わたしはかもめ2006年鴎の便り(4月)

便

4月4日

オリックス1−0千葉ロッテ(大阪ドーム)

オリックスが今季2度目の完封勝利で連敗を3で止め、貯金1。オリックスは6回に、村松が2死二塁から適時打を放ち1点を先制。オリックス投手陣はデイビー・菊地原・加藤大輔・大久保の投手リレーでこの1点を守った。先発・デイビーは7回を被安打5四球1の無失点に抑えて今季2勝目。ロッテ先発・清水直は5回まで1人の走者も許さない完全な投球内容で8回5安打無四球1失点で今季初黒星。ロッテは今季初の完封負けで2004年5月9日から15日(6連敗)以来の4連敗で、借金も2004年8月8日以来の借金4。

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25イニング連続で適時打なし

昨年日本一の勢いはどこへやら…。ロッテが初完封負けで、昨年5月15日の交流戦、ヤクルト戦以来の4連敗だ。バレンタイン監督も「いいヒットは出ていたが、得点につながらなかっただけ。これが1年間、続くことはない。悪い流れが続いているだけだ」と前向きだったが、消化不良で苦しんでいる象徴的な試合内容だった。

4回1死満塁の先制チャンスで、フランコ、里崎が凡退。続く5回1死二、三塁でも、あと1本が出なかった。1日の西武戦の3回から、25イニング連続でタイムリーが出ていない。昨年は効果的だった日替わりオーダーの“ボビーマジック”もサブロー、橋本ら主力の故障で、機能していない。ロブソン打撃コーチは「何が必要?変化することだよ」とテコ入れを示唆した。

◇清水孤立無援

先発清水が8回を1失点に抑えたが、打線の援護なく初黒星。中盤5回までは走者を出すことなくパーフェクトピッチングだた。清水は「ああいう展開で点を取られなければ負けなかった。また練習して負けないようにしたい」と責任を背負い込んだ。

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ロッテ11ヶ月ぶり4連敗…1失点完投の清水見殺し[報知]

フーセンガムを大きく膨らまし、ボビーは重い腰を上げた。「清水にこれ以上の出来は望めない。2点取れていれば勝っていたと思うが…」タイムリーを忘れて実に25イニング。ロッテは昨年5月以来の4連敗を喫した。

エースの力投は報われなかった。WBC帰りの清水はこの日も躍動感にあふれていた。直球は常時140キロ台後半をマークし、制球は正確無比。6回1死まで完全投球を続けたが、2死二塁から村松に右前適時打を許した。「点をやらなければ負けなかった訳ですから。また練習して次は負けないようにしたい」。敗戦の責任を背負い込んだ清水だが、1失点完投では責められない。

連敗を止められなかった要因は打線の勝負弱さだった。4回1死満塁、5回1死二、三塁の絶好機を生かせない。アジア王者の昨年のような驚異的なつながりは完全に消えてしまっている。

昨年リーグトップだったチーム打率は今季、2割5分8厘で現在リーグ最下位。楽天をも下回る数字が、低調さを物語る。指揮官は「これが1年間続く訳ではないから、今後たくさん点が取れるということだ」と前向きに話したが、宿敵・ソフトバンクとは早くも4ゲーム差。打線に春が来なければ、連覇への道は開かれない。

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ボビー4連敗…2時間9分あっさり、好投・清水を見殺しに[サンスポ]

ガムをプ〜ッとふくらませて、バレンタイン監督はしばらくベンチから動けなかった。まさかの4連敗。清原抜きのオリックスに、わずか2時間9分で、さらっと負けてしまった。

バレンタイン監督
「いいヒットが出ていたが、得点につながらなかった。今は悪い流れが続いている。」

平静を装ったものの、全身を貫く怒りを表に出さないよう、懸命にこらえていた。4回は1死満塁、5回には1死二、三塁の好機を生かせず。25イニングもの間、適時打が出ていない。

昨季、日本一のロッテが4連敗を喫したのは1度だけ。それが開幕9試合で…。しかも、異例の短時間。あっさり負けたつもりはないが、時間が“あっさり感”を付け加えてしまう。昨年5月10日の巨人−オリックス戦(東京ドーム)の2時間7分以来という短い試合で、打線は好投・清水を見殺しにした。

先発右腕は5回まで完全試合ペース。しかし、6回に2安打を浴びて1失点。それが敗戦につながった。「調子はよかった。点をやらなければ負けなかった…」。こうつぶやくのがやっと。8回5安打1失点の自分を責めた。

バレンタイン監督
「これが1年続くことはない。これから得点につながるヒットが、たくさん出てくるはず。」

借金が「3」になったボビーは前を向いたが、ロブソン打撃コーチは「今の打線に何が必要かって?変化することじゃないか」とポツリ。この苦しい局面を打開するのは“ボビーマジック”しかないのか。

井上投手コーチ
「(清水について)好調を維持している。今は、ピッチャーが頑張るしかない。」
データBOX
オリックス−ロッテ戦は2時間9分で終了。昨年の最短ゲーム(九回まで行った試合)は、交流戦期間中の5月10日、巨人−オリックス戦での2時間7分。パ・リーグだけでみると03年5月26日、ロッテ−オリックス戦の2時間4分以来の短時間ゲームとなる。パの過去2年の最短は04年が7月1日、オリックス−ダイエー(現ソフトバンク)戦の2時間30分、05年が4月3日のロッテ−ソフトバンク戦の2時間26分。いずれもオリックス、ロッテのどちらかが絡んでいる。

◇攻守に悔し里崎

女房役の里崎は1球を悔やんだ。6回2死二塁から、村松に内角高めの直球を右前打され、それが決勝点につながった。里崎は「狙い通りのボール。うまく打たれてしまった」。一方の打撃でも、4回の満塁機に二ゴロ。「(チームに)タイムリーが出ていないことは、特に意識していない」と話しながらも、残念そうだった。

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清水見殺し、打線不振で4連敗[スポニチ]

8回を5安打1失点と好投しながら清水は今季初黒星。チームも昨年の“ワースト”に並ぶ4連敗となった。6回途中まで完全投球。1死後、後藤に右前へ初安打されると、2死二塁とされて村松に痛恨の右前適時打を浴びた。「これ以上は望めない投球」とバレンタイン監督は清水の力投をねぎらったが、つながらない打線に関しては「今は流れが悪い。これが1年間続くことはない」と話すのがやっとだった。

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投打が噛み合わず、4連敗[ニッカン]

ロッテの先発清水は1失点で黒星を喫した。6回1死まで走者を許さない抜群の内容だったが、2死二塁で村松に内角高めの直球を右前に運ばれてしまった。打線の援護なく、これが決勝点になってしまったが「ああいう展開で点を取られなければ、負けなかった。また練習して負けないようにしたい」と自らを責めていた。チームは投打が噛み合わずに4連敗となった。

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