2月27日2月27日台湾、韓国を相手に俊足をアピールだ。“ニューボビーチルドレン”として売り出し中のロッテ早坂圭介内野手（21）が「全試合盗塁」を目指す。
27日、約1ヶ月ぶりにチーム帯同で帰京。ここまでオーストラリア代表候補戦からオープン戦、WBC壮行試合など４試合連続盗塁中。9打席で6盗塁とハイペースで量産している。50メートル5秒5の俊足と思い切りのいいスタートは魅力十分。「塁に出た時はいつもその気持ちでいる」と、貪欲に次の塁を目指していく。
26日の日本代表戦では初回に先頭打者として、渡辺俊から8球粘り、中前打で出塁。すぐに二盗を決めて大舞台でも持ち味をアピールした。盗塁王4度の実績を誇る西村ヘッドコーチは「嫌らしさは出てきた。足は速いけど、失敗して覚えることもある。まだまだこれから」と成長過程であるとしながら、大きな期待を寄せている。
昨季の盗塁王西岡とは同期で同じ内野手。プライベートの仲もいい。俊足1、2番コンビを組んで、盗塁王争いをすることを目標にしている。ロッテは28日に台湾代表戦、3月1日は韓国代表戦と、WBC日本代表よりも一足早く試合を行う。足を絡めた「スモール・ベースボール」を目指す日本代表にとって、早坂の足がどれだけ通じるかは本番への試金石にもなりそうだ。
発熱のため26日は宿舎で静養した小林宏が、練習に復帰した。ブルペンには入らず、キャッチボールのみの調整で3月1日巨人戦の代表初登板に備えた。当初は先発する予定だったが、松坂との兼ね合いで2番手に変更。調整遅れを心配する声には「（福岡での）3試合とも投げていないけど、何とかなると思う」と話した。