わたしはかもめ2006年鴎の便り(4月)

便

4月19日

東北楽天17−2千葉ロッテ(フルキャスト)

ロッテが今季最多の17得点を挙げ、今季初の4連勝を飾った。同点に追いつかれた直後の3回、里崎の2打席連続の適時打で勝ち越しすと中盤、大松の2本の本塁打を含む4本塁打などで加点した。ロッテ先発・清水は味方の大量点に守られ、7回2失点で今季2勝目と共に、プロ通算60勝目。楽天は2回に1度は同点に追いつくものの、3連勝中だった先発・一場を始め4投手が被安打15、10四死球の乱調で、17失点は今季ワースト。借金は今季最多タイの9となった。

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千葉ロッテ20133701017
東北楽天0200000002
サブロー
「うまく前でとらえることができました。とにかく塁に出てチャンスをつくりたいと思って打ちました。」(4回に2試合連続の3号ソロ)

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4連勝!強いロッテが帰ってきた[ニッカン]

ロッテの勢いが、加速した。楽天相手に今季両リーグ最多の17点を奪い、今季初の4連勝を飾った。「ボビー・チルドレン」のニューフェース、大松尚逸外野手(23)が5回に2号2ラン、6回に3号3ランと2打席連発の活躍をみせた。振り返れば、連勝スタートの15日西武戦で満塁弾を放ったのが大松。昨年の西岡、今江に続き、今年は大松がチームを活性化しそうだ。

大きな弧を描いた大松の打球が、ライトスタンドに飛び込んだ。5回に2号2ランを放った直後の6回。144キロの内角ストレートをたたく。静まり返った楽天ファンの前を、ゆっくりとベースを1周した。プロ入り初の2打席連続アーチが、ロッテ打線に確かな勢いを呼び込んだ。

5回には同じく内角のフォークを、右翼スタンドに運んでいた。「ランナーをかえすことだけを考えた。2本とも理想に近い打球」と話す。バレンタイン監督は「9番打者が打点を挙げたのは大きい。スンヨプ(李承Y=巨人)と比べられないが、大松は若くていい打者だ」とたたえた。

同じ石川県出身であこがれのヤンキース松井が、メジャー500試合連続出場を果たした同じ日に、プロ初の連続アーチ。関係者を通じて受け取った松井のバットは、今でも寮の自室に大切に飾っている。面識はないが「長距離打者を目指している」と志は高い。

昨季は2軍で不動の4番として活躍。イースタンリーグ3位の14本塁打を放った。大きな期待を背負った今キャンプでは、いつも最後まで球場に残って打ち込みを繰り返してきた。「キャンプでしっかり振ってきたのが今につながっている」と自信を持って話す。

1軍に昇格し即スタメン出場した15日の西武戦では、プロ入り初本塁打が逆転満塁本塁打という華々しいデビューを飾った。その試合を境にチームは負けなしで、今季初の4連勝。「先輩方がいい雰囲気なので、いいリズムで打席に入れました」。この試合でも若手に触発されたかのように、打線が大爆発。今季最多の17得点で、開幕直後に最大5まで増えた借金を1まで減らした。

取材を終えた大松がバスに乗り込むと、待ち構えた選手、関係者が拍手とハイタッチで迎えた。昨年大ブレークした今江、西岡のようなニューヒーローが誕生。ベテランと若手がかみ合う、強いロッテがかえってきた。

大松尚逸(おおまつ・しょういつ)
1982年(昭57)6月16日、石川県生まれ。金沢から東海大を経て04年ドラフト5巡目でロッテ入団。昨季は1軍出場3試合で7打数1安打。イースタンでは80試合に出場し打率2割8分8厘、55打点。本塁打はリーグ3位の14本塁打。大学4年時に日米大学野球に出場しMVP。183センチ、85キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1200万円。
里崎
「知っていたけど狙わなかった。狙って打撃フォームを崩したら意味がないので。」(本塁打を打てばサイクル安打の活躍)
清水
「マイペースで投げることができた。うちの打線は打ち出したらすごい。これからも期待したい。」(7回2失点で2勝目)

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人形販売

ファミリーマートはロッテのバレンタイン監督、渡辺俊、今江をフィギュア化したバブルヘッドドール第1弾を25日から千葉県内の250店舗(一部除く)、インターネットショッピングなどで販売する。各限定2500個。購入者を対象にロッテ主催試合のペア観戦券が当たるキャンペーンも実施する。

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清水17得点に感謝[報知]

ロッテ清水が大量点にも守られて2勝目。「あれだけ点を取ってくれたら…」と強力な援護に感謝した。これまでは登板の度に、貧打に泣いていた。過去3試合で24回投げたが、味方の得点はわずか3。この夜はその借りを一気に返してもらった格好になった。清水は「うちの打線は打ち出したら簡単に点を取ってくれる。これからも期待している」と頼りにしていた。

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ロッテ15安打17得点4連勝!アジアの大将が目覚めの大勝[サンスポ]

目覚めた王者を、もう誰も止められない。昨季の打線を彷彿させる15安打17得点の爆発力。吐く息が白く、小雨まじりの肌寒い仙台で、熱い打線が完全復活。今季初の4連勝だ。

「打線はいいスイングができはじめている。選手は気分良く野球をしているね」。

会心の勝利に、バレンタイン監督はご満悦。里崎、福浦がサイクル安打にリーチをかければ、2年目の大松は2打席連続アーチ。全ての歯車がかみあってきた。

昨季の覇者は、開幕から苦しい戦いを強いられてきた。WBCに最多の8選手が出場。疲労などから、その余波をモロに受けた。さらに橋本、サブローら主力の故障もあり、チームは借金生活。当然、ベンチのムードは悪くなる一方だった。

そこで、流れを変えたのが、若手を起用した“ボビー・マジック”。15日の西武戦(インボイス)で青野、大松のスタメン起用が的中すると雰囲気は一変した。

「チームがまとまるには少し時間がかかる」。そう開幕前から予想していた指揮官。ミーティングでは、選手に“歓喜”のときを思い出すよう心に語りかけた。交流戦を制したことから始まり、初代アジア王者に至るまで。達成したことを振り返り、選手を鼓舞した。団結するため、練習ではダンスのステップも導入。ようやくチームが1つにまとまってきた。

「一場はとてもタフなピッチャーだったが、しっかり攻撃できたね」。前回、4安打完封劇を演じられたリベンジもきっちり果たした。世界一戦士が調子を取り戻し、若手が大暴れする相乗効果。4連勝中の総得点は「45」。この強さ、本物だ。

大松
「先輩方がよく打っているので、いいリズムで打席に入れました。」(2本塁打)
川崎
「ランナーを出さないことだけ心がけた。点差があったので緊張しませんでした。」(プロ入り初登板)
福浦
「昨年の1号も仙台だった。相性がいい球場です。」(4回に1号2ラン)

◇清水が気持ち切り替え2勝目

清水が7回6安打2失点で2勝目。2回に3連続二塁打を浴びる場面もあったが、その後は安定した投球を見せた。2試合連続で“完投負け”を喫していたが「気持ちは切り替わっていた。マイペースで投げることができました」と納得。打線の大量援護には「(うちの打線は)打ちだせば、簡単に点を取る。これから期待できますね」と安心していた。

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大松2打席連発!ロッテ猛爆4連勝[スポニチ]

強いロッテが帰ってきた。3連勝中と勢いに乗るロッテは19日、最下位の楽天を相手に2年目の大松尚逸外野手(23)が2打席連続アーチを放つなど、15安打で今季両リーグ最多の17点を挙げて爆勝した。開幕ダッシュに失敗した昨季の日本一チームだったが、ここにきて投打の歯車もがっちり。4連勝で借金は1。チームは一気に息を吹き返した。

霧雨が降り注ぐ杜の都でマリンガン打線が爆発した。楽天投手陣をいとも簡単に粉砕。7日にプロ初完封を許した一場も、あっという間にのみ込んで4回でマウンドから引きずり降ろした。

「1軍に慣れて気持ちよくスイングしている。9番打者があれだけ打点を挙げてくれるのは大きい」。試合後、バレンタイン監督が真っ先に称えたのが、4試合連続でスタメン起用した2年目の大松だった。5回2死二塁の2号2ランは内角低めのフォーク。6回1死一、二塁の3号3ランは144キロ直球を叩いた。いずれも大きな弧を描いて右翼席へ飛び込む当たりに「走者を還すことだけ考えた。直球に差し込まれないように意識する。そうすると他の球も上手に拾えるんです」と23歳の若武者は照れくさそうに笑った。

今季初の4連勝は、大松によって始まった。15日の西武戦(インボイス西武)、1軍昇格即1番に抜擢されて3点ビハインドの7回2死満塁で西口からプロ1号となる逆転満塁弾。これをキッカケにチームの連敗は3でストップ。連勝が始まった。連勝中の4試合は打線が計45得点と連日の爆発ぶりに大松は「ベンチの雰囲気がとてもいい。先輩たちがよく打つのでいいリズムで打席に立てます」。昨年はわずか3試合出場で7打数1安打。屈辱を胸に、昨オフの自主トレから1日1000スイングのノルマをこなした成果がようやく出てきた。

「大松は若くて素晴らしい打者。これからも成長を続けて欲しい」と指揮官は言った。借金返済まであと1。首位・西武には3.5ゲーム差。若いパワーを手にした昨年のアジア王者が、いよいよ首位戦線に絡み始めた。

◇清水、大量援護で2勝

エース清水が7回を6安打2失点。今季2勝目はプロ通算60勝となった。「初回が大切だと思い、2回(2失点)にやられてしまったが、その後は気持ちを入れ替えられた」と制球を重視した丁寧な投球で3回からは二塁を踏ませなかった。バレンタイン監督も「今までは打線の援護に恵まれていなかったが、勝ち星がついてよかった。いい投球だったね」と笑っていた。

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2年目大松が2打席連続本塁打[ニッカン]

2年目のロッテ大松尚逸外野手(23)が、プロ入り初の2打席連続本塁打を放った。5回2二死二塁から内角のフォークを右翼スタンドに運んだ。「体がうまいこと反応して打つことができました。先輩方がよく打っているので、いいリズムで打席に入れました」。続く6回にも右翼スタンドに3号3ランを叩き込んだ。

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