わたしはかもめ2006年鴎の便り(2月)

便

2月6日

ボビーの怒りがNHK動かした[デイリー]

ボビーのマジギレが、NHKを動かした。2日にロッテのボビー・バレンタイン監督(55)から「日本一球団になぜ取材にこない!!」と激怒されたNHKが、7日にも“おわび取材”?に来ることになった。

当初、NHK側は「豪州のロッテに人員を派遣できないので、鹿児島で取材に行かせていただきます」としていたが、この日、NHK広報部は「監督の(激怒)発言を聞いて、急遽シドニー支局からカメラクルーを派遣することになった」と説明した。練習中に関係者からこの話を伝え聞くと、指揮官は「ソウデスカ〜!?」と大喜び。「NHKには1人でも多くの選手に話を聞いて欲しい。待ちわびていた日本のファンに、私たちの姿を多く伝えて欲しい」と注文を付けることも忘れなかった。

日本で唯一の公共放送を、たった一言で動かしてしまった指揮官。これもボビー・マジックなのかもしれない。

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西岡パワーアップ、目標は打率3割[ニッカン]

スピードだけではない。WBC日本代表のロッテ西岡剛内野手(21)が、パワーアップして世界に挑む。専属トレーナー契約を結んだオフのトレーニングで、腕回り2センチ、胸回り4センチ、体重は4キロアップで75キロまで増えた。この日のフリー打撃では、47スイング中左打席で6本のさく越え。通常使用する900グラムのバットではなく、930グラムの真っ赤なマスコットバットで快音を連発し「しっかりととらえられている」と手応えを口にした。

昨季は不動のレギュラーを獲得し一躍ニューヒーローに躍り出た。だが、勝負どころの夏場に調子を崩していた。7月の月間打率は1割5分9厘。パワーアップを目指したきっかけには「7月の下落」を挙げ、1年間通して活躍できる体作りを目指している。

「強い打球を打つこと」と目標に掲げ「真ん中より内側は引っ張って、真ん中と外角は流す感じ」と、この日も広角に鋭い当たりを連発した。バレンタイン監督も「去年のこの時期と比べればはるかにいい選手になっている」と証言。西岡は今季の目標には打率3割と50盗塁を挙げる。

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西岡、目標は「トリプル5」[スポニチ]

ロッテ・西岡剛内野手(21)が6日、オーストラリアのジーロングでフリー打撃を行い、快音を連発。順調な調整ぶりをうかがわせた。44スイングで安打性の打球は実に22本。さらに左打席で放った8本のサク越え中、5本が左翼フェンスを越える力強さを見せた。今季は(1)50盗塁(2)5本塁打(3)5度のお立ち台−という「トリプル5」が目標。プロ4年目の今季は不動のリードオフマンとしてチームの連覇を目指す。

心地よいジーロングの海風を浴びて、スイッチヒッターの西岡は鋭い打球を右へ、左へと飛ばした。44スイング中、計22本。打率にすればちょうど5割の数字が安定したバットコントロールを物語っていた。「今意識しているのは(左打席で)真ん中から外角のボールは左中間へ打つこと。気持ちよく打てました」。サク越えは計9本。そのうち左打席で8本を放った。西岡の成長を証明していたのは、8本中5本を逆方向である左翼に打ち込んだことだ。

「あれは風ですよ。それでも、しっかりと叩けているから風に乗ってくれたと思う」。細身な体は昨年からひと回り大きくなった。オフは吉永孝徳トレーナー(39)と個人契約。約10種類のウエートトレで両上腕部は2センチ太くなり、体重は5キロアップの75キロとなった。昨年4月は打率.340で月間MVPを獲得したが、7月以降は「体力不足を痛感した」と失速。肉体改造を実行してきた。

今季の目標は「トリプル5」。昨年は41盗塁、4本塁打に加え、お立ち台に上がったのは3度。全ての面でレベルアップを目指し「50盗塁に5本塁打、お立ち台は5度以上にする」とおどけた。

「昨年とは体つきも全然違う」とバレンタイン監も期待する。WBCからスタートする06年。パワーアップしたボディーで、21歳のリードオフマンが日本一連覇を担う。

◇小野、腰に張り

ローテーションの一角として期待される小野が腰の張りを訴え、マッサージで体をほぐした。「痛みはないが持病なので…。休日前だった4日に走りすぎたかな。明日(7日)はブルペンに入れると思う」と話した。また、サブローは「まだ右肩ができていない。痛みもある」としてシートノックを回避。腰痛の福浦、右太腿裏痛の柳田に続く別メニュー調整となった。

◇ようやく?NHKが取材に

NHKが7日、ジーロングのキャンプを取材することになった。「シドニー支局と日程のすり合わせが完了した。バレンタイン監督の発言は関係ない」と同局関係者。キャンプ初日の1日夜、宿舎でNHK衛星放送のニュースを見たバレンタイン監督は「日本一球団なのに…日本の公共放送は取材に来てくれない」とコメントしていた。それでも遅ればせながらの取材が決まり「ファンに元気な姿を届けて欲しい」と笑顔で歓迎していた。

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残すは9番での1発!ロッテ・サブロー“珍記録”達成に意欲[サンスポ]

日本一の4番が9番打者で珍記録に挑む!? ロッテ・サブロー外野手(29)が日本球界では過去に6人しか達成していない「全打順本塁打」にチャレンジすると宣言した。残すは9番での1発のみで、今季の交流戦での達成が目標だ。

曇りかと思ったら突然のどしゃ降り。少し時間がたつと今度は肌がジリジリするほどの強い日差し。豪州の気まぐれな天候の下、サブローが居残り練習で汗を流した。

サブロー
「基本的に暖かいから調整しやすい。毎年キャンプの練習後には残ってロングティーをやるんです。ただ今年はまだだった。初めてだったし、まだ全然ダメでした。」

渡辺正、田中雅と3人順番で鋭くスイング。打球は南半球の空に美しい放物線を描き続けた。

昨季は4番としてチームを引っ張ったサブローだが、今季はある珍記録まであと1歩に迫っている。全打順本塁打。日本では過去に6人しか達成していない記録だ。サブローも『9番打者』として本塁打すれば、全打順制覇が完成する。

簡単に思えるこの記録も、実際には意外に難しい。というのも日本一に貢献した4番に9番を打たせることについて「可能性は低いと思う」とバレンタイン監督。唯一考えられるのが投手が打席に立つ交流戦で、打順の流れを重視して投手を8番打者に置いた際の『9番・サブロー』ならあり得る。ここで1発を打てればバッチリ記録達成というわけ。

「(過去に)堀さんがやってますよね。できたらいいですね」。外国人選手を後ろに従える“つなぎの4番”として活躍した昨季。打順は何番であれ、サブローのパワーと存在感は今季も揺るぎない。

◇ボビー激怒効果?NHKが取材へ

NHKが日本一球団を取材に来ないとバレンタイン監督が激怒した豪州キャンプを7日、NHKシドニー支局が取材することになった。「1人でも多くの選手に話を聞いて、ファンに元気な姿を届けて欲しい」とボビー。NHKスポーツ報道センターは「担当者がトリノ(五輪)に出張しているためシドニー支局と日程をすり合わせていた。(今回の取材は)監督が言ったからではない」と説明。

◇柳田またも別メニュー

右太ももに張りを訴えた新人の柳田(青森山田高)はこの日も別メニュー。ブルペンに入らずバント練習、ストレッチなどをこなした。柳田は「まだ少し痛みが残っている。できるだけ早くピッチングをしたいんだけど」。当初この日からの復帰が見込まれていたが、大事をとった格好で7日も当日の状態を見て決める。

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ロッテ千葉マリンスタジアム命名権買う[報知]

◇「ロッテ26スタジアム」改称へ

ロッテが本拠地・千葉マリンスタジアムの命名権(ネーミングライツ)を買い取る構想を持っていることが6日、分かった。新球場名はチームがファンの背番号として位置付ける「26」を意識した「ロッテ26(トウェンティーシックス)スタジアム」。ロッテは現在、球場所有者の千葉市の協力を得ながら、外部への命名権売却に奔走するも、売却先は未決定の状況。今後オファーがなかった場合、ファンのため自ら命名権買い取りに動く。

◇外部から大型の提示がなければ

ロッテが究極のファンサービスを実現させる可能性が出てきた。昨年、球団は千葉マリンの命名権売却に積極的な見解を示し、球場を所有する千葉市にも協力を要請。数社から打診があったが、市と球団が望む大型オファーは届いていない。この現状を受けて、ロッテが自ら命名権を買い取り、「ロッテ26スタジアム」と改称する動きが水面下で進んでいる。

命名権の外部売却に関し、ロッテと千葉市は長期契約を望み、希望額は5年15億円は下らないとみられている。今年4月には「指定管理者制度」が適用され、球団が千葉市に代わり、千葉マリンスタジアムの管理者となる。周辺を含めてのボールパーク化が数年で一気に進展する見込みだ。

昨年の快進撃で球場の注目度、露出は格段に増した。チームが常勝軍団となれば、球場の価値、命名権の適正価格は年々上昇するのは確実で、ロッテ本社首脳は「命名権は(この時期に)安売りするべきでない」と話している。

関係者の話を総合すると、ロッテが命名権を買い取る場合の条件は、1年10億円という。球団は年間29億円の赤字を抱えるため、命名権の買収費用は本社が負担するようだ。本社はチームの躍進に伴うロッテのイメージ向上を歓迎し、マリーンズの価値を高く評価している。本社首脳は「ロッテが(命名権を)買うことも考えたい」としており、ファンを尊重する方針からファンの背番号「26」を基にした「ロッテ26スタジアム」が球場名の最有力候補に挙げられている。

一方、今後も外部売却は検討されていくが、関係者は「命名権を売らず、千葉マリンスタジアムとしてブランド化していく可能性もある」と「千葉マリンスタジアム」という名前を維持する案も出ている。開幕まですでに2ヶ月を切っており、今からの球場名変更は難しく、命名権買収はシーズン後にずれ込む可能性が高い。「ロッテ26スタジアム」改称が実現すれば、文字通りファンの聖地となることは間違いない。

千葉マリンスタジアム
千葉市の東京湾寄り、美浜区に1990年3月にオープン。両翼99.5メートル、中堅122メートル、収容人数は3万86人。千葉市が所有し、92年からロッテの本拠地。「クッキーカッター」と呼ばれる円形球場で照明灯がなく、観客席のひさしに照明が付けられたサークルライン方式を日本で初めて採用。外野スタンドの外側は砂浜となっており、海からの強い風が1年中、吹きつけている。過去、強風のため3度(95、97、02年)、試合が中止に。昨年の日本シリーズ第1戦は、濃霧のためコールドゲームとなった。
過去の球場命名権
2003年3月、オリックスは本拠地・グリーンスタジアム神戸の命名権をソフトバンクBBとヤフーに2年2億円で売却。名称を「ヤフーBBスタジアム」と変えた。契約満了の05年からは、ソフトバンクが球団を所有したこともあり、スカイマークエアラインズと3年2億円で契約。「スカイマークスタジアム」となった。福岡ドームはソフトバンクが親会社となったのを機に05年から「福岡yahoo!JAPANドーム」と改称。5年約25億円の契約金には命名権のほか、冠協賛試合の開催や球場広告看板の活用なども含まれた。また、楽天の本拠地・宮城球場が3年6億円で「フルキャスト宮城スタジアム」に、西武ドームが3年6億円で「インボイス西武ドーム」と名前を変えた。

◇千葉マリンスタジアム命名権売却の動き

ロッテは球団にも所有者の千葉市にも利益があるということで、一昨年から命名権売却に動いてきた。当初、千葉市は難色を示していたが、05年2月、鹿児島キャンプを訪問した千葉市議会議員が命名権販売に賛同する意向を表明。他球場で命名権売買の動きが増加したことで、態度を軟化させたと思われる。重光オーナー代行も「06年以降は命名権販売を決めたい」と話した。また、昨年、千葉市はサッカー・ジェフ千葉の本拠地・蘇我球技場の命名権を「フクダ電子」に売却。千葉マリンの命名権売却に向け、下地は整いつつある。

◇日本一キャンプにNHKやっと来る

NHKがついにロッテのキャンプ地にやってくる。ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が、取材班の不在に不快感を示してから5日後、NHKが7日にシドニー支局のクルーをキャンプ取材に派遣する方針を固めた。

NHKの決断をボビーは歓迎した。キャンプ地訪問の知らせを聞くと、「ソウデスカー?」と笑顔。2日の練習後、「日本を代表する放送局が、日本一チームのキャンプに来ていないのは残念」と話した無念の表情から一転、「待ちわびていた日本のファンに、我々のれわれの元気な姿を届けていただきたいです」と喜んだ。

“ボビー発言”を受けての行動と見られるが、NHKによると、キャンプ前からシドニー支局とジーロング派遣可能日を打ち合わせていたという。同局スポーツ報道センターは「発言を受けて(取材陣を派遣した)というのではなく、キャンプに行ける日を支局とすり合わせしてきて、7日になったということ」と説明した。経緯はともかく、ボビーはNHKの訪問を歓迎。「できれば、1人でも多くの選手に話を聞いて欲しい」と話していた。

◇小野腰痛訴え別メニュー調整

開幕投手候補のロッテ・小野晋吾投手(30)が第2クール初日の6日、腰痛を訴え、別メニュー調整を強いられた。サブ球場で入念なマッサージを受け、この日から始まったバント守備練習には不参加。「だいぶ走ってきたので、その影響だと思う」と説明した。持病の座骨神経痛とは異なるため、「明日(7日)にもピッチングができそうです」と軽症に胸をなで下ろした。

また、同じく腰痛で第1クールから別メニュー調整を続けてきた福浦和也内野手(30)も、早ければ7日にも打撃練習を再開予定。「だいぶよくなってきたからね」と回復をアピールした。

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WBC日本4強いける[報知]

5日付のニューヨーク・タイムズ電子版が、3月に行われるWBCを展望。準決勝進出の4強に、米国、ドミニカ共和国、ベネズエラと共に日本代表が入るだろうと予想した。

日本はヤンキース・松井秀、Wソックス・井口が出場辞退したものの、イチロー外野手を含めて好選手が多いとし、ソフトバンクの松中信彦内野手、西武・松坂大輔、ロッテ・渡辺俊介両投手らの名前を挙げた。なかでも松中については、ロッテのバレンタイン監督の「彼全ての投球に最高の投球をしなくてはならない」とのコメントを使い、米国代表が最も警戒を要すると指摘。また、松坂は速球、変化球、チェンジアップを武器にメジャー級の投手、渡辺はサブマリンで米国の打者を戸惑わせるだろうと伝えている。同紙は他の3ヶ国の特徴については、米国のバランス、ベネズエラの投手力、ドミニカの打線を挙げた。

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4番サブローが初の居残り特打[ニッカン]

ロッテの「つなぐ4番」サブロー外野手(29)が6日、今キャンプ初の居残り特打を行った。第2クール初日となったオーストラリア・ジーロング市での1軍キャンプで、全体練習後に渡辺、田中雅と共に、入念に打ち込んだ。「元々第2クールからと決めていた。昨日までは体づくりだったので」と充実した表情を見せていた。

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ベニー、4番奪還に意欲満々[ニッカン]

ロッテ・ベニーが、豪州ジーロングキャンプで4番奪還に意欲満々だ。昨季は右股関節痛で98試合の13本塁打。代役のサブローが8月中旬から4番に定着する活躍を見せただけに「今季は全試合に出場して4番を打ちたい」と言葉に力を込める。6日も力強いスイングで広角に鋭く打ち分け、最後のダッシュでは100キロ?の巨体を揺らして走り込み。休憩時間にスーパーボウルの中継を見入っていた34歳は「大学1年までWRをしていたんだ」と快足も披露した。

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豪州キャンプで実戦練習開始[ニッカン]

ロッテのオーストラリア・ジーロングキャンプ第2クールが6日、スタートした。第1クールとは打って変わり、シートノックやバントシフトなど、より実戦的な練習が始まり、選手達も溌剌とプレー。13、14日にはオーストラリア選抜チームとの交流試合が予定されている。バレンタイン監督は「初日としてはいい動きだった」とチームプレーに満足そうな表情を浮かべていた。

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NHK来る

ボビーがNHKを動かした?ロッテ・バレンタイン監督がNHKのクルーがオーストラリアに取材に来ないことに苦言を呈していたが、7日にNHKシドニー支局が取材に訪れることが分かった。バレンタイン監督は「日本のファンに我々の姿を少しでも多く見てもらいたい」と話した。NHKスポーツ報道センターは「元々シドニー支局と、いつ取材に行けるかすり合わせをしてきた。監督が言ったからではなく結果として明日(7日)になった」と説明した。

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どすこい柳田、まだ痛む

右太もも裏を痛めている「どすこい」柳田は別メニュー。キャッチボールまでは通常メニューをこなしたが、バントシフトや投球練習は行わず、午後のランニングも回避した。「少し痛みが残っています。できるだけ早くピッチングをやりたい」と早期復帰に意欲を見せていた。

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ノック犬エルフも参拝「太か男になる!!」

鹿児島キャンプ初の休日に、ルーキーがどでかい男に憧れた。西郷隆盛がまつられている南洲神社に、大学・社会人ドラフト入団の3巡目根元俊一内野手(22=東北福祉大)、4巡目川崎雄介投手(23=ホンダ熊本)らが参拝。絵馬に“日本一”と書いた根元は「雨が降っていたのは残念でしたけど、太か男になりたいです」と、リフレッシュできた様子だった。

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セラフィニ「千葉嫌い」

ロッテからオリックスに移籍したダン・セラフィニ投手(32)が6日、沖縄・宮古島の春季キャンプに合流し、宮古島市民球場で入団会見を行った。セラフィニは昨年11月に骨折と靱帯損傷を修復する内視鏡手術を受けており、回復状況が心配されたが「コンディションも足首も100%」ときっぱり。9日からは投球練習を再開する。自由契約になった古巣のロッテには「言葉は悪いが、もう千葉は嫌いになった。今年千葉に行けば、昨年まで相手に対して見せてきた戦う姿勢を、ロッテ相手に見せることになる」と宣戦布告した。

中村監督は「1試合100球をめどに中5日で、1年フルに頑張って欲しい。開幕の有力候補の1人」と明かした。

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