わたしはかもめ2006年鴎の便り(2月)

便

2月28日

台湾代表3−6千葉ロッテ(東京ドーム)

3月3日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次リーグで日本と対戦する台湾が28日、東京ドームでロッテとの練習試合を行い、3−6で敗れた。台湾は調整のため7投手を登板させたが、先発の陽建福が2回に3本のソロ本塁打を打たれ、主導権を握られた。9回に3点を返したものの、反撃が遅過ぎた。

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ボビー「足攻」が日本のお手本[ニッカン]

ロッテの“足攻”が日本代表の手本になる。初回からだった。5番橋本の5球目。先制適時打を放ったばかりの4番ベニーが二盗を決めた。成功直後はリードを取りすぎ、帰塁できずに刺されるが、次の塁を狙う貪欲な姿勢を見せた。計4本塁打と豪快さの裏で、計4盗塁は光った。

バレンタイン監督は「走塁にはかなり力を入れて春(キャンプ)は練習してきた」と成果にうなずいた。2日後に迫ったWBC本番では日本代表もつなぎの野球を目指しているが、同監督は「我々のはエキシビションゲーム。しかし日本代表の役に立てれば嬉しいです」と話した。視察した王監督の前で、相手の弱点を露呈させた。

見事なアシストにも、慎重さを失わない。台湾は計7投手をつぎ込んだが「他にも投手がいる。日本に向けては、ほかの投手が控えているのでは」と話す。さらに「試合はいいチームではなく、いいプレーをしたチームが勝つ。(勝敗は)何とも言えません」と続けた。昨季のアジアシリーズでチームを王者に導いた指揮官は、あえて手綱を締める。最高の贈り物を、日本代表が試合で生かすしかない。

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ソフトバンクテレビCMにボビー出演[ニッカン]

ソフトバンクが異例の球団製作のテレビCMで、3月25日のシーズン開幕戦(福岡ヤフードーム)を盛り上げる。“ターゲット”は昨季、プレーオフで苦杯をなめ、今季いきなり開幕戦で激突するロッテだ。

今季のロッテ戦のスローガンは「倍返し。」。ダイエー時代を含めても球団初となる独自CMも昨年、チームが味わった悔しさを倍にして返すというコンセプトのもと、撮影された。王監督、主力選手が出演するが、異例なのはロッテ・バレンタイン監督らも登場することだ。CMは、ドーム内に落ちてくる無数のボールを、王監督が見守る中、松中らが次々と千葉マリンに向かって打ち返し、バレンタイン監督がボールを拾い上げると「倍返し。」の文字が…という、ちょっぴり挑発的な内容。

CMには、野球界全体を盛り上げようという趣旨がある。角田球団代表は「バレンタイン監督もキャンプの忙しい時期に、時間を割いてくれた」と話した。福岡を中心に九州全域で3月中旬からシーズン開幕日まで放送される。

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ボビー、台湾“丸裸”に成功[報知]

◇WBC壮行試合、ロッテ・台湾戦

台湾が守備と攻撃で不安を露呈し、ロッテに敗れた。9回こそ3点を奪ったが、打線は10三振でつながりも今1つ。守備では内野陣のファンブルが相次いだ。エース格の先発・陽建福は3被弾を許すなど2回4失点と崩れたが、救援陣の好投は収穫だった。

ボビーが台湾の“解剖”に成功した。日本の掲げるスモール・ベースボールを体現し、投手陣は台湾打線を徹底分析。あらゆる手法で台湾の特徴と弱点を探り出した。

王監督への貢献は惜しまない。「日本の参考になればと思って、様々な戦い方をしてみたんだ」。攻撃では王JAPANが重視する足技にトライ。計4盗塁を決め、スチールの有効性を示した。2盗塁の代田は「クイックは遅いし、捕手の送球もよくない。スタートが悪くてもいけますよ」と太鼓判を押した。

投手陣は台湾打線の特徴を発見。先発の加藤は「基本的に直球系に強い。緩急をつければ大抵の打者は崩されますね」と告白。一方で「途中から変化球を意識したのか、直球に合わなくなった」と球種にヤマを張るケースが多いと分析した。

日本代表に8人を送り出すなど、協力姿勢を見せるバレンタイン監督。「日本の方が才能にあふれた選手が多いね」。1日には韓国と対戦。ボビー・マジックで目下のライバル「韓台」を丸裸にする。

◇「裏エース」に小林宏名乗り

WBC日本代表のロッテ・小林宏之投手(27)が「裏エース」になる。発熱のため24日からの壮行試合3連戦の登板は回避した右腕は28日、ロッテの練習に参加。「黒田さんが抜けたので、ロングリリーフもいけるようにしたい」と右手人指し指の負傷で離脱した黒田の代役に名乗りをあげた。

この日は4日ぶりにブルペン入りし、50球の投球練習。「特に違和感はなかった」と完全復調をアピールした。今後は1日の巨人戦に登板。日本代表でスクランブル起用を期待されていた黒田に代わり、「裏エース」の座を射止める。

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台湾が練習試合でロッテに完敗…攻守共に精彩を欠く[サンスポ]

WBCの1次リーグで日本と4日に対戦する台湾が28日、東京ドームでロッテとの練習試合を行い、3−6で敗れた。

若手中心のロッテ相手に攻守共に精彩を欠いて完敗。林華韋監督も「先発投手も試合もあまりよくなかった」と首をかしげた。投手陣よりも攻撃陣の低調が目についた。4番に入った林威助(阪神)は4打数4三振に終わり、ロッテと同じ9安打しながら長打は2本だけ。台湾打線について、ロッテ先発の加藤は「基本的に直球系には強いと感じたが、緩急をつけると苦しむと思った」と話した。

◇バレンタイン監督「日本の方が才能のある選手がいる」

8回まで台湾打線を無得点に抑えたバレンタイン監督は「日本代表のスコアラーに参考になればいいね」と誇らしげに話した。偵察に訪れた日本代表捕手の里崎は「全般的に変化球に対応できていない。小細工なしで抑えられるはず」と自信をのぞかせた。ただ、26日に日本代表と対戦したバレンタイン監督は「日本の方が才能のある選手がいる」と両者の力量差を認めながら、勝敗予想は避けた。

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ロッテ“台湾攻略”のお手本見せた[スポニチ]

◇ロッテ6−3台湾

ロッテのバレンタイン監督が、王ジャパンに“台湾攻略”のお手本を見せた。初回、二盗を決めた早坂が、ベニーの中前打で先制のホームイン。昨年1盗塁だったベニーも二盗を成功させた。9回には代走・代田が二盗、三盗を決め林の二ゴロで生還。「ウチにとって走塁はゲームを組み立てる1つの武器。今日も効果的に使ったつもり。日本代表に役立てば嬉しい」と指揮官。「日本の投手に比べると全体的にクイックは遅いし、捕手も肩が弱い」と代田は言う。WBC日本代表で主力8選手が不在だが橋本、パスクチ、竹原、塀内がソロ4発を放つなど、昨年のアジア王者は大技小技で台湾に強さを見せつけていた。

◇あれ、台湾メロメロ

完封を免れるのがやっとの敗戦に、林華韋(リン・ファウェイ)監督は「状態を上げていかないといけない」と不安がよぎった。

前ドジャースの主砲、陳金峰(チェン・チンフォン)の負傷辞退で期待をかける林威助(リン・ウェイツゥ)を4番に起用したが、4打席4打席4三振。「タイミングが合わずバットのヘッドが出なかった。打順は気にしなかったが…。本番までまだ少し時間がある」と前を向く。指揮官は「練習ではいいものを見せている。打順はこの形が基本」と4番は動かさず、復調を信じていた。

光明もある。開幕戦となる韓国戦の登板が濃厚な林英傑(リン・インチェ)、林恩宇(リン・エンユウ)の「双林」と大リーガー郭泓志(グォ・フンジ)がまずまずの投球を見せたことだ。前日来日した郭は時差ボケのなか最速147キロを計測。韓国偵察隊の目に焼き付けた。

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台湾代表を視察[スポニチ]

台湾代表−ロッテ戦を王監督と里崎、谷繁が視察した。試合開始から5回終了まで見届けた王監督は「(見たのは)アウトラインだけだね。データ通り。ウチの野球が思い切ってできそう」と話した。里崎も「ウチの投手は小細工しなくても抑えられる。強い部分と弱い部分が分かっていればいい」と頼もしい言葉を残していた。

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小林宏が“復活”[スポニチ]

発熱で26日のロッテとの壮行試合(ヤフードーム)を欠場した小林宏が、東京ドームで台湾戦を行っていたロッテに合流し、試合中にブルペンで50球を投じた。2月24日以来、4日ぶりのマウンドに「自分から言って練習させてもらった。違和感はないし、もう大丈夫」。25日に黒田が右手人指し指打撲で代表を辞退したとあって「ロングリリーフの準備もしておきます」と1日、2番手で登板予定の巨人戦に意気込んだ。

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ロッテ竹原、内が存在感示す[ニッカン]

ロッテは新戦力の台頭を感じさせた。2回は竹原が左翼席に豪快な1発。昨季イースタン本塁打王の25歳は低めの変化球を見極めながら、カウント1−3からの失投をとらえ「会心の当たり。最初から狙っていた」とにんまり。投手陣では7回1死から登板した20歳の内が存在感を示した。打者5人を無安打2三振。「短いイニングならスタミナ配分を気にせず投げられる」と、層の厚いリリーフ陣に割って入る考えだ。

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台湾がロッテに敗れる[ニッカン]

3月3日開幕の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の1次リーグで日本と対戦する台湾が28日、ロッテに3−6で敗れた。台湾は調整のため7投手を登板させたが、先発の陽建福が2回に3本のソロ本塁打を打たれ、主導権を握られた。9回に3点を返したものの、反撃が遅すぎた。

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加藤「直球系は強い」「緩急で崩せる」

先発の加藤は台湾打線の弱点に緩急を挙げた。先発し3回まで投げ、3安打3奪三振無失点。相手打線に「基本的に直球系は強いと感じました」と振り返った。さらに「緩急を付けていくと大体の打者は崩されていた。もう少し緩急を付けたら打者は苦しむのでは」と印象を話していた。

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伊代表が豪快弾

WBCイタリア代表のパスクチが好調ぶりを見せた。台湾戦に6番右翼で先発出場。2回表の1打席目で中堅へ豪快なソロアーチを放った。計4発の1戦にバレンタイン監督も「パワーも見せることができて良かった」とご満悦だった。パスクチは1日、代表に合流するため渡米する。

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里崎、台湾打線を警戒

ロッテ里崎が台湾の上位打線を警戒した。「目で見てイメージをつくりたかった」と試合を視察。打線の印象に「全体的に変化球に対応できなかった。1、3番はしっかり対応していた」と、陳繩と林智勝の2人をマークしていた。

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「俊介攻略」に自信

◇韓国「十分に研究した」

韓国代表が2月28日、都内で記者会見しメジャー106勝投手、朴賛浩(32=パドレス)が「ライバルは1番打者」とイチローへの対抗心をのぞかせた。あえて「イチロー」の名前を伏せたことに記者から質問が及んだが「第1戦(台湾)の1番打者ということ。イチローさんは好きですよ。メジャーで対戦しているが、今回は国を背負って戦うことになるのでとても面白い試合になりそう」と説明した。

会見場は一瞬、緊張感が走ったが、すぐさま和やかなムードに変わった。というのも、21日の公式会見でイチローが「向こう30年間、日本には勝てないなと(相手に)思わせるような勝ち方をしたいですね」と話したことに対し、韓国側が挑発されたと過敏に反応していた。金監督は「世界級のイチローがチャンスをつくって、その次の左の中長距離打者、西岡、松中などいい選手が揃っているので最強だと思う」と警戒した。また日本の先発候補、渡辺について、クリーンアップに座る崔煕渉(26=ドジャース)は「変化球のムーブメントが激しいので打者は苦労すると思うが、十分に研究を積んで対応してきた」と攻略に自信を見せていた。

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ボビー“報復テロ”回避、遺恨セラフィニが調整遅れ[夕刊フジ]

◇ロッテ台湾代表に快勝

これもオイカゼですか!?28日、東京ドームで行われた台湾代表戦で6−3と快勝したロッテ。打てば4発9安打、走れば4盗塁と、「王ジャパン」も真っ青の元祖“スモールベースボール”を披露。バレンタイン監督も、「走塁はウチのゲームの組み立ての一部。パワーも見せられてよかったよ」と満面の笑みだ。

主力8選手を欠き若手主体のチームで日本代表のライバルに快勝しただけに気分も上々。そんなロッテに、さらなる“朗報”が浮上した。今季オリックスに移籍したセラフィニが、左大腿部裏の肉離れを起こし、調整が微妙な状況になったからだ。

かねてから遺恨ムードが漂っていたロッテとセラフィニ。昨季こそ11勝をあげてロッテの31年ぶりVに貢献しながら、チームを離脱。その剛球左腕が本気モードで、「シーズンに入ったらロッテの打者、1番から9番までブツけるぞ」と、球団関係者へ予告していた。

そもそもセラフィニの離脱、その発端はバレンタイン監督の“論功行賞”だったのだとか。ロッテは昨オフ、セラフィニに対し、6000万円から大幅増の1億2000万円を提示。が、「ボビーファミリーと言われるが、球団との契約ではフランコとパスクチほど手厚く感じられなかったようだ」(同関係者)と、たもとを分かち新天地を目指すことを決意したという経緯がある。当然、オリックスで貫くのは米国流。そこでかつてのチームメートへの“報復テロ”を画策しているのだとか。

「そんなセラフィニから、ボビーがどうチームを守るかだったけど、どうやらそのシーンも少しだけ後になりそう」。(同関係者)ただでさえ、WBC組の“戦後”の状態が危惧されるだけに、セラフィニの報復を食らってはたまらないところ。これでV2へのロケットダッシュもバッチリ!?

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