わたしはかもめ2006年鴎の便り(4月)

便

4月8日

千葉ロッテ7x−4東北楽天(千葉マリン)

ロッテが延長戦の末、今季初のサヨナラ勝ち、連敗を2で止めた。ロッテは3回、サブローの1号ソロで先制すると、5回にはベニーが59イニングぶりとなる適時打を放ち追加点。2点リードされた9回には塀内の適時打などで追いつき、延長戦へ。その後10回、ベニーが自身初となる3号サヨナラ3ランを放ち決着をつけた。10回の1イニングを0点に抑えた3人目小林雅が昨年7月19日以来の白星。楽天は9回、藤井の2点適時打で勝ち越すも、その後投手陣が踏ん張れず、リーグ最速の10敗目。今季初の連勝ならず。

12345678910R
東北楽天00000020204
千葉ロッテ0010010023x7x

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西岡欠場、堀は抹消

ロッテ西岡剛内野手(21)が右ひざ痛で、8日の楽天2回戦(千葉マリン)を欠場しtあ。前日7日、同1回戦の4回の守備でクロスプレーの際に走者にスパイクされ、痛みが引かないため、ベンチ入りからも外れた。バレンタイン監督は「明日(9日)は出てもらいたいと思っています」。また堀幸一内野手(37)は前日の練習中に右脇腹痛を訴え、この日1軍登録を抹消された。

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ベニー、ロッテ救ったサヨナラ3ラン…楽天戦3連敗なら最下位転落[報知]

背水のロッテを再びベニーが救った。延長10回無死一、二塁、小山の内角低め直球を左翼席中段へサヨナラ3ラン。対楽天3連戦3連敗なら最下位転落となる危機的状況を、豪快な一撃で打開した。

冷静さが劇弾を生んだ。先頭のサブローが小倉から二塁打を放ち、4番・ベニーは「(3番の)福浦を歩かせてクローザー(小山)が真っ直ぐで勝負してくると思った」という。5日のオリックス戦でも延長10回に決勝2ランを放った主砲は、その時と同じように、内角低めの直球を強振した。

ベニーは6回にもチーム59イニングぶりの適時打。バレンタイン監督は「ウチの打線が冷め切っていないと証明してくれた。いよいよチームがホットな状態に入ることを示せたね」と手放しで称賛した。昨年は4月中旬から破竹の12連勝を成し遂げたロッテ。強烈なハワイアン・パンチを号砲に、王者が反撃態勢を整えた。

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ベニー、サヨナラ弾で危機救った[デイリー]

4番の一振りが、チームの危機を救った。延長10回、無死一、二塁。ロッテ・ベニーが小山の144キロの直球を振り抜くと、打球は大きな放物線を描き、左翼席中段へ。「打った瞬間、行くと思った」というベニーは、高々とバットを放り投げた。

空気は重かった。7試合ぶりに先制し、6回にはベニーがチーム59イニングぶりの適時打を放ったが、終盤に逆転された。負ければ楽天と0.5ゲーム差。だが、その危機が王者のプライドを呼び覚まさせた。

9回1死から2点差を追いつく粘りを発揮。ベニーのサヨナラ弾につなげた。バレンタイン監督は「うちの打線がホットな状態に入ってくる」と満足そうに言う。

ロッカーの入り口には、英語で「ひざを固めて振り切れ!!」と書かれていた。誰が書いたのかは分からない。ただ、ボビーの心の叫びが通じたのは確かだ。

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粘ったロッテ、サヨナラ勝ち[ニッカン]

追い込まれて、王者ロッテが目覚めた。パスクチの適時打が出ても、まだ1点を追う9回裏2死三塁。途中出場の塀内がカウント2−1とされたが、小倉のスライダーをたたく。一、二塁間を誇示開け、右前に運んだ。延長の権利さえ得れば、幕引きは見えていた。

10回裏無死一、二塁でベニーがほえる。5連敗寸前まで追い込まれた5日のオリックス戦でも、10回決勝2ランを放っていた。フルカウントから小山の144キロ直球をフルスイングすると、そのままバットが宙に舞った。打球が左翼席へ飛び込む前に、サヨナラ3ランを確信していた。バレンタイン監督は本塁付近の歓喜の輪に加わり、抱擁を繰り返した。

試合前、暗雲は立ち込めたままだった。堀は右脇腹痛で登録抹消、西岡は右膝の痛みで欠場した。西武、オリックスの前2カードを1勝5敗。前夜、楽天一場に完封され、負ければ最下位楽天に0.5差まで詰め寄られる最悪の状況で迎えた1戦だった。

3回にサブローが1号ソロで先制。6回にはベニーが58イニングぶりの適時打を放つが、勝ち越しを許して最終回。そんな暗雲を払ったのは、昨季培った選手層だった。バレンタイン監督は「9回がキーだった。塀内が粘ってパスクチも今江も打って、みんな、やるぞという気持ちが出ていた」と振り返る。日本一の底力を持ち合わせるのは主力だけではない。日替わりオーダーなど伏兵にもチャンスを与えてきたマジックが、9回に爆発した。

塀内は「(最後の打者に)なりたくないという気持ちはありました」と話す。ベニーも「サブロー、福浦が塁に出て、しっかり自分の仕事をしようと思った。彼らの出塁があってこそ」とつながりを強調した。長いトンネルを振り返る必要はない。強いロッテが、帰ってきた。

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ロッテ・ベニー“名誉挽回”サヨナラ弾!8回勝ち越し機で併殺[サンスポ]

振り抜いたバットを高々と放り投げた。延長10回、ベニーが左翼席にサヨナラ3ラン。本塁付近にできたナインの歓喜の渦に飛び込んだ。「手応えは十分。悔しさを思いだして打ったよ」。8回1死一、三塁の勝ち越し機で併殺に倒れていたベニーの“名誉挽回弾”だった。5日にも2本塁打で勝利を手繰り寄せた陽気なハワイアン。気温の上昇と共に打撃は力強さを増していく。

◇サブローが復調の兆し…1号含む3安打

不振のサブローが復調の兆し。左太もも痛の影響で前日まで20打数1安打と精彩を欠いたが「積極性だけは大事にしたい」と3回は初球を振り抜いて1号先制アーチ。6回の左前打、10回の二塁打も得点に絡み「去年と同じようなパターンですね。今日から(本当のシーズンの)始まりです」と笑顔をみせた。

バレンタイン監督
「同点にした9回が鍵。やるぞという気持ちを全員が出し、打線が上向きになる可能性を示してくれた。」
塀内
「何とかボールに食らいつこうと思って打った。」

◇堀が右脇腹で登録外れる

堀幸一内野手(37)が7日の練習で痛めた右脇腹の痛みが引かず、出場選手登録から外れた。病院には行かず、今後は患部の様子を見ながら復帰に向けて調整する。

◇西岡が右ひざの痛み引かず欠場

7日の楽天1回戦(千葉マリン)で右ひざを痛めたロッテの西岡剛内野手(21)が欠場。この日も痛みが引かないために大事を取った。9日の出場は当日の様子をみて決める。

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ベニー“4番の仕事”サヨナラ3ラン[スポニチ]

バットを豪快に放り投げた。スタンドが歓声で揺れる。4―4で迎えた延長10回無死一、二塁。ベニーが左越えに3号サヨナラ3ラン。陽気なハワイアンがチームを3連敗の危機から救った。 「手応えは十分。福浦の敬遠は予測していたし、自分のゾーンに来た球を打とうと思っていた。ここ何試合も打点を稼げずにいたから、自分の仕事ができて良かった」。

4月に入ってチームは1勝5敗。2試合連続零敗と元気がなかったが、4番がチームをもり立てた。1点リードの6回1死二塁では、59イニングぶりとなる適時打を中前へ運び、チームにカツを入れた。2点を追う9回にはパスクチ、塀内の執念の適時打で同点に。チーム全体に必死にくらいつく姿勢がよみがえった。バレンタイン監督も「9回の攻撃が試合の鍵。あれでみんな“やるぞ”という気持ちになった。ベニーの1発は、これから打線が上向きになるサイン」と笑顔を見せた。

「ハワイアンパンチ」の異名をとる34歳。来日した04年には自ら進んで日本語のレッスンを受講し、休みの日には鎌倉に観光に出向き「国の言葉、文化を知ることは大事」と日本になじむ努力を今も続けている。ただ、昨季は右股関節痛のため98試合で13本塁打に終わり、4番をサブローに奪われた。それだけにオフに専属トレーナーを雇い「週2日だった自主トレを3日に増やしたんだよ」と万全の状態でシーズンに臨んだ。

5日のオリックス戦でも2発を放ち、連敗を4で止めたばかり。家族が見守る中での活躍に「相手の抑え投手から打てて良かった」とベニー。頼れる男の1発でアジア王者が息を吹き返した。

◇投手陣何とか踏ん張った

最近3試合で26失点を喫した投手陣も踏ん張った。先発の久保は7回を2失点。安定した投球にバレンタイン監督は「気合が入っていたし、コーナーに投げ分けられていた。いい投球だった」と及第点。2番手・薮田が2失点を許したのは誤算だったが、延長10回は小林雅が1回を無失点。勝ちパターンでの勝利に指揮官も納得の表情だった。

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堀が出場選手登録外れる[報知]

ロッテの堀が8日、前日の練習で痛めた右脇腹の痛みが引かず、出場選手登録から外れた。病院には行かず、今後は患部の様子を見ながら、復帰に向けて調整する。

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西岡がひざ痛で欠場、堀は登録抹消[ニッカン]

7日楽天1回戦(千葉マリン)で右ひざを痛めたロッテ西岡剛内野手(21)が8日の同2回戦を欠場した。遊撃の守備でクロスプレーの際に痛めて途中交代し、この日も痛みが引かないために大事を取った。バレンタイン監督は「9日は出場して欲しいと思っている」と話した。また堀幸一内野手(37)は7日の練習で痛めた右脇腹の痛みが引かず、8日出場選手登録から外れた。

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オリ、今月中大阪ドーム買い取りへ

オリックスが本拠地・大阪ドーム(大阪市西区)を買い取る見通しになったことが8日、関係者の話で分かった。ドームを所有する第三セクター「大阪シティドーム」は、昨年10月に会社更生法を適用され、最終的に管財人がオリックスに球場施設の買い取りを提案していた。オリックスは本社役員会の最終決定を経て、今月中に管財人に買い取りの意向を伝える見込み。新設される運営会社の実権も握るとみられ、大阪ドームはよりオリックス色の強い球状となりそうだ。オリックスが提案されていた案は、5〜10年後に大阪市に寄付することを前提に、約90億円でドーム施設を買い取るというもの。

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