わたしはかもめ2006年鴎の便り(3月)

便

3月8日

千葉ロッテ1−0中日(千葉マリン)

ロッテは先発候補の左腕、加藤が5回を2安打無失点。緩いカーブを効果的に使って毎回の5三振を奪った。中日の先発・山本昌は3回1失点。得意のスクリューボールに切れがあった。両チームとも打線は湿りがちだった。

123456789R
中日0000000000
千葉ロッテ00100000x1
加藤
「ローテに1つ空きがあるので、何とか入りたい。」(5回無失点)

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ロッテ・ベテラン堀が技アリ1発!監督うならせた[サンスポ]

若手野手が精彩を欠く中、4月に37歳となる堀が唯一の得点となる本塁打。山本昌の低めの直球を左翼席に運ぶ技ありの1発で「非常にエクセレントだ」とバレンタイン監督をうならせた。昨季は9年ぶりに打率3割に到達。衰えを感じさせないベテランは「今は自分のスイングができているかどうかが大事。その確率が低いので手放しでは喜べない」と淡々。

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ロッテ・加藤「ポスト・セラフィニ」名乗り[報知]

ゴーグル越しにとらえた強竜打線に、左腕をしならせて立ち向かった。ロッテ・加藤が、オープン戦2度目の先発で、5回を2安打無失点の好投。ポスト・セラフィニに名乗りを上げ、開幕ローテへ大きく前進した。

最大のピンチは4回2死二、三塁。一打逆転の場面で、左打者の上田を120キロ台のスライダーで追い込み、137キロ直球で空振り三振にねじ伏せた。毎回の5奪三振で、リズムにも乗った。ロッテは昨年2ケタ勝利を挙げた6投手のうち、唯一の左腕・セラフィニが移籍。加藤にかかる期待は大きい。「結果を出せてよかった。セラフィニが抜けて空いたローテに食い込みたい」と背番号28。2002年に自己最多の11勝(15敗)を挙げたが、「それを超えたい気持ちはある」と頼もしい。バレンタイン監督も「直球もカーブもよかったね」と目を細めていた。

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NPBがスローガン発表−「すべては歓声のために」[サンスポ]

日本プロ野球組織(NPB)は2006年のスローガン「すべては歓声のために」を発表した。複数の候補の中から12球団の選手、フロントの意見を集めて決定した。

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ベテラン堀が1号で存在感示す[ニッカン]

ロッテのベテラン堀が3回、山本昌から左翼席へオープン戦1号の決勝ソロを放った。昨季はパ・リーグでは最も遅い18年目で初のベストナインに輝いた。若手が台頭するチームにあっても、その存在は今年も不可欠で「結果は出ないより出た方がいいけど、ホームランバッターではないから意識はしてない。シーズンへの準備段階で毎年同じ感覚でやってる」とマイペースを強調した。

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WBC1次リーグD組ドミニカ、伊が快勝発進[ニッカン]

優勝候補の一角、ドミニカ共和国が初戦で、ベネズエラと対戦し11−5で白星発進した。ドミニカは主軸のオルティス(レッドソックス)とベルトレ(マリナーズ)が、それぞれ2本塁打を放った。もう1試合は、イタリアとオーストラリアが対戦。イタリアはピアザ(パドレス)が二塁打、カタラノット(ブルージェイズ)が2安打するなど打線が爆発、オーストラリアに10−0で7回コールド勝ちした。

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WBC1次リーグC組プエルトリコが開幕白星[ニッカン]

パナマ−プエルトリコの1試合で開幕。プエリトリコは「1番・DH」のバーニー・ウイリアムス(ヤンキース)が3打数2安打、1打点と文字通り打線を引っ張り、2−1で勝った。

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WBC1次リーグB組米国順調勝ちもカナダ苦戦[ニッカン]

開幕戦でV候補・米国がメキシコと顔合わせ。米国は先発ピービ(パドレス)が3回1安打と好投すると、救援陣がその後、1イニングずつをつなぎ完封。打線はC・ジョーンズ(ブレーブス)、リー(カブス)がソロ本塁打を放ち、順当勝ちした。もう1試合は1試合はカナダが南アフリカに大苦戦。コスキー(ブルワーズ)の2ランで先制も、逆転を許すなど、11−8で辛勝した。

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すべては歓声のために

日本プロ野球組織(NPB)は8日、06年のスローガン「すべては歓声のために」を発表した。複数の候補の中から12球団の選手、フロントの意見を集めて決定した。昨年の「フルスイング!」に続く今年のスローガンには、ファンから清栄を受けるために最善を尽くすという意味が込められている。ロッテ小林雅英選手会長は「歓声は選手のやる気の源になる。球場に足を運んでくれるファンのためのスローガン」と話した。

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日本、先制攻撃で勝機つかむ[ニッカン]

野球の世界一を争う国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」のB、C、D組1次リーグが7日(日本時間8日)、米アリゾナ州などで始まった。アジア2位で通過した日本代表は、巻き返しへ攻守に先制攻撃を目指す。王貞治監督(65)とコーチ、20選手が米国−メキシコ戦を視察。ロッテ里崎智也捕手(29)は、両軍の初球攻撃の多さを感じ、1球目から勝負球を要求していく考えを示した。王監督も先制点にこだわっていく方針を明言した。

目を赤くした選手達が、次々とバスに乗り込んでいった。前日6日夕方に16時間の時差があるアリゾナに到着したばかり。だが、2次リーグで対戦する可能性が高い米国−メキシコ戦を観戦するためのバスを用意すると、20人の選手が希望した。1次リーグで韓国に敗れた悔しさは、2次リーグを勝ち抜くことで晴らすしかない。ダイヤモンドバックスの本拠地チェース・フィールドの3階席に陣取ると、眠気さえ吹き飛んだように真剣な表情で試合を見つめていた。

7回。米国チッパー・ジョーンズ(ブレーブス)が初球を左中間スタンドに運んだ。そんなシーンを見ていた守りのキーマン里崎は、1つの答えを導いた。「両チーム共に、かなりの確率で初球から振ってくる。甘い球は逃さない。これは十分に気を付けなければいけない。初球から勝負球というリードをしていく必要があると思う」。今後は各投手と話し合いながら、1球目から攻めていく考えを口にした。

里崎が記者に囲まれている後方を、王監督が通り過ぎていった。「米国はいい投手が次から次に出てくるので、常に先行した状態でいかないと苦しい。追いかける展開にならないようにしたいな」。守りと攻撃。里崎と話題は違うものの、考え方は同じだった。「先手必勝」。これこそが、2次リーグ以降の戦いのキーワードになる。

アジアで戦う1次リーグは、勝って当然の存在だった。挑戦を受ける立場だった。だが、敗れた。アジア地区2位の日本にとって、2次リーグ以降は受ける立場ではない。立ち向かっていくべき位置にいる。守りも攻めも積極果敢に挑んでいく。

チームリーダーのイチローも口を揃えた。「(相手が)米国であろうと、どこであろうと先に点を取ることです。それが短期決戦の絶対条件です」。投手は初球から勝負球を攻め、打者は先制点にこだわった攻撃を展開する。何より「攻め込んでいく」という思いが、それぞれの言葉に表れている。2次リーグでは、守りも攻めも積極的に仕掛け世界一を狙う。

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「雰囲気つかめた」俊介意欲十分

渡辺が米国−メキシコ戦を観戦。前日6日、米国入り直後にも1人で練習を行うなど、意欲は十分。「雰囲気だけはつかめた。球場もきれい」と話したが、観戦位置が一塁側スタンドの3階席だったため「チームがどうこうかはあの位置じゃ分からない。球が速いな、ぐらい」と話した。

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