わたしはかもめ2006年鴎の便り(2月)

便

2月4日

「どすこい君」ロッテ柳田太もも裏痛で早退[ニッカン]

ロッテの「どすこい」がリタイアだ。高校生ドラフト1巡目の柳田将利投手(18=青森山田)が、右太もも裏の痛みを訴えて、練習を早退した。

午前中の300メートルシャトルランの際に「ピリっときた」。1分を切ることがノルマの練習で、柳田は2本ともタイムオーバー。続くトスバッティングまでは参加したが、ここでギブアップ。トレーナー室に駆け込んで、約1時間アイシングとマッサージの応急処置を受けた。園川コーチも「どすこいは休場だな」と話すしかなかった。

新人では唯一の1軍キャンプスタート。ただでさえ注目される存在な上に、午前は投手、午後は野手としてハードな練習を積んできた。キャンプ初日にはバレンタイン監督が「体も2倍大きいから、2倍練習しても大丈夫だろう」と話していたが、早くもガタが来てしまった格好だ。

1月の新人合同自主トレ前には「ベストの103キロに絞った」と話していた体重も、ここにきて107、8キロまで増えているという。午後は別メニューで、足早に宿舎へ戻った。5日は初めての休日。田村トレーナーは「まだ第1クールだし、今無理するより早く帰って明後日(6日)に備えた方がいい」と話した。病院には行かず、今後の練習参加は当日の状態を見て決める予定。投打二刀流に挑戦する「どすこい」が、思わぬ仕切り直しとなってしまった。

ページトップ

渡辺俊“秘密兵器”シーズンでも使用[スポニチ]

ロッテの鹿児島で調整している渡辺俊が米国製ロジンバッグをシーズンでも使用する意向を明らかにした。WBCで使用されるMLB公式球が馬革製で滑りやすいため、自主トレから植物性樹脂(松ヤニ)を多く含む米国製(クレーマー社)のロジンバッグを取り寄せ、WBC用の“秘密兵器”として使用してきた。

日本代表のエースの自覚が生んだ早期準備だったが、その効果は絶大ですっかりお気に入り。その上で「できればシーズンに入っても使いたい。今までも日本のロジンは滑り止めという感覚で使ったことがなく、指先の汗をふく程度で、まさに“気休め”だった。野球の国際化で将来的に日本のボールもMLB球に近づいて行く訳だから」と力説。王ジャパンの世界一はもちろん、ロッテの連覇にも欠かせないアイテムとなりそうだ。

◇柳田、右太腿を痛め別メニュー

ロッテのオーストラリア・ジーロングキャンプ第1クール最終日の4日、103キロの巨漢ルーキー、柳田が右太腿を痛め別メニュー調整となった。300メートル走2本を1分以内という設定の中、1分00秒16、1分6秒82は39人中“ビリ”。2本目のゴール直前に「ピリッときた」と顔をゆがめた。

守備、バント練習を回避してマッサージ治療を行い「大丈夫です」を繰り返したが、園川投手コーチからは「ドスコイ、途中休場か」と冷やかされる始末。朝は投手、夜は打者と二刀流で臨んだ初キャンプの疲労が一気に出てしまったようだ。

5日の休日に予定していたメルボルン動物園観光も中止。井上投手コーチは「無理させても仕方ない。6日は通常メニューに入れるつもり」と軽症を強調したが、下半身の故障だけに今後に不安を残した。

ページトップ

M高校1巡目・柳田ダウン[報知]

◇シャトルラン最下位、右太ももに軽い張り

苦手のランニングで巨漢ルーキーがリタイアした。高校生ドラフト1巡目のロッテ・柳田将利投手(18)=青森山田=が4日、毎年恒例の300メートルシャトルランを行い、最下位に終わった揚げ句、右太ももを故障。第1クール終了を待たず早退を強いられた。

“ビリ”を避けたい一心の激走が、故障につながってしまった。90秒間隔で300メートルを2度走るシャトルラン。2本の平均走破タイムが60秒を超えると、罰走が科せられるロッテ恒例の名物練習だ。高橋コンディショニング担当は「普通の18歳なら全然大丈夫」と話す練習だが、体重100キロ超の柳田には過酷。タイムは60秒16と66秒82でチーム最下位となってしまった。

悲劇は重なった。走っているときに「ピリっと来た」と右太ももの張りを感知。練習を切り上げ、トレーナー室にこもった。柳田は「大丈夫です」と強行を志願したが、田村トレーナーは「明日(5日)は休みだし、無理はよくない」とドクターストップ。説得に応じ、マッサージを受けて早退した。

昼間は投手、夜間練習は打者として“二刀流”の練習をこなしてきた大型ルーキーだが、弱点のランニングでつまずいた。幸い、軽症で「明後日(6日)?やるつもりです」と柳田。モチベーションを維持したまま、第2クールから再び“二刀流”に挑戦する覚悟を見せた。

◇ボビーが料理

バレンタイン監督が、シェフになった。第1クール最終日となった4日の練習後、「ジーロング・ベースボール・センター」の好意で日本メディアとのバーベキューが実現。いい香りに誘われたバレンタイン監督は、すかさず鉄板の前に立ち、球場関係者に代わって料理の腕を披露した。「家でもクッキングはするんだ」と得意げなボビー。約40人分の鶏肉を焼き上げ、「オナカ、スイタ?ドーゾ、タベテクダサイ!」と日本語で報道陣に昼食を振る舞った。

◇渡辺俊WBCへ、米国製ロージン

「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に出場するロッテの渡辺俊介投手(29)が、滑りやすい使用球対策として、米国製のロージンバッグを入手したことが4日、分かった。

2軍キャンプ地・鹿児島で、渡辺俊は日本で見慣れたタイプの3倍近い、道具袋のような巨大ロージンを持ってブルペン入り。馬革で縫い目が低くて滑りやすいWBC使用球で、隣の清水が悪戦苦闘する中、抑えの利いた72球を投げ込んだ。

「日本のロージンは、あまり滑り止めにならない。これ(米国製)は松脂の量が多く、だいぶ違う」と渡辺俊。個人契約の平岩時雄トレーニングコーチが、スポーツ事業を行う「クレーマージャパン」に所属する関係から、米クレーマー社製のロージンをゲットし、効果を実感した。

WBCで使用できるかは未定だが「本番でも使いたい」と、日本のエースにとって心強い“相棒”の使用許可を訴えた。

ページトップ

ロッテのルーキー・柳田がリタイア…右太もも裏に張り[サンスポ]

ロッテのルーキー・柳田が4日、キャンプ4日目のリタイア。朝1番に行われたシャトルランで50メートル3往復を2セットこなしたが、右太もも裏に張りを訴え完全別メニューとなった。「走っていてピリッときた。でも、大丈夫です」。新人でただ1人の1軍キャンプ。いきなり第1クールでつまづいた。それでも、5日は休日。第2クール中の復帰を目指す。

ページトップ

ロッテ・どすこい柳田が“休場”[デイリー]

ロッテの新人で唯一、豪州キャンプに抜擢されている柳田将利投手(18)が、右太もものハリを訴えリタイアした。

108キロの巨体を支える“どすこい君”の太ももが悲鳴を上げた。第1クール最終日に行われた300メートルのシャトルラン。タイムリミットは1分。先輩たちが軽々とこなしていく中、柳田は1度も1分を切れなかったばかりか、「走っているときにピリッときた」と、顔をしかめた。

元々不安はあった。高校を出たばかりの選手が1軍の練習についていけるのか。当初はバレンタイン監督も「無理をさせたくない」と、新人は全員、鹿児島に残す方針だったが、投手としても打者としても高い素質を持つ柳田を放っておく訳にはいかなかった。

ただ、本人も「大丈夫です」と言うように軽症だったのは不幸中の幸い。田村トレーナーは「ちょっと張りがあるだけ。明後日は様子を見てからになるが普通に歩けるから問題ないよ」と話した。

まだキャンプは序盤。これからどすこい君の真価が試される。

ページトップ

ドーピング違反は無期限の出場資格停止も[デイリー]

NPB医事委員会委員・渡辺幹彦医師(45)が4日、沖縄・恩納村の阪神選手宿舎を訪れ、今季から実施されるドーピング検査の概要について監督、コーチ、選手らに説明を行った。「アンチドーピングガイドブック」および、同選手手帳が選手に配られ、検査の実施方法、罰則などについて五輪など過去の実例を元に説明が行われた。

検査の実施期間は2月1日から11月30日で、その期間に行われ、成立した試合が対象で、検査は試合後に行われる。対象試合は抽選により不定期に選出され、チームには試合開始の1時間前に通知される。オープン戦も対象となる。

検査の結果、陽性反応が出た場合はNPBから球団代表者、本人の順に通知される。選手は3日以内に再検査の申請と、10日以内の異議申し立てが可能。違反の場合、一定期間の出場資格停止から、無期限の出場資格停止までの4段階で制裁規定が設けられている。

渡辺医師は「目的はあくまで選手の健康管理と、青少年への影響を考慮してのもの。選手には不注意で(違反と)なることへの注意をうながした」と話した。

ページトップ

手嶌が4日連続で投球練習[ニッカン]

ロッテの若手成長株、手嶌智投手(23)が4日、オーストラリア・ジーロング市で行われている1軍キャンプで4日連続のブルペン入り。変化球を織り交ぜ、48球の投球を行った。昨季は2軍で最多勝に輝くなど、期待の若手投手だ。「8割ぐらいはストレート。調子はまだまだですけど、投げ込んでいくしかありません」と意気込む。この日で第1クールを終え、バレンタイン監督も「手嶌、成瀬はいいボールを投げていた」と期待していた。

ページトップ

サブマリン俊介、ロージンバッグもWBC仕様を用意

渡辺俊はロージンバッグもWBC仕様だ。4日、ブルペンで72球。受けた里崎がサインを出し、カウントもつける実戦を想定した内容だった。大リーグで多く使用され、松ヤニが多めで滑り止め効果がある「クレーマー社」のロージンバッグを自主トレ中から活用。「日本のとだいぶ違う」と準備に抜かりはない。

WBCで使用される大リーグ公認球は、表面が滑りやすいとされる。ならば先手を打つ。「日本のロージンバッグは潤っているときはいいけど、乾燥していると逆に滑る。佐々木さんも『絶対、向こうのを使うように』と言ってました」と説明。さらに「日本でも(シーズン中)使えないんですかね」と好感触だ。指先の微妙な感覚までも、日本投手陣の柱は国際大会モードに入っている。

ページトップ

ボビー不満、温泉ない

バレンタイン監督が、初の豪州キャンプの第1クールを終えて感想を語った。悪い点については「食事が食べ慣れたものではない。ベッドが今までの遠征とは違う。練習の後の温泉がない」と話し、良い点として気候や球場、地元の人がフレンドリーな点を挙げた。豪州キャンプを続けるかについては「3月ごろ話をすると聞いている」とした。また練習後にはバーベキューに挑戦していた。

ページトップ

黒木、夢もりもり

黒木がキャッチボールを終えて球場を移動する時に「♪夢がもりもり…」と鼻歌を口ずさんだ。この歌はSMAPと森口博子らが共演した90年代のヒット番組の主題歌。懐かしむ報道陣を「古い人間なんだよ」と笑顔で一喝。この日は2日連続でブルペン入りするなど上り調子の投球同様、口も滑らかだった。

ページトップ

清水が方針転換

WBC組の清水は方針転換だ。ブルペンで80球を投げたが、使用したのは大リーグ公認球。キャンプ初日は日本の使用球中心の調整を考えていたが「80のうち50球ぐらいで(日本の球に)替えようと思ったけど、しっくりこなかったからこのままいこうかなと」と説明した。また渡辺俊のロージンバッグに「徐々に借りながらやろうかな」と興味を示していた。

ページトップ

野球五輪復帰の「再投票」なるか

8日からトリノで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2012年ロンドン夏季五輪での実施の復帰を目指す野球とソフトボールへの「再投票」が行われるかが注目される。当初の議題にはない12年五輪の実施競技が議論されるには、総会中に緊急動議が出され、委員の3分の1以上の賛同がまず必要。さらに五輪競技に復帰するためには、投票で過半数の賛成を得なければならない。国際野球連盟のオルティン執行部長は「あとは待つしかない」と心境を語った。

ページトップ