わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月13日

千葉ロッテ2x−1広島(千葉マリン)

ロッテが今季2度目のサヨナラ勝ちで連勝し、4位に浮上した。1点を先制されたロッテは7回、代打・パスクチが来日初の代打ホームランを放ち同点に追いつくと、延長10回、福浦が自身通算6度目のサヨナラ打を放ちサヨナラ勝ち。3カードぶりの勝ち越しを決めて20勝目。貯金1とした。先発の清水は7回途中9安打1失点。10回を抑えた小林雅が2勝目をマークした。広島は8回まで毎回の10安打を放ったが、ロッテ投手陣の前に1点に抑えられ、昨年からロッテ戦4連敗で5位に転落した。

12345678910R
広島00000100001
千葉ロッテ0000001001x2x
パスクチ
「打球が高く上がったのでどうかなと思ったが、よくスタンドに届いてくれた。」(7回裏に代打で同点の3号ソロ)
清水直
「走者を出しながら粘ることができたのですが、先制点を与えてしまい、投げきることができなくて悔しいです。」(毎回走者を出すも7回途中まで投げ1失点)

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ボビー、誕生日に勝った踊った[デイリー]

「ホントニ〜、スバラシイデスネ〜!」。ロッテ・バレンタイン監督にとって56回目の誕生日は格別だった。雨中の延長戦を福浦のサヨナラ打で制し、日本では第1次政権の95年以来、11年ぶりのバースデー勝利だ。

「アメリカでもしばらく誕生日に勝っていなかった。選手がいいプレゼントを贈ってくれた」。もちろんボビーの興奮は最高潮に達し、次に取った行動は「踊りたいデス!」。

ユニホームを脱ぎ捨て、黒いダンス衣装に身を包んだボビーが、球場正面の特設ステージで得意の「チャチャ」を披露した。1回では飽き足らなかったのか「踊りたい人はドウゾ〜!」と詰め掛けたファンを次々とステージへ上げた。

もちろん、男性ファンが手を上げても「オトコデスカ〜?チガウ!」と拒否。3人の女性ファンとダンスを堪能した指揮官は「ファンの人と身近で接するのは楽しかったよ」と上機嫌で監督室へ戻っていった。

今後も定期的に踊る予定で「ダンスが楽しいものだと思ってもらえればいい」。ついには本業を忘れ、ダンスの伝道師を宣言してしまったボビー。忘れられない誕生日になったはずだ。

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ボビー56歳の祝い、ロッテサヨナラ勝ち[ニッカン]

誕生日ケーキより甘く、嬉しい結末だった。延長10回裏2死満塁。打率リーグトップを快走するロッテ福浦が、143キロ直球を振り抜く。打球は一二塁間を抜けた。サヨナラ勝ちに、ナインは振り続ける雨の中ではしゃぎまくった。

延長10回のための9イニングがあった。先発の清水は毎回走者を許しながら、7回途中まで1失点。試合を壊さない。藤田、薮田、小林雅の方程式も崩れない。用意された最終回の2死二塁では、まだプロ初安打も記録していない新人の根元が敬遠。野手の正面を2度突いていた鋭い打球が、相手の警戒を呼んだ。続く渡辺正の死球が福浦の打席を引き込む。時を待ち束になり、圧力をかけ続けた。

合言葉は決まっていた。福浦は「ボビーの誕生日だったんで『何とか』と思っていました。嬉しいですよ」と振り返る。指揮官の56歳の誕生日に負ける訳にはいかなかった。試合前にはケーキを前に大きな拍手で祝福。数時間後、歓喜の拍手に変わった。

バレンタイン監督には、たまらない白星だ。「相手投手が非常にいいできの中、いいプレーをしてくれた。これ以上ない、誕生日プレゼントを贈ってくれた」と喜ぶ。監督室での会見後は、球場正面の特設ステージで、ファンの前で得意のダンスを披露。5連敗の後の連勝。交流戦初代王者が、勝利のステップを取り戻した。

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ボビー「祝」56歳…福浦10回サヨナラ打!アリガトウ[報知]

劇的な結末に、バレンタイン監督は興奮を隠そうとしなかった。「アリガトウ!スバラシイ!」歓喜に沸くベンチで、大きな声を張り上げた。56歳のバースデーに、今季2度目のサヨナラ勝ち。年齢も忘れ、子供のようにはしゃぎ回った。

ボビーのために−。激しい雨の中、ナインが1つになった。清水が、7回途中まで1失点の粘投。YFKが無失点でつなぐと、決着をつけたのは福浦だった。延長10回2死満塁。林の内角直球を引っ張り、右前へサヨナラ打。「監督の誕生日で何とか勝ちたかった。最後に僕が打ててよかった」。びしょぬれの首位打者が、会心の笑みを浮かべた。

指揮官のマジックもはまった。7回、代打・パスクチが左翼へ同点本塁打。前日(12日)、1軍初出場したばかりの根元は、10回に勝利へつながる敬遠四球を引き出した。「相手投手のデキがいい中で、みんないいプレーをしてくれた。米国も含めて、誕生日に勝ったのはしばらくぶり。この上ないプレゼントになったよ」。あえて巧みな用兵には触れず、選手に感謝した。

試合後は自らサプライズを演出。かねて用意していた衣装に素早く変身し、球場正面の特設ステージで、3人の女性ファンと「チャチャチャ」のダンスを共演。“勝利の舞い”で「ボビーの日」を心ゆくまで楽しんだ。

阪神相手にまさかの連敗スタートとなった交流戦も、本拠地での2連勝でタイ。再び貯金1とし、4位に浮上した。セ球団相手に初代王者の貫録を見せるのはこれから。ロッテが今年も交流戦を足がかりに、急上昇する。

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ボビーに最高のバースデー!サヨナラ勝ち、そして踊った![サンスポ]

初代交流戦王者のことも忘れちゃ困る。延長10回2死満塁から、福浦が右前へサヨナラ打。バレンタイン監督の56歳の誕生日を白星で祝った。

「思いきりいこうと思っていた。今日は監督の誕生日。何としても勝ちたかったので、打ててよかったです」。パ・リーグの首位打者が、興奮気味に振り返る。この日は第4打席まで凡退。慣れないセ・リーグの投手に「タイミングがわからなかった」と苦しんだが、第5打席は気持ちを込めて振りぬいた。

チーム一丸の勝利だ。1点ビハインドの7回。代打・パスクチが値千金の同点ソロを左中間席に運んだ。投げては、清水が7回途中まで9安打を浴びながら1失点と粘投。最後は、いつものように『YFK』が締めくくり、指揮官のバースデーに花を添えた。

「(勝利は)最高の誕生日プレゼントになったよ」とボビー。試合前にも選手、スタッフから祝福を受け、試合後はファンとダンス。至福の1日となった。阪神に2連敗した後の2連勝。ロッテが得意の交流戦で本領を発揮し始めた。

◇得意の『チャチャチャ』を披露

試合後、バレンタイン監督が球場正面ステージに正装で登場。得意の社交ダンス『チャチャチャ』のステップを披露した。雨にも関わらず、集まったファンは約1000人。女性ファン3人をステージに招いて、ダンスを楽しんだ。「とても楽しかったよ。今度は他のステップを取り入れたいね」とボビー。今後は土曜日の試合後にダンスをする予定。“サタデーダンス・フィーバー”となりそうだ。

◇西岡が欠場

西岡剛内野手(21)=首痛のため、大事をとって広島2回戦(千葉マリン)を欠場した。前日の同1回戦で内野安打した際に痛めた。今後の出場は様子を見ながら決める。

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ボビー、サヨナラ56歳誕生日[スポニチ]

HAPPY BIRTHDAY BOBBY!ロッテは13日、千葉マリンで広島と対戦しサヨナラ勝ち。延長10回2死満塁から福浦和也内野手(30)の右前打で決めた。昨年の交流戦王者が首位打者の劇的な1打で雨中の死闘を制した。チームも連勝で4位に浮上。56歳の誕生日を白星で飾ったボビー・バレンタイン監督も笑顔でナインを称えた。

一塁に走りながら福浦は人さし指を雨空に突き刺した。控えめな男が見せた派手なサヨナラポーズ。火照った体に降りしきる雨が心地よかった。「本当に嬉しい。監督が誕生日で勝ちたかった。なかなか点が取れなかったけど最後に僕が打ててよかった」と福浦。

バレンタイン監督の56歳の誕生日を白星で祝いたい。福浦の思いが野球の神様に伝わった。延長10回、広島の守護神ベイルが左足故障のアクシデント。2死二塁からプロ無安打のルーキー根元を広島バッテリーは何と敬遠だ。続く渡辺正が死球で満塁機が巡ってきた。

それまで4打席無安打。だが、パ・リーグ首位打者の意地がある。カウント1−1から、初対戦の林の得意球スライダーをファウル。直球もスライダーも球筋を見極め打撃の天才は確信した。「両方いける」。続く内角直球を一、二塁間に運び、2年ぶり6本目のサヨナラ打だ。

5年ぶりの首位打者奪回に尊敬するイチローとの再会があった。福浦はイチローが海を渡った01年に首位打者を獲得。以降5年連続で3割を打っている後継者である。WBC日本代表が2月に福岡合宿をした際、イチローと食事を共にし「野球の話はしなかったけど、何年ぶりかで会えたので本当に嬉しかった」と目を輝かせた。昨オフには持病の腰を手術。例年にない体調の良さが打率.366というハイアベレージを支えている。

「選手達がこの上ない誕生日プレゼントをくれた」。交流戦優勝の昨年はヤクルトに惜敗しただけにボビーは大喜び。試合後に球場正面ステージで女性ファンとの社交ダンスを披露した。5月初連勝で貯金1とし4位にも浮上。交流戦前年王者がV2へ弾みをつけた。

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西岡が首痛で欠場[ニッカン]

ロッテ西岡剛内野手(21)が首痛のため、大事をとって試合を欠場した。前日の試合で内野安打した際に痛めた。今後の出場については様子を見ながら決める。

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WBC第1回大会は黒字[ニッカン]

3月に行われた第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の運営委員会が12日、ニューヨークで開かれ、大会収支が黒字だったことなどが報告された。会議に出席した日本プロ野球機構の長谷川事務局長が明かした。また詳細は公表されていないが、収支は当初予想より少なかった。

日本は審判問題や順位決定方法などについて6月5日のプロ野球実行委員会で意見をまとめる方向。参加16チームが、大会運営について6月19日までに意見を提出し、米大リーグのオールスター(7月11日・ピッツバーグ)時に話し合う。

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