わたしはかもめ2006年鴎の便り(2月)

便

2月8日

ロッテ渡辺俊、フリー打撃で後輩に死球[ニッカン]

日本代表のロッテ渡辺俊介投手(29)が、今年初のフリー打撃登板で後輩にぶつけてしまった。8日、鹿児島・鴨池ドームで新人の根元俊一内野手(22=東北福祉大)を相手に42球。大リーグ公認球で初の実戦登板に「どのボールもまだ調整が必要だと思います」と課題を口にした。

32球目だった。直球が根元の脇腹に突き刺さった。「投げる瞬間に『あっ』と思った。『危ないっ』って言ってしまった。実戦でやったら乱闘ですよ」と振り返った。根元は「大丈夫です。ありがたいです、記念になります」とケロッとしていたが、先輩は終始申し訳なさそうにしていた。

大リーグ公認球は、打者を意識すると想像以上に滑った。「色々な打者に投げてみたい。腕も振れてはないですね」と実戦練習の必要性を痛感していた。だが見守った西武片平編成部長は「緩いカーブに注目してたけど、シーズン中に近いんじゃないですか」。WBCで武器になるであろう“遅球”の健在に目を見張っていた。

今、完全な必要はない。ブルペンでは1つの球を投げ続けるが、打撃練習では試合同様、1球ごとに違う球を使うだけに指先の感覚も変わる。本番へ、調整はこれからも続く。

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感激!?豪州産コシヒカリうめえ!![デイリー]

豪州のコシヒカリは美味だった!ボビー・バレンタイン監督(55)の指令で、豪州キャンプでの食事が、カリフォルニア米から現地産のコシヒカリに変更したことが分かった。

キャンプ当初、食事に出されていたカリフォルニア米には、選手から不満の声が続出した。指揮官も「(豪州の不満は)米と(軟らかすぎる)ベッドだけだ」と口にしていた。そこで急遽、スタッフに、日本米を取り寄せるよう厳命した。

幸いにも、現地在住で球場でボランティアをしていた日本人夫妻を頼りに、豪州産のコシヒカリを取り寄せた。味も合格点で、不満は一気に解消された。「食事の席では選手から笑みがこぼれるようになった」とバレンタイン監督。当初は不便な点がクローズアップされた豪州キャンプも、徐々に快適になってきたようだ。

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渡辺俊、小林宏、WBC球フリーで明暗[報知]

WBC日本代表のロッテ・渡辺俊介投手(29)が8日、2軍キャンプ地・鹿児島の「鴨池ドーム」で今キャンプ初のフリー打撃に登板したが、WBC球が手につかず、不安を残す内容となった。ルーキーの根元にカーブ、シンカーをまじえて42球を投げ、ヒット性の当たりは6本。しかし、おろしたての滑りやすいWBC球に苦戦し、女房役の里崎が「抜けているのでは?」と首をひねるボールが目立った。根元の背中に“今季初死球”をぶつける一幕もあった。

次に登板した小林宏は、瑞季を相手に41球を投げ、ヒット性は6本。直球とチェンジアップがさえ「いい感じで投げられた」と笑顔で話し、WBC出場組で明暗を分けた。渡辺俊は「今は体が1番疲れている。第3クールに向けて状態を上げていくので問題ない」と強調。11日にも行われる次回登板に向け、気持ちを切り替えた。

◇ソープの水飲み放題!

競泳界のスーパースター、イアン・ソープ(23)がプロデュースする豪州限定飲料「Thorpedo」(ソーピード)がキャンプで流行中だ。ライム味とベリー味に加え、ミネラルウオータータイプもある「ソーピード」は、1本(600ミリ)あたり459カロリーと高カロリーで、各種ビタミンを1度に摂取できる。

この“魔法の水”はキャンプのパッケージ料金に含まれており、期間中は飲み放題。西岡、今江らが愛飲している。フリー打撃で特大アーチを放ったパスクチは「運動した後に最高だね」と絶賛。小宮山は「アセロラで割ると美味しく飲める」と独自の味わい方まで開発した。“ソープ水”があれば、灼熱キャンプも乗り切れそうだ。

◇出張コアラがボビーと戯れ

ロッテ・キャンプ地に臨時動物園が出現した。近隣の「ジラリンガ コアラ・野生動物保護園」が、ロッテのために異例の出張サービス。コラア2匹、カンガルー1匹、リザード3匹による“動物園”が、1日限定で三塁側スタンド最上段に出来上がった。練習中の選手も興味津々で、ルーキーの柳田、サブロー、今江らが相次いで来園。動物達と30分にわたって戯れたバレンタイン監督は「また豪州のよい1面が見られてよかった」と満面の笑みだった。

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ボビーご機嫌、球場が動物園に[ニッカン]

えっ、球場にコアラが!?この日、ロッテキャンプ地が臨時動物園に早変わりした。雄雌のコアラ2匹に生後3ケ月のカンガルー、さらにトカゲの1種リザード3匹が、ジーロング市近郊の「ジラリンガ コアラ&野生動物保護園」から出張サービスにやってきた。

球場すみのテントにオリを作り、ユーカリの葉を敷き詰める本格派。バレンタイン監督も「またオーストラリアのいいところを見られた」と笑顔でハグ。今江が「フワフワ」していると感激すれば「どすこい」柳田は「僕は『コアラのマーチ』の方が好きっす」。この日は豪州入り以来最高の35度をマークしたが、厳しいキャンプの中で、一服の清涼剤になった。

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ロッテが“コアラのマーチ”[スポニチ]

ロッテのオーストラリア・ジーロングキャンプは8日、今キャンプ最高となる35度を記録。猛暑の中で練習したナインは、球場近くのジラリンガ・コアラ野生動物保護園から来たコーバくん(雄4歳)とレイシャーちゃん(雌4歳)とご対面。「カワイイデスネ。コアラは初メテデス」とバレンタイン監督。生後3ヶ月のカンガルーと大トカゲ3匹も大人気で久保は「癒やされます」と記念撮影していた。

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ロッテの投手陣が初実戦…バレンタイン監督「いい内容だった」[サンスポ]

ロッテの豪州キャンプ・第2クールも3日目に入り、投手が初めて打者に対して投球。マウンドに立った加藤は大塚ら4選手を相手に約15分間、投げ込んだ。「まだまだですね。少し疲れました」と話したが、久々の実戦形式に満足顔。そのほか手嶌、成瀬ら若手のピッチングに、バレンタイン監督は「初めて打者相手に投げていたので、多少緊張してるようだったが、いい内容だった」と手応えを感じていた。

◇思わぬ珍客に大喜び

球場にコアラ2匹、トカゲ3匹に生後3ヶ月のカンガルーがやってきた。ジラリンガ・コアラ・野生動物保護園が派遣したもので、選手の訪問予定が合わなかったため“逆訪問”となった。「こういうことは年に1度あるかどうか。皆さんのために連れてきました」と飼育係は特別だったことを説明したが、思わぬ珍客に監督や選手は大喜び。「オーストラリアらしい1面を見ることができたし、楽しめました。コアラは初めてデスネ〜」とバレンタイン監督も笑顔が絶えなかった。

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城島の抜けた穴大きい、的場では荷重い…ロッテ007が鷹を酷評[サンスポ]

ソフトバンクの宮崎キャンプに8日、昨季プレーオフで敗れたロッテのスコアラーが初めて偵察に訪れ、今季の戦力について酷評した。マリナーズに移籍した城島健司捕手(29)の穴などを指摘した。

春季キャンプ時の序盤に訪れる他球団の偵察隊は、たとえ謙遜であってもチームを褒めたたえることがほとんどだが、ロッテの007は完全に見下していた。ソフトバンクを担当する吉岡スコアラーは城島の抜けた穴の大きさを強調した。

吉岡スコアラー
「年齢的にも的場しかまかせる選手はいないんだろうな。どうしても城島と比べると弱くなってしまう。(打率)3割の打者と1割8分の打者ではやはり違うしね。」

昨季までソフトバンクが3年連続レギュラーシーズン1位で通過できたのは歴代捕手最高の通算打率.299(4000打数以上)を記録した城島の強打があってこそ。昨季、打率.186で終わった的場には荷が重過ぎるというのだ。

さらに同スコアラーは「肩のこともある。城島だからこれまで走れなかったのが、走りやすくなるからね」とバッサリ。城島は02年に盗塁阻止率.508を記録するなど01年から4年連続リーグトップ。一方、的場の昨季の盗塁阻止率は.222。ロッテの機動力野球がさらに勢いを増すのは容易に想像できる。

的場は「その話題にはもう慣れましたよ。僕は結果を出すしかない訳ですから」と辛口批評に露骨に嫌な顔を見せた。昨季は10勝10敗の五分だったパ屈指の対決が因縁のカードに変わりそうだ。

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今江、西岡が快打連発[ニッカン]

オーストラリア・ジーロング市で行われているロッテ1軍キャンプで8日、WBC日本代表の今江敏晃内野手(22)西岡剛内野手(21)が揃って居残り特打を行った。全体練習後のメーン球場で、バレンタイン監督が見守る中、右へ左へ快打を連発。この日は今キャンプ最高の気温35度を記録したが、お構いなしとばかりに鋭い打球を飛ばしていた。バレンタイン監督は「とてもいい感じだった。今すぐゲームの中の競い合いに入っても大丈夫」と仕上がりに太鼓判を押していた。

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ボビー若手投手成長に手応え[ニッカン]

オーストラリア・ジーロング市で行われているロッテ1軍キャンプで8日、フリー打撃に初めて投手が登板した。加藤、神田、浅間、手嶌、成瀬の若手成長株が、打者相手に初めての投球を行った。浅間は「ボールが飛ぶ球場なんで、打たれるとへこむけど、去年よりは全然いいですね」と手応えを口にする。バレンタイン監督は「今日初めてバッターに向かって投げたから多少の緊張はあったと思うけど、いい内容を見せてくれた。手嶌、成瀬もキレのあるボールを投げていた」と話した。

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小林宏は横滑りに不満

小林宏はスライダーに課題を残した。日本代表の右腕はこの日、今キャンプ初の打撃投手を務めて41球投げ込んだ。チェンジアップで見逃しストライクを奪う落差を見せたが「スライダーは全然ダメでしたね。横滑りだったし、もっと縦に落としたい」と話した。受けた里崎は「いいと思いますよ。(渡辺俊と)2人ともフォーム的には何ら問題ない」と納得の表情だった。

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小宮山遅球試す

小宮山が「シェイク」を11球投げ込んだ。昨季から投げている変化球で、球速80キロ台のスローボールながら、風の影響を受けて、激しく揺れて落ちる。「まだあんまり練習してないし、こんなもんでしょう」と話す。この日は計66球の投球を行うなど、キャンプ初日からブルペン入りし、順調な調整を続けている。

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5人スコアラー

日本一ロッテが、情報戦線でも先手を打つ。スコアラー陣3人に加えて、編成担当の2にも初めてスコアラー役をこなし、パ・リーグ5球団を密着マークする。注目のオリックスには、坂巻スコアラーが1週間帯同し、徹底的に戦力分析。当初はオープン戦から視察する予定だったが、バレンタイン監督が渡豪する前日1月28日に、この布陣が決定していた。坂巻スコアラーは「清原、中村に注意が集まることで村松や谷も怖くなる。ピッチャーではセラフィニに1番注意しなくちゃ」と話した。

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ML偵察隊も警戒警報

元気な清原に、この日初めて偵察したロッテ、西武のパ007も警戒警報を出した。開幕カードで当たる西部の潮崎編成担当は「巨人時代は本塁打を狙っている印象があったけど、今年は全然違う」。西武黄金時代に共にプレーしており「清原さんにチーム打撃に徹してこられると本当に怖い。オリックスにはプラス材料しか見当たらない」と話した。ロッテ坂巻スコアラーも「清原くんは相当気合が入っているようだし、中村くんと共に本塁打だけにこだわるのではなくヒット狙いになれば得点力は相当上がると思う」と話した。

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王さん「最低4強」

WBCの日本代表監督を務めるソフトバンク王貞治監督(65)が8日、「世界4強」を最低ノルマに掲げた。WBCでは金メダルを目標に掲げているが「4強には入りたい。18日(準決勝)に出て、うまくいけば20日に戦えるようになる」と準決勝進出を最低ラインとした。ニューヨーク・タイムズ電子版が5日に組んだ大会展望では、米国、ドミニカ共和国、ベネズエラと共に日本も準決勝進出チームに入った。「聞けばアメリカでのチケットが売り切れたというじゃない。まずはアジアを突破することに全力を注ぐ」と王監督は決意を新たにした。

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