わたしはかもめ2006年鴎の便り(5月)

便

5月14日

千葉ロッテ4x−3広島(千葉マリン)

ロッテが2試合連続延長戦でのサヨナラ勝ちで3連勝を飾り、貯金を2にした。2試合連続のサヨナラ勝ちは2年ぶり。2回にフランコと橋本の2本のソロで先制すると、4回にも橋本の三塁打で加点。7回に追いつかれ同点で迎えた10回裏、サブローが押し出しの四球を選び試合を決めた。広島は2点を追う7回、福井の押し出しと倉の適時内野安打で追いつくが、9回の1死満塁、10回の1死一、三塁のチャンスを生かせなかった。去年5月の西武戦以来、2試合連続のサヨナラ負けを喫した。チームもロッテ戦5連敗で借金6となった。

12345678910R
広島00010020003
千葉ロッテ0201000001x4x
サブロー
「打ちたかったが、待てのサインだったので待った。」(サヨナラの押し出し四球)
根元
「黒田さんのような好投手から打てたことは、いい経験になる。」(プロ初安打)
渡辺俊
「2四球は余分だったが、いい感じで投げられた。」(7回途中まで3失点)

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ボビー安心“李の穴埋まった”今度の大砲は米国製[夕刊フジ]

穴は埋まった!?2試合連続のサヨナラ勝ちで3連勝を飾ったロッテ。快勝もさることながら、今季のチームの懸案事項も解決しそうだ。

バレンタイン監督
「良いチームは接戦で勝つもの。今、ウチはそれができているね。」

交流戦開幕カードの阪神戦で2連敗。チームは最悪のムードに陥っていただけに、広島を3タテした価値は相当なもの。だが、バレンタイン監督の歓喜の理由はこれだけではない。懸案事項だった二遊間のスペシャリスト小坂、左の大砲・李の穴が埋まりそうな見込みとなったからだ。

巨人に移籍した小坂の穴を埋めてくれそうなのは新人・根元。12日の広島戦で1軍昇格。この日1番ショートで出場し3回にプロ初安打の左翼線二塁打、5回にも技ありの左前打をマーク。バレンタイン監督はポスト小坂として塀内、渡辺正を起用したがハマらず。それだけに「若手が活躍してくれればチームにいい気分が伝わってくる」と指揮官もベタボメだ。

同じく巨人に流出した李の後釜候補もメドがつきそう。この日、アスレチックス3Aサクラメントの左の大砲、マット・ワトソン外野手と契約交渉に入っていることが判明した。ワトソンは28歳。メジャー歴は通算2年で34試合、打率.183、0本塁打。が、サクラメントでは32試合で打率.317、5本塁打、28打点と活躍。バレンタイン監督は「興味はあったが契約することにはなっていない」と否定したが、同球団の公式HPでは「ロッテに売約済み」と発表。ロッテ球団関係者は「多分契約することになると思う」と交渉が大詰めに入っていることを示唆した。

新戦力としてこの2人がハマれば苦境モードのロッテの巻き返しもバッチリ?

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サブロー、サヨナラ押し出し!ロッテ連日劇勝[報知]

ボビー・ロッテが、2日連続の延長サヨナラ勝ちだ。3−3の10回1死満塁で、打席にはサブロー。カウント0―3から永川の直球が高めに外れると、大歓声の中で静かにバットを持ったまま、一塁に到達した。サヨナラの押し出し四球。殊勲のサブローはナインにもみくちゃにされ、歓喜の渦にのまれていった。

「最後は打ちたかったけど、『待て』のサインが出た。僕は何もしていないんですけどね」と、お立ち台で頭をかいた背番号3。ロッテ・ファンは爆笑しながら、2004年8月1日の西武戦以来、2年ぶりとなる2試合連続サヨナラ勝ちに酔いしれた。

先発・渡辺俊が7回2死まで3安打1失点の好投も、そこから2連続四球と突然乱れ、降板。2番手の藤田が、押し出し四球と適時内野安打で追いつかれる嫌な展開だっただけに、最高の結末だ。バレンタイン監督は「いいチームは接戦で勝つ。だから我々はいいチームなんだ」と、ご満悦。阪神に2連敗で開幕した交流戦だが、広島に3連勝し、昨年の覇者が勢いに乗ってきた。

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試合が長引けば負けない!ロッテ2試合連続サヨナラ勝ち[サンスポ]

ニガ笑いの“ヒーロー”の周りに歓喜の輪。延長10回1死満塁。ロッテ・サブローが、じっくりとボールを見送ること4度。押し出し四球だ。1度もバットを振ることなく、お立ち台に招かれた。

「自分で決めるつもりで打席に入りました。でも、何もしていない。ヒーローはボクじゃないと思いますけど…」。本人は謙遜したが、バレンタイン監督は「きわどい球をしっかりと見極めてくれた」と評価した。

チームは2試合連続の延長10回サヨナラ勝ち。いや、それだけじゃない。今季は延長戦で4戦全勝。試合が長引けば、ロッテは負けない。

「後ろ(リリーフ陣)がしっかりしているからでしょうね」。延長戦の強さを解説したのは先発の渡辺俊だった。この日も7回途中まで3失点で降板したが、そのあとを“YFK”の藤田−薮田−小林雅が無失点でつないで、サブローの押し出し四球を導いた。やはり、今季も“YFK”がチームを押し上げている。

「いいチームは接戦で勝利できる。我々はそれができている」と笑顔のバレンタイン監督。3連勝で貯金2。昨年の“指定席”はすぐそこにある。

根元
「素直に嬉しい。ほっとしました。日本を代表する投手の黒田さんから打てて、自信につながります。」(プロ入り初安打をマーク)
データBOX
ロッテの2試合連続サヨナラ勝ちは04年7月31日、8月1日(共に西武戦)以来。このときは延長11回と9回でのサヨナラ。2戦連続の延長サヨナラ勝ちとなると、98年7月10、11日の日本ハム戦(2試合とも延長10回)以来8年ぶり。また今季の延長試合はこの日で4戦4勝、サヨナラ試合も3戦3勝。

◇3A・サクラメントのワトソン獲得か

アスレチックス傘下の3A・サクラメントの公式ホームページが「ロッテがマット・ワトソンと契約する」と発表した。マット・ワトソン外野手(27)は03年にメッツ、05年にアスレチックスでプレー。メジャー通算34試合で打率.183、0本塁打、7打点の選手。このリリースについて、バレンタイン監督は「その選手に興味を示したことはあるが、契約には至っていない」と否定。しかし、サクラメント側はホームページ上で「ロッテが購入した」とも記しており、近日中に契約が発表される可能性もある。

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ロッテ、2戦連続延長サヨナラ勝ち[スポニチ]

ロッテのサブローが一塁を踏んだ瞬間、歓喜の輪が広がった。延長10回1死満塁、途中から出場した背番号3が、永川からストレートの押し出し四球を選ぶ。2試合連続延長サヨナラ勝ちだ。

「打席に入る時、ボビーから“レッツゴー”と声をかけられ、自分で決めようとしたんですけれど…。0−3から待てのサインが出た」。バットを振らずしての勝利打点。お立ち台に上がったヒーローは照れ笑いを浮かべた。2戦連続サヨナラ勝ちは04年7月31日、8月1日の西武戦(千葉マリン)以来2年ぶり。開幕から波に乗りきれない昨年の交流戦王者にとっては最高の形となった。今季延長戦は4戦全勝。「よいチームというのは接戦で勝利するもの。サブローは際どい球をしっかりと見極めてくれた」とバレンタイン監督。再び貯金2。この勢いは加速していく。

◇新外国人にワトソン浮上

ロッテは新外国人として、アスレチックス傘下3Aサクラメントのマット・ワトソン外野手(28)の獲得を目指していることが14日分かった。ワトソンはメジャー通算34試合で打率.183、本塁打0、7打点の右投げ左打ち。昨季3Aで打率.315、本塁打17、打点81だった。すでにサクラメントを退団しており、同球団のホームページは「ロッテと契約した」と報じた。バレンタイン監督は否定したが「興味を持ったのは事実」と話しており、今後は金銭を含めた交渉となる。

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ボビー2戦連続サヨナラ、押し出し四球[ニッカン]

ヒーローが一塁ベースを踏むのが、スタートの合図だった。サヨナラ押し出し四球を選んだサブローに、ロッテナインが一斉に覆いかぶさる。千葉マリンに2日連続で同じ光景が広がった。延長戦での2試合連続サヨナラ勝ちは、98年7月以来。8年ぶりの快挙は、昨季の王者ロッテに「運」が向いた証しでもあった。

ヒーローインタビューに遅れて登場したサブローは開口1番、「今日のヒーローは僕じゃないと思います」と爆笑を誘った。10回裏1死満塁のチャンス。昨季の「つなぐ4番」も、今季は打率1割7分8厘と苦しんでいた。不調のためこの日も途中出場。バレンタイン監督からは「レッツゴー!」と送り出されたが、ストライクが来ない…。

4球連続で悠然と見逃した。バットを1度も振らずにヒーローになった。試合終了時刻は4(球)並びの4時44分。サブローは「何にもしてないんですけどね」と、思わぬ「運」に苦笑いを浮かべるばかりだった。

もちろん「運」だけではない。9回には薮田が1死満塁を、10回には小林雅が1死一、三塁のピンチを切り抜けた。前半戦は、救援陣が崩れる場面もあったが、ここ1番で踏ん張る。バレンタイン監督は「いいチームは接戦で勝利を挙げる」とご満悦だ。

これで広島戦3連勝。直前までは5連敗と苦しんだが、盛り返してきた。連敗中も、幸運にも一緒にパ・リーグの上位陣が敗れることが多く、4位ながら首位との差はわずか2ゲーム。「運」も大切に、再び上昇気流に乗っていく。

◇交流戦史上2度目

ロッテが連日のサヨナラ勝ち。交流戦で2試合連続サヨナラ勝ちは、昨年西武が5月28、29日広島戦で記録したのに次いで2度目。ロッテの2試合連続サヨナラ勝ちは04年7月31日、8月1日西武戦以来。2試合とも「延長サヨナラ」は98年7月10日日本ハム戦の10回に福浦がサヨナラ本塁打、同11日日本ハム戦の10回に初芝がサヨナラ本塁打して以来。これで広島戦は05年○○○●○○、06年○○○と、ロッテの8勝1敗となった。

◇根元、プロ初安打

ルーキー根元がプロ初安打を放った。3回に広島黒田の直球を左翼ライン際に運ぶ二塁打。「日本を代表するピッチャーから打てて嬉しい」と喜んだ。この日は両親と姉が観戦。初安打のボールは「(母に)あげたい」と孝行息子だった。

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ロッテ、幸運な2戦連続サヨナラ勝利[デイリー]

「やはりいいチームは接戦で勝利をモノにできる。ウチがいいチームである証拠だ」。2試合連続のサヨナラ勝ちに、ロッテ・バレンタイン監督は満足げに言った。

3−3の延長10回、1死満塁。打席に入ったサブローは「自分で決める」と意気込んで打席に入った。しかし結果は、1度もバットを振らず、ストレートのサヨナラ押し出し四球だった。交流戦開幕カードは、甲子園で阪神に連敗したが、これで広島を3タテし交流戦の貯金も1。甲子園の悪夢を完全に払拭した。

チームも生まれ変わりつつある。昨年、127通りのスタメンを組んだ「ボビーマジック」だったが、今季は小坂、李(共に巨人へ移籍)の穴を埋め切れず、選択肢も大きく狭まっていた。だがこの日、プロ初安打を含む2安打を放った新人・根元や、2年目の大松が台頭。指揮官も「若い選手の活躍はチーム全体にいい影響を与える」と納得の表情だ。打率1割台と不振にあえいでいた橋本も3安打し、復調気配。役者が揃い、王者が本来の姿を取り戻してきた。

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2戦連続延長サヨナラ勝ち[ニッカン]

ロッテが延長10回、1死満塁からサブローが押し出し四球を選び、2試合連続の延長サヨナラ勝ちした。序盤から優位に進め、2回にフランコと橋本の2本塁打で2点を先制した。4月18日の楽天戦以来の1発を放った橋本は「打ったのはストレート。2年ぶりぐらいの会心の当たりでしたね」。橋本はその後も三塁打、単打を放ち、あわやサイクル安打の活躍だった。

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