5月10日5月10日阪神戦が雨天中止となったロッテは10日、甲子園の室内練習場で全体練習。前夜の試合で負傷し、左すねを4針縫ったベニー・アグバヤニ外野手（34）も参加した。出場選手登録抹消も考えられた主砲だが、今後も出場志願。交流戦初代王者が危機を逃れた。
頑強なハワイアンが笑顔で練習に参加。ベニーは別メニューながら、手応えを感じていた。
「痛みは残っているが大丈夫。感じよく振れていたことをボビーに伝えるつもりだよ。（本拠地での）DHも1つの方法だけど、グラウンドで守備をしたい」と、甲子園での出場を志願した。
ベニーは前日9日の阪神戦（甲子園）の守りで二塁手と衝突。左すねを4針縫い、出場選手登録抹消も考えられた。しかし、この日抹消された2選手のなかに、ベニーの名前はなし。「ボクにとって恵みの雨。ラッキーだね」と喜んだ。
バレンタイン監督は「どの程度まで回復するか様子を見たい」と慎重だが、この調子なら早期復帰は濃厚。交流戦初代王者として、力を発揮できそうだ。
イースタン・リーグの豊蔵一会長（78）は退場処分を受けたロッテの古賀英彦2軍監督（66）に厳重戒告と制裁金5万円を科した。9日の楽天戦（山形）の7回の攻撃で右翼ポール際の打球をファウルと判定され、球審に暴言を吐いて退場となった。
イースタン・リーグの豊蔵一会長は10日、退場処分を受けたロッテの古賀2軍監督に厳重戒告と制裁金5万円を科した。9日の楽天戦（山形）の7回の攻撃で右翼ポール際の打球をファウルと判定され、球審に暴言を吐いて退場となった。
9日の阪神戦で左下腿部を負傷したロッテのベニー・アグバヤニ外野手（34）が、11日以降の強行出場を志願した。前夜、守備の際に二塁手・塀内と交錯したベニーは、スパイクが左ひざ下に刺さり、打撲と挫創で4針を縫合。「抜糸まで10日間を要する」との診断から戦線離脱が心配されたが、雨天中止となったこの日、いきなり練習に合流した。
驚異の回復力だった。悲劇から一夜、患部は生々しく紫色に変色していたが、動きは軽快そのものだった。「監督の判断次第だが、明日の試合は出たい」と別メニューながら、室内練習場でキャッチーボールとティー打撃を敢行。回復をアピールした。
バレンタイン監督は「明日の状態を見てから」とDH制がない11日の出場は明言しなかったが、手負いの主砲は「抜糸も5日で済ませたい。打つのも走るのも守るのも問題ない」とやる気満々。4連敗中と苦しむチームに超人・ベニーが気合を注入する。
昨季の交流戦王者ロッテには2重の「ラッキーデー」になった。4連敗中と元気がなかったが、10日阪神戦は雨天中止。バレンタイン監督は「チームにとっても良かったと思う」と歓迎した。前日9日の試合ではベニーが守備中に味方と交錯して左すねを4針縫うケガを負った。「昨日の今日だし、まだ痛みはある」と話していたばかり。バレンタイン監督はベニーの出場については「明日（11日）の状態を見て決める」としたが「彼にも恵みの雨になった」と喜んだ。
“鉄人”ベニーが11日の阪神戦（甲子園）に出場志願だ。「調子はいいし休みは困る。ボビーに出場できると伝える」。9日の守備で二塁・塀内と激突。左すねを打撲した上に、スパイクの刃で左ひざ下に約3センチの裂傷も負い4針縫合したが、お構いなしだ。この日の試合は降雨中止。室内でベニーのキャッチボールを見たバレンタイン監督は「今日は出場できる状態でなかったので、いい雨になった」と笑顔。チームは4連敗中だけに、主砲の存在は心強い限りだ。
先発予定だった久保が11日にスライド登板する。「雨には勝てません。別に登板がずれるのは気にしない方ですから」とキャッチボール、ダッシュなどで調整した。甲子園は関大一のエースとして98年センバツで準優勝した思い出の球場。決勝では横浜高・松坂（現西武）と投げ合ったが「あまり覚えていないんです。ただ（球場が）独特のにおいがしていた」と振り返るなど終始マイペースだった。
イースタン・リーグの豊蔵一階調は、ロッテ古賀英彦2軍監督（66）に対し、厳重戒告と制裁金5万円の処分を出した。古賀監督は9日の楽天戦（山形）で判定に不服として鈴木球審に暴言を吐いたため退場処分を受けた。