わたしはかもめ2006年鴎の便り(4月)

便

4月12日

千葉ロッテ1−4福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ソフトバンクは新垣が8回1失点でハーラーダービートップタイの3勝目をマーク、チームは連敗を4で止め貯金を2とした。1回、1死一、三塁とし松中の適時三塁打、ズレータの適時二塁打で3点を先制。9回にはズレータがリーグトップタイの5号ソロで1点を追加し点差を広げた。馬原は4セーブ目。ロッテは先発・清水直が9回4失点に抑えたが、打線が4回に福浦の適時打で1点を返すのみ、三者凡退のイニングが6回あり清水直を援護できなかった。チームは今季対ソフトバンク戦勝ち星なしの3連敗で借金は3となった。

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深刻マリン“断”打線…短打つながらず&大砲不在[夕刊フジ]

◇ベニーでは役不足?

打開策が見えない。12日のソフトバンク戦。1−4の完敗劇を喫したロッテ・バレンタイン監督の笑顔は乾いていた。「今日は相手の投手のデキが良かったよ。しっかり打った打球も野手の正面をついてたしね」。

ソフトバンク・新垣に手も足も出なかった。直球とカットボールにバットが差し込まれて散発4安打。主軸の福浦が4回にタイムリーを放ち1人、気を吐いたが、後が続かない。「新垣は内容が素晴らしかった。新球も投げていたよ」(バレンタイン監督)と、今季精度を増したカットボールに脱帽するしかなかった。

しかし、相手だけの問題ではない。昨季は面白いようにつながったマリンガン打線の単発化だ。スモールベースボールといえばボビー流の代名詞。巨砲主義の球界で、マシンガンのように短打をつなげて敵を粉砕するロッテ打線に、拍手喝采が起きたものだが、今季は単発化。その中核を担う西岡、今江がWBC疲れから抜け切れない上に、「つなげる4番」サブローも波に乗れないのでは、打線に活気は出てこない。

だが、何よりも相手が気を使わなくてはならない長距離砲の不在が影響大。スモールベースボールといえど、その中にロングヒッターがいてこそ、相手投手へのプレッシャーが効くもの。間違えれば1発がある、打線にいるだけで怖い打者が存在してこそ、つなぎ役の打者へのマークが甘くなるのだ。

昨季その役割を担ったのが、巨人に移籍した李承Yだった。30本塁打こそマークしたものの、打率が.260だったため、バレンタイン監督の評価は厳しかった。現在の打線の湿り具合が、その穴を如実に物語っている。ベニーでは埋め切れていない。

苦悩のバレンタイン監督もようやくテコ入れに動きそうだ。14日にも不振のパスクチを2軍に落とし、昨季のイースタン本塁打王・竹原の昇格を検討。だが、果たして2年目の若き大砲候補が、単発化したマリンガン打線の起爆剤となるか、要注目だ。

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清水連続完投●

清水が2試合連続で完投負けした。ここまで先発した3試合で、味方が取った点はわずかに3点。好投するも勝利にはつながらず「非常に悔しい。立ち上がりに3点取られては野手がリズムをつかめない。援護どうこうではない」と悔やんだ。この日は昨季1度もなかったスライド先発。立ち上がりの失点への影響について、バレンタイン監督はそうだとは思わない」と否定した。

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ロッテ打線が清水見殺し…先発3戦で平均援護1点[報知]

孤軍奮闘するエースの姿は痛々しかった。2試合連続完投負け。清水にまた黒星がついた。先発した3試合の平均援護得点はわずか1点。「立ち上がりに3点取られれば野手もリズムがつかめなくなる。自分の投球が悪かった」。清水は初回の3失点を悔い、責任を背負った。

2回以降の復調もむなしく、打線は淡泊な攻撃を繰り返した。新垣の勢いのある直球に力負けし、バレンタイン監督が「新しい球種だった」と驚いたカットボールに凡打を重ねた。見せ場は好調の福浦が4回に中前適時打を放った場面だけ。指揮官は「今日は相手投手がよかった」と新垣の出来に白旗を掲げた。

清水は1勝2敗と負けが先行。防御率1点台の右腕に白星をつけられなくては、連覇の夢は遠のく。「清水が投げたここ3試合で援護がなかったのだから、次は打ってくれるだろう」。力投を続けるエースをかばうように、ボビーは打線の奮起を期待した。

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ロッテ・清水また完投負け…9奪三振、138球力投も報われず[サンスポ]

ロッテの清水は9回を投げきったが、2敗目。1回の3失点が最後まで響いて「入りが悪すぎた。悔しい」とポツリ。9奪三振、138球の力投も報われなかった。前回2日のオリックス戦(大阪ドーム)でも8回1失点で完投負け、2試合連続で打線の援護がないが「援護どうこうではない。自分の投球をできないのが悪い」と反省していた。

バレンタイン監督
「いい投手相手に、序盤に3点リードされると厳しい。とにかく、今日は彼が素晴らしかった。」

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清水また完投●[スポニチ]

エース清水が2試合連続完投も、8安打4失点で今季2敗目を喫した。初回の3失点が全てだった。1死一、三塁から松中に左中間三塁打を喫すると、ズレータには三塁線突破の二塁打。打線の援護はここ2試合で1点と運もないが「立ち上がりが悪すぎた。これじゃ打者もリズムに乗れない」とうな垂れた。バレンタイン監督も「本間の四球と松中に対して球が浮いたこと。ミスは初回の2つだけ」と悔やんでいた。

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福浦が反撃の中前タイムリー[ニッカン]

ロッテ福浦が追撃の適時打を放った。4回。西岡が二塁打でチャンスをつくると、福浦は中前にはじき返した。「3回まで完璧に抑えられていたので、一巡したこの回に何とかしたいと思っていました。得点圏にランナーがいたので、得点に結びつけられて良かったです。最初のチャンスで打つことができて良かったです」と話した。

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