WBC日本代表のロッテ・渡辺俊介投手(29)がパ・リーグ開幕(3月25日・ソフトバンク戦)をめどに初の公式ホームページを立ち上げることが20日、明らかになった。
昨年、ロッテを牽引したサブマリンは、各メディアから引っ張りだことなり、一気に全国区にのし上がった。野球少年からは羨望の眼差しが向けられ「アンダースローの投げ方を教えて欲しい」という質問が次々と寄せられた。
そこでホームページを通じて自らが下手投げの極意を説いていくことにした。また「間違った投げ方を教えないように」と指導者向けに細かいレクチャーの仕方も伝授する。
「アジア、そして世界にもアンダースローを知ってもらいたい」。“伝道師”は中国語、韓国語、英語バージョンも用意して、サブマリンの魅力を世界に発信していく予定だ。
ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が鹿児島キャンプで紅白戦を行わず、25日のオープン戦初戦・楽天戦(鹿児島)に臨むことが20日、分かった。1次キャンプを行った豪州との気温差から調整を重視。名将同士の初対決を、今季国内初の実戦とする。
豪州から鹿児島に移って、ボビーの機嫌がだんだん悪くなってきた。17日の2次キャンプ初日こそ晴天に恵まれたが、その後の3日間は曇りや雨。なにより気温の差が20度近くあることで、選手の調整が難しくなったのだ。
帰国後すぐに実戦に入ることは、故障の原因になりかねない。ボビーは21日から始まる最終クールでも紅白戦を行わず、じっくりと練習をこなしていく方針を打ち出した。これで、25日のオープン戦初戦に“ぶっつけ”で臨むことが確定。注目の野村楽天との初対決は、若手主体のメンバーで臨むことになりそうだ。
この日は休日返上で若手の特打につき合い、約200球も投げ込んだバレンタイン監督。皮肉にも、現時点でもっとも仕上がっているのは、ボビー自身なのかもしれない。
ロッテの高校生ドラフト1巡目の柳田が2軍落ち。鹿児島・川内市内の2軍宿舎に移った。19日にシート打撃に初登板したが、制球難を露呈。バレンタイン監督から「下でじっくり練習してこい」と通告された柳田は「ショックでしたけど、へこんでいたら前に進めない。力をつけて1軍に上がってきたい」。2軍でも投手と一塁の二刀流の練習を続ける。柳田に代わって山北が昇格した。
WBC日本代表ナインの背番号が発表された。それぞれの所属チームでつけている背番号が基本だが、選手間で重複したために違う背番号をつける選手が6人おり、清水が11、藤川が24、相川が59、宮本が10、福留が17、金城が9となった。多村に6番を譲った宮本は「遅れて(代表に)入ったし、これで背番号を奪ったら多村に悪いからね」と話していた。
第3戦の韓国戦先発が濃厚なロッテの渡辺俊が、昨季までのチームメートで韓国代表の巨人・李承Yを警戒した。「味方としては頼もしかったけど、敵に回したらやっぱり怖い」。王監督からジャパンのエースに指名されたサブマリンは「(韓国代表の)ビデオは見てない。これから?そうですね」として各打者の弱点を丸裸にしていく。
WBC日本代表 | |||
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監督 | 89 | 王貞治 | |
コーチ | 87 | 大島康徳 | |
86 | 鹿取義隆 | ||
84 | 武田一浩 | ||
85 | 辻発彦 | ||
88 | 弘田澄男 | ||
投手 | 11 | 清水直行 | ロッテ |
31 | 渡辺俊介 | ロッテ | |
41 | 小林宏之 | ロッテ | |
12 | 藤田宗一 | ロッテ | |
20 | 薮田安彦 | ロッテ | |
21 | 和田毅 | ソフトバンク | |
47 | 杉内俊哉 | ソフトバンク | |
18 | 松坂大輔 | 西武 | |
19 | 上原浩治 | 巨人 | |
15 | 黒田博樹 | 広島 | |
24 | 藤川球児 | 阪神 | |
61 | 石井弘寿 | ヤクルト | |
40 | 大塚晶則 | レンジャーズ | |
捕手 | 22 | 里崎智也 | ロッテ |
27 | 谷繁元信 | 中日 | |
59 | 相川亮二 | 横浜 | |
内野手 | 7 | 西岡剛 | ロッテ |
8 | 今江敏晃 | ロッテ | |
3 | 松中信彦 | ソフトバンク | |
52 | 川崎宗則 | ソフトバンク | |
2 | 小笠原道大 | 日本ハム | |
1 | 岩村明憲 | ヤクルト | |
10 | 宮本慎也 | ヤクルト | |
25 | 新井貴浩 | 広島 | |
外野手 | 5 | 和田一浩 | 西武 |
9 | 金城龍彦 | 横浜 | |
6 | 多村仁 | 横浜 | |
23 | 青木宣親 | ヤクルト | |
51 | イチロー | マリナーズ | |
17 | 福留孝介 | 中日 |
ロッテのバレンタイン監督が20日、若手の休日練習に付き合った。4年目早坂、ルーキー根元と共に室内練習場に出向き、約2時間の休日返上メニュー。最後は自ら打撃投手を買って出て40分間、約200球を投じた。根元は「ひたすら打ち続けました」と大粒の汗。一方、エネルギッシュなバレンタイン監督は2人が引き揚げた後もウエートトレーニング場に残り、マシン相手に自己鍛錬に忙しかった。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表の選手らが20日、福岡市内のホテルに集合した。全体練習は21日午後から福岡ヤフードームで行われる。代表首脳陣はこの日、ミーティングを行い、各選手の仕上がり状態や今後の練習メニューなどについて話し合った。王監督は「練習試合が4試合しかなく、試合形式の練習が足りない。投手の状態にもよるが、練習は実戦的なものを多く取り入れたい」と話した。日本代表は27日まで福岡で合宿し、3月3日からの1次リーグ(東京ドーム)に備える。
世界に広げるアンダースローの輪!ロッテ渡辺俊介投手(29)が、初の公式ホームページ(HP)を立ち上げることが20日、分かった。まずはWBCで、世界一のアンダースローになることを目指す。
渡辺俊が、自ら「サブマリン」の秘密を明かす。シーズン開幕戦(3月25日)頃をメドに開設するHPは、ファンの質問に答えるQ&Aが中心になる。渡辺俊はこれまで、子供達から「アンダースローはどうやって投げるんですか」という質問を数多く受けてきたという。親や指導者を含め「間違った投げ方を覚えて欲しくないんです」。
“俊介先生”の教えは、国内だけにとどまらない。HP上では、すぐに英語や中国語にも翻訳できるようにする予定だ。世界の子供達にも目を向けて、ワールドワイドにアンダースローを広めていく考え。まだHPの名前は決まっていないが、芸能界や相撲界などにも交流があり「サブマリンの輪」をつなぐリレーコラムの企画も進行中。将来的にはブログで情報発信も行っていく予定という。
渡辺俊はここまでを振り返り「昨年の倍ぐらい体調がいい」と順調な調整。念願のHP開設を前に、WBCで「日本のサブマリン」の力を広く世界にアピールする。
ロッテの「どすこい君」が2軍落ちした。高校生ドラフト1巡目の柳田将利投手(18=青森山田)が20日、今キャンプの降格第1号となった。前日の練習ではプロ入り初シート打撃に登板したが、65球中37球がボールと制球が定まらず、投球終了直後にバレンタイン監督から伝えられた。代わりに山北茂利投手(28)が1軍に合流する。柳田は「言われた時はショックだったけど、へこんでいては前に進めない」と気丈に話す。柳田は「ピッチャーとファーストの両方を練習するように言われている」と、あらためて、投打の二刀流に挑戦していくことになった。