横浜戦(横浜)が中止になると、ロッテのバレンタイン監督は「どうして!」と小雨がパラつく空を見上げて嘆いた。オープン戦は若手に実戦を積ませる絶好の機会とあり、納得いかない様子。すると指揮官は中止となった球場で異例の守備練習。「このくらいの雨なら公式戦は行われる」と西村ヘッドコーチ。高橋走塁コーチ、ランペン守備コーチは大松、竹原、早坂ら若手にノックを浴びせていた。
ロッテのバレンタイン監督は横浜戦が雨天中止となると「(WBCに派遣し)投手の数が限られているので、いい休養になったと思う」と恵みの雨を強調した。また、そのWBCでは1次リーグで本命・米国がカナダに敗れる波乱もあったが「カナダは下馬評が低くても勝った。そういうことが起こりうる大会」と冷静に分析していた。
ドミニカ共和国が8−3でイタリアに快勝し2連勝で1位、ベネズエラは2−0でオーストラリアを退け、2勝1敗の2位で、それぞれ1次リーグを突破を決めた。ドミニカ共和国はベルトレ(マリナーズ)が2戦で3本目となる本塁打を放つと、プホルス(カージナルス)アルー(ジャイアンツ)も本塁打するなど、強力打線が本領を発揮した。またベネズエラは5投手が僅か1安打した許さない完璧な継投を見せ、2試合連続の完封勝利だった。
キューバはオランダと対戦。キューバ打線は2本塁打を含む、16安打を放ち、11−2で圧勝し、2連勝を飾った。この日試合のなかったプエルトリコ(2戦2勝)と共に順当に2次リーグへ駒を進めた。
V候補の米国に勝利したカナダがメキシコに惨敗し、1次リーグでの敗退が濃厚となった。一夜にして明から暗に転落。敗戦でも2失点以内なら2次リーグ進出決定のはずが、試合開始僅か15分足らずで4失点。昨季ロッキーズで14勝の先発フランシスは「アッという間だった。追い込む前に打たれてしまった」と淡々と振り返るしかなかった。
多くがマイナー選手だったレンジャーズ相手に、日本は失策と救援投手陣の不調で逆転負けを喫した。イチローは「勝ち負けには、全然(意味は)ないでしょう。相手がさほど勝ち負けにこだわってないし、ピッチャーもマイナーの方がやりづらかったりするものだし。内容が大事です」と話していた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本代表 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 |
レンジャーズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0 | x | 8 |