わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月9日

阪神7−2千葉ロッテ(甲子園)

阪神がロッテを下して連勝、貯金を今季最多の6として2位に浮上した。阪神は5回までにシーツの8号ソロ、今岡の5号ソロなどで4−0とリード。その後2点差とされるが、8回に今岡の適時三塁打、矢野の適時二塁打などで3点を挙げロッテを突き放した。先発・オクスプリングは5回1/3を投げ被安打4、1失点で2勝目。その後も5人の継投でロッテ打線を14三振2失点に抑えた。ロッテは先発・バーンが4失点、3人目・内が3失点、6回7回の1死満塁のチャンスも活かせず、今季2度目の4連敗で5割に逆戻り。

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4連敗

昨季王者ロッテが、阪神の意地に屈した。日本シリーズで4連勝し、昨年の交流戦も3勝2敗(1分け)と勝ち越していたが、対阪神7試合ぶりの黒星。昨年6月3日依頼の敗戦で今季2度目の4連敗となった。

初回の守りで、4番ベニーにアクシデントが襲った。1死三塁から、シーツのセカンド後方の打球を追って、二塁手・塀内と交錯。左すね付近にスパイクを受けて流血し、担架で運ばれた。塀内は「ベニーが最初動いてなかったので追いかけた。声も聞こえなかった」と説明。すぐに病院で縫合したが、チームトップタイ4本塁打20打点の主砲が、試合出場も微妙な状況となってしまった。

仲間の声もかき消すような大声援の中、シーツ、今岡に本塁打を浴びるなど計7失点。逆に打撃陣は6、7回と1点を奪った後に、1死満塁のチャンスをつくりながら、いずれも追加点を奪えなかった。甲子園でのプレーに、バレンタイン監督は「野球界の中で1番楽しめる球場」と気丈に話すしかなかった。

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ロッテ・ベニー左すねを4針縫う[ニッカン]

ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(34)が9日の阪神1回戦(甲子園)1回の守備で、シーツの右飛を捕球した際に二塁手・塀内と交錯して左すねを負傷。兵庫・西宮市内の病院で精密検査を受け、左すねの打撲と裂傷と診断され、4針縫合した。10日後に抜糸の予定。10日の試合出場は当日の様子を見て決める。

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来季ポストシーズン導入、白紙も[ニッカン]

来季からのポストシーズンゲーム導入が暗礁に乗り上げた。9日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれたポストシーズンを検討する会議で、セ、パ両リーグの見解に大きな差が出た。パ・リーグは

(1)
交流戦36試合を維持したシーズン141試合制
(2)
プレーオフでリーグ優勝を決め、両リーグ代表チームによる日本シリーズの維持

という2点を提案した。すでにセは146試合制と、シーズン1位をリーグ優勝とした上で日本シリーズを含んだポストシーズン制という方針を示している。

さらに根来泰周コミッショナーが会議で「歴史ある日本シリーズは、両リーグの優勝チームが日本一を争う形でないと落ち着きが悪いのではないか。また、今後は国際試合が増える見込みで、試合増は流れに反するのではないか」と、暗にセ案を否定する見解を述べた。根来コミッショナーは「機構はシリーズの主催者でもあり、こうした問題点を念頭に議論して欲しいという意味で発言しました」と説明したが、各球団の代表は重く受け止めていた。

巨人清武代表は「コミッショナーが正面から反対されたので、どうするか考えないといけない」と慎重に語った。阪神野崎取締役は「ポストシーズンをやらないか、(セが)独自のものをやるか。(両リーグの歩み寄りは)難しいでしょう」と、後ろ向きな見方を示した。今後は各リーグが理事会で検討するが、互いに譲れない部分でもあり、ポストシーズン導入が白紙となる可能性も出てきた。

◇宮本選手会長、ポストSよりドラフト改革

労組日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(35=ヤクルト)は9日、ポストシーズン問題への議論の集中に、疑問を投げ掛けた。「146試合やるか、やらないかの前に、構造改革していないのが納得いかない。1月にはドラフトを考えると言ってくれたのに、置き去りにしている」とドラフト制度の改革が最優先と強調した。さらに、プレーオフについては「基本的には賛成だけど、この時点では賛成も反対もない」とだけ話した。

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好機生かせない…ロッテ、熱狂的声援に飲まれリベンジ許す[サンスポ]

虎党の熱狂的な声援に、王者の強さはかき消された。昨年の日本シリーズの再現。4連勝で圧勝した実力を見せつけるはずが、逆にリベンジを許した。

バレンタイン監督
「阪神は(昨年と)ほとんど同じメンバー。いい投手が増えたかな。甲子園?野球界の中で1番楽しめる球場だよ。」

バレンタイン監督は、皮肉まじりに振り返った。バーンが5回途中KO。打線も6、7回の1死満塁の好機を生かせない。あのときとは何かが違う…。聖地の雰囲気に飲まれたようなプレーが続いた。

試合の流れを決めたのは先制点だった。1回、赤星の打球は塀内の正面をつく二直…のはずが、これをはじいてしまう。1死三塁の場面ではシーツの打球をベニーと塀内が交錯。お互いの声が届かない大歓声の中で、かろうじてベニーがキャッチしたが、その場に2人は倒れこんだ。飛び出していた赤星は1度、三塁に戻ってからタッチアップに成功した。これも聖地のリベンジなのか…。

「今日はいい当たりが出なかったけど、また必ず出ると思う」とボビー。思えば昨年も初戦で破れながら交流戦V。王者の戦いはこれからだ。

塀内
「(1回の衝突について)「最初に(ベニーを)見たとき、動いていなかった。自分が行かないと、と思った。最悪です…。」

◇“虎キラー”今江パワー及ばず…

“虎キラー”のパワーが足りなかった。6回1死一、二塁の場面で、今江が三遊間を破る左前適時打。「流れを変えたいと思っていた」と反撃ののろしをあげたが、後続が凡退した。昨年の日本シリーズでMVPに輝いた今江だが、9回には空振り三振で最後の打者に。「ゲンがいい球場?そんなことはない。土のグラウンドだし、気を使う球場です」と残念そうだった。

◇ベニーは左すねの打撲と挫傷

ベニー・アグバヤニ外野手(34)=阪神1回戦(甲子園)の1回、右飛を捕球した際に二塁の塀内と衝突、途中退場した。西宮市内の病院で検査した結果、左すねの打撲と挫傷と診断され、4針縫った。抜糸は10日後の予定。

◇エルフちゃん12日に1軍復帰

ベースボール犬のエルフちゃん(ラブラドールレトリバー、メス、11ヶ月)の1軍復帰が、12日の広島戦(千葉マリン)に決まった。始球式を務めるイラストレーターのリリー・フランキー氏にボールを渡す。エルフちゃんはデビュー戦で暴走し、その後2軍で2試合に“調整登板”。1軍昇格が決まった。吉田広報は「勝利の女神になってくれるといいですね」と期待。交流戦の本拠地開幕に花を添える。

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セ、パの溝深く…「ポストシーズン」協議暗礁に[サンスポ]

来季からの「ポストシーズンゲーム」導入に向けた協議が暗礁に乗り上げた。2度目となるセ、パ両リーグ合同の検討会が9日、都内で開かれ、パ側が

(1)
シーズンは141試合が上限
(2)
パは現行のプレーオフで優勝を決め、セ、パの優勝チームによる日本一決定戦の維持

を提案した。

日本シリーズを主催する日本野球機構の会長を兼ねる根来泰周コミッショナー(73)も会議に出席。「優勝チームどうしが日本一を争わなければ、55年にわたる日本シリーズの価値が落ちてしまう」と興行面への影響を考慮するよう、強く要望した。

セは

(1)
では146試合の維持
(2)
ではシーズン1位をリーグ優勝とし、別形態でポストシーズンを実施したい

と提案していたが、パの意見は真っ向から対立する。現状ではポストシーズンゲームの導入は困難になり、146試合でパ方式または独自方式でのプレーオフ実施か、実施見送りか、という窮地に追い込まれた。セは16日に理事会で再度協議し、29日の合同会議で再びパ側と話し合う。

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ポストシーズンゲーム来季見送りも…コミッショナーが異例見解[報知]

セ・リーグが07年からの実施を目指して検討しているポストシーズンゲームが、来季は見送られる可能性が出てきた。パ・リーグとの合同検討委員会(仮称)が9日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、根来泰周コミッショナー(73)が特別出席し「ポストシーズンゲームは極めて疑問である」と異例の見解を示した。

セ側はこれまでポストシーズンゲーム開催の前提条件を

(1)
レギュラーシーズン146試合を堅持
(2)
レギュラーシーズンの1位チームがリーグ優勝

の2つを列挙。従来の日本シリーズのようにセ・パの覇者同士が必ずしも戦うのではなく、セ・パ混合での開催も視野に入れて検討してきた。

これに対して根来コミッショナーは、まず現行の野球協約では日本シリーズは両リーグの覇者同士が争うと規定してあることを指摘。「リーグ優勝を決めてから新たなものを決めるとなると、現協約上では(日本シリーズでなく)オープン試合(戦)になる」と異例の見解を発表。日本野球機構の主催である日本シリーズそのものの価値の低下と消滅の危険性を危惧した。

パ側も

(1)
公式戦を増やしたとしても141試合
(2)
リーグ優勝はレギュラーシーズン上位3球団によるプレーオフを勝ち抜いたチーム
(3)
セ・パ対決で日本一を決める従来の方式を維持

の3点を強く主張。セ案との違いを鮮明にしたため、阪神・野崎勝義取締役も「セはセで独自でやるか、なしかも。来年からセ・パ同じ方式でというのは難しい」と来季からの開催自体に否定的な考えを示した。16日にセ6球団と理事会を開き、来季の開催見送りを含め、今後の方向性を決めることになる。

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優勝決定と試合数で不一致[ニッカン]

セ、パ両リーグによるプレーオフ協議会が9日、都内で開かれ、リーグ優勝決定方法とレギュラーシーズンの試合数で意見が分かれた。セ側はレギュラーシーズンの146試合制を維持し、優勝もレギュラーシーズンの1位チームとすることを要望。しかしパ側は優勝は現行と同じくレギュラーシーズン上位3チームで争うプレーオフで決めるとし、試合数も最大で5試合増の141試合制とした。出席した根来コミッショナーからは日本シリーズがリーグの優勝チーム同士の対決とならない場合は「(日本シリーズの)価値が落ちる」として、興行面などへの影響を十分考慮して議論するよう要望が出された。

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ロッテ、歓声に守備乱れ[スポニチ]

日本シリーズの雪辱に燃えた阪神ファンの大歓声に守備が乱れた。初回1死三塁、シーツの浅い右飛でベニーと二塁・塀内が衝突。ベニーは捕球したがこの間に先制点(記録は犠飛)を許した。「声の連係が全然通じない」と西岡。内野に返球さえすれば失点は防げたと報道陣から指摘されたバレンタイン監督は「ソウデスネ…」とため息。昨年の交流戦王者はこれで4連敗。勝率は5割に逆戻りした。

◇ベニー、左ひざ強打し交代

ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(34)が9日、阪神1回戦の初回、右翼の守備で二塁・塀内と交錯。左ひざを強打して途中交代。そのまま病院へ直行して、精密検査を受けた結果「左すね打撲」と診断され、裂傷も負っていたため4針縫合した。抜糸は10日後の予定。バレンタイン監督は「大したケガでないことを祈りたい」と話した。10日以降の出場は、様子を見て決める。

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バーンが阪神打線につかまった[ニッカン]

ロッテ先発のバーンが4回3分の0を6安打4失点で降板した。シーツ、今岡に本塁打を浴びるなど苦しんだ。阪神先発のオクスプリングに中越え二塁打を浴びた場面でマウンドを降りた。「最少失点に抑えたかったが…。ピッチャーにヒットを打たれてはいけないよ」と悔やんだ。

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ロッテ力負け…昨年の面影なし[報知]

約7ヶ月前に宙に舞った甲子園で、ボビーは何度も険しい表情を浮かべた。主砲の離脱、投手の乱調、打線の勝負弱さ…。今のロッテに阪神に競り勝つ強さはなかった。今季2度目の4連敗。交流戦初代王者が厳しい船出を強いられた。

悲劇は初回に起きた。1死三塁のピンチで、シーツの飛球は右翼前方へ。右翼手のベニーは一瞬ボールを見失い、二塁手の塀内も打球を追った。ボールはベニーがつかんだが、2人は激しく衝突。塀内のスパイクが助っ人の左すね付近に入り、担架で病院に運ばれた。「自分だと思って捕りに行った。後ろから声は聞こえなかった」と塀内。甲子園の大歓声が掛け声をかき消し、クラッシュを招いた。その間に三塁走者の赤星のタッチアップを許した。

投手陣はピンチで痛打を許し、攻撃も6、7回に1点を返したが、いずれも1死満塁で後続が凡退。ボビーは「チャンスにいい当たりがでない」と嘆いた。前年優勝の交流戦開幕、一気の4連勝で日本一に輝いた対阪神。連敗脱出の要素が詰まっていた甲子園での完敗は、ロッテに暗い影を落とした。

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ロッテ「エルフちゃん」の登板日決まる[ニッカン]

ロッテのベースボールドッグ「エルフちゃん」の2度目の“登板”が決まった。12日の広島戦で、始球式の際にボールを渡しにマウンドへ行く。3月30日のデビュー戦では千葉マリンの内野を走り回り「迷走」してしまったが、その後は2軍戦でしっかりとトレーニングを積んできた。成果を出せるか?当日の始球式はイラストレーターのリリー・フランキー氏が務める。

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