わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月8日

いよいよ交流戦「マリン逆風」…アレで急降下?[夕刊フジ]

◇セ界の徹底マークに不安の声

“5月ジンクス”が見え隠れ−。昨季は“マリン旋風”で初代交流戦王者に輝いたロッテ。9日からは、日本一を争った阪神と“日本シリーズ再現”カードに突入するが、ネット裏から昨季の覇者の大沈下をささやく声が…。

「ファンや選手にとっても、シーズンの中で楽しみな時期がきた」とバレンタイン監督。何しろ昨季は24勝11敗1分と圧倒的な強さで初代王者となった。「ウチはしっかり仕事して賞金を手にすることができた。昨年の優勝は誇りだ。今年もみんな活躍を楽しみにしている。今年はもっとエキサイティングになるよ」とV2を狙う。

だが、指揮官の荒い鼻息とは裏腹に、ネット裏からは不安の声が。それというのもロッテには“5月ジンクス”がある。3、4月を圧倒的な強さで首位に立った年は、5月から急降下する−というモノ。Bクラスが多かったロッテに対し開幕当初は各球団のマークは甘い。それゆえ5月から始まる5球団の徹底マークに沈んでいたのだ。

昨季は24勝8敗と白星先行、交流戦でも勢いを持続したが、「交流戦に助けられた。例年ならマークされていたが、交流戦でのセ各球団の攻め方がオーソドックスだった」(球団関係者)というワケだ。

果たして2年目はどうか?今季の各セ・リーグ球団は、スコアラーはもちろん、編成担当まで動員してロッテに帯同。データの徹底収集に努めている。「昨年は交流戦が初めてだったこともあって勝手が分からなかったけど今年は違う。地力があるチームだけにしっかりたたかないといけないからね」(セ某球団関係者)と、ロッテ戦での必勝をブチ上げる。

18勝17敗でセ界戦に突入するロッテの貯金はわずか「1」。交流戦での闘い方がロッテのV2のカギを握る。

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ボビー再浮上契機

日本シリーズの再戦で、ロッテが再浮上のきっかけをつかむ。交流戦初戦の相手は、昨季日本一を争った阪神。現在3連敗中で首位に2.5ゲーム差の5位だが、昨季は交流戦の初代王者に輝き勢いに乗った。バレンタイン監督は「昨年のセ王者とパ王者が戦うだけだが、そういう意味では楽しみになる」と話した。

西岡と、阪神赤星の盗塁王対決にも注目だ。西岡は日本シリーズでは2度盗塁を刺されている。一方の赤星は2度成功。ここまで11盗塁と昨季とほぼ同じペースで、パ・リーグ盗塁王を突き進んでいるが「まだレベルが違うので、赤星さんから勉強できるところはしたい」と話す。

日本シリーズでは4連勝で日本一を獲得。敵地甲子園では、リベンジを期待するファンで完全アウエー状態になることが予想される。西岡は「チームが勝つことが1番」と必勝を誓った。

バレンタイン監督
「最初に阪神と対戦するのは楽しみだ。ジャイアンツもいいチームになっている。スワローズ、カープと新監督のチームもある。中日は手堅い戦いをしているし、横浜は東京湾を挟んだライバル。シーズンの中でも楽しみな時期が来た。」

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ボビー訴える、予告先発を!!

バレンタイン監督が、あらためて交流戦の予告先発を訴えた。「(予告)しないというのは、ばかげている。交流戦はファンの皆さんのため。誰が投げるか分かっていれば楽しみも増える。去年、ウチのチームは予告先発なしで勝って、優勝している。競技する上で予告しないことで重要な影響はないことを証明した」と話した。

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バーンと勝つ

交流戦初戦の先発が予想されるバーンと久保が、甲子園で練習を行った。バーンは「阪神はバッターもピッチャーもいい選手がそろっている」と話す。久保は「赤星さんを走らせると球場も盛り上がってしまう」と金本、今岡らと共に警戒を強めていた。

小林雅
「1点差で金本さんが打撃に立ったら、ヒットはいいけど、ホームランはやめて欲しい。赤星くんも塁に出たら二塁には走っていいけど、三塁はやめて欲しい。」(交流戦阪神戦について)

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パ・リーグは141試合制を主張[ニッカン]

パ・リーグ理事会が8日、東京・銀座の連盟事務所で開かれ、セ・リーグに対しシーズン141試合制を主張していく方針を固めた。来季から両リーグによるポストシーズン制を導入するにあたり、公式戦数を統一する案が出ている。現在はセが146試合、パが136試合にプレーオフと差があり、セは146試合での統一を希望している。パ小池会長は「試合数は増やす方向で意見がまとまったが、146試合まで増やすのは難しいという認識です。選手会の意見もありますから」と語った。

パとしては36試合の交流戦は是が非でも維持したい。そこでリーグ内の公式戦を1試合ずつ増やして21回戦(計105試合)とし、交流戦を合わせて141試合とする案が大勢をしめた。9日にセと合同で開くポストシーズン検討会議で提案される。また、セはペナント1位をリーグ優勝としたい考えだが、パはプレーオフで優勝を決める現状を維持する意見でまとまった。さらに日本シリーズも現状維持する意見で、日本シリーズを含めてポストシーズンとしたいセと差が生じた。

小嶋理事長(日本ハムオーナー代行)は「パは現在のプレーオフのやり方、また日本シリーズの価値を高く評価しています」と話した。現状では両リーグで思惑の異なる点が多く、今後の会議で歩み寄る必要がある。7月5日のオーナー会議までに、ポストシーズンの具体的な形を出す予定で議論を進めていく。

◇WBC日本案

実行委員会ではWBCの運営について、日本としての意見をまとめた。米国時間12日にニューヨークでWBCに関する会議が行われ、長谷川コミッショナー事務局長らが出席する。次回開催に向け、日本は、

(1)
開催時期の改善
(2)
各国が参加する組織委員会による運営
(3)
審判や組み合わせの改善

などを提案する。

◇攻守交代短縮

セ、パ両リーグが8日、イニングインターバル計測結果を発表した。今季、監督会議で試合時間短縮のために攻守交代(2分15秒以内)イニング途中の投手交代(2分45秒以内)の目標時間を申し合わせ、調査を続けていた。セは4日、パは4月27日現在の数字で、チーム平均インターバル総平均はセが2分30秒、パが2分34秒。攻守交代の平均はセが2分7秒、パは2分15秒、イニング途中の投手交代はセが2分36秒、パは2分43秒。12球団別は攻守交代が最も早かったのは巨人で1分58秒、投手交代後のプレー再開は広島の2分18秒。

◇その他の主な審議事項

(1)
四国アイランドリーグ所属選手のドラフト対象について
(2)
北京五輪に向けての対策
(3)
協約改定委員会からの報告
(4)
労組日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)との事務折衝の内容報告

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ボビー“原マジック”警戒…9日から交流戦スタート[報知]

2年目を迎えたセ、パ両リーグ交流戦は9日、昨年の日本シリーズの再現となる阪神−ロッテ(甲子園)など6試合でスタートする。セで首位を快走する巨人は清原不在のオリックスと対戦し、パの首位西武はヤクルト戦。昨年と同じく各チームは1カード6試合(ホーム、ビジター各3試合)で計36試合を戦うが、昨年の交流戦で優勝したロッテ・バレンタイン監督は、セの要注意チームに巨人を挙げた。

ボビーが「巨人警報」を発令した。ロッテのバレンタイン監督が8日、今季の交流戦でセ・リーグ首位を走る巨人を最警戒する考えを示唆。「ジャイアンツは昨年よりさらにいいチームに仕上がっている」と警戒心を募らせた。

阪神3連戦で交流戦のスタートを切るロッテだが、指揮官は日本シリーズの再戦に大きな関心を示さなかった。相次ぐ報道陣の質問にも「たまたま日程がそうなっているだけ」とサラリ。昨年のシリーズで4連勝を飾った猛虎より、気にかかるのは新生巨人だった。

今季はロッテから李承ヨプ、小坂が移籍。矢野、内海、福田といった若手の活躍も目立ち、西岡、今江がブレークした昨年のロッテと似た雰囲気を持っている。巨人戦は26日からとまだ先だが、ボビーは「今年のジャイアンツがいいチームであるのは確かだ。要注意だと思う」と警戒。巨人が生まれ変わった最大の要因として「新監督が今年、チームに新たな姿勢を植え付けた」と原監督の存在を挙げた。

昨年は交流戦優勝からアジア一に駆け上がった。「今年は交流戦の結果がシーズンにどう影響するか分からないが、楽しみにしている」と不敵に笑ったボビー。打倒・巨人が連覇への近道と踏んでいるのかもしれない。

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交流戦初代王者のロッテ、開幕カードは日本シリーズ再現[サンスポ]

9日からは日本シリーズの再現となる阪神3連戦。第1、2戦で先発が予想されるバーン、久保が軽めの調整で汗を流した。昨季、交流戦を制したバレンタイン監督は「初代王者というのは、2度となれないもの。誇りに思っている」と振り返る。現在、3連敗で5位のマリーンズ。交流戦に勝って6冠を手にした昨季と同様、浮上の足がかりにしたいところだ。

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“シリーズ再対決”西岡&赤星が火花[スポニチ]

交流戦を前に関西圏内で対戦する4球団の選手代表が神戸市内のホテルで会見。ロッテ・小林雅、西岡、阪神・金本、赤星、オリックス・吉井、川越、巨人・小久保、矢野が抱負を語った。

甲子園での注目はリードオフマン対決だ。昨年初の盗塁王に輝いた西岡は「まだ赤星さんとはレベルが違う」と謙虚ながら、日本シリーズで4連敗を喫した赤星は違う。「西岡君が安打を打ったら、僕も絶対に安打する。もし(西岡が)凡打しても僕は安打を打つ」と5年連続盗塁王はプライドをむき出しに雪辱を誓った。

もちろん、火花を散らすだけではない。「ガムシャラにやっていたので昨年のことはよく覚えていない。ただ藤川さんの直球はすごかった」。西岡はWBCで同僚だった先輩との勝負も楽しみにしていた。

◇今江MVP再現だ

昨年の日本シリーズ再現をロッテ・今江が狙う。ここ10試合で22打数8安打、打率.364と調子は上向きで8打席連続安打でMVPとなった状態に近づきつつある。「右方向へライナーが出てきた。交流戦でもMVPを狙える」とロブソン打撃コーチ。今江も「甲子園の応援は凄いけれど、それにのまれないようにしたい」と意気込んでいた。

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ロッテのバーンと久保が阪神戦に向け調整[ニッカン]

阪神との交流戦初戦の先発が予想されるロッテのバーンと久保が8日、甲子園で練習を行った。バーンは「阪神はバッターもピッチャーもいい選手が揃っている」と話す。久保は「赤星さんを走らせると球場も盛り上がってしまう」と金本、今岡らと共に警戒を強めていた。

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ロッテは日本シリーズ再演で勢いに乗る?[ニッカン]

ロッテは4連勝した日本シリーズの「再演」で再浮上のきっかけをつかむ。現在は3連敗中で、首位に2.5ゲーム差の5位だが、昨季は交流戦の初代王者に輝き、勢いに乗った。今季の交流戦初カードの相手は、昨年日本シリーズの相手阪神。バレンタイン監督は「昨年のセ王者とパ王者が戦うだけだが、そういう意味では楽しみになる」と話した。リベンジを期待するファンで完全アウエー状態になる甲子園も関係なく、再スタートを切るつもりだ。

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パのプレーオフはセ提案に同調せず[スポニチ]

パ・リーグは8日、理事会を開き、セ、パ合同で来季導入を目指すポストシーズンゲーム(プレーオフ制度)で、セ・リーグ提案に同調しない方針を固めた。セが前提条件に掲げた「公式戦146試合維持」に現状136試合のパは折衷案の「141試合」を提示する方針。「公式戦勝率1位を優勝と規定する」にもパはプレーオフで優勝を争う現状の制度維持で一致した。両リーグは9日、検討会を開くが、難航は必至となった。

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パから141試合案[報知]

セ・リーグが来季から実施する方向で検討に入ったポストシーズンゲームについて、パ・リーグは8日、東京・銀座の連盟事務所で行われた同理事会で、公式戦を141試合とし、開催したらどうか−との意見が出された。9日に行われるセ・パ合同の検討会議で正式に提案する。

4月17日に行われた第1回の検討会議では、セ側から公式戦146試合を維持した上での合同開催が提案され、大きな異論は出なかった。しかし、選手会側は試合数増に「負担が大きくなる」と難色を示しており、この日、小池唯夫・パ会長も「146試合は難しいのでは。交流戦を減らすのは困る」との見解を示した。

パ側は従来通り「ポストシーズンゲームはレギュラーシーズン1位を決めるもの」との考えで、公式戦とは切り離し、開催方法を模索しているセ側との隔たりは大きい。公式戦試合数でも考え方の違いが浮き彫りとなり、今後の調整は難航しそうだ。

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パ・リーグが公式戦試合数増で合意[ニッカン]

パ・リーグは8日、理事会を開き、プレーオフ制度について協議し、セが求めるレギュラーシーズンの試合数増を受け入れる意向でまとまった。ただ現行136試合制をセが要望する146試合制にまでにすることには選手会の反対もあり、小池会長は「146試合までいけるかどうかは分からない」と話すにとどまった。また日本ハムの新庄が試合で着用した襟付きアンダーシャツについて、使用の可否は今後も現場の審判員の判断に委ねることを確認した。

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セ、パとも制限時間内に交代[ニッカン]

セ、パ両リーグは8日、今季から公式戦のスピードアップのために時間制限を設けた攻守交代時(2分15秒以内)、イニング途中の投手交代時(2分45秒以内)の計測結果を発表し、両リーグとも両条件で時間制限内の数字を示した。セは4日、パは4月27日現在の計測結果をまとめ、攻守交代の平均時間は、セが2分7秒、パが2分15秒。投手交代はセが2分36秒、パが2分43秒だった。12球団で攻守交代が最も速かったのは巨人で1分58秒。投手交代は広島の2分18秒が最速。

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