西武はオープン戦初登板の西口がスライダーをテンポよく絡めて4回無失点と快調な滑り出し。13安打の打線は中村が2本塁打を含む3長打と振れており、新人の炭谷は積極的な打撃で2安打2打点。ロッテは手嶌が期待を裏切った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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西武 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 8 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 4 |
ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)と瀬戸山隆三球団代表(52)が9日、異例の“和解”会見を行った。同監督の強い要望で千葉マリン球場での試合前に会談が行われ、その後のツーショット会見で双方共に“不仲説”を一蹴した。
一時は退団騒動にまで発展した昨オフの同監督契約問題を機に、不仲説が浮上。今年に入って同監督がフロントを経由せず重光オーナー代行に直訴し、95年来日時の通訳だったメッツの大慈彌功・環太平洋スカウト担当本部長を球団顧問に迎え入れるなどの動きもあったという。このため一部マスコミや球団関係者の中には両者の亀裂を指摘する声もあり、この日の会談となった模様だ。
同監督は「噂が広がることは怖いこと。これまでも2人でいいチームづくりをしてきたし、シーズンを前に明確にしておきたかった。その意味でグッドミーティングだった」と主張。瀬戸山代表も「ボビーは僕との間にトラブルがあるという情報に少し神経過敏になっていた」と説明した。会見では何度も握手を交わし、肩を抱き合うなど2年連続日本一に向けて一枚岩を強調していた。
4年目の早坂が意地を見せた。投手陣が打ち込まれ、一方的な展開となったが、9回2死一塁から右中間を破る適時三塁打。一矢を報いて「負けるのは嫌いなので最後まで集中していた」。期待の俊足スイッチヒッターにバレンタイン監督も「最後に若手が活躍してくれた」と評価した。
ロッテ手嶌が9日の西武戦(千葉)に先発し、4回で6安打を浴び、4四死球と制球を乱した。昨季のイースタン最多勝右腕で、今季は1軍定着を目指している。だが3失点で負け投手になった手嶌は「課題の制球がモロに出ました。いい時と悪い時がハッキリしている」と振り返った。バレンタイン監督は「寒い中での試合で握りからコントロールするのが難しかったんじゃないかと思う」とかばっていた。
初戦でオーストラリアにコールド勝ちしたイタリアだったが、一流大リーガーぞろいのベネズエラには歯が立たなかった。ベネズエラのガルシアに3回3分の1で7三振を喫した。頼みのピアザは3連続三振に遊ゴロ。零封された。「ベネズエラの野球も1日や1年でできたのではない。歴史がある。時間はかかるが、イタリアは良くなる」。ピアザは完敗に落胆していることを認めながら、チームメートを励ますように話した。
優勝候補の米国がカナダに敗れた。先発ウィリス(マーリンズ)が乱調で3回途中5失点で降板するなど、投手陣の不調。5回表までに0−8と大量リードを許した。5回裏にバリテック(レッドソックス)の満塁本塁打などで一気に6点を返し、反撃ムードに。9回裏も2死からA・ロドリゲス(ヤンキース)が二塁打で出塁し、本塁打が出れば同点の場面までは追い込んだが、カナダの5人の継投の前に屈した。カナダは2勝、米国は1勝1敗となった。
日本は先発した上原(巨人)が5回を1安打、6奪三振と好投。谷繁とのバッテリーは息のあったところを見せ、無失点で2番手清水につないだ。打線も2回に小笠原(日本ハム)、イチロー(マリナーズ)の適時打などで3点を先制。5回にも1点追加するなど優位に進めた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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日本代表 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 |
マリナーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 5 |