わたしはかもめ2006年鴎の便り(4月)

便

4月17日

小林宏WBC“副作用”急ピッチ調整影響も回復へ[夕刊フジ]

◇札幌でハム料理だ

故障続きで戦線離脱しているロッテのイケメン右腕・小林宏が、21日からの日本ハム3連戦(札幌ドーム)で1軍に合流、同カード中にも今季初の先発マウンドを踏む見込みだ。

乗り切れぬチーム状況に苦悩の采配が続くバレンタイン監督に待ち人来るだ。小林宏は13日のイースタン・ヤクルト戦で先発、6回2/3で9安打3失点。「最初は体が開いていたけど、5回くらいから感じがつかめるようになってきた」と笑顔。復帰への課題だった打者との投球感覚も戻りつつあることから指揮官も決断。札幌からの一軍合流を内定した。

昨季は12勝をあげ、交流戦ではシュアな打撃も披露したことから初代MVPを獲得した小林宏。その活躍を評価され今春開催されたWBC日本代表にも選出された。ところが、小林宏は、昨季の31年ぶり日本一&アジア初代王者に輝いた栄光の“副作用”を一身に浴びてしまったらしい。

今春キャンプは豪州へ向かった本隊から離れ、鹿児島の2軍キャンプで調整。が、この急ピッチ調整がタタって、2月下旬から始まった日本代表合宿中に発熱と右肩痛が発生。壮行試合の登板をキャンセルする事態となった。さらに日本代表が渡米後に、今度は右足内転筋痛が発生したため、WBC本選での登板も果たすことができなかった。

だが、バッドラックは終わりではなかった。ロッテに合流後、右足故障からのリハビリを続け、1軍復帰をかけた先月26日のイースタン巨人戦を発熱のため登板回避。このため1軍復帰が大幅にズレ込むことに。「昨シーズンの疲れより、やっぱりWBCでの急ピッチの調整が影響しているよ」(球団関係者)と頭を抱えた状況だった。

ここにきて、ようやく1軍復帰のメドがついた右腕。チームはドン底こそ脱した観はあるが、8勝11敗で借金アリ。チーム防御率も4.93とリーグワースト。それだけに小林宏の復帰は、浮上への起爆剤となって欲しいところだ。

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清水、しっかり勝つ

楽天に連勝して、上位浮上に加速をつける。昨季の王者ロッテが首位西武戦で勝ち越し、勢いに乗ってきた。この日、フルキャスト宮城で清水とバーンが練習を行った。19日先発予定の清水は、ブルペンで50球の投球練習。ここまで打線の援護に恵まれずに負けが先行しているが、2試合連続完投中と好調をキープ。「(楽天戦は)2つしかないし、しっかり勝ちたい」。18日の予告先発バーンは、軽めの調整練習。最後は実際にマウンドに上がって感触を確かめた。「コンディションはまあまあ。寒さも大丈夫」と自信を見せた。

◇受賞

ロッテ里崎智也捕手(29)が、WBCでの活躍により出身地の徳島県特別功労賞を受賞した。

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ロッテ緊急補強へ…メジャー12勝ミラー投手[報知]

ロッテが新外国人投手として、デビルレイズ傘下3Aダーラムのジャスティン・ミラー投手(28)の獲得に乗り出していることが17日、分かった。球団は近日中に身分照会を行い、正式契約を結びたい意向。早ければ、5月の交流戦からの活躍を期待している。

ミラーは02年にメジャー初昇格を果たし、先発として9勝をマーク。最近はリリーフとしての適性を開花させ、今季は3Aでここまで2勝0敗1セーブ、防御率1.50と好成績を残している。先発、中継ぎ、抑えと全ての経験があるマルチ右腕。武器は打者の手元で変化するツーシームで、今季は6イニングで10奪三振と高い奪三振率を誇っている。

ミラーは体の半分以上に入れ墨がある“タトゥー男”として知られる。ブルージェイズ時代の04年には、入れ墨を隠すために大リーグ機構から長袖のアンダーシャツ着用を義務づけられたこともあった。関係者によると、能力や性格に問題はなく、バレンタイン監督も獲得に前向きな姿勢を見せているという。

ロッテはWBCの影響から開幕ダッシュに失敗し、現在5位に低迷。昨年リーグ1位だったチーム防御率は、最下位の4.93に落ち込んでいる。李承ヨプの代役として期待したパスクチは、打率1割台と不振で2軍調整中。外国人枠は1つ空いた状態となっている。

WBC組の藤田と薮田が本調子を欠く現状から、助っ人右腕は先発ではなく中継ぎに組み込まれる可能性が高い。昨年の快進撃を支えた「YFK」にミラーが加わり、新しい勝利の方程式を形成することになりそうだ。

ジャスティン・ミラー(JUSTIN MILLER)
1977年8月27日、米カリフォルニア州生まれ。28歳。ロサンゼルスハーバー短大から97年ドラフト5巡目でロッキーズ入団。アスレチックスを経て02年にブルージェイズへ。同年メジャー初昇格を果たし、9勝を挙げた。昨オフにマイナー契約でデビルレイズに移籍。メジャー通算成績は12勝9敗、防御率5.89。188センチ、97キロ。右投右打。

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1度で2度オイシイ!千葉マリン“民営化”でグルメパーク計画[サンスポ]

千葉マリンの“民営化”でいっそう便利ににぎやかになる!ロッテは本拠地千葉マリンスタジアムにラーメン店や大手コーヒーショップなどの出店を招致していることが、17日までに分かった。ロッテが、千葉市からスタジアムの管理者に指定されたことから、球場運営にロッテが参画。さらなるファンサービスの充実を図るため、球場のボリュームアップに乗り出すつもりだ。

アベックなど若いファンが多数訪れる千葉マリン。ただファン層とは対照的に、“食事処”といえば、昔ながらの球場そのもので、系列のロッテリアで済ますか、売店で弁当を買い込むしか手段はなかった。それはそれで千葉マリン名物となっていたが…そんなレトロな風物詩が、街のグルメスポットのように様変わりする。

球団関係者
「球場に個性あふれる品揃えを増やして、ファンの方々にスタジアムに来ることをもっと楽しんでもらいたいですね。」

球団関係者は今後の展望を説明した。

実はこの4月1日付けでロッテ球団が球場の指定管理者になった。これにより球場の運営が直接球団に託されることになった。

この球場の“民営化”を機に、球団は様々なアイデアを駆使。新店舗の発掘、招致に乗り出した。

既にマジック(手品)の見られるバーが、2階の一塁側に開店。オリックス戦が行われる25日には池袋、新宿など都内に4店舗展開する人気ラーメン店『小次郎』がオープンする。

また、大手コーヒーチェーン『スターバックスコーヒー』も出店を検討中。13日のソフトバンク戦では、試験販売を済ませており、決定すれば、野球を見ながら本格的な味を楽しめるコーヒー好きにはたまらない野球場となるはずだ。

「世界中の“美味”を集めたいですね」と関係者も期待を膨らませる。大型人気店だけでなく、周辺には屋台も立ち並び、ファンは夕食のメニュー選びにひと苦労…。

日本一の熱いファンを持つロッテが目指すのは、ボールパークならぬグルメパークだ。

◇里崎に特別功労賞−出身地徳島から

WBCで世界一に貢献した里崎に、出身地の徳島県から特別功労賞が贈られることになった。同賞の受賞はマラソンの弘山晴美に次いで2人目。里崎は「名誉なことなので、大変嬉しく思います。これからも徳島県民の1人として、夢と感動を与えられるよう努力します」と話した。里崎はWBCで打率.409、1本塁打、5打点。捕手として投手陣を好リードし、ベストナインに選ばれた。

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ロッテ里崎が徳島県特別功労賞受賞[報知]

ロッテ里崎智也捕手(29)が、優勝したWBCでの活躍により、徳島県特別功労賞を受賞した。同県出身の里崎は「名誉なことなので大変嬉しく思います。これも今までご指導いただき、支えてくれた周りの人のおかげだと思っています。これからも徳島県民の1人としてこの賞に恥じないプレーをして、夢と感動を与えられるよう努力します。これからの応援宜しくお願いします」とコメントした。

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ロッテ元スカウト三宅氏死去[デイリー]

ロッテ元スカウトの三宅宅三氏(みやけ・たくぞう)が、16日午後6時55分、呼吸器不全のため東京都世田谷区の病院で死去した、85歳だった。

岡山県出身。自宅は世田谷区上北沢1の33の19。葬儀・告別式は19日午前10時半から世田谷区砧2の4の27、東京メモリードホールで。喪主は長男保徳(やすのり)氏。

50年に毎日(現ロッテ)に入団し、野手として8年間プレー。ロッテのスカウト時代には落合博満選手(現中日監督)を獲得し、台湾の李宗源投手と養子縁組して入団させたことで知られた。その後、中日に移って編成本部顧問を務めた。

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セパ合同PO実施へ初の協議会[デイリー]

来季からのセ・パ両リーグ合同のプレーオフ(ポストシーズンゲーム)実施に向けた、初の協議会が17日、東京都内で開かれ、セ側が求めたレギュラーシーズン146試合の維持に関して、現行136試合制のパ側も、試合数増を前向きに検討していくことになった。

会議にはセから巨人、中日、横浜、ヤクルトの4球団、パからソフトバンクを除く5球団の代表者らが出席。パ側が試合数増にどう反応するかが注目されたが、「過去に比べて、抵抗感は薄れてきている」と日本ハム・小嶋オーナー代行。会議で明確に拒否反応を示す球団はなかった。

ただ、同一形式による実施について、パの独自性が失われるという声があり、試合増が経営圧迫につながるという懸念も根強い。「まだ反対している球団もある」(小嶋オーナー代行)。パは5月8日の理事会で、セが同調を求めていることに対して検討する。

両リーグは今夏をメドに最終合意を目指す方針。セが求めるレギュラーシーズンの1位を優勝とする件や、具体的な実施法も含め、定期的に協議会で議論していく。

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パ・リーグも146試合へ前向き[ニッカン]

来季から導入を目指すポストシーズンについて検討する会議が17日、東京・銀座のセ・リーグ連盟事務所で開かれ、試合数や開催時期などについて検討された。方法論に先立ち、セ側は両リーグで公式戦数を146試合に統一したいと提案。現在136試合のパは10試合増となるが、パ小嶋理事長(日本ハム・オーナー代行)は「同じ試合数にした方がいいという認識は共通のもの。過去のように、試合増が赤字増につながるという問題は解消されてきている。反対する球団もあるが、絶対に増やせない訳ではなくなっている」と前向きな姿勢を見せた。

試合増加に伴う時期の問題については、セ伊藤理事長(中日代表)が「11月はアジアシリーズや日米野球など国際イベントが多いが、第1週、例えば3、4日までに終わらせれば問題ないという意見が出ていた」と説明した。ポストシーズンの方法は具体化されておらず、まずは両リーグで試合数を統一する点から検討していく。ただ、労組日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は試合増加に反対しており、選手会との協議も重要になってくる。

瀬戸山球団代表
「(試合数の増加について)公式戦を146試合やることについては前向きに考えますと答えた。今日初めてセ側から提案を受け、これからパとして話していく。」

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セ・パ合同プレーオフ前進[スポニチ]

セ、パ両リーグは17日、東京・銀座で、来季導入を目指すセ・パ合同のポストシーズン試合(プレーオフ制度)について初の検討会を開き、同一歩調を取る基本方針で一致した。今後も検討を重ね、7月までに具体化させる方針も確認した。

会議には阪神、広島、ソフトバンクを除く9球団が出席。セは3日の実行委員会で示した前提条件、

(1)
公式戦146試合維持
(2)
公式戦1位を優勝と規定
(3)
セ・パ統一形式

に理解を求めた。

パの小嶋理事長(日本ハムオーナー代行)は「当然同じ形式が望ましい」と3で同調の構え。現行136試合のパも1の試合増の抵抗はなく、小嶋理事長は「試合を行うほど赤字という状況は薄らいだ」と経営面での反対の声は少なかった。過密日程への懸念も日本シリーズ終了を今季から1週間遅い11月4日とする緩和策が示された。

セ・伊藤理事長(中日代表)は「問題は試合の仕組み」とポストシーズン試合方式は懸案。「プレーオフで優勝を争う今のパ方式が良い」(ロッテ・瀬戸山代表)と2への反対はある。さらに「146試合+プレーオフ」に反対する労組・日本プロ野球選手会との折衝が今後の焦点となる。

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146試合制へ前向き…セ、パPO制度協議会[報知]

セ・リーグが来季から導入を決めているプレーオフ制度のセ、パ両リーグによる初の協議会が17日、東京都内で開かれ、セ側が求めたレギュラーシーズン146試合制の維持について、136試合制のパ側も試合数増を前向きに検討する方向となった。

初会合には阪神、広島、ソフトバンクを除く9球団が参加。

(1)
セ、パ同一方式とするのが望ましい
(2)
合意を来季の日程作業が本格化する今夏をめどとする
(3)
試合数増のために日本シリーズの開催時期を1週遅らせることも可能

とする3点が確認された。第2回以降はプレーオフの具体的な仕組みを軸に協議していく。

プレーオフはパがリーグ優勝決定戦としているのに対し、セはレギュラーシーズンの1位を優勝とし、プレーオフは日本シリーズ出場権を争う試合としている。セが同調を求めていることに対し、パは5月8日の理事会で検討する。

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