わたしはかもめ2006年鴎の便り(4月)

便

4月9日

千葉ロッテ6−4東北楽天(千葉マリン)

ロッテが2試合連続の2ケタ安打で逆転勝ち。借金を2とした。1点を追う4回、サブローの適時二塁打で同点に追いつくと、続く5回、先頭のフランコの1号ソロで勝ち越し。さらに6回にもフランコ、井上の適時打で突き放した。投げては、先発・バーンが7四死球ながら要所を締めて6回1/3を2失点で今季初勝利。外国人投手が3球団から勝利をあげるのは史上2人目。楽天は先発の朝井が5回までに8四死球。打線が7回に3連打で1点差とするが、その直後に青山が適時打を浴びるなど、昨日に続き救援陣が踏ん張れなかった。

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ロッテ・藤田“再登板”でボビーのミス帳消し[報知]

ボビーの失敗を帳消しにした。告げたはずの投手交代が、不成立になるハプニングが発生。続投した藤田が後続を打ち取り、事なきを得たバレンタイン監督は「藤田がしっかり抑えてくれたね」と左腕の“尻ぬぐい”に感謝した。

事件は7回に起きた。藤田が3連打を浴びて1点差。マウンドへ向かった井上投手コーチは、指揮官に交代を告げる様子がないことを確認すると、再びベンチへと歩を進めた。だが、ファウルラインをまたいだところで、突然バレンタイン監督が球審に投手交代を宣告。「ピッチャー・薮田」のアナウンスと共に、藤田はベンチへ下がった。その後、審判団は交代は不成立と訂正。再び出てきた“2人目の藤田”はフェルナンデスを併殺打に仕留め、究極の結果オーライとなった。

コーチとの意思疎通が行き届かず、「あれはアクシデントではなく監督のミス」と白状した指揮官。藤田は「また抑えるチャンスが来たから集中した」と気持ちを切り替え、今季初の「YFK」揃い踏みを勝利で飾った。戦犯を免れたボビーは「藤田が併殺にとったのは大きかった」と安堵の表情。幕張の風に乗って、ロッテに強運が舞い込んだ。

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ああ“勘違い”…ロッテ・バレンタイン監督、投手交代し損なう[サンスポ]

ロッテ・バレンタイン監督が、投手交代をし損なった。7回1死満塁で藤田が2点適時打を許した直後、井上投手コーチがマウンドへ。同コーチがファウルラインを越えてベンチに戻りかけたところで、ボビーが薮田への投手交代を告げた。球審もいったんは交代を認めたが、野球規則ではマウンドへ行った監督・コーチがラインを越えた後は認められない。楽天・野村監督の指摘もあり藤田が続投。試合後、柳田球審は「交代を受けた私のミスです」と誤りを認めたが、藤田がフェルナンデスを併殺打に打ちとり結果オーライとなった。

バレンタイン監督
「アクシデント?あれは監督のミスだった。藤田がしっかりカバーして、素晴らしい仕事をしてくれた。」
藤田
「抑えるチャンスがきたと思い、バッターに集中した。ゲッツーという最高の結果。チームが勝利できてよかった。」

◇バーン移籍後初勝利

バーンが6回1/3を1安打3失点で、移籍後初勝利をあげた。7四死球と制球に苦しんだが「自分のピッチングに自信を持って投げた。みんながボクのためによく守ってくれた」。5回に今季1号を放ったフランコと共に、お立ち台に上がり声援に応えた。バレンタイン監督も「彼らしい抑え方をしてくれた」と要所を締める投球を評価した。

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藤田“ボビーの失敗”カバー[スポニチ]

自ら犯した大失態も勝てば結果オーライ。バレンタイン監督は胸をなで下ろし藤田を称えた。

「あれはアクシデントではなく監督のミス。そこで藤田がしっかりカバーして素晴らしい投球をしてくれた」。7回、2番手の藤田がリックに3連打となる中前2点打を浴び1点差。なおも1死一、二塁で井上投手コーチがマウンドへ。指揮官に代える様子はなく引き揚げたが、ボビーが突然動く。一塁ベンチ前で井上コーチとすれ違っても気にせず球審に「ピッチャー薮田」を告げた。

野球規則8・06ではファウルラインを越えて引き揚げた時点で投手交代はできない。三塁塁審の球審への指摘と楽天側の抗議でベンチに戻っていた藤田が再びマウンドへ。自らを“救援”する前代未聞の登板で4番フェルナンデスを三ゴロ併殺打に仕留めた。

8回を薮田、9回を小林雅が無失点。今季初のYFK揃い踏みで楽天に連勝。「また抑えるチャンスが来たので打者に集中できたし、最高の結果でチームが勝ってよかった」。藤田自身も救われた1勝。これも“ボビーマジック”かもしれない?

8.06(注二)
監督(またはコーチ)が投手のもとへ行った後、ファウルラインを越えて引き揚げたら、その投手は、そのときの打者がアウトになるか、走者になるか、または攻守交代になるまで投球した後でなければ退くことはできない。ただし、その打者に代打者が出た場合は、この限りではない。

◇バーン移籍後初勝利

オリックス移籍したバーンが初勝利を挙げた。6回1/3で7四死球と制球に苦しんだが1安打3失点。開幕から2試合連続KOされていたが「自分の投球に自信を持って投げた」と話した。バレンタイン監督はこの日1軍昇格した橋本を先発捕手に起用。右打者への内角攻めと緩急を使ったリードに「橋本がバーンのいいものを引き出してくれた」と評価した。

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ロッテ継投無効の判定に続投藤田ピシャリ[ニッカン]

ロッテが珍ミスを帳消しにして白星を手にした。7回、1点差に詰め寄られ、なお1死一、二塁の場面。井上投手コーチがマウンドの藤田に歩み寄り、言葉をかけ、一塁側ベンチへ。ここでベンチにミスが出る。バレンタイン監督が薮田への交代を告げたのは、同コーチがファウルエリアへとラインを踏み越えた直後。柳田球審も1度は交代を認めたが、楽天野村監督の抗議もあり撤回。1度はベンチに下がった藤田が“再登板”するハメになった。

しかし、選手はたくましかった。「“2回目”は気持ちを切り替えてマウンドに上がった。また抑えるチャンスがきたんで打者に集中した」と、藤田はフェルナンデスを三ゴロ併殺に仕留め危機を脱出。薮田は8回に登板し3人でピシャリと抑えた。バレンタイン監督は「アクシデントではなく監督のミスだ。藤田がしっかりカバーして素晴らしい仕事をしてくれた」と感謝。井上コーチも「ボクの連絡ミス」と話した。

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ボビーのミスを藤田“帳消し”[デイリー]

1点差に迫られた7回1死一、二塁。ロッテ・バレンタイン監督は藤田を交代させようとした。だが、マウンドにいた井上投手コーチがファウルラインを越えて戻った後で交代を告げたため、野球規則8.06により交代は認められなかった。ベンチから再びマウンドに戻された藤田はフェルナンデスを見事に三ゴロ併殺。指揮官は「私のミスを藤田が帳消しにしてくれた」とホッとしていた。

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バーンが移籍後、初勝利[ニッカン]

ロッテのバーンが移籍後初勝利を挙げた。7回途中まで6四球で3失点も、許した安打は僅か1。オリックスから移籍し、開幕後は2連敗だったが「感じは良かった。過去2戦は引きずらないで、新たな気持ちでチームに貢献しようと思った」と話した。バレンタイン監督は「本来の制球は出てないが、彼らしい抑え方をしてくれた」と評価していた。

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ボビー千葉商科大教授就任[ニッカン]

ロッテボビー・バレンタイン監督(55)の千葉商科大の客員教授就任委嘱式が、9日、千葉市の千葉マリンスタジアムで行われた。加藤寛学長から証書を受け「大変光栄に思います。若い人達の将来に役立てられるようなお話をできたらいいなと思います」と笑顔を見せていた。

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