わたしはかもめ2006年鴎の便り(3月)

便

3月22日

ロッテ先発3本柱は開幕カード外れる−28日から合流[サンスポ]

ロッテの8戦士も笑顔で帰ってきた。しかし、喜んでばかりはいられない。自慢の3本柱が開幕カードに帯同しないことが決まった。

「野手3人と、中継ぎ2人は遠征に帯同。先発3人は調整します」と瀬戸山球団代表。清水、渡辺、小林宏は2軍で調整し、28日からの本拠地6連戦で合流する。

開幕は敵地・福岡でソフトバンク2連戦。昨季のプレーオフで激闘を繰り広げた最大のライバルだ。しかも、率いるのは歓喜を分かち合った王監督。負けられない勝負が控えている。

西岡、今江、里崎、薮田、藤田の5人は23日にチームに合流するが、時差ボケなど体調面での不安は残る。薮田は「準備はできていますよ」と笑ったが…。開幕まであと2日。ロッテは連覇に向けて厳しい開幕カードになりそうだ。

渡辺俊
「体と気持ちの準備はできている。あとは切りかえるだけです。」

ページトップ

ラジオ日本でロッテ戦11試合放送[スポニチ]

読売グループのラジオ日本が今季から「マリーンズナイター」を中継する。4月7日の楽天戦(千葉マリン)を皮切りに年間11試合。「ロッテを前面に押し出して中継するのは初めて」(同局関係者)という。巨人主催の試合はこれまで通り全試合放送するが、巨人の移動日にロッテ戦を組み入れる方針。「WBCにも8選手が出場していた。局としても絶好のタイミング」と天野編成専任局長は力を込めた。

◇選手ら福岡入り

バレンタイン監督らナインがソフトバンクとの3・25開幕戦(ヤフードーム)に向けて空路福岡入りした。連覇に照準を定め、早めの移動を決断したバレンタイン監督だが「まだ福岡に来た感じがしないよ」とリラックス。選手会長の守護神・小林雅も「グラウンドに立ってないので、いよいよといった実感はない」とこちらも笑顔だった。

ページトップ

ロッテ今江ホッ「帰れないと思った」[ニッカン]

大勢のファンの出迎えの中、帰国した今江  ロッテ勢は、いきなり敵となって王監督の前に立ちはだかる。渡辺俊、清水、小林の先発投手3人を除く西岡、今江、里崎、薮田、藤田の5人は、23日に福岡入り。約1ヶ月ぶりにチームに合流し、25日開幕のソフトバンク戦に備える。当初は激戦の疲労を考慮。8人とも開幕カードは休養の予定だったが、最大のライバルの出はなをくじくため緊急招集がかかった。

ベストナインを獲得した里崎もペナントレースモードに切り替えた。「嬉しかったのは昨日まで。飛行機が日本に近づくにつれ、シーズンのことで頭がいっぱいになりました」。帰国から中2日でシーズンを迎える。ただ世界一に輝いたことで「心も体も充実して疲れはない」と、心身とも不安はない。

今江は凱旋帰国の喜びを口にした。2次リーグ韓国戦で痛恨の落球をしたが、決勝戦の初回に放った2点適時打で汚名返上した。「あのまま帰ってきたら居場所がなかった。無事このような形で日本に帰れて嬉しいです」。昨年の日本一、アジア一、そして今回の世界一へと一気に階段を駆け上がったロッテの主力達。王者に休息はなく、連覇というさらなる難題に挑む。

西岡
「野球人生において(WBC優勝は)最高の思い出になりました。イチローさんに『伸び伸び野球をやってくれ』と言われたことが印象に残っています。」

ページトップ

今江「みんなに感謝」[スポニチ]

2次リーグの韓国戦で決勝点献上につながる失策を犯した今江(ロッテ)は「帰ってきても居場所がないと思っていたので、みんなに感謝してます」と頭をかいた。それでも準決勝以降は右太腿痛の岩村に代わって三塁で先発出場。キューバ戦の初回には中前2点打を放っただけに「少しは取り返せて良かった」と笑顔で話していた。

ページトップ

代表帰国に荒川超えの1000人[スポニチ]

初の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で世界一に輝いた王ジャパンが22日、キューバとの決勝戦が行われた米カリフォルニア州サンディエゴから凱旋した。王貞治監督(65=ソフトバンク監督)以下28選手は、過去最大の警備態勢が敷かれた成田空港で約1000人のファンの熱烈な歓迎を受け、成田市内のホテルでの帰国会見であらためて喜びを語った。

夢の世界一の興奮は一夜明けても冷めてはいなかった。成田空港には約1000人のファンが詰めかけ、ワールドチャンピオンを出迎えた。

午後8時15分すぎ、チャーター機で帰国した王監督と28選手が到着ロビーに姿を現すと、二重三重の人垣から次々と熱い声が飛ぶ。日本代表のユニホームに身を包んだ子供が声をからし、日の丸が振られる。バルコニー部分も鈴なりのファンだ。キューバとの決勝は、関東地区の平均視聴率が43.4%。興奮と感動は冷めてはいなかった。

午後2時すぎからは到着ロビーにファンが集まり始め、成田空港では異例の警備態勢を敷いた。所轄の千葉県警、機動隊を含めて150人。これは韓国のスター、ペ・ヨンジュン来日の際(04年11月25日)の105人を超える大量動員で、成田空港広報は「過去最大の警備」と説明した。

紺のブレザー姿の王監督は顔を上気させて手を振って応えた。全員が私服姿の28人の選手達も想像を超える歓迎ぶりに驚いた様子で、王監督は「この前、安藤選手の凱旋を見てうらやましいと思ったけど、こういう歓迎を受けるとは考えもしなかった。やっぱり勝負事は勝たなければいけないね」。トリノ五輪のフィギュアスケート女子で金メダルを獲得した荒川静香と安藤美姫を勘違いするほどの驚きだったが、その荒川の凱旋(2月28日)の際の900人を超える超大フィーバーぶりだった。

場所を成田市内のホテルに移しての会見はNHKで生中継。優勝トロフィーが飾られ、世界一のメンバーがズラリと並んだ。小泉首相からの祝電が披露され、決勝のウイニングボールを握った王監督は「この1ヶ月間、ファンの熱い声援が響くように伝わってきた。最高の形で報告ができた」と笑った。

この夢の続きはペナントレース。王監督は記念のウイニングボールを殿堂入りさせることを明かして「昨日の友は明日の敵。せっかく盛り上がったんだ。シーズンも熱い戦いをしたいね」と締めて、夜の便で羽田から福岡へ戻った。パ・リーグは25日、セ・リーグは31日に開幕。王ジャパンの世界一メンバーは敵味方に分かれて、ファンに熱風を送り続ける。

◇ボールに「世界一最高だ!」

王監督はサンディエゴでの会見で「世界一最高だ!」と書かれたウイニングボールを手に登場した。世界の頂点に立った思いを自ら記したものだ。ボールは“歴史の証人”として東京ドーム内にある野球体育博物館に寄贈される。「日本を出る時はまさか手にできると思っていなかった。選手達の思いが詰まったボールを手にしたのは光栄に思っています」と、あらためて喜びをかみしめていた。

ページトップ

王ジャパン凱旋!熱烈祝福1000人出迎え[ニッカン]

王JAPANが22日夜、約1000人の出迎えを受け、成田空港に凱旋帰国した。国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で初代王者に輝き、熱戦の地・米サンディエゴからチャーター機で約2週間ぶり帰国。予想を超えた熱烈な祝福ぶりに、王監督は先日のトリノ五輪で金メダルを獲得したフィギュアスケートの荒川静香(24=プリンスホテル)を例に喜びを表現した。だが、2日後の25日にはパ・リーグが開幕する。「今日の味方は明日の敵」の熱い戦いが待っている。

午後8時15分。フラッシュの放列と、詰め掛けた約1000人のファンの大歓声に包まれながら王JAPANが「世界一」の凱旋行進だ。約150人の警備員も配置された成田空港の到着ロビー。胸を張り、左手にしっかりとウイニングボールを握って王監督が先頭を切る。サンディエゴをたってから約12時間後。最高の報告を持って、日本の土を踏んだ。

「2回韓国に負けて、厳しいことも苦しいこともあったが、結果的には最高の形で、皆さんに報告ができた」。帰国後の記者会見。王監督は、優勝トロフィーが飾られ「JAPAN We are 1(ナンバーワン)」と書かれたひな壇でも、ウイニングボールを握り優勝報告した。成田空港での出迎えに「フィギュアスケートの荒川さんが凱旋した時にうらやましく感じたが、日を置かずに自分達も同じ形で歓迎されるとは思わなかった。やっぱり勝負事は勝たないといけない」と話した。荒川らの帰国が午後5時すぎだったことを考えれば、時間的にもファンの熱烈さが分かる。MVPの松坂(西武)は「たくさんのファンの方の出迎えで、すごいことをやった、世界一になったと実感しました」と感激した。

「世界一」の称号を手にした。2度の韓国戦敗退、米国戦での誤審。奇跡ともいえる準決勝進出、そして世界最強のアマ軍団キューバを撃破しての栄冠。だが、王監督が勝利の余韻に浸るのもこの日までだ。現役時代は868本の本塁打を放ち、世界のキングに上り詰めた最高のアーチストも「過去」は振り返らなかった。「終わったことはいつまでも言ってもね」。苦しみも喜びも、いつまでも引きずらない。

「今日の味方は明日の敵。やりにくい複雑な気持ちだが、熱い思いを持って戦いたい」。あさっての25日には待ったなしでパ・リーグのペナントレースが開幕する。地元福岡ヤフードームで迎え撃つのは、宿敵ロッテ。WBCでは渡辺俊、清水、今江、西岡ら8人ものロッテ選手を使い、王JAPANの屋台骨を支えた「仲間」が最大のライバルとなる。「いい試合、いいプレーをすればファンは応援してくれる。これほど野球が盛り上がるとは思っていなかった」。野球の魅力を最も再確認したのはほかならない王監督自身だったかもしれない。

サンディエゴの夜空に3度舞った。だが、ホークスの王監督としては昨年まで2年連続してプレーオフ敗退。世界一の勢いはそのままペナントレースにぶつけるつもりだ。記者会見後、深夜便で福岡に戻るため、慌ただしく羽田に向かった。23日、今度はソフトバンク王貞治として背番号「89」のユニホームに袖を通す。

ページトップ

荒川超えた!王ジャパン出迎え1000人[報知]

◇凱旋帰国にファン殺到

最高の土産を手にした王JAPANが、凱旋した。到着ロビーにはファン約1000人が殺到。王監督を先頭にした“世界一軍団”は、まぶしいほどのカメラのフラッシュ、歓声、拍手のシャワーが降り注ぐ中、堂々と姿を現した。

あの金メダリストを超えた。2月28日、トリノ五輪フィギュアスケート女子シングルで頂点に輝いた荒川静香が帰国した際には約900人のファンが出迎え、警備員は60人だった。今回は警備員も150人と増やし、トラブルや怪我人が出ないよう万全の態勢が敷かれた。

過去に、同空港では、2003年8月にサッカーのレアル・マドリード来日で約1500人、04年11月に韓国人俳優のペ・ヨンジュン来日で約5000人のファンが出迎えたことがある。王JAPANの場合、到着時間が夜だったことを思えば、これほど大勢のファンが集まったのは極めて異例のフィーバーと言える。

ページトップ

王者の瞬間、国民の半分以上が見た[報知]

◇瞬間最高視聴率56.0%

21日の日テレ系「WBC決勝戦日本VSキューバ」(午前10時45分)が平均43.4%の高視聴率を記録したことが22日、ビデオリサーチの調べ(関東地区)で分かった。放送4時間半にもかかわらず、昨年大晦日の国民的番組「NHK紅白歌合戦」第2部の42.9%も上回り、プロ野球中継史上3位という高い数字。瞬間最高は王監督が胴上げされた午後2時58分で、56.0%に達した。

21日午前から日本中を熱狂させた日本対キューバ戦。そのフィーバーのすごさは、そのまま数字に表れた。4時間半という長い放送時間で、平均視聴率43.4%。この数字は昨年6月のサッカーW杯アジア最終予選の対北朝鮮戦と同じ。今回、占拠率は72.7%にも及んだ。

過去、1996年の日本シリーズ「巨人VSオリックス第2戦」の43.3%を抜き、同局の野球中継史上最高で、全局でも歴代3位。歴代最高は94年10月8日、セ・リーグ優勝を決める最終戦「中日対巨人」の48.8%だが、94年当時は巨人戦の年間平均が23.1%で野球全盛期といわれたころ。昨季の巨人戦は10.2%だから、その価値は4倍に相当する。

日テレの中山良夫スポーツ・情報局スポーツセンター長は「史上初の世界大会の決勝で、しかも日本が優勝という歴史に残る1戦を放送できたことは誠に光栄であり、喜びにたえません。日本テレビにも風が、いや嵐が吹いたっ!と社員・スタッフ一同歓喜しております」とコメントした。

午前10時45分の放送開始時の視聴率は10.1%。それが分を刻むごとに上がり続け、11時4分には30%台に。プレーボールがかかった同17分には35.1%となった。王JAPANが初回に4点を先制したころには40%台に。2時17分には50.1%。王監督の胴上げが行われた同58分には56.0%で、最高潮に達した。単純計算すれば国民の約半分の7000万人もの人々が見ていたことになる。

中山センター長は「V戦士達が帰国してそれぞれのチームに戻り、日本代表として今回得たものを必ずや今シーズン、プロ野球の素晴らしい戦いぶりに還元してくれることでしょう」と今季の盛り上がりに期待した。

ページトップ

日本代表に「スポーツ功労者顕彰」も[スポニチ]

イチローら日本代表の快挙が小泉内閣をも動かした。この日行われた閣僚懇談会で小坂文科相は日本代表の快挙に「スポーツ功労者顕彰を贈ることを検討している」と明言。杉浦正健法相は「文化勲章と同格のスポーツ勲章を制定してもいいのではないか」と提案するなど懇談会は「王ジャパン」礼賛1色となった。

また小泉純一郎首相も「21日は野球1色だった」と日本代表の活躍を称える一方「日本シリーズの緊張感と高校野球のひたむきさが重なり合って多くの人に興奮と感動を与えてくれた」と興奮気味。夜になって「おめでとう。途中の敗戦にも屈することなくチームが一丸となって決勝戦に進み、強敵キューバを破って世界一に輝いた、王貞治監督率いる日本代表の皆さんの活躍を誇りに思う」とのメッセージも送った。

日本代表人気にあやかりたいとの思惑があるかどうかは不明だが小泉政権が、何らかの「勲章」を日本代表に贈るのは当然。初代世界王者というインパクトが与えた影響は計り知れない。

ページトップ

ウイニングボール野球博物館へ[報知]

WBC決勝戦、日本対キューバ戦の9回2死、大塚がグリエルを空振り三振に仕留めて世界一が決まった際のウイニングボールが東京ドーム内の野球体育博物館に展示されることになった。22日、分かったもので、大会のロゴマークに、王監督の「世界一、最高だ」のサインが入っている。関係者によると、初試合となった1次リーグの中国戦のウイニングボールも王監督のサイン入りで、7日から同館内に展示されている。これに加えて、“お宝ボール”を寄贈されることになって野球体育博物館側は驚いているという。

ページトップ

WBC、次回も3月開催か[スポニチ]

09年に予定されている第2回WBCも3月に開催される可能性が高まった。大リーグ選手会のジーン・オーザ最高執行責任者(COO)は21日、個人的見解としながらも「3月が相応しい」とコメント。次回以降は米国以外で決勝戦を行う案も検討されており、その場合は東京が最有力候補に挙がっている。

開幕直前ということで辞退者が多数出るなど、賛否両論が噴出した3月開催だが、米球界幹部の意見を総合すると、次回に関しては開催時期を変更する考えはないようだ。7月と11月を支持する声もあるが、オーザCOOは「7月は可能だが、09年は無理だろう。11月は世界的に見て難しい。シーズン後にキャンプを張るチームもある」と言及。3月開催を支持する理由の1つが、今回の米国内での好視聴率だ。

WBCの放送権を持っていたスポーツ専門局ESPNはこの日、各試合の視聴率を発表。日本対キューバの決勝戦は米国が進出しなかったにもかかわらず、1.8%というまずまずの数字をはじき出した。ケーブルテレビが普及している米国では日本のような数字は出ないが、同局によると、WBCの平均視聴率1.1%は「オープン戦中継のほぼ倍」という。大リーグ機構のポール・アーチー国際担当副会長も「視聴率に影響は出なかった。3月がベスト」と述べた。開催地については未定だが、日本と韓国が準決勝に進出したことで、アジアの“野球の聖地”東京ドームが候補に挙がる可能性は高い。

ページトップ

第2回WBCも3月開催へ…予定通り2009年に開催[サンスポ]

WBCの次回開催について、第1回を共催した米大リーグ機構と選手会の幹部は、予定通り2009年に開催する意向を表明した。

選手や参加国から疑問の声が上がった開催時期について、選手会のオーザ最高執行責任者(COO)は「個人的な見解としては、次回も3月が相応しい」とコメント。11月開催を支持する声も出始めているが「準決勝以降を7月に開くことも可能。しかし、09年には無理だ」と話した。

また、大リーグ機構のアーチー国際担当副会長も「次も3月がベストと思う。(3月でも)テレビ視聴率に影響は出なかった」としている。米各紙はこうした発言を受け、米国代表が次回に向け、早めの準備が不可欠と論じている。

また、オーザCOOは、約5000万ドル(約58億円)の大会経費が赤字か黒字かについては明言しなかった。

ページトップ

WBC次回09年3月日本開催も[報知]

WBCの次回開催について、第1回大会を主催した大リーグ機構と選手会の幹部が21日(日本時間22日)、予定通り3年後の2009年に開催する意向を表明。そのうえで選手や参加国から疑問の声が上がっていた開催時期について、そろって3月開催を示唆した。 選手会のオルザ最高運営責任者は「個人的な見解としては、次回も3月が相応しい。(11月開催案は)09年には無理だ」と話した。

また、大リーグ機構のアーチー国際業務部副代表は「次も3月がベストと思う。(3月)でもテレビ視聴率に影響は出なかった」としている。米各紙はこの発言を受け、2次リーグで敗退した米国代表には、早い時期からの準備が必要である、と報じている。

なお、第2回大会の開催地としてキューバ政府が名乗りを上げているがオルザ氏は「我々は準決勝、決勝は日本で行うことを検討することになるだろう」と話している。

これを受けて、巨人・滝鼻オーナーは、決勝トーナメントの日本開催に前向きな姿勢を示した。この日、日本代表のメンバーを成田空港で出迎えた同オーナーは、「ぜひ、日本で開催したいですね。アメリカばかりでやる訳にもいかないでしょう」と話した。

今回は国際大会ながらMLB主催という形になったが、第2回の開催については、日本が中心となってWBCの組織委員会を立ち上げていく方向で一致している。大会としての組織づくりを明確にしたうえで、今後の成功につなげていきたい考えだ。

ページトップ

韓国、日本に再戦要求[スポニチ]

韓国野球委員会(KBO)の辛相佑(シン・サンウ)総裁(コミッショナー=69)は22日、平和放送のラジオ番組に出演し、10月以降に日本で再び日韓戦を行いたいとの意向を示した。聨合通信(電子版)などによると、発言は極めて前向きだった。

「今秋に韓日国家代表の再対決が実現できるよう、推進していきたい。時期は両国のプロ野球シーズンが終了する10月以降。韓国にはドーム球場がないため、開催地は日本になるだろう。日本側の意向が重要になる」。

韓国はWBCで1次、2次リーグで日本に連勝しながら、準決勝で敗れた。公正さを欠く組み合わせに批判が巻き起こった。6勝1敗と最高の成績を残しながら、5勝3敗の日本に世界一をさらわれると「日本、幸運のチャンピオン」「きまりの悪い成績で優勝した」(聨合通信)と伝えた。

日本への対抗意識の強い国民の無念を痛感する球界最高首脳からは挑発的な発言も聞かれた。

「実質的に(優勝した)日本も2対1で負けたと理解しているはずだ」「自尊心が傷つけられた日本も、再対決を拒む理由がない」。挑戦状を受け取れ、である。今後は「KBOレベルで折衝していく」と近く公式に日本プロ野球組織(NPB)へ打診する構えだ。

日本は態度を明らかにしていない。国際化のいま、国別対抗戦が球趣を高めるのは確かだ。ただ、日程面の問題はある。日本シリーズ第7戦は10月29日予定。昨年始まったアジアシリーズは11月6日、東京ドームで開幕する。

ページトップ

10月以降に日韓戦案−韓国野球委員会明かす[サンスポ]

韓国野球委員会(KBO)の辛相佑総裁は平和放送のラジオ番組で、プロ野球シーズン終了後の10月以降に日本で再度、日韓戦を行いたいとの考えを示した。

辛総裁はWBCで日本が優勝したことについて「実質的には2対1(2勝1敗)で韓国に負けたと、日本もよく分かっている」。また、開催時期の気候的な問題から「(韓国には)ドーム球場がないために(再戦は)日本の意思が重要」と述べた。

ページトップ

韓国が10月以降、再戦要求[報知]

◇ドーム球場ある日本で

韓国の中央日報電子版は22日、韓国野球委員会(KBO)の辛相佑総裁が、同日の平和放送のラジオ番組で「プロ野球シーズン終了後の10月以降、日本で再度、日韓戦を行いたい」と語った、と報じた。

王ジャパンの世界一が、韓国球界のトップを動かした。初の大リーガー参加のWBCで、韓国代表は1敗(6勝)しかしていないが、準決勝で敗退となった。一方、3敗(5勝)した日本が優勝したことについて「今回、惜しくも優勝を逃したが、実質的には韓国に2対1で負けたと、日本も分かっている」とし、日本側も再対決を拒む理由はないと予想している。開催時期については「(韓国には)ドーム球場がないため、(再戦には)日本の意思が重要だ」と述べた。

また、辛総裁は「野球1つで国家ブランド(イメージ)がどれほど上がるか。こんなときこそ、ドーム球場を建設しなければならない」と、ドーム球場建設に積極的な姿勢を見せた。

ページトップ

第2回大会も3月開催へ[ニッカン]

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の次回開催について、第1回を共催した米大リーグ機構と選手会の幹部は、予定通り2009年に開催する意向を表明した。選手や参加国から疑問の声が上がった開催時期について、選手会のオーザ最高執行責任者(COO)は「個人的な見解としては、次回も3月が相応しい」とコメントした。大リーグ機構のアーチー国際担当副会長も「次も3月がベストと思う。(3月でも)テレビ視聴率に影響は出なかった」としている。11月開催を支持する声も出始めているが「準決勝以降を7月に開くことも可能。しかし、09年には無理だ」と話した。また、オーザCOOは、約5000万ドル(約57億5000万円)の大会経費が赤字か黒字かについては明言しなかった。

ページトップ

ジャパン世界一、その瞬間56%[ニッカン]

21日に行われたWBC決勝日本−キューバ戦を中継した日本テレビ系の番組平均視聴率が関東地区で43.4%(関西地区40.3%、名古屋地区35.6%)を記録したことが22日、ビデオリサーチの調査で分かった。瞬間最高視聴率は、王監督が胴上げされた場面で56.0%だった。関東地区の瞬間最高視聴率は、キューバの最後のバッターが三振に倒れ、日本の優勝が伝えられた午後2時58分の56.0%。関西地区は同59分に52.8%、名古屋地区は同58分に46.8%を記録した。プロ野球関連の関東地区の記録としては、現在の調査方法となった1977年以降、3番目の高さ。今年放送された各局の全番組の中で最高だった。

ページトップ

米紙で“野球”絶賛

22日付のニューヨーク・タイムズは、日本は初代王者となったWBCを社説で取り上げ「(野球で)米国が独占的地位を占めているという考えを永久に消し去ることになるだろう」と日本野球に敬意を示した。決勝の日本−キューバ戦を「何て素晴らしい試合だっただろう」と感嘆。松坂ばかりでなく、小笠原、福留ら米国では無名の選手の活躍ぶりを名前を挙げて絶賛した。日本には1870年代にベースボールが伝わって「ヤキュウ」と呼ばれており、韓国が今回勇敢な試合運びを見せてくれたようにアジアには野球が深く根付いている、とも紹介した。

ページトップ

辛総裁が提案、秋以降日韓再戦

韓国野球委員会(KBO)の辛相佑(シン・サンウ)総裁は22日の平和放送のラジオ番組で、プロ野球シーズン終了後の10月以降に日本で再度、日韓戦を行いたいとの考えを示した。同総裁はWBCで日本が優勝したことについて「実質的には2対1(2勝1敗)で韓国に負けたと、日本もよく分かっている」とした。開催時期の気候的な問題から「(韓国には)ドーム球場がないために(再戦は)日本の意思が重要」と述べた。また同総裁はドーム球場建設にも前向きな姿勢を見せ「野球1つで国家イメージがどれだけ上がることか。こんな時こそドーム球場を建設しなければいけない」と話した。

ページトップ

根来コミッショナー、金で買えぬ喜び

冒頭で小泉首相の祝電が読み上げられ、会見が始まった。質疑応答の前には根来コミッショナーが「お金をいくら費やしてもこの喜びは表すことができない。本当に良かったとお祝いを申し上げたい」と“王ジャパン”のメンバーに労いの言葉を贈った。成田市内のホテルには、巨人の滝鼻オーナーと清武球団代表はじめ、ロッテ瀬戸山球団代表や選手会の松原事務局長ら多くの球界関係者が祝福に集まった。

ページトップ

メキシコ勝利秘話、ガルシア明かす

メキシコ代表でWBCに出場し21日に再来日したオリックスのガルシアが、米国戦の秘話を明かした。日本の準決勝進出を決めることとなった米国戦勝利は“反米”による一致団結が勝因だったという。「(メキシコが)準決勝に行ける確率がほぼなくなった時点でミーティングがあった。アメリカは準決勝の舞台に出るに値しない。準決勝に行かせないよう頑張ろうってね」。チームは日本戦敗戦後はディズニーランドを観光。完全にモチベーションを失ったかに思われた。だが「だって(米国は)ほとんどまともに勝ってない。審判のことは多くを話したくないけど(日本戦で)変な判定もあったしね。準決勝に行かせるべきじゃないだろう」と話した。

ページトップ

小野は準備万端

小野が開幕前最後の登板を終えた。この日、福岡入りした本隊から離れ、教育リーグ・日本ハム戦に先発。6回を3安打無失点と「当然、結果を意識して投げました」とファーム相手に格の違いをみせた。チームには合流せず居残り調整を続け、有力視される28日の日本ハム戦のホーム開幕戦先発に備える。

ページトップ

柳田デビュー、1回3四死球

ロッテの高校生ドラフト1位・柳田将利投手(18=青森山田)が22日、悲喜こもごものデニュー戦を飾った。教育リーグ・日本ハム戦で1点先制した直後の7回表に初登板。いきなり連続四球から逆転2点打を喫するなど1回を1安打3四死球2失点とメロメロだった。

「どすこい君」が小さく見えた。腕を振れず、最初の12球でストライクは僅か1球。全直球でも制球が定まらなかった。「緊張もあったが力が入りすぎました」。さらにカーブ3球はゾーンを大きく外れ、最速140キロを高口に痛打された。

原因は分かっている。投打の二刀流で注目され、キャンプでは打撃練習にウエートを置いたため、本来の投球フォームを見失っていた。「ブルペンでは135キロも出なかった。今日はまだスピードが出た方です」。その裏、打線が2点を奪い再逆転。デビュー戦で勝利投手に輝いた。内容で泣き、結果で笑った。この強運は大切にしたい。

ページトップ