わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月4日

福岡ソフトバンク1−2千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテが今季6度目の逆転勝ちで2位浮上、貯金を今季最多タイの4とした。ロッテは1点を追う2回、フランコの2号ソロで同点とすると、3回には堀の3号ソロで勝ち越した。先発・小林宏は6回2/3を4安打1失点で今季2勝目、福岡ドームでは04年4月27日から4連勝。最後は小林雅が締め、リーグトップの11セーブ目。ソフトバンクは1回にカブレラの適時打で先制するも、2回以降ロッテ投手陣の前にわずか2安打。今季初先発の倉野は6回1/3を2失点に抑えるも、打線の援護に恵まれず今季初黒星。チームも3位転落。

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千葉ロッテ0110000002
福岡ソフトバンク1000000001

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ロッテの形だ!YFK完全救援

ロッテ救援陣「YFK」が、今季初のパーフェクトリレーを見せた。7回2死二塁から、まずは藤田。柴原を3球三振に打ち取ると、8回は薮田が三者凡退に抑える。そして9回は守護神小林雅が締めて、11セーブ目。3人揃っての登板は3度目だが、無失点に抑えたのは今季初。しかも1人の走者も出さない完璧な継投で、今季初めてソフトバンクに勝ち越した。

先発の小林宏に、7回2死二塁のピンチで早々と交代を命じた。球数はまだ72球。バレンタイン監督は「休養十分なリリーフ陣が今はとてもいい球を投げられるし、調子は確実に良くなってる」と話した。

小林雅は好調を維持してきたが、WBC組の「YF」は昨季ほどの安定感がなかった。藤田は試合前までに、1勝1敗の防御率3.48。薮田も2勝1敗1セーブ。2人とも決してWBCを言い訳にはしないが、藤田はボール、マウンドの違いに苦しみ、薮田は「向こうのボールの方がフォークは落ちる」と調整の難しさを語ったこともあった。

だがここにきて復調。藤田は「ほぼ昨年と同じ状態に戻ってきた」と話し、薮田は3人の揃い踏みを「最高でしょう。いい形」と喜んだ。救援陣の継投がビシャリと決まった勝利は、ロッテに1勝以上の価値をもたらした。

小林宏
「まだいけたけど後ろがしっかりしているので任せられた。」

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ロッテ・YFK初零封で2位…交流戦いける!![報知]

「YFK」の復調が、ボビーに速い決断を促した。7回2死二塁。2打席凡退中の柴原を打席に迎え、2番手・藤田を投入した。先発の小林宏は2回から6回まで完全投球。球数はわずか72球だったが「救援陣は今、非常にいい状態にあるから」と快投の右腕をあっさり下げ、迷わず継投に踏み切った。

方程式は完璧に決まった。藤田が柴原を3球三振に仕留めピンチをしのぐと、8回以降は薮田、小林雅がピシャリ。3投手は1人の走者も許さず、1点差を守りきった。「YFK」が無失点で逃げ切ったのは今季初。WBC後、マウンドとボールの違いに戸惑ったという藤田は「もう問題ない。ほぼ去年と同じ状態です」と胸を張った。

救援陣の復活は、先発にも好影響を与えていた。1軍復帰後2連勝を飾った小林宏は「後ろがしっかりしているから、最初から全力でいけた」と振り返る。リリーフの信頼回復が、ペース配分を考えないハイピッチにつながった。

先発ローテに昨年の交流戦MVP・小林宏が戻り、ブルペンの整備も完了。バレンタイン監督は「ウチの強みは投手陣。先発、リリーフがしっかり力を出せば、チームはいい方向に向かうんだ」と十分な手応えを感じていた。交流戦の開幕は9日。連覇に向けて、初代王者が助走に入った。

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ロッテ・堀が決勝弾…ソフトバンクに勝ち越し[報知]

堀が3回に勝ち越しソロ本塁打。これが決勝点になり「チームに迷惑を掛けてきたので嬉しい」。開幕から不振が続くだけに安堵感が入り交じった。バレンタイン監督は「彼はスーパーヒッター。シーズン通して抑えるのは不可能」と復調を信じていたようだが、本人は「継続しないと意味がない」と浮かれてはいなかった。

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“YFK”が締めた!今季初の「完全リレー」でロッテが2位浮上[サンスポ]

昨季のプレーオフを思いださせるほど、緊迫していた。2−1の終盤。ロッテに逃げ切りをもたらしたのが、帰ってきたリリーフ陣だった。

ついに本領発揮。藤田、薮田、小林雅がソフトバンク打線の前に仁王立ち。3人が安打を許さない今季初の“YFK完全リレー”で2位浮上だ。

バレンタイン監督
「(先発の)小林宏がいい仕事をした。あとは休養十分なリリーフ陣が、しっかりとつないでくれた。」

バレンタイン監督は、期待通りの活躍を喜んだ。前回、2安打完封の小林宏を、7回途中で早々に交代させた。球数はわずか72球。連続完投も狙えたが、ボビーは昨季の必勝パターンを選択した。7回2死二塁で藤田が柴原を3球三振に斬ると、薮田、小林雅も3人でキッチリと抑えた。

「昨年と同じ状態に、ほぼ戻ってきた」とは藤田。昨年のような理想的な勝ち星に「ウチの強みの1つが投手。(YFKは)非常にいい感じだね」とボビーはニンマリだ。

日本シリーズで戦った阪神の“JFK”は、ウィリアムスが故障で出遅れ、いまだ1軍登板がない状態。阪神さん、お先に−。昨年のパ・リーグ王者がセ界王者より1足早く、連覇への下地を整えた。

◇ベテラン堀が決勝弾

19年目のベテランの1発が値千金の決勝点になった。3回2死走者なしで、堀が初球の速球をジャストミート。打球はそのまま左中間席に飛び込んだ。「インコースよりに入ってきたボールをうまく打つことができた」と堀。ここまで打率.175と低迷していただけに「チームに迷惑をかけてきていたので嬉しい」と笑顔を見せた。

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今季2度目の「YFK」で1点差守る[スポニチ]

昨年31年ぶりのリーグ制覇を決めた場所でロッテがアジア王者の強さを取り戻した。今季2度目となった薮田、藤田、小林雅の「YFK揃い踏み」。完全継投で1点差を守り切った。

7回2死二塁。打席に左の柴原を迎えるとバレンタイン監督が動いた。先発・小林宏は4安打1失点だったが「藤田の状態がいい。それに柴原が右投手に強い」と中継ぎ左腕を投入すると、見事に3球三振に仕留めた。

8回から薮田、そして9回は守護神・小林雅が締め「このパターンで昨年も勝ってきた。3人の状態は上がっている。今は監督も起用しやすいんじゃないかな」と井上投手コーチ。昨年21試合あった「YFK」の揃い踏み。結果は17勝2敗2分けだった。ロッテにとってはこの「勝利の方程式」が生命線。今季は薮田、藤田がWBC出場の影響で「開幕当初は球に力が入らなかった」(藤田)と戸惑いもあったが、もう心配はいらない。

わずか72球で今季2勝目の小林宏も「後ろがしっかりしているので最初から飛ばした。いつでも任せられますからね」。指揮官も「うちの強みは投手陣。素晴らしい仕事だった」。ライバルに底力を見せつけた白星は1勝以上の価値があった。

◇フランコ、堀が1発

1発攻勢で倉野を攻略した。1点を追う2回、フランコが右翼席へ2号ソロを放つと、3回には堀が勝ち越しの3号ソロを左中間に叩き込んだ。「打ったのは直球。内角に入ってきた球をうまく打てた。ソフトバンクに今季初めて勝ち越して千葉に戻れるのは嬉しいね」とプロ19年目を迎えるベテランの足取りは軽かった。

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ロッテが完璧継投で1点差勝ち−宿敵に勝ち越す[サンスポ]

ロッテはただ勝つだけでなく、ライバルに底力を見せつけた。1点リードの7回途中からリーグ屈指の救援陣が完ぺきなリレーを見せて逃げ切った。バレンタイン監督は「うちの強みは投手陣。素晴らしい仕事だった」。1点差で今季初めてこのカードに勝ち越し、気分が悪いはずはなかった。

先発した小林宏は「初めから全力でいった。後ろがしっかりしているから」。打たせて取るスライダーが不調と感じると、直球とフォークボール主体の投球に変えた。1人で投げ切る必要などない。救援陣に信頼感を抱いているからこそ、スタミナを考えずに力勝負できる。

7回2死二塁、左打者の柴原の時に救援した左腕の藤田がワンポイントの役割を果たす。8回は薮田、9回は小林雅と必勝の継投だった。小林雅は「(救援の)3人で抑えるのは気持ちいい。いい形でつなげた」。ソフトバンクには開幕から4連敗したが、勢いを押し戻すのに十分な勝ちっぷりだった。

◇堀、勝ち越し弾にも浮かれず「継続しないと意味がない」

堀が3回に勝ち越しソロ本塁打。これが決勝点になり「チームに迷惑を掛けてきたので嬉しい」。開幕から不振が続くだけに安堵感が入り交じった。バレンタイン監督は「彼はスーパーヒッター。シーズン通して抑えるのは不可能」と復調を信じていたようだが、本人は「継続しないと意味がない」と浮かれてはいなかった。

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小林宏4安打1失点で2勝目[ニッカン]

ロッテ小林宏之投手(27)が、6回2/3を4安打1失点に抑えて2勝目を挙げた。初回に1点を失ったが、2回以降は低めにボールを集めてソフトバンク打線を打ち取った。「初回は高めに浮いていたけど、次の回から低めに集めるように心掛けた。1試合勝って自信もついていたし、今日みたいに試合を作れればいい」と笑顔で話す。これでロッテは今季初めてソフトバンクに勝ち越した。

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