西武が14安打で今季2度目の2ケタ11点を挙げ逆転勝ち。西武は4点をリードされた4回、和田、G・G・佐藤のタイムリーを含む打者一巡で6点を挙げ逆転に成功。また9回には、代打・中村、炭谷の連続タイムリーなどで5点を追加した。7回途中から登板した4人目の三井が、1回2/3を無失点に抑え今季初勝利。ロッテは2回に西岡のタイムリーなどで先制するも、6回以降ノーヒット。先発・加藤は味方のエラーもあり3回2/3を6失点。チームの連勝は3で止まり本拠地今季初黒星を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 |
千葉ロッテ | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
4点のリードを守れず、大敗した。里崎ではなく、辻に04年4月28日以来のスタメンマスクを泣かせたが、実らなかった。その意図についてバレンタイン監督は「辻にプレーをしてもらいたかったからです」と話すにとどまった。4盗塁を許し、チームは4失策。ミスのオンパレードに表情は硬かった。
ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が1日付で千葉県内にある千葉商大(市川市)城西国際大(東金市)の客員教授に就任することが31日、発表された。地域貢献の一環で、ロッテ側からの打診に両大学が賛同して実現した。
城西国際大では経営情報学部の「スポーツビジネス論」を担当。8月29、30日のソフトバンク戦では約30人の学生が千葉マリンスタジアムを訪れる予定。千葉商大では1年生から大学院まで最大600人が受講できる年13回の講座で、同大では「時間の都合がつき次第、本学で講義していただければと思っています」と話している。
また千葉大(千葉市)でも「そういう方向で検討しています。近々には発表できるのでは」と最終調整の段階にあることを明かした。
福浦和也内野手(30)が西武1回戦(千葉マリン)の3回、走塁の際に右股関節に違和感を訴え、大事をとって交代した。病院には行かず、アイシング治療を行った。
4連勝を狙ったバレンタイン監督だったが攻守に精彩を欠く内容で完敗。「今日はいいプレーができなかった。寒いとリズムをつかむのは難しい」とため息。先発・加藤が4回に突如崩れた。先頭の中島、カブレラに連続四球を与えると続く和田、G・G・佐藤に連続適時打を浴びるなど、この回だけで6失点。打線も4回までに5点を奪ったが、それ以降は1安打と沈黙した。
連勝が3で止まったロッテ・バレンタイン監督は、加藤の突如の乱調に加えて「寒さの影響からか打線がリズムに乗れなかったね」と拙攻を悔やんだ。3、4回はともに無死満塁から1点どまり。1点を追う5回1死二、三塁では西岡の中飛でタッチアップした三塁走者のフランコがまずい走塁で本塁憤死。逆に西武に9回2死から5点を奪われ、万事休した。
福浦和也内野手(30)が西武1回戦(千葉マリン)の3回の走塁中に股関節を痛め、4回の守備から退いた。
ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が4月1日付で、千葉県の城西国際大(東金市)と千葉商科大(市川市)の2大学で客員教授に就任することが3月31日、分かった。両大学で今夏以降「スポーツビジネス論」の講義をする予定で、千葉大(千葉市)でも講義を検討中。城西国際大では、8月29、30日に経営情報学部の2年生約30人が、千葉マリンスタジアムを訪れ、バレンタイン監督の講義や実際の試合での実習を通じてスポーツビジネスを学ぶ予定だ。
幕張の春風が、ロッテを勝利から遠ざけた。本塁から左翼へ、最大風速12メートル。常時、吹き付けた強風が“魔の4回”を生み出した。先発・加藤が2点を奪われ、なおも無死二、三塁。二塁後方に上がった石井義の打球は風にあおられ、二塁・塀内が落球した。痛恨のタイムリーエラー。立ち直るきっかけを失った加藤はこの回6点を奪われ、大逆転を許した。
4連勝を逃したバレンタイン監督は「2人を四球で歩かせてしまい、守りのミスも出た。風の影響?センターへのフライに関してはそうだったかもしれない」と振り返った。打線も好機を生かせず、10残塁。「気温が低くてリズムがつかめなかった」と指揮官は天候を嘆いた。
4回途中からは小宮山が強風を利用して、3回1/3を無失点。「風が吹いている時はこうやって投げなさい、というところを見せられた。住み慣れた我が家だからな」。気まぐれな風とシーズンをともにするロッテ。連覇に向けて、4月からは自然を味方に戦っていく。
ロッテ福浦が3回の走塁中に股関節を痛め、大事を取り、4回の守備から退いた。
ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が4月1日付で千葉県内にある千葉商科大(市川市)城西国際大(東金市)の客員教授に就任することが3月31日、発表された。地域貢献の一環でロッテ側からの打診に両大学が賛同して実現した。
いつも笑顔でプラス思考。それが我らが千葉ロッテマリーンズの正捕手・里崎智也(29)だ。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に参加しているときも、彼の陽気さには本当に助けられた。
米国・アナハイムでの2次予選で韓国にまさかの敗北を喫し、準決勝進出が絶望視された夜。ショックと疲労からベッドに横たわっていた私の部屋を里崎が訪ねてきた。「ひょっとして、ショックで寝てた?情けないなあ。まだ、予選敗退が決まった訳でもないのに、何をそんなに落ち込んでいるの?」。
その時、さすがに翌日、メキシコがアメリカに勝利して日本の準決勝進出が決まるというシナリオは想像できなかった。しかし、彼がケロッとそれを口にしたことで信じてみたくなった。結果は皆さんのご存じの通りだ。
里崎は常日頃からその日の試合の結果を引きずることはしない。「なぜかって?じゃあ、落ち込んでいたら次の日は勝てる訳?泣いたら、いい結果が出るの?そうではないだろう。切り替えは大切だよ」。何ともプロ向きな考え方だと思う。彼が成功している一因が分かるような気がする。
また、満塁で自分が打席に向かうときは、いつもニヤリとした表情を見せる。「おいしい場面で打席に回ってきたなあと思うと嬉しくなる。次の日のスポーツ新聞の1面はオレかなあと想像しただけで、嬉しくて、嬉しくて」。いつも笑顔でプラス思考の男は、根っからの目立ちたがり屋らしい。
「今年もオレに風が吹いているよ」。口癖である。そんな陽気なマリーンズの正捕手がオフィシャルホームページ(http://www.satozaki22.jp)を開設した。ほぼ毎日更新されている里崎のメッセージからも、十分に彼の明るい性格が読み取れると思う。(広報・梶原紀章)