わたしはかもめ2006年鴎の便り(3月)

便

3月11日

千葉ロッテ3−2北海道日本ハム(千葉マリン)

ロッテの先発バーンは5回を無四球、1失点。課題の制球が安定してきた。福浦は3点三塁打など二安打と振れている。日本ハムの江尻は走者を背負ってからの投球に不安を残した。新人の川島が2安打1打点と存在をアピールした。

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北海道日本ハム0000101002
千葉ロッテ00300000x3

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「二投流」相原、無失点デビュー

上手と下手を使い分ける「二投流」ルーキーのロッテ相原勝幸投手(22=富士大)が、日本ハムとのオープン戦で1軍デビューを果たした。9回表に登板。セギノールに下手投げの初球を二塁打されるなど2死満塁のピンチを招くが、無失点で試合を締めた。「のどがカラカラでした。歓声も聞こえたんで(ピンチに)ファンも怒ってるだろうと思った」と反省しきりだった。

バッテリー間で上下を区別するサインはない。「(下手は)1つの変化球だと思ってます。左打者は見やすい欠点がある。右を詰まらせたいとき使います」と説明した。上手からの直球は143キロも計測。バレンタイン監督は「二投流」に「(元メッツ)デビッド・コーンは見たことがある。相原の持ち味ですから」と話した。開幕1軍切符へ、上から下から攻めまくる。

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バーン5回1失点

オリックスから移籍のバーンは、順調な仕上がりをアピールした。オープン戦3度目の登板で、5回1失点。「リズム良く投げられた。打者を早めに追い込めたことが、結果につながった。状態は75〜80%」と振り返った。バレンタイン監督も「チェンジアップ、カーブ、真っ直ぐといいところを見せてもらって良かった」と納得の表情。WBCで5投手が抜けているチームにとって、頼もしい存在となった。

福浦
「徐々に良くなってきているかな。後は変化球の対応。去年よりいいですよ。」

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相原“二投流”で無失点デビュー[スポニチ]

ロッテの二刀流は高校生ドラフト1巡目の柳田だけじゃない。大学・社会人ドラフト6巡目ルーキー相原勝幸投手(22)が異色の“二投流”で無失点デビューした。

9回にオープン戦初登板。先頭の木元をオーバースローからのカットボールで空振り三振。その後、2死満塁とされたが飯山をアンダースローからの127キロ直球で右飛に仕留めて得点を許さなかった。「上からも下からもストライクが入ってよかった。開幕1軍とかは考えていません。今は経験することが大事ですから」。試合後はテレビカメラ2台を含めた報道陣に囲まれてマウンド以上の汗を額から流した。

上下の投げ分けにサインはない。「タイミングを外したいときに下から投げた」。全23球中7球を渡辺俊ばりのフォームで投げた。北東北大学リーグの富士大では3年までサブマリンとして7勝。4年から1メートル90の長身を生かして本格派に転向。9勝をマークした。

今キャンプ、新人で唯一オーストラリア1軍キャンプに帯同して投打による二刀流に取り組んだ柳田も今は2軍調整中。相原はキャンプこそ2軍スタートも1軍デビューは先んじた。

「メジャーでデービット・コーンが横から投げたのを見たことがある。相原には上と下でミックスした制球を身につけて欲しい」とバレンタイン監督。ヤンキースなどでメジャー通算194勝した右腕を例に挙げて相原のさらなる成長に期待を寄せた。

◇チアリーダーオーディションに86人

球団専属チアリーダー「M☆スプラッシュ」の公開オーディションが球場正面ステージで開催された。約600人のファンが見守る中、86人が指定されたダンスを披露。球団関係者によると、採点には表現力の項目があり「ファンの反応も加味される」という。最終審査に挑んだ千葉市在住の山下香里さん(30)は3人の子供の母親。「10年前までクラシックバレーをやっていたので、踊りながら選手を応援したい」と真剣な表情だった。合格者は12日にも発表される。

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無失点で締めた!ロッテのルーキー・相原“二刀流”で初S[サンスポ]

上から来る。いや、下からも来る。自在に繰り出されるボールに、打者は思わず動きを止める。5番手で登場した22歳のルーキー・相原が“二刀流”で試合を締めた。

「投げ方はボクにとって変化球のようなもの。うまく利用して、タイミングをずらしたい」。上手投げ、下手投げを操る右腕。1点リードの9回にマウンドにあがると、ピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。バレンタイン監督は「メジャーでも両方で投げられる投手は珍しい。見たことがあるのは、デービッド・コーンぐらい」とヤンキースなどで活躍した通算194勝を引き合いに出して絶賛した。

鹿児島での2軍キャンプでは、WBC組と共に練習。渡辺俊からは「スライダーの握りや緩急のつけ方を教えてもらいました」。身近にいるアンダースローのお手本から多くを学んだ。「投球の幅が広がるし、これからも今まで以上に練習したい」。まずは開幕1軍が目標。日本一軍団の“秘密兵器”となりそうだ。

相原勝幸(あいはら・かつゆき)
1983(昭和58)年7月24日、埼玉県生まれ、22歳。沖縄水産高から富士大(岩手)を経て、昨秋の大学生・社会人ドラフト6巡目でロッテ入団。大学では北東北リーグ通算16勝を挙げた。武器は長身から投げおろすMAX148キロの直球。下手、上手から投げる器用さも持つ。1メートル90、87キロ。右投げ左打ち。独身。年俸800万円。背番号53。
バーン
「(先発ローテ入りに限らず)勝利に貢献できるなら、役割は何でもいい。」(5回を無四球1失点)

◇福浦、三塁打を含む2安打

福浦が三塁打を含む2安打。9日にも2本の二塁打を放っており、6年連続の打率3割に向け「いい感じで振れてきた」と笑みを浮かべた。三塁打は3回2死満塁で甘い直球を右中間へ打ち返した。キャンプ序盤の腰痛も完治し、安定した打撃は円熟の域に達しつつある。「あとは体の切れを磨くだけ」と開幕に万全を期す。

◇『M☆Splash!』公開オーディション開催

チアパフォーマー『M☆Splash!』の公開オーディションが試合の前後に、球場正面入り口前の特設ステージで行われた。応募総数350通の中から、この日の最終審査に進んだのは90人。参加者はダンスを披露した。昨年の球場のビール売りでナンバーワンの売り上げを記録した人や、3児の母など顔ぶれはユニーク。球団担当者は「今年はとてもレベルが高いですね」とビックリ。

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上から下から!二投流で相原プロ初S[報知]

ロッテは先発・バーンが5回1失点。制球も無四死球と安定していた。野手では福浦が2安打3打点と調子を上げてきた。日本ハムは江尻が6回途中を3失点とまとめ、ローテーション入りに前進。新人・川島は2安打1打点と勝負強さを見せた。

上から最速143キロの直球をズドン。下から右打者のひざ元にズバッ。ロッテの二“投”流ルーキー・相原勝幸投手(22)=富士大=が、チームの新人投手の先頭を切って、オープン戦に初登板。1点リードの9回1イニングを無失点に抑え“プロ初セーブ”を挙げた。

緊張で大汗をかきながら、2つの投げ方を使い分け、先頭の木元を空振り三振。セギノールの左線二塁打と、2四球などで2死満塁のピンチを招いたが、最後は右の飯山を下手投げで右飛に打ち取った。「ストライクが入ってよかった」と相原。23球を投げ、内訳は上から17球、下から6球だった。

2月のキャンプは2軍スタート。新人で唯一、1軍に帯同した柳田を見て「内心悔しかった」が、WBCのため2軍調整だった渡辺俊から、下手投げの握りを伝授してもらえるラッキーもあった。

基本は上手投げだが、190センチの長身を折り曲げる下手投げは、打者のタイミングを外すのに有効。バレンタイン監督も「メジャーでは(元メッツの)デービッド・コーンという(二投流)投手がいた。相原には、これからも2つの投げ方をミックスさせて欲しい」と期待した。投手陣の層は厚いが、上下投げで下克上を狙う。

相原勝幸(あいはら・かつゆき)
1983年7月24日、埼玉・上里町生まれ。22歳。賀美小1年で投手兼外野手で野球を始める。上里北中では軟式野球部。沖縄水産では公式戦登板はなし。富士大2年時に下手投げに転向し、4年時に上手投げに戻した。大学ではリーグ通算16勝6敗。昨年の大学・社会人ドラフト6巡目でロッテに入団。家族は両親と姉。190センチ、87キロ。右投左打。

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復活サブマリン渡辺俊3回零封[報知]

浮き上がる直球、80キロ台のスローカーブで屈強なメジャーリーガーを手玉に取った。3回2安打無失点。渡辺俊がアリゾナの大地で躍動。「やっとシーズン中の感覚が出てきました」。二塁も踏ませずベンチに戻ると、捕手の里崎から「やっと思い出したか」と声をかけられた。

5日の韓国戦はシンカーの制球が定まらず、3死球を与えて4回2/3で1失点。「すっぽ抜けて死球や痛打はもったいない。(指に)引っかけるくらいにすれば、悪くてもボール球になる」。不安視されたシンカーで、しっかりゴロを打たせた。3回を44球で降板後、ブルペンで約40球の投球練習をし、2次リーグの球数制限80球に照準を合わせた。

米国戦先発の上原、メキシコ戦の松坂に続き、韓国戦に挑む渡辺俊が快投した。王監督は「今のところ、このままでいく」とローテーションを堅持する方針を示した。「不安はないです。勝たないといけませんから」。日本が誇る先発トリオは万全な予行演習を終え、決戦の地へ飛び立った。

◇メジャー007驚いた

日本を代表するサブマリンのフォームに、場内のファンからは「クレージー!」の声が上がった。ネット裏で渡辺俊に熱視線を注いだレンジャーズのプリラー国際スカウト部長は「あんなに低い位置から、制球良く投げられる投手は初めて見た。強いて言えば、今季からメッツに加入するブラッドフォードに似ているが、大リーガーは攻略に手こずる」。また敵将・ヨースト監督も「どうしたらあんなフォームで、緩急をつけた投球ができるんだ?必ず大リーグで通用する」と太鼓判を押した。

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渡辺俊 自在投球3回無失点[デイリー]

野球の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は10日、アリゾナ州メリーベールでブルワーズと練習試合を行った。先発の渡辺俊介(ロッテ)が好投したが、守備の乱れなどで4−5と敗れ、米国での練習試合を1勝2敗で終えた。

エースは崩れない。万全だ。「仮想韓国」には物足りないが、数人のレギュラー級がいたブルワーズ打線を、渡辺俊が手玉に取った。3回を2安打無失点。「今のところ不安が見つからないので、大丈夫です」。サラリと自信に満ちたセリフが口を突いた。

本場特有の硬いマウンドも、自慢のアンダースローの妨げにはなり得ない。緩急、高低まさに自在。「投球間隔だったり、サト(里崎)との呼吸だったり、シーズン中に近い感覚が出ている」。登板後にはブルペンで追加投球。取り戻した感触をしっかり体に染み込ませた。

中4日で向かうのは韓国戦。4回2/3を1失点と好投しながら、勝ち切れなかったアジアラウンドの悔しさを晴らす。「全部勝つつもりでやります」。決勝ラウンドのマウンドも見据える男は、敗戦のシナリオなど用意していない。

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出撃態勢は整った!渡辺俊“乱調”韓国戦から復活3回0封[サンスポ]

WBC日本代表の渡辺俊介投手(29)=ロッテ=が、ブルワーズとの練習試合で先発3回を無失点。3死球を与えた1次リーグ・韓国戦からの修正を完了した。これで米国での練習試合では先発3本柱が自責点ゼロ。王監督は2次リーグ突破を最強トリオに託した。

サブマリンの出撃態勢が整った。上原、松坂に続き、緩急自在のアンダースローが万全投球。渡辺が米国で本来のピッチングを取り戻した。「カーブを投げたときに(相手)ベンチから笑い声が聞こえて…。何で笑っているんだろうと思ったのですが、楽しく投げられました」。

試合開始直後、地上5センチから放たれる90キロ台の遅球を見たブ軍ベンチから失笑が漏れた。だが、渡辺は3回を2安打無失点。笑っていた連中をその遅い球で黙らせた。先頭打者を塁に出した3回も、三振と邪飛2つで後続を断つ。高性能の“潜水艦”が敵を撃沈した。

1次リーグ・韓国戦ではまさかの3死球もあって、5回途中1失点で降板。「ボールが滑りました」と使用球への順応が遅れていた。しかし、この日は「(すっぽ)抜けるくらいなら(指に)ひっかかるくらいがいい」と開き直って全力投球。本領を発揮した。

この“復活劇”をもっとも喜んだのは、もちろん王監督だ。「渡辺はよかったね。(練習試合で)先発3人がよかった。体調に変化がなければこのまま(のローテーションで)いこうと思っています」。1次リーグでは今1つだった3本柱が、米国での練習試合では合計12回を自責点ゼロ。この好結果に、王監督は日本の命運を“最強トリオ”に託すことを決めた。

何といっても、この3試合の救援陣の防御率は11.08。球数制限が1次リーグの65球から80球に増えることもあり、好調な先発陣に少しでも長いイニングを投げてほしい状態になっている。王ジャパンの2次リーグ突破には、3本柱の快投が必要不可欠なのだ。

「ボクが投げるのは1試合。その1試合をキッチリと投げるだけです」。気合を入れ直した渡辺に、2次リーグ突破が狙える状況でバトンを渡せるか。現在の日本で考えられうる最高の3投手が、世界の列強に挑む。

米国戦に先発する上原
「球数は気にしない。(1次リーグ)中国戦は気にしすぎたので、次はインコースや遊び球を使っていきたい。」
メキシコ戦に先発する松坂
「徐々にコンディションは上がってきている。試合までもう少しですから(状態を)上げていくことを意識して練習します。」

◇渡辺の韓国戦VTR

3月5日、1次リーグ1位通過をかけた韓国戦(東京ドーム)に先発。2点リードの3回、死球がらみでピンチを迎えたが三飛に打ち取って切り抜けた。しかし5回にも死球がらみで1死一、三塁とし、右翼への犠飛で1点を献上。その直後にこの日3個目の死球で無念の途中降板。試合も8回、石井が李承ヨプに逆転2ランを打たれてまさかの敗戦となった。

データBOX
日本代表は渡米後、エキシビションゲーム3試合を終えて1勝2敗。先発投手は第1戦から上原5回無失点、松坂4回1失点(自責点は0)、渡辺3回無失点で3投手合計の防御率は0.00。ところが、2番手以降(のべ10人)の防御率は11.08(13回、自責点16)。このうち普段は先発の清水、小林、和田毅、杉内の4人に限ると13.50(7回1/3、自責点11)となる。前出4人以外の「救援専門」の投手だけの合計でも7.94(5回2/3、自責点5)だ。ちなみに、この3試合での失点率は0.72(18失点÷守備イニング25回)。1次リーグでは1位メキシコが0.27、2位米国が同0.35だっただけに、2次リーグ突破には厳しい数字だ。

◇大塚、右足に打球受ける

守護神としての最終調整で8回からマウンドに上がった大塚が、アクシデントに見舞われた。先頭打者のネルソンの打球がワンバウンドして右足甲にガツン。すぐに球を拾い投ゴロとしたが、軸足だけにボールに力が伝わらない。2死無走者までこぎつけた後、ストレートの四球をはさんで連打を食らい、久保田と交代した。

「(マウンドで)しびれが取れなかった。これだけ歩けるから大丈夫。骨に異常はないと思うよ」。試合後、テーピングで固定した右足を引きずりながら、大塚はロッカールームへと入っていった。前日にトリプル守護神の1人、石井が左肩の違和感で緊急帰国することが決まったばかり。11日まで様子を見るが、日本の救援陣がますます心配になってきた。

鹿取投手コーチ
「(大塚の状態について)本人が『大丈夫』といったか、らあのまま投げさせたけど、球が走っていなかった。正直(チームにとっても)痛いよ。」

◇杉内いきなり大炎上

2番手の杉内が大炎上。4回から登板し、いきなり3連打で1失点。6回にはプリンス・フィルダー内野手(21)に2ランを浴びるなど2回0/3を7安打3失点と散々だった。「低めの球は振ってもらえず、高めに投げたら打たれた」。打球を追って天然芝に足を取られるシーンも。好投すれば先発入りの可能性もあったが、中継ぎでの起用にも不安を残す乱調ぶりだった。

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コミッショナー「WBC2年に1回」[スポニチ]

米国−南アフリカ戦を観戦に訪れた大リーグのセリグ・コミッショナーが「個人的な意見」としてWBCを2年に1回開催したい考えを明らかにした。「選手はこの大会に参加していることに興奮している」と述べた上で「2年のサイクルで開催したほうが、もっと大きな大会になる」と語った。次回は09年が予定されており、その後は4年に1回開催されることになっている。

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バーンが5回1失点[ニッカン]

ロッテの先発バーンは5回を無四球、1失点。課題の制球が安定してきた。福浦は3点三塁打など2安打と振れている。日本ハムの江尻は走者を背負ってからの投球に不安を残した。新人の川島が2安打1打点と存在をアピールした。

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2次L進出の8ヶ国決まる[ニッカン]

国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日(日本時間11日)、各地で1次リーグ最終日の4試合を行い、2次リーグ進出の8ヶ国が出揃った。1組は韓国(A組1位)、日本(A組2位)、メキシコ(B組1位)、米国(B国2位)。2組はプエルトリコ(C組1位)、キューバ(C組2位)、ドミニカ共和国(D組1位)、ベネズエラ(D組2位)。日本は12日に米国、14日にメキシコ、15日に韓国の順に対戦。両組1、2位が、18日の準決勝に進出する。

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C組はプエルトリコが1位[ニッカン]

1位を懸けた対戦は、プエルトリコが12−2でキューバに7回コールド勝ちした。プエルトリコはベルトラン(メッツ)が3ラン、B・ウィリアムズ(ヤンキース)、A・シントロン(Dバックス)がそれぞれ2ランと、1発攻勢で圧勝した。もう1試合、オランダは10−0でパナマに7回コールド勝ち。オランダの先発マーティス(ジャイアンツ傘下マイナー)が7回、ジャスト65球でノーヒットノーラン。

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D組はドミニカ共和国が全勝[ニッカン]

既に2次リーグ進出を決めているドミニカ共和国は6−4でオーストラリアを下し、3戦全勝とした。プホルス(カージナルス)、テハダ(オリオールズ)、カスティーヨ(ナショナルズ)らが打点を挙げるなど、打線は好調を維持。アテネ五輪銀のオーストラリアは3連敗に終わった。

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米国大勝!日本と13日に対戦[ニッカン]

優勝候補の米国は南アフリカに17−0で5回コールド勝ちし、2勝1敗で2次リーグ進出を決めた。グリフィー(レッズ)の2打席連続3ランなどで、3回までに16点を奪い、投げてはクレメンス(前アストロズ)が5回途中まで1安打に抑え、6三振を奪った。南アフリカは3敗。2次リーグでは日本と同じ1組に入り、カリフォルニア州アナハイムで12日(日本時間13日)に初戦で対戦する。

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WBC練習試合

◇ブルワーズ5−4日本代表

日本はブルワーズと練習試合を行った。先発渡辺俊が好投したが、4−5と敗れ、米国アリゾナでの練習試合を1勝2敗で終えた。小笠原、多村、福留が本塁打し、打線は上向き。だが2次リーグへ、救援陣に不安を残した。2点を勝ち越した直後の6回。杉内が同点2ランなど4連打と四球を許し、この回1死も奪えずに降板。7回は藤田、8回は大塚がそれぞれ1失点で逆転負け。

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日本代表0100020014
ブルワーズ00010211x5

前日のレンジャーズ戦でも救援の和田毅が3失点、小林宏が4失点で敗戦。「投手に頑張ってもらわないといけない。投手陣の奮起を期待する」と王監督は話すしかなかった。

2次リーグは米国、メキシコ、韓国の順番で対戦する。試合後、チャーター機で、決戦の地、カリフォルニア州アナハイム入りした。「アナハイムへ行けば気分も変わる。もう待ったなし。全力でやる」と王監督は自らに言い聞かせるようだった。

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俊介3回0封

渡辺俊は韓国戦に向け、万全を印象づけた。3回を2安打無失点、無四球。2次リーグが行われるアナハイムと似たような気候での好投に「これくらいの乾燥なら問題ない。不安はないです」。滑りやすい大会球にも「抜けると(打者に)当てたり、長打になる。それなら引っ掛けてボールにすればいい」と微妙な指先の感覚までテストが済んだ。また米国では珍しい下手投げだけに「カーブを投げたら(相手ベンチから)笑い声が聞こえた。何でかな」と笑顔だった。

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