WBC日本代表のエース・渡辺俊が、2軍キャンプ地の鹿児島・鴨池球場に隣接する室内練習場で約2時間、キャッチボールなどで調整。今年は“新投法”で臨むことを明かした。「見た目にはプロでも違いが分からない程度だが、感覚的に体の軸の位置を『安定させたい時』と『力を入れたい時』とで使い分けられるようになった」と告白。力を入れると球速が「5キロはアップする」というサブマリンの緩急に注目だ。

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ロッテ・渡辺俊が世界一&V2へ球速10キロアップの新投法![サンスポ]

3月の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に出場するため、国内に残留したロッテの渡辺俊介投手(29)ら日本代表6選手も2月1日、2軍と共に鹿児島市でキャンプイン。日本代表のエース・渡辺俊は球速10キロアップの新投法で世界一&V2に挑むと宣言した。

鴨池ドームでの自主トレは3時間に及んだ。仕上げの約40メートルの遠投で、サブマリンは明るい声をあげた。「新投法、行けますよね。10キロは上がるんじゃないかな。今年中に完成できる!!」。キャンプイン前日に大きな手応えをつかんだ。

「自主トレからバランスを高める練習をしてきた。やっと速い球を投げる軸の使い方が分かるようになった」と渡辺俊。昨年までは「いかに遅い球を投げるか」だったが、今季は各球団も研究してくる。そのため直球の球速を2段階に分ける投法の開発に着手。130キロ台後半でも、これまでの直球が120キロ台だった渡辺俊なら、打者にとっては“豪速球”だ。

「WBCではパワーがある相手だから、遅い球中心だと思う」。“新投法隠し”をほのめかすが、韓国には昨年アジアシリーズで対戦したサムソンの打者や巨人に移籍した李承Yもいる。キャンプで完成度が高まれば、アジアラウンドの3・5韓国戦(東京ドーム)でニュー・サブマリンがベールを脱ぐ。

◇ボビーをモデルに人形製作プラン

キャンプ地でバレンタイン監督をモデルにした人形の製作プランが浮上した。こけし型で高さ約2メートルの『ボラード』という人形で、ジーロング市の担当者は「今年も優勝し、キャンプで訪れてくれるなら、ぜひ」とボビーモデルにノリ気。目指すはもちろんV2。全体ミーティングに臨んだ同監督は「過去の強かったチームは、翌年に同じことをやろうとする。それは後退を意味する。同じことをしていてはダメ」と選手にメッセージを送った。

バレンタイン監督
「チームが同じ目標を持って進むことを楽しみにしている。1軍に貢献する好機をつかむと信じている。練習時間は十分ある。エキサイティングなキャンプになるはずだ。」

◇球団職員らがブルペンの不備を修正

前日30日に判明したブルペンの不備は球団職員、現地スタッフが陽の沈む午後9時過ぎまで作業を続け、ベースの角度などを修正、どうにかキャンプインに間に合わせた。視察した井上投手コーチは「まだ決して完璧ではない」と前置きしたうえで「ブルペンはそのまま使います。仕方ないでしょ」。今キャンプは現状のまま乗り切るつもりだ。

◇充実キャンプだ柳田

今江、小林雅らと共に高卒ルーキーでただ1人1軍キャンプに参加している柳田(青森山田)はランニング、キャッチボールなど精力的な動きでキャンプインに備えた。日本を出発する際は先輩たちへの挨拶に追われ「どこにいたらいいんだろう」と右往左往、緊張した様子を見せていたが、今は「皆さんが色々教えてくれます」とチームに溶け込んでいる。

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渡辺俊、新投球フォームを披露[スポニチ]

ロッテの渡辺俊が、鹿児島・鴨池ドームで新投球フォームを披露した。従来の投法から軸足の位置と体重移動を微妙に変え、約10キロの球速アップを狙ったもので「僕の直球が126、7キロと思われているところに133、4キロ来れば打者も面食らうし、さらに投球の幅ができる。今シーズンから使っていきます」。今季は球速の違う2種類の直球を武器にする。ただWBCでの“解禁”については「パワーで勝負する大会じゃないし、WBCはどれだけ遅い球を投げられるかに集中したい」と否定的だった。

◇バレンタイン監督がこけしに

バレンタイン監督がこけしになる。キャンプ地ジーロング市内のビーチには「ボラード」という約2メートルのこけし人形が並ぶ。ジョン・ハワード首相やジーロングに初めてたどり着いた英国の探検家マシュー・フリンダースら街の歴史に貢献した103人がモデルとなっている。ピーター・マクマリン市長は「来年も日本一になってボビーが戻って来れば、当然、ジーロングに貢献したことになる。球場にこけしをつくる」と約束していた。

◇街全体が歓迎ムード

ジーロング市が約3億8000万円をかけて建設した「ジーロング・ベースボール・センター」には天然芝の野球場が3面あり、メーン球場は照明設備も完備。球団も打撃マシンを新たに5台購入して船で輸送した。西村ヘッドコーチは「移動時間をロスすることなく練習できる」と日照時間の長さも合わせて練習効率の向上に期待。宿舎では日本料理の料理人も臨時で雇った。市内には球団フラッグが掲げられ街全体が歓迎ムード。13、14日にはWBCオーストラリア代表との親善試合も予定されている。

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「ロッテさん ジーロングに残って」 [デイリー]

ロッテが豪州・ジーロングから熱烈ラブコールを受けた。マクマリン市長が31日、「1年ではなく、何年もマリーンズには来てもらいたい」と懇願されたのだ。

実はジーロング市とロッテは、来年以降の3年契約をめぐり話し合いの最中で、今キャンプ中に結論を出す方針。空港での足止めやブルペンの不備などキャンプ前からトラブル続きだが、市は汚名返上に躍起だ。

「ジーロングのシンボルはボラードという“こけし”。V2を達成して、戻ってきてくれたら、球場にバレンタイン監督や選手たちのボラードを飾りたい」(マクマリン市長)。

さらにジーロング近くのアバロン空港をチャーター機が使用できるよう改修したり、球場の改修も約束。最高気温が24度程度で、日没も午後9時前後と夜間まで屋外練習ができる環境は魅力的だ。

バレンタイン監督は「この町は気持ちイイデス!」と気に入った様子。キャンプの成果が、来年のキャンプ地決定の要因になる。

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“NEW渡辺俊”フォーム改造に手応え[デイリー]

WBC日本代表のエースとして期待されるロッテ・渡辺俊介投手(29)が1月31日、鹿児島市内の鴨池ドームで自主トレを行い、「新投法」のマスターに自信をみせた。

体重移動、軸足の使い方を変えるマイナーチェンジにすぎないが、「球速は10キロ近く上がると思う」。130キロに満たない直球で昨季日本一の原動力となったサブマリンが、今季は球速アップで新境地をみせる。

約40メートルの遠投でみせたフォームは昨季と何ら変わりなく映った。だが本人の感覚は違った。「プロの選手が見ても分からないと思う。軸足の置き方とか感覚的なものだけど、より強い球がいく」。専属コーチの平岩時雄さんと積んだオフの練習で股関節、骨盤周囲の強化に成功。強固になった下半身がイメージチェンジを可能にした。

「球速が遅いというイメージを持っている人には有効。うまくいけば、今までの投げ方と使い分けもできる」。2006年。渡辺俊が進化した姿で連覇、そして世界一に挑む。

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ロッテ外国人勢、オーストラリアに集結[ニッカン]

ロッテが1軍キャンプを行うオーストラリア・ジーロング市に31日、外国人勢が全員集結した。前夜、現地入りしたベニーは自主トレを行わなかったが、新外国人バーンをはじめ、フランコ、パスクチは元気に練習。それぞれが自国でトレーニングを積んできており、バーンは「球場も気に入ったし、仲間達も大好き」と笑顔で話した。昨季30本塁打を放った李は巨人に移籍したが、今年もロッテの外国人たちは順調な仕上がりを見せている。

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ボビー、地元名物の「こけし」に

ロッテが1軍キャンプを行うオーストラリア・シーロング市で31日、ビクトリア州政府観光局による市の説明会が行われ、バレンタイン監督がジーロング名物“こけし”になるプランが明らかになった。

ただの“こけし”ではない。ジーロング市にとっては、ハワード首相など偉人達をたたえるシンボルなのだ。「BPLLARD(ボラード)」と呼ばれる全長2メートルほどの木製で、各地に100体以上並んでいる。制作費は1体約1万豪ドル(約89万円)。ボビーが“こけし”になればスポーツ選手はもとより、外国人でも初となる。実現すれば、ロッテがキャンプを行う球場に建設する計画で、バレンタイン監督も「おもしろいですね〜」とご機嫌だ。現在は1年契約のジーロングキャンプだが、同地では誘致の経済効果を300万豪ドル(約2億7000万円)と試算。マクマリン市長は「2年、3年と続けて欲しい」と熱望していた。

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