2月16日2月16日「日本のエース」ロッテ渡辺俊介投手（29）が16日、WBC武田投手コーチが見守る中、休日返上で自主トレを行い、同じく代表の清水とキャッチボールなどで汗を流した。17日から、いよいよオーストラリア組と鹿児島組が全員揃ってのキャンプが始まる。「あらためて気持ちが高まってきた」と話した。
武田コーチは各球団の代表投手を視察し、ロッテが最後になった。「練習試合（24〜26日）の登板予定は決めてある。そこでの状態を見て、アジアラウンドの先発を決める」と話す。渡辺俊は「体の方は完全にできている。あとは感覚だけ」と話し、同コーチも「見て安心した」と仕上がりに太鼓判を押した。
渡辺俊にとって武田コーチは「3年目のキャンプの時に指の使い方のアドバイスをもらって、劇的に良くなった」と話す恩師。17日には武田、鹿取両投手コーチの前で、投球練習を披露する予定だ。
ボビーが、自転車故障のストレスをボールにぶつけた？16日、ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が第2次キャンプ地の鹿児島で選手の自主トレに参加し、早坂、青松、柳田に対して1時間以上にわたって打撃投手役を務めた。約250球入るカゴを4箱分投げ続け「僕の自転車が壊れてしまいました…」と運動不足を解消した。普段は移動に使う愛用の自転車が故障し、この日はタクシー移動を余儀なくされた。それにしても、オーストラリアからの移動翌日に熱投と、あらためて55歳とは思えないタフネスぶりを見せていた。
早坂のバント練習の打撃投手を務めたバレンタイン監督 愛車が壊れてボビーがはじけた。ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が16日、打撃投手として計1000球を投げ込んだ。この日、愛車のＢＭＷ社製自転車が故障。運動不足解消目的で挑戦した打撃投手で、驚異の体力を見せつけた。
この日は練習休日。自主トレを見ようと、バレンタイン監督は自転車にまたがり、宿舎を出た。が、空気止めバルブの不具合でタイヤはパンク状態。サイクリングで健康を維持するボビーにとっては痛恨の事態だ。「自転車が壊れて、運動したかったデスネ」タクシーで室内練習場に到着すると、打撃投手を買って出た。
早坂、青松、柳田に対し、2時間の熱投。250個入りのボールケースが4箱なくなった。早坂にはバントを徹底指導。高めを特訓中の青松には、抜群の制球力で高めへ連投した。「フンッ、フンッ」と声を上げ、一心不乱に右腕を振り続ける指揮官に周囲はドキドキ。途中、園川ブルペンコーチが「代わりますか？」と投手交代を打診したが、「ダイジョブ！」と拒否した。
柳田を打席に迎えた時には、800球を超えてなぜか球速がアップ。無尽蔵のスタミナに青松は「55歳…。スゴイっすね」と驚いていた。前クールで清水、渡辺俊が200球超の投げ込みを行ったが、「清水、渡辺もたくさん投げましたネ〜。同じ気持ちデス」。自転車と違い、55歳の肉体はパンクとは無縁だった。
ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が大ハッスルだ。鹿児島キャンプで自主トレーニングとなった16日、室内練習場で飛び入りで打撃投手を務めると、若手3選手を相手に約2時間で1000球を投げる“鉄腕”ぶりを披露した。チームは前夜、オーストラリア・ジーロングから鹿児島入りしたばかり。真夏のオーストラリアから肌寒い日本へ戻っても、指揮官の熱血ぶりは健在だ。
マウンドで雄叫びを上げるのは“ジョニー”黒木だけじゃなかった。黒いTシャツに白のジャージー姿。バレンタイン監督が「鴨池ドーム」で吠えた。オーストラリアからの移動翌日。自主トレーニング中の若手選手の姿に指揮官はうずいた。
「昨年から1番成長した」という早坂を相手に打撃投手を買って出ると、ノンストップ“ボビー劇場”の幕が上がった。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。4年目のスイッチヒッターに繰り返しセーフティーバントを転がさせて「ソウデス」「オー、スバラシイ」と日本語で褒めちぎる。この時点で球数は500を超えた。今度は隣でマシン打撃をしていた2年目・青松をつかまえて250球。園川ブルペン担当コーチが「交代しましょうか」と打診したがウインクでやんわりと拒否。続けて、投打の二刀流で育成するルーキー柳田を引っ張り出した。合計2時間。250球入るケースを4度も空にした指揮官は汗だくになっていた。
遠征先に必ず持参するBMW社製のマウンテンバイクが故障。「自転車ガ壊レマシタ。スポーツシナイト駄目デス」。大好きなサイクリングができなくなった鬱憤を晴らしたバレンタイン監督にネット裏で見ていた金1・2軍巡回コーチも「まるでスーパーマン。1000球ぐらいは放っている」と驚きを通り越し、あきれるばかり。
14日に清水が305球、渡辺俊が214球をブルペン投球したことを引き合いに出して「投手ト同ジ気持チデ投ゲマシタ」と選手に負けない体力をアピール。ペットボトルの水を飲み干すと、平然と宿舎に帰った疲れ知らずの55歳を見送った21歳の早坂。「明日肩が上がらないんじゃないの？でも、結果を残して恩返ししないと」と恐縮しきりだった。
ロッテの渡辺俊は、キャッチボールとダッシュで軽めの調整を行った。視察に訪れた日本代表・武田投手コーチは「アジアラウンドの先発は状態のいい投手を投げさせる。渡辺俊は敗戦処理をやっていたこともある」と、他投手との兼ね合いでは中継ぎ起用の可能性を示唆した。渡辺俊は「初回から行くか、4回からになるのかの違いだけ」と先発、中継ぎどちらでもOKの姿勢だった。
「ボクの自転車がコワレマシタ…」−ロッテのボビーバレンタイン監督（55）が愛用しているBMW社製のマウンテンバイクが16日、故障した。公式戦の遠征にも持って行くほどの愛車の災難に、同監督はガックリ。若手の打撃投手を務め、鬱憤を晴らすかのように1000球を投げ込んだが…まるで恋人を失ったかのように表情は冴えなかった。
午前11時。鹿児島の選手宿舎から自転車にまたがり、勢い良く飛び出したボビー。だが3メートル走ったところで、アクシデントは起こった。「オーマイガッ！！」。後輪の空気を止めるバルブが故障し、タイヤがペシャンコに。辛くも人の支えで大クラッシュは免れたが、愛車は使用不能になってしまった。
一家全員が愛用しているBMWからプレゼントされた自転車は、日本に数台しかない逸品。04年から使用し、走行距離は1万キロを下らない。昨年のキャンプでは黒木を見ようと、鹿児島市から川内市まで54キロを走破した。遠征先にも必ず帯同させている。
そんな我が子のように可愛い自転車が無残な姿に…。チーム関係者によると「豪州キャンプの時も同じ症状で2回、パンクした」と言う。その時は応急処置で切り抜けたが、今回ばかりはアウトだった。
BMWジャパンは「状態を見ないことには何とも言えないですが、1度ディーラーに頼んでチェックすることをお勧めします」と“車検”を勧めた。
結局、タクシーで室内練習場へ移動し「代わりの運動デス」と、若手の打撃投手を務め、何と1000球の熱投。十分なエクササイズになったはずだが「早く運転シタイデスネ〜」とポツリ。これほどまでに落ち込むとは−ボビーに意外な“弱点”があった？
清原vs松坂、ノムさんに新庄、ボビーも全部見せます！西武の今季開幕戦となる3月25日のオリックス戦（インボイス西武）を中継するテレビ朝日が、同カードを含めたパ・リーグ開幕3試合の3元中継を行うことが16日、分かった。パ・リーグ開幕戦の3元中継は史上初めてで、どのカードも話題満載だけに、全国のファンの注目を集めそうだ。
10年ぶりにパ・リーグに復帰したオリックス・清原を筆頭に、話題が“てんこ盛り”となったパ。そこに目をつけたのが例年、西武の開幕戦を中継するテレビ朝日だ。同局関係者は「今年の開幕戦は清原効果もあって全国から注目される。パ・リーグ開幕戦の3元中継は過去に例がない」と、興奮気味に話す。
98年にフジテレビがセ・リーグ開幕戦の3元中継を行ったがパ・リーグでは初の試み。今回、西武−オリックスで松坂が開幕投手を務めれば、清原との“真剣勝負”で盛り上がるのは必至。さらに日本ハム−楽天ではプロ球界に復帰した野村監督と新庄の“元師弟対決”、ソフトバンク−ロッテの2強対決も見逃せない。話題性なら3月31日のセ・リーグ開幕戦を上回る勢いだ。
同局ではこれまで西武の開幕戦は関東ローカルでの放送が主だった。しかし、高視聴率が期待できる“ソフト”だけに、全国ネットで生中継するプランも検討中。他球場で動きがあれば瞬時に中継を切り替えて、視聴者のニーズに応える構えだ。
西武の黒岩球団代表は「松坂対清原とか、西口対ノリ（中村）とか、今回の開幕戦はアピールしやすいからね」として、同局に全面協力する姿勢を打ち出している。全国のお茶の間ファンに夢を届けるビッグプロジェクト。3・25のパ開幕が待ち遠しい。
ロッテは16日、1軍がオーストラリア・ジーロングキャンプから移動した翌日になったことで、練習を自主トレに当てた。鹿児島組の渡辺俊、清水らに加え、オーストラリア組の今江らも鴨池ドームで自主的に汗を流した。若手成長株の早坂は、バレンタイン監督からセーフティーバントの個人指導を受け「実戦に出られるチャンスがあったら、グラウンドで目立つ選手になってアピールしたい。1軍で活躍して恩返ししたい」と意気込んでいた。
西岡が、懐かしの温泉でリラックスした。この日、桜島を見渡せる選手宿舎の展望温泉につかり「熱い、熱い」と連発。前日にオーストラリアから鹿児島に移動したが、日本といえばやはり温泉。「昨日は入れなかったし、気持ち良かった」と笑顔。