2月18日2月18日ボビーが吠えた！！ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が18日、鹿児島キャンプの練習後にWBCに対して不満をぶちまけた。ロッテから8選手が選ばれていることが「優勝の妨げになる」というボビーは非協力的な他の日本人監督を批判。リーダーシップを取らないコミッショナーの交代まで爆弾要求した。
桜島をしのぐ“ボビー火山”の大噴火。バレンタイン監督が、たまりにたまったWBCへの不満を一気に吐き出した。
「（全員）まとまっての練習が、1週間通してできない。ウチだけ日本代表に8人も選ばれるのは、チャンピオンになるのを妨げる理由の1つだ」。口調は穏やかだったが、言葉をかみしめながら力説。やりきれない思いをあらわにした。
これまでWBCに協力的だったボビーだが、前日の17日、鹿児島に残って調整していた代表5投手、里崎と合流。この日は代表5投手にとって最初で最後となるシート打撃登板を行ったが、WBC使用球に苦しんでいる姿を見て、ついに我慢できなくなったようだ。
その舌鋒は、すぐに他球団の監督へと向けられた。「外国人監督の私が日本代表のためにできることをやっているのに、日本人で協力しない人もいる」。名指しはしなかったが、中日・落合監督らを痛烈に批判。さらにNPBの調整力を問われると「今よりよいコミッショナーが必要だ」。23日に視察予定の根来コミッショナーに“退任要求”までしてのけた。
それでも、ボビーは決して白旗を挙げる監督ではない。「我々には王座を守る、いいプランがある！！」。全てのマグマを出し尽くしたバレンタイン監督は逆境を跳ね返すことで、ロッテの真の力を見せつける。
ロッテのバレンタイン監督が、あらためてWBC日本代表の選考に異議を唱えた。渡辺俊ら5投手に加え里崎、西岡、今江の8選手を送り込むことに「名誉なこと」とする一方「12球団のリーグなのに1球団から8人は考えられない。外国人監督として日本代表に可能な限り協力しているが、日本人監督で非協力的な者がいる」と暗に阪神・岡田、中日・落合の両監督らを批判した。午前中には3月28日の日本ハムとの本拠地開幕戦のデビューを目指すベースボール犬「エルフちゃん」と初対面し、キスするなどご機嫌だったが一転、お怒りモードだった。
ロッテ・渡辺俊は変則シート打撃に登板し、53球を投じた。打者に球種を教えての投球に「あまりにも簡単に打たれるので腹が立った」と23球目を塀内に右翼席へと運ばれてからは球種を伝えずに投球。それ以降は安打性を僅か3本に封じるなど、闘争心も高まってきた。また花粉症で目を真っ赤にしながら登板した清水は「調子がいい時と悪い時の差がまだある」と53球中23球がボールと制球に苦しんでいた。
ロッテのバレンタイン監督（55）が18日、国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」の日本代表に、チームから12球団最多の8人が選出されたことについて、不満を爆発させた。
桜島をバックに、ボビーが大噴火した。鹿児島での2次キャンプ2日目となったこの日、19日には優勝記念パレードが行われ、20日にはWBC組が福岡の代表合宿に合流するため、全員集合しての実戦練習は、早くも最終日となった。この現状を目の当たりにして、ついに火が付いたボビーは「開幕までの1ヶ月、チームの全体練習ができない。8人も選ばれたのは、我々がチャンピオンになるのを妨げるのが理由の1つなのでは。理解に苦しむ」と、今さらながら大爆発した。
さらに、「外国人監督の私が日本代表に協力している一方で、日本人監督なのに非協力的な人がいる」と激高。怒りの矛先は日本野球機構（NPB）にも向けられ、「皆さんも分かっていると思うが、NPBには今よりもっといいリーダーが必要だと思う」と切り捨てた。くしくも3月25日の開幕戦の相手は、ロッテから8人を選んだ日本代表・王監督が率いるソフトバンク。“遺恨マッチ”の雰囲気が漂い始めた。
ロッテの渡辺俊ら、WBC代表の5投手が18日、揃ってシート打撃に登板した。渡辺俊は塀内と平下を相手に53球。ただ、打者には球種が伝えられていたため、小兵の塀内に柵越えを許しても「思った通りに投げられていた」と納得の表情。体重もベストの71キロを維持しており「体調は去年の倍以上は良い」と頼もしかった。対照的に清水は53球の半分以上がボール球。花粉症にも悩まされ「調子自体が悪かった」と顔をしかめた。「日本代表のユニホームを着たら（調子も）変わるはず」という藤田と同様、20日から始まる代表合宿で仕上げる考えだ。
ロッテ・バレンタイン監督が、全体練習の不足を嘆いた。鹿児島で調整を続けていた渡辺俊らWBC代表5投手は、20日の代表集合日には福岡に移動。豪州キャンプを終えた1軍と一緒に練習できるのは僅か3日間で、投内連係などが不十分だという。指揮官は再びWBCに怒りの矛先を向け「外国人監督の私がこれだけ協力しているのに、日本人監督のチームはなぜ協力しない」と不満タラタラだった。
ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が18日、国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」に8人が選考されたことに、ついに怒りをぶちまけた。ここまでは全面支援の考えを繰り返してきたが、20日には日本代表合宿が始まり、19日の午後には優勝パレードが控えている。以前から分かってはいたことだが、実質主力が全員揃って練習したのは17日とこの日の2日間だけ。現実に直面し「12球団しかないのに、1つの球団から8人が選ばれるという現状は理解に苦しむ。我々がチャンピオンでいられないようにするためのものでは」とまくし立てた。
全体練習後の会見で、次々とWBCに関する持論を展開した。「外国人監督だけど、日本代表に対して最大限の協力をしている。それなのに日本人の監督で日本代表に協力しない人がいる」。さらにWBCを今後存続していくために必要なことには「NPBには今よりもいいリーダーが必要」とも話した。
最後には「人生にとって最も大事なものは経験。彼らにとっては素晴らしい経験になる。我々には昨年の王座を守るためのいいプランがある」と自信を見せたが、積もりに積もった鬱憤が、ついに爆発してしまった。
ロッテのWBC日本代表5投手が18日、揃ってシート打撃に登板した。中継ぎ左腕の藤田宗一投手（33）は西岡らに計48球の投球。前半は鹿児島に残留していたため、対戦する打者も2軍の選手ばかりだった。久し振りの1軍相手に「やっぱり力が入った。調子もいい」と順調な調整を続ける。20日からは日本代表合宿が始まる。「また日本のユニフォームを着たら気持ちも変わるでしょう」と意気込んだ。渡辺俊、清水、小林宏、薮田の各投手も、1軍の打者相手に力のこもった投球を見せていた。
ロッテの鹿児島キャンプに18日、鹿児島名物の黒豚が届けられた。千葉市議会の中島賢治議員らが、ソーセージなども合わせて計315キロを差し入れた。この日、バレンタイン監督に目録を贈呈。バレンタイン監督が「ありがとうございました」と感謝すると、スタンドからも大きな拍手が沸き起こった。黒豚は宿泊するホテルで選手達の食事に出される予定だ。
渡辺俊らWBC日本代表の5人がシート打撃に登板した。渡辺俊は53球を投げ、ヒット性の当たりは11本。本塁打も1本打たれた。投球前に打者に球種を知らせるため前半は通打される場面が多かったが「頭にきてサインに首を振った」と、後半は本気モード。「今年の方が、昨年の倍くらい調子がいい」と自信を見せた。
今季の本拠地開幕戦デビューを目指すロッテのベースボールドッグ、エルフちゃんが、バレンタイン監督と初対面。マウンドで待つ監督に、グラブ形のカゴに入ったボールを運んだ。2回とも見事成功し“自主トレ”の成果を披露。犬好きの監督は「かわいいですね〜」とご機嫌。